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朝からイライラさせないで欲しい。
そもそも旦那さんが亡くなった時点で家を売るべき。
確かに思い出がたくさん詰まってるでしょう。
でも夫婦で働いても厳しい家計だったのに、自分一人で借金返して家計をやりくりなんて、どう考えても無理でしょう。
親戚の方に保証人になってもらってるのに…
どれだけ迷惑かけてるかわかってないですよね?
母があの重労働…息子がすれば良いのでは?
あの頭に変なバンドしてる脳天気な長男見てると腹がたちます。
豚小屋に新品の大事な靴と体操服の件。
あれだけボロボロになるまで使ったんだからおねだりしても良いとは思う。
なんとか新品を買ってもらえた…
普通、枕元に置いて寝るでしょう。
なのに何故に翌朝まで気付かない?
そんな程度の物ですか?違うでしょう?
お母さんも叱るべきですよね?どこまで甘いんだか…
早々に家を売って借金を返しましょう。
黒島結菜さんには、こういうあっけらかんとした無鉄砲さで、なんとか自分のやりたいことを叶えながら乗り切っていく役が合っている。コメディの本領発揮、なかなか面白い。
空気をよんだり、忖度したりするのではなく、自分の思いをぶつけていく痛快さ、元気さが今時の朝ドラ向きだ。腹が立つニーニーもいるが、暢子にはもっとやれと思いたくなる。
スカーレットでも黒島結菜さんの登場した頃が最も面白かった。この時も空気を読まないコメディが抜群だった。かといって、人の痛みや思いやりを理解する表現力も持ち合わせている。これからも楽しみにしている。
以前放送した朝ドラ、ごちそうさん、だって食べることがテーマで悲しいときも嬉しいときもヒロインがやたら食べているシーンばかりだった。今作もヒロインが料理人を目指す話だし食がテーマなので食べるシーンが頻繁にあってもいいと思います。
でも暢子は食べることだけではなく東京から来た子だからかもしれないけれど沖縄になじめない青柳和彦を思いやり地元の美しい景色を見せてあげたり夜遅く泣いている母優子の背中を傍で心配して見ていたり自分から率先して貧しい砂川家におふそ分けをするシーンがあり食べることばかりではなく暢子の優しくて思いやりがある人間性を子供時代からしっかり見せていたと思います。子供時代の暢子のこれ以上の人間性は大きくなってから黒島結菜さんが演じてから成長の過程で徐々に描いてゆくと思います。
仲睦まじい比嘉家夫婦や子供たちに向ける愛情や兄や姉や妹の個性がしっかり描かれ暢子を含めた兄妹の仲の良さも描かれ青柳親子との交流も温かく描かれていました。自然が豊かな沖縄で温かい家族の中で飽くなき好奇心で料理人になる夢を目指して人を思いやりながら成長してゆくヒロイン暢子の波乱万丈の人生が楽しみです。
今週も酷かったわ!
二ツ橋の辞める辞める詐欺も、歌子と優子の大騒ぎ上京話も、全てヒロイン様暢子を上げる為のエピで、まるっと要らなかったわ。
このドラマって登場人物達の行動や成長にもとずいてエピソードが自然に発生するんじゃなくて、エピソードに合わせて人物が無理やりキャラ変したり、行動を変えたり、変な時系列でもお構いなしでストーリーが進んでいく。
セリフもブレブレで、180度違う事をまるで健忘症じゃないかと思うほど、短期間で簡単に変えて言わせたり、もっともらしいセリフを言わす為だけに存在する脇役達があまりにも多くて辟易する。
週タイトルで金曜日にサクッと解決するミッションも、なんの面白みもない。
どうせイカスミでストーブ前ゲットして歌子の病気も解決なんでしょと、視聴者は月曜日に思ってるけど、何のひねりもなくその通りだったね。
ずっとこの繰り返しばかりで、脚本家の力量不足が際だってるよ。
近年稀にみる酷い脚本だね。
どこまでも「戦う」朝ドラだ!「ちむどんどん」は。その戦う相手が社会だとか女性蔑視とか、または冷たいオーナーとか無理難題を要求する客とかじゃなくて、今週の戦う相手は自分自身。自分の苦手を克服して自分に打ち勝つ話だ。ちむどんどんする。
良子はついに自分も参戦。博夫との三人の生活のために苦手な料理をがんばるか?歌子は人見知りとの戦い。歌手オーディションでの失敗や職場での失恋でますます人前が苦手になったかもしれないけど姉のためにがんばろうとしてる。
そして暢子は強敵・和彦母、重子とのバトル!いや、重子と戦うのは和彦なのか?
比嘉家の両親は子供たちの意志を尊重し、守り励まして、自分をしっかりもった子供たちを育てた。彼らは親のせいにしない、家族のせいにしない。ほしいものを手に入れる、なりたい自分になるには自分でなんとかするしかないと知っている。和彦が母を責めるのを暢子は信じられないようだがそれももっともだ。和彦は自分が今の自分でいられるのは親のおかげなのにわかっていない。
暢子はお得意の料理で重子とお近づきになろうと提案。この感じがちむどんどん♪和彦の心をつかんだのも比嘉一家の料理だった。再現なるか。
ここに賢秀が加わると嫌な予感・・・賢秀は養豚場にたどりついてから落ち着きはじめて安定を見せてきたがここでそれを「諦め」てしまった。なんだそりゃ(笑)賢秀が第二の主人公と思っているので彼の行く末には注目している。清恵とのコンビはいつも見ていておもしろい。早く賢秀には清恵と夫婦になって養豚業に専念してほしいものだ。
重子を演じる鈴木保奈美はすばらしい。いいキャスティング。私もすぐには暢子と仲良くなってほしくない(笑)重子VS暢子は楽しい。二人とも全然負けそうにないから純粋に楽しめる。興信所で調べたところはブラックジョークが効いてて本当におもしろかった。経歴で人を判断するのは簡単だ、思考停止で責任逃れ。その人の中身は何もわからない。家柄で結婚して夫婦仲が悪いままだった重子が自信をもって和彦と暢子の結婚がうまくいかないと言う皮肉。
若いときの恋愛って、いろんな人と出会って別れて、傷つけたり傷つけられたりすることだと思っているから、暢子や和彦や愛や智の誰かが悪いとは思わない。
傷つけるのも傷つけられるのも嫌なら、前の暢子みたいに好意の感情から逃げて恋愛しないのが一番。
でも今週は4人とも、自分の感情と相手とに真正面から向かい合ってえらかった。言葉も真摯で、台詞も演者が役になりきって気持ちが自然と言葉として出てきたものになっていた。
4人の告白。四者四様で、告白するほうも受けるほうも、そのキャラクターらしくて、今まで見てきたことを裏切らないものだった。
愛は奇麗な形で退場するだろうと思っていたが、予想以上に泥を被らない奇麗な引き際で、愛の性格らしいと言えばらしかった(逆に言えば分を踏まえすぎて、汚れることがないように立ち回るところが全てにおいての愛の限界)。
真っ直ぐに強い愛情をぶつけてくる智に対して、愛情じゃなくて友情とはぐらかす(少しズルい)暢子も良かった。はっきり断って傷つけて、智との友情を無くしたくない。(智を傷つけたくない。智を傷つけることで自分も傷つきたくないんだね。)和彦を好きなことを否定したのは諦めるからと和彦&愛に迷惑をかけるから仕方ないか。でも夢の話以降は真っ直ぐに受け止めて本心でぶつかった。「大好きだけど駄目」。暢子が智に恋愛感情がないことはちゃんと伝わったよ。
4人とも、役も演者も、誠実によく頑張った。みんな大好き。役も役者も応援してます。
一週間見てとてもおもしろかったです。もう兄妹全員、いや比嘉家の両親も、和彦親子も、豆腐屋一家も、みんな好きになりました。一番はニーニー賢秀くん。あのスーパーバンド、最初にお母ちゃんが買ってやった時はなんて甘い母ちゃんだと思ったけど、今では私が買ってあげたいくらいです(笑)新しいズックも漫画の最新号も、お姉ちゃんの体操服も、もう子供達になんでもしてあげたい気持ちになりました。
「親は子供になんでもしてあげたいけど何もできない」みたいなことを比嘉家の両親が言ってましたが、その気持ちが痛いほどわかります。
というわけで星5です。いい朝ドラが始まってうれしい。これから半年間楽しみに見ていきます。
最後まで騒動至上主義で中身の無いドラマだった。トラブルが起きても、なぜか棚からぼた餅式にすぐに解決する。
脚本は小学生の絵日記レベルで、出来事の箇条書きだけ。台詞も少なく、まさかやー、あきさみよー、ちむどんどんする、で誤魔化してしまう。それでも尺が余るので、詩の朗読や歌や踊り、素人コントを入れて誤魔化す。脚本が難しい面倒くさいところは、タイムワープしてしまう。登場人物の心の機微なんて、全くどうでもいいのだろう。
だから、タイトルだけで中身の全く無いドラマになってしまった。こんな酷い脚本はいまだかつて見たことが無い。
ニーニーが相撲で決勝まで進んだ時点で、この相撲大会そのものがお笑い劇場になってしまった。智との決勝戦の前に15分休憩があってその間にニーニーがいつもの勘違い失恋で、やる気をなくした決勝で、智に押されてそのまま後ろにひっくり返ったので、見てるほうも、なんじゃこりゃ、とひっくり返ったわ。
でこの相撲に絡めて、和彦が暢子に本気なことを改めて愛は認識し、智は暢子に結婚を申し込み、断られて、この4人の恋愛関係に決着がつく。ニーニーがお笑い劇場のかき回し役で、今回のだしは、青森の女性と相撲大会だったというわけ。
4人の恋愛関係、これはこれでいいのではないかな。ふわふわしたままでいたいモラトリアム的な時間を伸ばしたい気持ちとそのための4人の友情、一方で本音を探りあい早く決着させたい気持ちが交錯する、青春ぽさが懐かしく感じられた。イノセントワールドかな。
あしたは、誰かが気の利いたセリフを言って、4人の本音を応援して快くみんながそれぞれちむどんどんするほうに進めるという結末になればいいと思う。
1年半経っても全く成長していない暢子にも呆れるが、オーナーもおかしい。文化サロンにもなっている一流店なら、最初から厳しく教育して、暢子みたいな野生児に接客させないだろう。店の名前すら教えなかったのか。
クビ、こうしたらまた置いてあげる、の繰り返し。それが今度のミッションは新聞社とは。和彦との再会狙いだろうが、暢子の料理への真剣な取り組みを描かずに、寄り道するな。
ともかく人物の言動に必然性なく、作者の都合で強引かつ唐突に話を進めているだけ。下手な脚本の典型。
智、ついにプロポーズ!智が涙ながらに「俺が幸せにする、俺があわせる、店もだしてやる、暢子の夢を俺がかなえる」と言っているあいだ私も泣いてしまった。
子供の時から長男として、家長として働きづめだった智。大きくなってからは暢子のために。そうやって誰かや何かのためでないと苦しい生活を乗り切れなかった智が、ここでついに自分の中心を否定されたこと、本当に悲しい。
でも暢子がまっすぐに「自分の夢は自分でかなえる」と言い切ったのが本当によかった。これぞ朝ドラヒロイン。
暢子の夢は暢子がかなえる。誰かの力ではなくて。これは金吾の求婚をことわった良子と同じ。比嘉の娘たちは自分の幸せを他人にゆだねないのがいい。
智と同じように賢秀は秋田のお嬢さんを幸せにしようとして玉砕。このドラマは男が女を幸せにするというあの時代の(とくに九州地方では強力だった)男主体の結婚をがっつり否定していてそこが好きだ。
智もこれからは自分のための人生を送ってほしい。自分の幸せを見つけて、誰かにあわせるんじゃなくて自分の夢をかなえてほしい。
歌子はそのスタートラインにいるし、良子は博夫との人生がよくなりそうな予感。みなの人生が良い方向へむかいますように。
そして和彦と愛さんが明日で決着をつけるのかな。楽しみ。ちむどんどんする。
先週「ポークとたまごと男と女」を見ての感想。
金曜日回で、賢秀が段ボールを落としてうずくまる清恵に「無理するな」と言った時のあのニーニーが本当の賢秀なんだろう。
母をつきとばしたせいでけがをさせショックを受けていた賢秀と同じ。ということは彼は比嘉家で唯一本心を見せていない人物なのかもしれない。母や妹たちが常に自分の気持ちに正直に生きてはぶつかり挫折を繰り返しているのと真逆で、彼は「長男として家族を守らなければ」という大きな責任を全うすることができない自分を持て余している。しかしその彼が初めて変化を見せた。
暢子が大役を任されたが親戚のコネと言われうまくいかず悩んでいるところに賢秀が「謝ったら負け」と余計なアドバイスをしたことで暢子はより立場を悪くする。ますます悩む暢子に賢秀は初めて「今は俺じゃ助けにならない」と自分の不甲斐なさを認め、「俺じゃないときは他の家族を頼れ」と長男で家長でもある自分以外の存在を初めて許した。これは賢秀が養豚場でしばらく地道に働いていたこと、暢子が一人前の料理人として悩んでいること、双方の成長がここでぶつかり賢秀の自覚と成長を促したのだと思う。このシーン(木曜日)でやや目を潤ませて熱く語る賢秀に私は驚いて、その時一気にこの物語が分かった気がした。
このドラマは四人が主人公格。働き方改革で撮影時間が大幅に減少し放送回数も激減した「エール」以降の様々な取り組み、つまり「エール」の実質二人主人公、「おかえりモネ」の数年をじっくり見せることで一人一人を掘り下げる、「カムカム」の三代ヒロイン、と同じく視点を四人に分けることで主人公以外の場面の撮影もたくさんできるようになっている。それを組み合わせてドラマにするのが「エール」以降の朝ドラで、この「ちむどんどん」は一人一人を深く描くのではなく、四人の人生が常に互いに影響しあって四人とも成長していく姿を描こうとしているのだと思う。だから一週間でほぼ全員登場する。キャラは名前そのままで個性もはっきりしていてさらっと見ていても敵味方善悪はわかりやすい。従来の朝ドラではヒロインの兄弟姉妹といえばゲストのように現れては消えという形だったが、今作では常時四人でドラマが進む。
初回から見ていると、この週の賢秀は明らかに変化していて(謝ったら負けなのに自ら清恵に謝った)、養豚場の清恵を無自覚だろうが意識しているのがわかる。良子を認め励ます母はフォンターナで暢子の奮闘を見守るオーナー房子と同じで、暢子はあの日東京行きをやめたが巡り巡って房子の元へやってきた、それが亡き父・賢三の導きによるもので、賢三は沖縄に戻ったきり房子の元に帰っては来なかったがこれまた巡り巡って彼の娘が彼の包丁をもって房子の元にやってきたのである。
三郎が10円玉を集めて暢子の電話をつないだシーンもよかった。いつもは途中で切れたりお金を気にして切っていた電話を、暢子が一番大事な時だと気付いた三郎(いつも画面の奥で暢子たち若者を見守っている)があまゆの客から10円玉を募って切れさせないようにする。沖縄二世の三郎が沖縄から出稼ぎで来ている皆の力を集めて暢子へ、暢子は東京から沖縄へ電話をかけ母は暢子のよいところを告げて娘を助ける、この比嘉家の電話は歌子が引いてくれたものだ。皆の助けが本土と沖縄をつなげ、暢子の成長へつながる。
智のズッキーニの話もよかった。沖縄のハンバーガー屋でバイトしていた頃、フライドポテトのためにじゃがいも農家を奔走した智。あのとき苦い思いも経験した智だが、今度は暢子を影ながら助けることができた。ちなみに週タイトルの元ネタ「酒と泪と男と女」を体現したのはラストシーンで酔いつぶれていた智ではないだろうか。このドラマは週タイトルで週の中や最後に使われる料理はほぼ明らかになっているのでわかりやすく、一方でその隠された意味は最後の金曜日にわかるようになっているというおもしろさも残していると思う。
そしてこの智と賢秀が助ける構図は沖縄のヤング大会で暢子の高校がピンチになった時に賢秀と智の客寄せでたくさんの人に食べてもらえたことと同じ。賢秀同様に智も暢子を沖縄時代から支えたり助けたりする人物。智の恋が実るかどうか、個人的には智と歌子がいいのだが(笑)今週どうなるか。恋愛週も怒涛の展開の予感。四人四様プラス和彦と智。楽しみにしている。
歌子…ひとまずよかった、大きな病気かと心配してたから。
でもわからないからこそ一生涯不調と生きていかなきゃいけない怖さもわかる。
良子は結婚して子供をもち、暢子は夢を叶えて仕事に一生懸命、歌子と違って色んな人に愛されてる。それを目の当たりにして辛かったと思う。
でもあの温厚なお母ちゃんが怒ったのにはびっくりした。賢秀に怒らないで歌子に怒るのはおかしいというのも見たけど、最初から見てきた私からすると全然おかしくないと思う。優子さんはずっと子供たち全員に優しくて、子供たちが何かする時は何でもしてやろうとする人だから。だから歌子が自暴自棄になって死を口にした時に初めて怒ったんだと思う。
二ツ橋シェフが辞表を撤回して実はオーナーもホッとしてたと思う。暢子が子供のときに東京行きをやめたように、二ツ橋シェフも自分の意志で自分の進退を選んでる。このドラマはいつも決定権は己にあると言ってる。
まくとぅそーけーなんくるないさー
まことを尽くせばなんとかなる。いい言葉だなあ。
だめだめな賢秀という人をニーニーとして配置した意味が、初めてわかった気がした。 人を信じるということや愛する(家族、親子、夫婦間などあれ)ということの本当の姿は、全てを信頼するということ、作者はそれを見せたいのかもしれない。
もし、全てを信頼して、期待した通りにならなくてもそのときは一緒に泣き、悲しみ、考えれば良い。その人が居るということ、存在そのものに価値がある。母の優子の賢秀への態度もそういうことだ。父が生きていても同じようにしただろうし、暢子もニーニーを信頼している。
現実にはなかなかそういう心境にはなれない。しかし考えてみると心理学、哲学の真髄はこれだと思う。つまり自分自身の全てを受け入れる、かつ人を無条件に信頼する、ということだ。それができれば、喜びと勇気に溢れた人生になる。
ついでに、付け加えれば、信頼している相手が裏切るかどうかは、その人の問題であり、自分の問題ではない。その人を信頼して渡した金をどう使おうが、その人の問題であり自分の問題ではない。気にするのは信頼してないからということになる。
そういう意味で、だめだめな賢秀を描くことで、信頼とはなにか、幸せとはなにかの真髄を見せている。
暢子も、うまくいかない状況から、アドバイスの意味を考えて、何とか糸口を掴んで課題を突破できましたね。
テンポも早すぎず遅すぎず、見てる方も色々経験できる非日常的要素もあって、なかなかいい朝ドラになってきました。今週は特にいいものを見せてもらったと思います。
人は長い人生において一度も間違えない人間はいない。間違えを正してゆくのも人生。というより今作のヒロインはもともと間違えた人間ではなく根は才能があリ賢いが教養が少し足りないだけでこれからいろいろ経験しながら実体験で教養を身に着けて成長してゆくと思います。人格は100点でドラマが終わるころには教養も100点になり結末は200点満点のヒロインになると思います。教養がないように描いたのはむしろ狙いでヒロイン暢子の成長を描くのがメインテーマだと思います。ヒロインが始めから教養があったらこのドラマは成り立ちません。教養を含めた料理人や人間としての暢子の成長の過程を楽しむドラマでもある。
ドラマが動き始めておもしろくなってきました。暢子たち四兄妹の一人ひとりがかわいくいじらしくハラハラしたり、我が子のような気持ちで見ています。
賢秀がやっぱり憎めません。今日の回想であったように、賢秀は優秀なすぐ下の妹にコンプレックスがあるんですね。いつも一番になりたくて宇宙一でいたいニーニーだけど智のようにコツコツ働くことができない。でも大きなことをして大金を手に入れたい。それ全て家族のため。賢秀が大金を欲しているのは家族を貧乏から解放したいためで、その結果家族を窮地に陥れるのが困ったところですが、賢秀なりに妹たちを大事に思っているのはわかりました。自分のせいで暢子の夢が断たれるとなったらボクシングで稼ぎ(借金もありましたが)暢子を東京に導いて、暢子が怖かったと泣きそうになれば兄として抱きしめ、お嫁さんになると宣言していた良子が御曹司に見初められたらニコニコ笑顔で結納に出席。でも何か余計なことをするのがニーニーのニーニーたるところ。でも賢秀はテルヲのように娘の体を売ろうとしたり算太のように妹と姪の人生を破壊したりしないはずです。そこが決定的に違うと私は見ています。
話題の朝ドラ受けですが、私もやめた方がよいように思います。九州地方局のアナウンサーが毎朝楽しい朝ドラ送りをしていていつもワクワクした気持ちでドラマを楽しんでいますが、終わった瞬間に渋面が写されると気分が悪いです。朝ドラをみんなで楽しもうと朝ドラ受けを始めた井ノ原さん有働さんも悲しいと思います。
私の家では母を筆頭に家族みんなで心待ちにしているので、世間の声にびっくりです。母が九州出身だからかな?仲間由紀恵さんの優子さんとニーニーになんの理由もないと思いますけどね。それくらい九州ではニーニーも優子さんもたくさんいます。
九州は朝ドラの視聴率がもともと低いんですが、あまりにもよその地方と違うからなんだろうか?とか思ってしまいました。
ドラマなのでニーニーは最後に一人前のいい男になるんじゃないかなあ。現実はあのままじいさんになりますが。笑
暢子がいつも明るくて元気よくて大好きです。今日の部員たちとキャイキャイやってたのがすごくかわいかったです。
美しい沖縄を背景に息子や娘たちに向ける母の愛情とヒロイン暢子をはじめ
兄姉妹(きょうだい)それぞれの悩みや迷いの葛藤が描かれて見応えがあります。
音楽教室でひとりピアノの前で歌子が独唱した『翼をください』は暢子と歌子に
向けた歌にも思える。シャイな歌子は音楽の道に行きたいけど今一歩踏み出せない
不甲斐なさに勇気の翼をくださいと歌っているようでした。
理不尽な会社の採用を断るも、まだやりたいことも見つからず悩む暢子も
志しの翼をくださいと焦燥しているようでした。
これから暢子はやりたい仕事を見つけ歌子も好きな音楽の道に進み
希望の翼をはためかせて行く姉妹が楽しみです。
よかった暢子、東京に行かなくて!
華丸さんじゃないけど、このシーンで止まってくれたバス始めて見た(笑)
昨日から、いや父親が死んでからずっと描かれてきた「黙って考え込む暢子」。父の生前は元気いっぱいペラペラしゃべっていた女の子が、父の死から小さな心にどれだけの思いをため込んできたのかを思うと泣けてくる。
東京への憧れ(レストランで食べたことで夢が現実として見えてきた)、家族と離れて見知らぬ土地で生きることへの恐れ、そして無理して働く母の姿を見たこと。揺れる思いを和彦にだけ手紙に書いたけれど、それも出せなかった。
それでも誰かが行かなければならないならと立ち上がった暢子。
母に育ててくれた礼を言い、家族に亡き父の味をふるまい、笑顔で行ってきますとバスに乗った。
でも兄妹たちが行くなと追いかけてくれて、暢子はバスを止めた。
「行く」と決めたのも、「行かない」と決めたのも、暢子のまっすぐな気持ち。父が死の間際に暢子にだけ言葉を残さず、ただ笑顔で暢子を認めてくれた、「そのままでいい」暢子。
行くも行かないも子供の意志を殺さず、誰も犠牲にしないあり方はまさに令和の朝ドラ。
借金は畑売って返そう!(笑)家族がいればなんとかなるさ。ドラマはまだ始まったばかり。
子役の熱演に星5。大満足の子役編から黒島結菜に恐ろしいほど自然につながって、予告を見ても誰も違和感ないのがすごい。
今思えば、このドラマのスタッフ達は何を根拠に放送前、作品に自信があったのか分からない。カムカムが好評だったから負け惜しみで、そう言ったのか?それとも本当に自信があったのか定かではないが結局、狸の皮算用のごとく当てが外れたみたいだ。
私にとって、このドラマの失敗原因は音楽担当にあると思う。「ちゅらさん」に比べて雲泥の差があることは明白である。何なんだ、あのBGMは・・・まるで昼ドラで流れてきそうな雰囲気ではないか。この音楽担当の頭脳はテーマの読解力が全然、出来ていない。もっと言えば歯車が合っていない。まるで、やっつけ仕事のように適当に作ったとしか思えない。
次にダメにした原因は賢秀の存在だ。朝ドラに付き物の、とぼけた人物は、ここでも健在だが度が過ぎている。あれは間抜けな性格というよりか精神障害者だ。親の愛を知らずに育ったのであれば分からなくもないが、まともに育てられているにも関わらず、あの程度では失笑されることはあっても共感されることは一切ない。人を騙して金を催促しようとしたり、ボクシングジムに入れば借金した挙句にトンズラしたり、はたまた競馬で大儲けしようと企んだりとキリがないくらい最低なダメ人間に仕上げてしまった。昭和の頃とは違って今の世の中、こういう人物を受け入れるほど余裕があるわけではない。だからヒンシュクを買い炎上のキッカケとなったのだ。コロナで不景気に喘いでいる世の中を逆なでする行為だということを自覚すべきである。
三郎さんは「住む世界が違う」という周囲の声を聞いて結果的に見合いで多江さんと結婚して幸せになったけど房子さんを捨てたという負い目は一生消えず大好きな酒も断って何十年も房子さんの幸せを願っている。多江さんはそんな三郎さんを全部受け入れて支えている。房子さんは自分こそが三郎さんを捨てたのだ、彼は自分を恨んでいるだろうと思っている。房子さんと三郎さんが思いを貫くことができなかった結果、三人の人生は見た目には豊かだがどこかに歪みが生じている。若い暢子と和彦にはそういう歪みのない、純粋に自分らの思いを大切にしていってほしいということでしょうな。大人達の過去を語るシーンはこのドラマ、本当にうまい。
暢子、間違ったことしてないよ!そうそう、ここが大事なところ。
他人の言うことを気にしてたら何も始まらないんだから。
話もしてくれない人に何もアクション起こさないんじゃどうしようもない。だから暢子は自分ができる「最高のおもてなし」の一つとしてお弁当という形で真心を届けている。
和彦の言うようにお弁当を届けるのを辞めたらそこで終わり。それじゃ人間関係はどうにもならないんだ。
諦めない姿勢が閉じられた人の心を開く。現代人が忘れていることだと思う。
そして重子さんが行く先々で人の経歴をペラペラしゃべってるのは、SNSで聞きかじった情報を鵜呑みにして平気で批判するのと同じ。そもそも暢子のお弁当を「迷惑」と本当に重子さんが思っているかも誰もわからないんだよね。だって重子さんは暢子の御三味弁当をおいしくないと言いつつパクパク食べたんだから。
そんなあまのじゃくな重子さんがどう変わっていくか、とても楽しみにしている。
星は先週までの分で。朝ドラにしてはシビアで媚びのない思いきった恋愛模様だと思いました。おもしろいです。日本人って若い頃までの千代や喜美子みたいに従順な女の子とかひなたみたいなおバカちゃんを好むけど、そういう大人に消費されるヒロインはもう時代にあわないと思います。暢子や歌子、愛さんとか房子オーナーが大好きです。
智は前のめりで、自分が暢子の夢を叶えさせ幸せにすると言ったが、暢子は自分で前に進んで行きたいタイプ。智の思いはありがたいがついていけない、という気持ちはわかる。
暢子がパートナーにするとしたら、同じ目線で、自分のすることを応援してくれる存在なのだと思う。
振り返ると、他のエピソードでも、自分が引っ張り導いていくのか、相手に寄り添い一緒に成長していくのか、という考え方の違いが扱われていた。
博夫は、「子供を導く」ということ自体が思い上がりだ、と最近は思うようになったと言い、子供たちの話を聞いて、子供たちから教わって一緒に成長すればどんな教師になれるかと考えると、ちむどんどんしている、と良子に話した。子供たちを自分が導かないといけないが上手くいかない、と悩みを博夫に打ち明けた良子も、それを聞いて心が楽になり、教師としての先行きに希望が甦ったようだった。
フォンターナに毎年亡くなった母の好きな料理を食べに来る父娘。父の再婚相手は、娘に会って、「亡くなったお母さんのことは忘れないであげて。自分は友達になりたい。」と言った。友達として、側で一緒に成長していきたい。どんな関係になれるか楽しみ、というスタンスが、新しいお母さんを受け入れらるかと身構えていた娘にも、受け入れてもらえた。(二人とも、ちょっと取って付けたようなセリフではあったけど。)
たとえ相手が子供や児童でも、一人の人格であり、同じ目線で悩みや希望を話し合い、励まし合い、勇気をもらい合う関係が良いと思う。
和彦はどうか。暢子とは子供の時に励ましたり、わくわくしたりの関係はあったが、再開してからの関係が今一弱い。これといった二人のエピソードがないような気もする。
暢子がまさか「タイム」で逃げるとは想像できなかったが、愛と和彦が別れたことを知って面食らっていたので仕方ないか。
沖縄で母の再婚話や姉妹の話を聞いて、自分の結婚について考え直すのかな。そのための執行猶予の延長タイムか。
「なつぞら」が炎上はさすがに無理がありすぎる。脚本家の大森寿美男氏は誠実で丁寧な作風で知られる脚本家。「なつぞら」も好評のうちに終わり、出演者たちは次々にブレイクを果たした。
さて「ちむどんどん」今日の展開を見てもわかるようにキュン狙いではないのは明らか。暢子と和彦の見つめ合いの中にやってきたのは三郎(笑)そして愛は中から登場!立ち聞き盗み聞きが常の朝ドラで新しい見せ方。
今日はなんと言っても歌子のちむどんどんが燃え上がるところ。智が暢子と結婚する・暢子にも伝えている(本人はそのつもり)と言ったことで一旦落ちかけた気持ちを、亡き父の三線の師匠の歌に心震わせ、自分の中にあった「歌いたい」という気持ちを目覚めさせた。ここにあの下地響子先生の回想も入れられたことでいよいよ歌子も夢に向かうかと思わせる。今日の三線、沖縄の調べは本当に心に響いた。感動した。
暢子にはこれまで女性性を感じるところがほぼなかったので恋愛は唐突に見えるかもしれないが、和彦とだけは子供の頃からのほのかな思い出がたくさんある。「手を繋ごう」と最初に言ったのは暢子、和彦は恥ずかしがって逃げたが、東京行きのバスで縮こまる暢子の手を握ったのは和彦、そして暢子はその手をすりぬけバスを降り沖縄に残った。東京で再会した二人がどういう結末を迎えるか、それは実は今ではなく最終回かもしれないが。オリジナルの面白さ、存分に楽しみたい。
朝の情報番組の芸人さんの朝受けのトークは面白いが、人間だから正しいことを言っているとは限らない。人それぞれの主観であって有名人といえど鵜呑みにしないほうがいい。暢子は少し落ち着かないところがるが鈍感とは決めつけられない。
あれは歌子の歓迎会ではない。元々いたあまゆの常連客の前で優子と歌子が挨拶しただけです、人の良い暢子は智の話に付き合ってしまったが別に歌子をほったらかしにしていた訳ではない。その前にみんなの前で優子と歌子が挨拶しているとき暢子は優しいまなざしで二人を見ていましいた。歌子が二階に上がる時も優しく気遣っていた。
歌子のことも大事だが暢子はレストランで生き残れる瀬戸際のメインディッシュにかかわっていなくてはいけない。暢子は試作の料理を二ツ橋に感想を聞きましたが、二ツ橋が三郎に謝った後だから問題はない。それに歌子が自ら部屋に行った後だから自分中心に騒いでいたわけではない。時間が経ち歌子が冷静になっと思い暢子は優しく慰めて気遣っていました。暢子も人間です、至らないこともあるが罪になるほど鈍感ではない。
最後おでん屋が繁盛するまでを駆け足だったけど、それまでちゃんと暢子は試行錯誤しておでんの味を出そうとして励んでいる場面を今週じくり描いていました。
その間若気の至りで行き過ぎてしまうところを大人たちに叱られたり励まされたりしながら反省して心改めて理想の味を求めて厨房で実際に料理を作って努力するところを見せていました。
なので決して取ってつけたおでん屋の話ではなかったと思います。おでん屋が繁盛した展開は納得しました。暢子の努力の成果を褒めていたオーナーが優しいし、みんなさんのおかげですと感謝する暢子が謙虚で良かったです。
上の方で「オジサン達が作っている」とか「男っぽい」とか書かれててなるほどと思いました。
2021年の前期も後期も女性脚本家による繊細な脚本でしたからね。
今作は久しぶりに豪快で、個人的に「エール」の最初の方(降板した脚本家)と吉田照幸監督が書いた週みたいにすかっとおもしろいなあと思います。
「ひまわり」も見ています。モネ、カムカム、ひまわりのように、ヒットメーカーの女性脚本家が書く朝ドラは流れるようにおもしろいなあと思います。むかっとするヒロインの行動にも即座に待ったが入る。ここが女性に好まれそうなところですけど、私なんかはちょっとひねくれてるので、この「予防線を張っている」感じが鼻に着いたりするのです。ヒロインが嫌われるのを避けるように周囲がガードしているのが見えるんですね。
「ちむどんどん」は好かれようと思って書かれてない気がします。こういう人たちもいるんだよ、という感じかな。まさかここまで批判がくると思ってなかったでしょうけど、でも実は視聴率も急降下しているわけでもなく、見ている人たちはさして脱落せずに見ているんでしょう。これはこれでおもしろいと思って見ている人が多いんじゃないでしょうか。
暢子の失敗も良子の愚痴も歌子のときめきや迷いも、実は女性たちが日々やらかしていること。それをあけっぴろげに描かれているので、周囲に気を張って繊細に生きている女性たちからは批判がくるし、逆にそこを「みんな実際こんな感じじゃんw」とおもしろく見られる人達からは楽しまれているのかな、と思いました。
普通の女子のヒロインではつまらないです。多少はみ出したほうがドラマとして面白いです。暢子は年上の方に尊敬した表情で正直に自分の思いをぶつける演技が巧いと思いました。オーナーもコック長も見込みがあると思っていたと思います。でも安易に合格させないで本人のことを思いもう一つ試練を与えてた態度は良かったと思います。
方言や飾らない言葉で一見がさつに見えるけど至らないときには素直に謝り感謝して礼儀正しくて素直なヒロインで良いと思います。東京で迷って例えばぶつかった人が都合よく洗濯屋のいい人ではなく、ガラの悪い人とぶつかりハラハラさせてワンクッションおいて沖縄県人会の方と会う流れは巧いと思いました。
上京したら兄がいなかったりすんなりレストランで働けないなどとんとん拍子に行かないのも今作の良いところだと思います。料理人を目指す暢子の人生にとどまらず母や兄姉妹のそれぞれの人生を描き見ごたえがあります。回を追うごとに素晴らしい朝ドラになると思います。
暢子は小学生のときから家族の食事を毎食作り、高校生になってからは長期休暇には工場でアルバイトをしていたみたいです。(このほか家事や農作業も日々手伝っていたんじゃないかと勝手に想像しています)
アルバイトのお金はほとんど家に入れていただろうから、東京に行くような個人の貯金はないと思います。
あの時代で比嘉家の家庭環境だったら当たり前かもしれないけれど、今まで家族のために明るく一生懸命働いてきた暢子が、就職したら今まで以上に忙しくなって行けなくなるから、友情の思い出作りに東京に行きたい、給料をもらったら必ず返すからお金を貸してほしいと思い、翌朝いつもどおり朝食を作る暢子にお母ちゃんとネーネーが心動かされた。
暢子の心情、家族の心情、i早苗ちゃんの心情、おじおば夫妻や校長先生の思いやりが描かれていて、違和感なく受け入れられて良い回だったと思います。
昔は給料の前借はよくあっていて、まじめに働いて少しずつでも返済していれば貸してくれていました。ニーニーはああだけど、ネーネーは教師だし暢子は働き者だから返済は大丈夫でしょう。病気がちの歌子が心配。手術費用がとかならないかな。
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