4.00
5 201件
4 32件
3 23件
2 17件
1 48件
合計 321
読み つばきぶんぐてん~かまくらだいしょやものがたり~
放送局 NHK
クール 2017年4月期
期間 2017-04-14 ~ 2017-06-02
時間帯 金曜日 22:00
出演
8年ぶりにふるさと鎌倉に戻った鳩子。亡き祖母から「ツバキ文具店」を受け継ぐはめに。 実は、文具店とは名ばかりで、本業は美しい文字を代筆する「代書屋」だったのです。しかも「ツバキ文具店」は、手紙を一から考えて書いてくれる、一風変わった代書屋でした。 ...全て表示
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名前無し

回を重ねる度にこのドラマの時間が好きになっています。人は一人では生きていけない、人との関わり方で心も穏やかに素敵に暮らしていけるんだ・・・ってじっくり浸りながら見ています。
私も字にはけっこう拘りがある方でいくら偉そうな事を語っていても驚くくらい稚拙な字を書く人にはガッカリします。反面、学歴は無くても書道の見本になるような美しい字を書かれる方もいて字は体を表す・・
と言われるように下手でも誠意の感じられるのが一番。これからは花蓮さんはきっと心のこもった字で心を届けられるこちでしょう。
此処に越して来た時はかなり専門的な文具屋さんが駅の近くにあって用もないのにドアを開けた時の独特な匂いが好きで良く通いましたが駅前の拡張工事で撤退、その頃には大きな量販店ができて経営も厳しいって噂でしたので時代の波に飲まれて消えてしまいました。時々、現実的にぽっぽちゃんは採算が取れてるんだろうか・・・なんて思いますがそれはそれ。ドラマの中での人々の労わりあいに癒されながら次回も楽しみにできそうで待ち遠しいです。

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名前無し

ある程度年齢を経てくると、大なり小なり取り戻せない後悔というものが人生には出てくる。
このドラマはそんな人の方が胸に打たれるのかもしれないと思う。

祖母の厳しさ、「厳しく躾けることが愛情」と思っていたのだからきっと娘である母親にも同じようだったのでしょう。
家を出ていったその後も娘を引き取りに来ない母親だから、確かに「寂しい」という理由もありつつ、そんな娘の性根を知っていたからこそ鳩子と引き離したのかもとは思います。

人って歳を重ねるごとにどんどんこなれていくかって決してそうじゃない。性根のところは20歳位からよっぽど努力しないと変わらないって歳を取って余計に実感します。
祖母も母親にも辛く当たって、鳩子にも厳しすぎるほどで、それでもなかなか「あなたを思ってなのよ」と面と向かって言えるようには変われなかった。
落ち込む鳩子に優しく声をかけるではなく怒らせて立ち上がらせる、せめて帰省するための代金でもと思っても憎まれ口で渡そうとする。これは祖母の変われなかった弱いところなんだと思う。
そこを振り返って、「私のこと思ってくれていたんだ」と思える鳩子はやはり性根がまっすぐで優しいんだと思うし、そう育てたのはやはり祖母なんだよね。

鳩子の思い出の中の祖母だからキツいとこばかり最初は出てきていたけれど、鳩子のことをあれだけ周りの大人が気にしてくれるのは、祖母の人徳なわけで、周りの人が思い出す祖母はまた違う人物像なのではないかなと思ったりもします。
それを鳩子に真っ向から訂正するのではなく、鳩子の気持ちを大切にしながら伝えていく優しさがいいなぁ。

いつも心が温かくなるドラマでした。そして後悔を前向きに捉えられるように後押ししてくれるドラマでした。

鳩子の代書、まだまだみたいな〜

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名前無し

ここ数年のドラマの中では、3本の指の中に入る素晴らしい内容だ。何せ人の温かい心がこもった台詞が良い。人の感情を左右させる言葉の重みが十分伝わる。そして多部未華子。こんなにも魅せる女優だったんだと、感心しまくり。いずれ、自分を捨てた母親に出会い、幸せな結婚ができることを願わずにはいられなくなってしまった。男爵の言葉に「ひよっこ」「べっぴんさん」が出てくるなどちょっとした遊び心もあり、今一番楽しめて、涙するドラマである。

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名前無し

何だろう?今日が今までいち番泣けました。どこでとか、ここがとかじゃなく、自然と涙がでてました。

今日の依頼で、ポッポちゃんがお母さんに対してずっと強がっていたのに少し前を向け素直になれましたね。

手紙で救われてるのは依頼者だけでなく、ポッポちゃんも代書するたびに救われてるのかもしれないですね。

次回、謎の外国人、白川さん、守景親子いろいろ楽しみです。

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久しぶりに良いドラマに出会えた
心が洗われた気持ちになる

めずらしく、☆5を贈る

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名前無し

毎回心がじんわりあったかくなる、そんなドラマです
このドラマの良いところは、行き過ぎないところ。
最初姑に「字が汚いのは心が汚い証拠」って言われたと聞いたとき、そして阿知波さんが姑とわかったときには、よくある酷い姑かと思ったけど、後で姑本人が「自分のこと優しいと思ってたのに、サラッと嫌味を言える人間だった」と反省しているシーンを見て、大事な一人息子取られたんだもん、嫌味の1つくらい言いたい気持ちはわかるよ!って思えた。
言ったセリフ覚えてるくらい本人も「酷いこと言ってる」自覚あったんだよね。ここがよくある嫁姑問題とは違うとこ。
ドラマの酷い姑は反省なんかしないもの笑

今回母親に対する想いを依頼者に共感しながら、丸ごと受け止めてくれそうなバーバラ夫人の優しい心遣いもあり、素直に自分の母親への想いを肯定できるようになったのはとても良い一歩でしたね。

厳しい祖母にしても、「父親と母親の両方の役」を背負わされ、「そのことがこの子の引け目になってはいけない、両親がいないからこそ立派に育てたい」という気負いみたいなのもあったんじゃないかなと推測します。違う意味での優しさかと。
寂しくての逃げは許さないけど、泣きながら習字に向き合ってるときには、包み込むような声で指導してるもんね。

ホントこれシリーズでずっと見続けたい良作だと思います。

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今回はミステリアスなピースが処々にあり、それらが嵌って、身震いと納得と感動をもらった。   
 夜ひとり、暗い家の鍵を開け、ぴたっと閉じた白い障子に手を掛けるが、その障子の向うが怖い。昼間とは違う空気がある。
 園田さんと八幡宮へ。園田さんが老大木に両手を当て、振り向いて語る時、もはやこの世の人ではない そんな思いが一瞬かすめた。
 無心でペンをとる手に、園田さんの手が重なりしあわせな優しい文面がしたためられるが、インクの色はセピア・芒。思い出と死の影。
 ぽっぽちゃんは素直に園田さんに心を委ね、大切な人への本当に最後のことば、を代筆してしまう。そして真実を知った時、ひとりでは持ち応えられそうも無い、重いつらいものを背負ってしまったと感じた。手放したかった。
 だが、それを深く仕舞って置くのも彼女の仕事。

 八幡様の大木を見上げ泣くポッポちゃんの涙が、胸に痛い。

 代書を求めて来る人の心の闇のふかさに囚われそうになる時、バーバラ夫人のキラキラの魔法が、明るい世界に連れ戻してくれる。
 そんなポッポちゃんを自然に存在させる多部ちゃん。スタッフの心意気、気配りも良く伝わってきて、感謝でした。

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名前無し

自分の最期が近いと悟った時、自分の半生を共に生きてきて結婚までするつもりだった人の「幸せ」が気になった。
なんだかわかる気がします。
昔はあんなに一緒にいたのに、何かを境に会えなくなった人が今どうしているのか。異性同性関わらず、ある程度歳を重ねた人なら思い当たる人の1人はいるでしょう。
僕があの人の幸せが気になるのだから、あの人も僕の幸せを気にしているかもしれない。あの人が僕に想いを残さないように幸せだと伝えよう。私はそう解釈しました。

何で今さら?はポッポちゃんも疑問に思ったようだけど、2人の歴史を聞いてるうちに「やましい」気持ちなんかではなく、ただただ相手を想う気持ちを伝えたいんだと理解し、そしてあの文面。自分の今の幸せを具体的に語り、2人が幸せだった頃の思い出を語り、君の幸せを祈ると伝える。
相手の女性も自分の半生を共に生きた人から幸せを願うと伝えられて暖かい気持ちになっただろうと推測しました。

元は幼馴染。いずれ地元の話であの人が亡くなったことを知るでしょうが、その時に最期に自分の幸せを願ってくれたことは彼女の糧になると思います。

文面で「私」と書かないのかとの指摘もありますが、名前が女性でも通じること、筆跡が女性のものであること、ポッポちゃんが怪しまれないようにシンプルな封筒を選んだことから、わざわざ中身を盗み見られるという心配はしていないのかなと思います。

ポッポちゃんが相手に合った筆記用具、インクの色、封筒を選び、髪を縛って机に向き合う様が職人らしくて素敵です。

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名前無し

今日はショッキングな話だったが、「5番街のマリー」と言う昔の歌を思い出した。知り合いが昔住んでいた町に行くので、ついでに昔一緒に暮らしていた女性が今どうしているのか見てきて欲しいと依頼するのだが、この歌詞に「噂を聞いて もしも嫁に行って、今がとても幸せなら 寄らずに欲しい」と言うのが有って、もう別れて何十年も経つのにそんな気分のなるのかな?くらいの気持ちで聴いていたが、今日の依頼主の様に自分の余命が短いと知った時、かつて真剣に愛した人は今幸せだろうか?と気になる人は誰でも一人くらいはいるのではないか、と思った。それは今の自分の家族とは別の、心の片隅に引っかかっている気懸かりな事で、それを生きている内に確認したいだけ、と言うのは分かる気がした。ポッポちゃんがその女性の家を訪ねて寄らずに帰って本当に良かった。

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名前無し

多部ちゃんは、ぶっとんだ役をやらせても上手いけど、本当は、今回のような、自然体で味わい深い役こそ、本領を発揮できると思う。久しぶりに、ドラマで彼女に合った役が見られて嬉しいです。

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名前無し

良いドラマでしたよ。
派手さはないけれど、ストレートに響いてくるところが好きです。

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名前無し

最後までそれぞれの心情が丁寧に描かれていて素晴らしかったです。
心が癒される素敵なドラマでした。脚本もキャストも演出も音楽も道具もぽっぽちゃんの服まで。こんなにも何もかも良いドラマはそうあるものではありません。
皆さんのその後みてみたいです。

多部さんって本当魅力的な人を惹き付けられる素敵な女優さんですね。

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名前無し

主役の多部未華子さんの魅力に加えて、脇を固める俳優さんが素晴らしかった。
ストーリーも、景色良し、ほのぼの、涙あり、ユーモアありで、
各回しっかり観たって感じです。主題歌も今では歌えるぐらい(音痴だけれど)
好きになっています。
ただ、最終回だけは物語の締め括りという事も有るのか、
少しだけ物足りなさを感じましたが、仕方ないのかなと思います。
私には、最近では文句なしで№1のドラマでした。

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名前無し

「書く」というのは、なんて幸せなことだろう。

長いこと、「書く」という行為は誰かを傷つけずにはおかないことだと思ってきた。今でもそれは心の隅に刻み込まれているし、これからも忘れてはいけないと思う。

それでも、このドラマを観て、「書く」楽しさや心のときめき、癒しの力を、追体験することができた。

相手が家族だと、私の口から直接吐き出される言葉は残酷なものになりやすい。気安さや甘えからなのか、心を切り刻むような言葉を平気で投げつけてしまう。売り言葉に買い言葉、昔の恨みつらみ、仕返しや意地や皮肉をたっぷり込めたののしり、などなど。

他人に対しては、言葉を選ぶのに。

書き言葉の良いところは場所や時間に制約されないところ。
書いているときのほうが心が自由でいられることも多い。
もしかしたら、相手と面と向かって話しているときよりも、素の自分がちゃっかり表現されているかもしれない。

鳩子が祖母に宛てた手紙を書いているシーンを見て、人間というのは不思議なものだとつくづく思った。
もうこの世にはいない相手に対して手紙を書くようなことをする生物は、この広大な宇宙の中で、人間を除いてどれほどいるのだろうか。
でも、レースのカーテンが風でふんわりと膨らみ、桜の花びらが舞い込んできたとき、鳩子の手紙がしっかりと祖母に届いているような気分になるから面白い。

そういえば、このドラマにはいつも独特の雰囲気が漂っていた。
もしかしたら、それは祖母カシ子が醸し出す「気配」だったのではないかと今になって感じる。いつも鳩子のことを見守っている優しい眼差しに、視聴者である私もそっと包まれていたのかもしれない。

最終話で私が一番好きなのは、ラストで、高校生の頃の鳩子と、元気だった頃のカシ子が同じ食卓で一緒に朝ごはんを食べているシーン。
思いっきり反抗しているくせに、祖母のこしらえた料理を仏頂面で当然のように食べている鳩子と、それを嬉しそう見ている祖母の姿。
互いのエゴが激しくぶつかり合いながらも、一緒に食事ができてしまうところに、カシ子の鳩子への深い愛情と、意識の部分ではどうであれ、鳩子のカシ子への信頼が表現されていたと思う。
反抗できる相手がいるというのも、反抗されるほど甘えてくれる相手がいるというのも幸せなことだ。
こんな言葉にもならないような、何気ない日常に秘められた小さな幸せが表現されているドラマだからこそ、手紙に込められた言葉に魂が宿るのだと感じる。

また、手紙の追伸の、

「私もあなたと同じ代書屋になりました」

という言葉でドラマが締めくくられるのも「ベタ」だけれど、私の心の琴線に触れた。
この言葉が最後に来ることで、鳩子が祖母の生き方も自分自身の人生も肯定的に受け止めたことの証のように思える。

私自身、手紙を書くとき、追伸(またはP.S.)の部分に一番伝えたいことをもってくる癖があるので、ついつい共感してしまった。

手紙の結びにつかう「かしこ」のカシ子と、
「伝書鳩」の鳩子。
この不器用で似た者同士の祖母と孫娘の物語が終わってしまって、寂しくて仕方がない。

鳩子の母親のことも知りたいので、続編希望。

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名前無し

生者と死者の物語
さり気なく深くでユーモアもあり、心に残るちょっとしたセリフの数々
どの手紙もアイディアに溢れ美しくも哀しい、けれど前向きな素晴らしい文章だった
代書屋のポッポの物語は始まったばかりだ
いつの日かまた会えることを期待して
3カ月の感謝をここに

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名前無し

いくら時代は変わっても素直に愛情表現を表すのは日本人は特に苦手だと思う。社会的問題の晩婚化、少子化なども根本的にはこの苦手意識も大きく関わってるのでは・・・。特に若ければ若いほど傷付く事を恐れ過ぎてそれが自身の足かせになって自ら幸せを逃してるとしたら悲し過ぎる。
このドラマを見ていると主人公の鳩子を取り巻く成熟した大人達の存在がいかに大事な事かを痛切に感じた。
傷付く事を恐れる若者。傷付けるのでは・・・と関わるのを躊躇してしまう大人達。この交わる事のない感情の行き違いからはドラマは生まれない。此処に現れる大人達はそれぞれの立場で一人ぽっちになってしまった鳩子を見守り、決して押し付けがましくも無く寄り添いながらいつしか鳩子の心を優しくして鳩子の忘れていた感情を呼び起こし、鳩子の知らなかった祖母からの愛情をしっかり植え付け大きな力となって鳩子の幸せな将来へと押し出す強い力となった。最終回は「おばあちゃん」への思いを綴られた優しい多部未華子さんの声がいっぱい聞こえて本当に心地良かった。
一時期「おバカキャラ」で一世風靡した上地雄輔さんが今回はこんなに素敵な(は〜たん)のパパを演じられて鳩子におんぶを提案した場面には私の心もやられてしまった。
小さなつばきの髪留め、刺繍入りのセーター、家具に、料理、本当に細かい物まで拘って丁寧に作られたこのドラマが大好きでした。
いつか今度は(は〜たん)のママの代書屋で再登場が見たい。私は本当は(は〜たん)の声、演技、笑顔、そして可愛いお便りが一番好きでした。

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名前無し

今回は前半も後半も泣けてしまった
まずは前半、絶縁状の依頼。
人を幸せにするために書く代書なのに、傷つけるようなものを書いていいのかと悩むポッポちゃんにバーバラ夫人の言った「絶縁は愛情の裏返し」みたいな言葉、深いなと思いました。まだ若いポッポちゃんは先代と違って人生経験が浅い分、男爵やバーバラ夫人のような先輩の一言に助けられるんですね。
元姉さんの想いを受け止め、鏡文字で書くという凄ワザ!
出来上がった手紙は、絶縁することで互いに前を向けるようにといった想いのこもった内容だった。親友で相手の心うちもわかるからこその絶縁。執着を断ち切って相手を自由にしてあげるための絶縁。深いです。

後半の祖母の手紙。
親になって初めて知る親の有り難みってよく言うけど、やはりまだ若いポッポちゃんに祖母の心の内にある愛情を汲み取るのは難しかったと思う。
厳しく躾けることこそ愛情と信じていた祖母。どこかで歩み寄ることもできたのだろうけど、そのタイミングを失ったのは祖母自身の性格でもあったと思う。
祖母がポッポちゃんの髪の毛で作られた筆で顔を撫でるシーン、号泣…。抱っこした時に赤ちゃんの柔らかな髪の毛が顔に触れる、そんな1番幸せな過去がぐっと迫ってくる、そんなシーンでした。
祖母が亡くなるまでにポッポちゃんに謝れなかったと悔いたその想いはそのままポッポちゃんが祖母の愛情に気づけなかった悔いへと繋がっている。

代書が出来ないほど打ちのめされたポッポちゃんがどう立ち直っていくのか。最終回楽しみです。

できれば続編を!

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名前無し

このドラマを流れる独特の雰囲気が好きで、結構クセになっています。

以前、ツバキ文具店は先代の頃から学校などの「大口の得意先」をもっているので助かっている、といった描写があったので、贅沢さえしなければ、ポッポちゃんひとりの暮らしはなんとかなるのでしょう。

それにしても、あの蔵が本当に羨ましい。
ありとあらゆる文房具が揃っているわけですから。

もう長くないと悟った先代が、病院を抜け出して、ポッポちゃんのために家の中を整理したときに、蔵の中の文房具も補充しておいたのではないかと思います。

きっと先代は、「行方知れずの孫がいつか必ず戻ってきてツバキ文具店と代書屋の仕事を引き継いでくれる、そうなってくれますように!」と心のどこかで信じ、祈っていたのかもしれません。

原作は読んでいないのですが、ここへきてポッポちゃんが手紙を書けなくなってしまうというのは、物語の王道であると同時に、リアルで面白いと思います。

この部分で思い起こすのは、アニメ『魔女の宅急便』です。
魔女の家系で育ったヒロインは、子供の頃から当たり前のように箒で空を飛んでいたのに、あるとき突然それができなくなってしまいます。
飛べなくなったヒロインは、自分自身を見つめ直していくことになりますが、その時出会った若い女性画家との会話が印象的でしした。
「魔女は血で空を飛ぶ」「画家は血で絵を描く」、「魔女の血」「画家の血」。

先代の死により、なんとなく文具店と代書屋の仕事を始め、すんなりと上手く出来てしまったポッポちゃんが、先代の手紙をきっかけに、代書ができなくなってしまった……。

このドラマも、あと1話を残すばかりとなりましたが、子供の頃から先代に鍛え上げられ、いつの間にか自分の「血」の一部となっていった「書く」という使命(?)と、ポッポちゃんがどう向き合い、意識的にそれを選び取っていくのか、楽しみです。

ポッポちゃんの恋の行方も……気になるなあ。

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名前無し

手紙の内容に応じて文具を選んでいく所が好きです。半世紀も前に父の机の上にあったガラスのインク瓶の匂いが幼い私は大好きでした。テレビでは本当の匂いはしないけどいつもインク、紙、文具の匂いを想像して見ています。そう、これはいくらするんだろう・・・って想像はドラマなんだもの、野暮な事。でも、本心ではこの生業で生活していけるんだろうか・・・って魚屋さんのように心配で応援したくなる。
心の行き違いで優しい言葉を掛け合うことなく別れてしまった祖母は身近な人ではなく遠い外国で暮らす人にだけ本当の自分の心をさらけ出していた。頑なに自分の生き方を貫き通していても弱くて悲しくて悔いて
鳩子に言うべき言葉を他人に託した事が本当に凄いのか愚かだったのか
・・・。でも、その祖母の心が分からないまま暮らすより実は愛情だけで育てられた事が分かってぽっぽちゃんは本当に良かったと思う。きっと、これからの生き方が変わるはず。ただ、手紙に実母と引き離してしまったのは自身が一人になりたく無かったからって書かれていたがそれだけならぽっぽちゃんが可哀想過ぎる。この祖母の言い訳にしては弱過ぎると思った。
やんわり煙ったような画面の光線、多部未華子さんの「ぽっぽちゃん」のほっぺがいつもふくよかで髪型、衣装、靴までとっても豊かに見えて気持ち良かった。
出会えば必ず別れがやってくる。次回が最終回。私もこのゆっくり楽しめた時間との別れがやってくる。良い番組はアッと言う間に終わってしまう

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心に染みるね、今ならわかる親の優しさでも若い時はわからないんだよね。
あ~~泣いて泣いて泣いてしまいました、いいドラマです。

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名前無し

第6話もいいお話しで。音楽も映像も素晴らしい。
多部ちゃんの声聴いてるだけで癒やされる。
克典さんにもらい泣き。

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ノンノン

多部未華子さんの声に癒されます。
演技も自然で他の方の演技に合わせていて、このドラマにあっていると思います。
人が困っていることに向き合い、少しでもその人のためになろうと
真摯に向き合う誠実さが好きです。
丁寧に生きて、何かを大事にしていることが大事だと思わせれます。

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名前無し

多部未華子さんに何で惹かれるのか考えました。
見た感じ普通(失礼)の可愛らしい女優さん。実力は当然なんですが、あの柔らかい顔立ちに対した意志の強い目力のギャップが良いのかなぁ。それから横顔が綺麗ですね。
正直、これまでの出演作の演技には魅力を感じませんでしたが脚本次第でこんなにも実力魅力を引き出せるんですね。これからも素晴らしい作品に出会えることを期待します。

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人と人の繋がりには、嫌なことが沢山あるけど、それ以上に喜びや幸せを感じさせてくれるなぁ、と再認識させてくれるとても素敵なドラマです。
地味ですが、ありそうでないドラマです。

話の内容や流れが良いのはもちろんですが、役者さんの演技がとても上手なので、安心して観ていられます。
特に多部さん演じるポッポちゃん、飾った演技でなくとてもいいですね。多部さんみたいな女優さんを「演技力がある」というのだろうと思いました。

今回の話も、時間を忘れて魅入ってしまいました。
七福神巡りの場面、良かったです。観ている私も自然に笑みが浮かんでしまいました。そして、白川さんが母親に手紙を渡した場面では、自然と涙が溢れました。

最後のほうは、このあと急展開を感じさせる流れでドキッとしました。登場人物に愛着が湧いてきた頃合いでの、こうしたメリハリもいいですね。次回もとても楽しみです。

何故か、何かを(誰かを)応援したくなるドラマです。

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ソクチン

今クールの私が観ているNHK連ドラは、私的には大当たりです。

『ひよっこ』→視聴率とドラマの出来は比例しないいい例です。

『4号警備』→前知識全く無しで観始めたら、すっかりはまってしまいました。

『みをつくし料理帖』→黒木華氏のイメージが澪そのもので、グッ!

そしてこの『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~ 』

好きだったNHKドラマ『鴨川食堂』みたいな雰囲気だったらいいなと思っていましたが。

願いが叶いました!

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名前無し

上の方で原作者について書いてらっしゃる方へ。
『かもめ食堂』の作者は群ようこさんですね。原作者の小川糸さんの作品ということで、あなたの感想をお読みするに、たぶんおっしゃっているのは『食堂かたつむり』でしょうか。
こういう細かな指摘は、余計なことかもしれません。もし、ご気分を害されたら、すみません。

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名前無し

今回のドラマを見て、前夫や元彼に手紙書きたくなっちゃった(笑)
メアドも知らないし、フェイスブックとか検索してもわからないし...
どうしてるかなあ?とドラマ見ながらふと思い出した。
切手代も値上がりするけど、ネットの時代だからこそ、便箋、ペン等、
相手を思いながら一つ一つ選んで見るのも楽しいかもなぁ。

それと、死ぬ間際になって、昔の思い人に丁寧に代筆頼んでまで
別れを告げるってのは、現妻としては、複雑で少し嫉妬もあるかもしれないけど、男の人って、一度に複数の女を愛せるでしょう?

多くの男性が一夫一婦制だから、一人の女性と結婚してるだけで、
心の内は元カノの幸せを祈り続けてる人、少なくないと思う。
死ぬかもしれないって思ったとき、自分の気持ちに正直になって、
心残りなく旅立ちたいのかも。
もちろん現妻も家族も凄く愛してただろうしね。
死ぬ間際って、仏のような深く広い慈愛に目覚めるのかもな。。。

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名前無し

切ない回だった。
ポッポちゃんの涙も切なかった。
ギュッてしたくなった(泣)

週に一度の禊の日として、もはやなくてはいけないドラマになってる。汚れまくった大人の部分を毎回このドラマで癒やしてもらってる。悪人のいない稀有なドラマ。自分もこうありたいと思える登場人物の一挙手一投足に目も心も奪われてるよ。

ガラスペン、美しかった。
使ってみたい、と思った。
買い物メモ以外でほとんど字を書かなくなった今をふと振り返る。

そして年賀状を書かなくなってどれぐらい経ったかなと考える。宛名だけは筆で書けと親に言われ高校生まではちゃんと書いていた。

大人になった頃はPC普及で手描きイラストはネットの素材コピーになった。宛名だけは手書きしたものの、友人知人からのハガキはどんどん年賀メールに取って代わり、自分も書くのが億劫になった。

50枚近くやり取りしていたのに、現在は10枚足らず。毎年くれていた人からも私が出さないので来なくなった。業者からの数枚と、絵手紙などが得意な友人からのみになった。

仲の良い友人とはリアルで会ったりメールで繋がっているが「年賀状だけの付き合い」の相手とすっかり疎遠になってしまった。年に一度の近況報告が貴重だったことに気付く。たまに「あの方、お元気かな。どうしてるのかな」と脳裏をよぎる。

メアドも電話番号もわからない。
わかるのは住所だけ。
実は思い切って手紙を書いた。
家にはレターセットなど無いので買いに行った。
久々に文房具店に行った。
二度も書き直して疲労したものの、その友人のイメージで便箋選びをするのがとても楽しかった。
その昔、雑誌のペンフレンド募集?みたいなのに応募して他県の子や海外の子と文通していたのを思い出した。

手紙には私のメールアドレスを書いていたため、何日かしてスマホに返信が来た。
うん、確かに嬉しかったんだけども。
そうしてもらいたくてメアドを書いたくせに、なぜか手紙で返事が来るかもと勝手に期待して少しガッカリ。

このドラマを見てなかったら確実に手紙を書いてないと思う。この年になってこんなふうにドラマに影響されたの初めてですよ。

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名前無し

多部ちゃん素晴らしいです。
男爵さんには、少し警戒しながらも礼儀を守ってしっかり話せる。
元彼には、「呆れた感」満載でうんざりの表情。
パンティーさんとは、打ち解けた素直な会話。
カフェのマスターには、年頃の娘さんらしい表情と会話。
相手によってしっかり違いを出して演技出来てます。

二話でも思ったんですが、男爵さんシャイで良いですね。奥田瑛二さんも素晴らしい。
「豚になるぞ」なんて誤魔化しながら「今日夕方お前の所に行くから」。「ビール注がなくていい」の後にしょんべん臭いおぼこ娘とか。「おむつを替えてた」とか、わざと嫌がる様な事を言う。男爵さん独特の照れ隠しで、孫娘感覚なんでしょうね。
借金の断りの代筆を事前に見せろとは言わずに、任せてしまったのはポッポちゃんを信頼して認めている証拠だと思う。
この二人のやり取りは二話から続けてほんと大好き。

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名前無し

私はドラマを見るときに、なぜ今このドラマを作ったのかと考えたりします。この作品の登場人物はスマホをいじることが無いなと。一通にかける思いの強さという意味では、果たして自分はメール一通にどれほどの思いを込めてるかなと考えました。今この時代だからこその内容に感銘を受けます。私ももう犯罪系、不倫系、ファンタジー系はお腹いっぱい。

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