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合計 | 61件 |
読み | かそうぎれい | |
放送局 | NHKBS BSP4K | |
クール | 2023年10月期 | |
期間 | 2023-12-03 ~ 2024-02-11 | |
時間帯 | 日曜日 22:00 |
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凄い最終回。嘘から出た誠。宗教は人の心の中にある。
大東駿介さんの迫真の演技。誠の最後まで秋瞑たちを救って欲しいと正彦に懇願していたのが印象的。そして正彦にとって亡くなった誠は…
ドラマとしては唯一入信をしていなかった真実の存在が効果的だったと思う。
教団を外から見る視線。
が…ラスト、彼女が繋ぎ合わせた張りぼての仏像を祈った。
…彼女の中に宗教が芽生えた。
普段特に宗教とは無縁に近い生活をしてるが、このドラマを見てる2か月くらいは宗教について考えるいい機会であった気もします。
ものすごい作品。
本気を出したNHKの底力に圧倒される。
この作品を見ていると、人が宗教にハマるメカニズムや、素人が出来心ではじめた新興宗教が大きくなっていくプロセス、内外に起こる大小様々な渦に飲み込まれてコントロールが効かなくなっていく様、教団を抜けた人間が抱える不安や宗教2世が抱える闇をリアルに疑似体験することができる。
大東駿介という俳優は、どの作品で見ても妙に生々しく、いい加減さや身勝手さなどの誰もが持つ目を背けたくなるような面を、カッコつけることなく、手加減せずにむき出しに表現する。同作品はその真骨頂という感じ。この人抜きではこの作品は成立しなかっただろう。
信者にならずに客観的に教団を観察し続けてきた少女が、親族に連れ戻されたあげくに監禁され詰められるというくだりは、あまりにも救いがなく、うんざりする。
わたしも総長の矢口はもしや宗教二世なのかなあ…と思いました。
霊が見えるという彼女に「母親に執着してる」と言われ動揺してたし、回向を見る目がなんか変だった。
正彦に「恵法をオレとお前でぶっ潰そう」と言った後、冗談だよ茶化していたけど、なんか本気で言ってる気もした。
オープニングのナレーションで「金のためにインチキな宗教をでっちあげた愚かな2人が…」と言っているが、もう相当お金はたまってるはず。でも矢口の生活はかなり質素のままの気がする。
もしや矢口は別の目的でこの宗教を立ち上げたかもという気もしてきた。
ほんと先がさっぱり分からない妙な面白さもありますね。
とても印象に残る終幕だった。
最後は一文無しになり、サラリーマンにでもなるか新たな詐欺(ねずみ講)を目論むだろうと想像していたが、そう来たかとニヤニヤしてしまった。
印象に残るキャラがたくさんいたが、出所後、霊能力を失った如月秋瞑が、それでも占いで生計を立てようとしているところが哀れだった。
今後は嘘を重ね、霊感商法の道に進むか、客が喜ぶ言葉で細々とやるかの二択だろう。
彼女は前者だろうと予想する。
さて、相棒を失った正彦は刑務所で何かを悟ったようだ。
誠の遺志を継ぎ、みんなが幸せになれる方法を探っていたのだろうか。
面会に来た若い男女と再スタートを切りそうだ。
伊藤真実の部屋には誠が叩き壊した御本尊があった。
「そして、宗教が生まれる」
完璧なラストであり、続きが欲しい見事なタイトルだ。
ずっきーは結局教祖になる運命の人だったんだと思えた。総長は単なるいい加減な奴だと高をくくってみていたが、実は教祖誕生になくてはならない人だった。ナレーションで、あほうども扱いの二人だったし、その程度のドラマかと思って見ていたが、もしかしてずっきーは偉人なのかもと今は思う。ただ、しゅうめいが精神鑑定の結果異常がみつからなかったというのが怖い。現代の異常と正常の定義は本当に恐ろしい。
個人的には、ずっきーが言ったように、法は人類の偉大な英知や苦闘の結集だと思うし、科学を愛する者として、宗教とは儀礼・慣習の一つという目線で臨むつもりだけど。
残り1話となりましたが、毎回怒涛の展開に目が離せない!
人間は、本当に自己中心で、誰かにすがり助けを求めたかと思えば、簡単に裏切り自分の都合良い場所、都合良い人へ心変りしてしまう…
桐生達も最初は儲ける為の偽教祖になったんだけど、色んなバッシング受けるようになっても、
残り少ない信者を守ろうとしてるし、夜逃げ等をしないところは偉いと思います!
自分達が始めた偽宗教なので、最後迄教祖として、自分達を信じた信者を見捨てたくないという姿勢は、いつの間にか本物の教祖になってるのかも…?
最終回がどうなるか?楽しみです。少なくとも、
桐生達や信者として残る人たちに、救いのある終わり方であってほしいと願っております。
子供の人格を尊重せず、子供の気持ちに耳を傾ける事ができない親は根性が足りない。
描かれ方が極端過ぎるが、信仰するという生き方に対する無理解という問題を突きつけられたように感じた。
人の心のありようについての無理解・無自覚が、集会所の外側では家族や社会との軋轢を生み出し、集会所の内側ではカルトを生み出してしまったように見える。
我は神仏の内にあり、神仏は我の内にあり。
神仏もサタンも、内にあるのであって、外にあるのではない。
正彦が電話で石坂に「役人をなめるな!」と啖呵を切ったところがスカーッとした。
うーん、はじめの頃からうすうす感じてるんだけど、
役人(役所)がきっちり仕事をして住民の困りごとなどにちゃんと対応してくれたら、変てこなインチキ宗教にのめりこんで救いを求める人もよっぽど減るんじゃないかなあ。
そろそろ最終回?
最高に盛り上がってきましたね、楽しみです。
中途半端な教祖は信者に食われる、と回向が言っていたが、食われそうになりながらも「教祖」として土俵際で踏ん張る正彦の姿にエールを送りたくなる。しかし、桐生先生の教えを信者が身につけているようには全く見えない。広江さん、圭子さんの「困った時はお互い様ですから。人間なんて、そんなものですよ」が一番まともだ。
新興宗教をめぐるあらゆるトピックがてんこ盛りで展開する中、マネージャーの増谷のキャラが立ってきた。
面白い。あっという間の第8話。確かに総長の様子がなんか危うくて、おかしいと思っていたら元信者で救いを求めていた。
展開が早くて次々と予測不能な事態が起きるし目が離せない。それでいて、すっと心に響いてくる人間の想いが伝わってくる。深くて良いドラマだと思う。
総長は宗教二世なのかなあ。
政治家との関係性であったり、他教団との闘争であったり、信者間の温度差であったり、いろいろ生々しくて面白い。この先どうなっていくのかまだまだ目が離せない
面白いなあ。
宗教って何だろう、なぜ宗教が必要なのか、なぜ宗教にハマるのか、伝統宗教と新興宗教の違いって何、いろいろ考える考えさせられることがあって面白いです。
教祖様良い俳優さんですね、今まで全く知りませんでしたが。
「教祖」に箔を付けるために金で名誉を買う。協力するスーパーの社長にとっては税金対策だとしても、教育や医療が行き届かないところに学校や病院ができるのは良い事だとは思うが、900万の仏像を裏金で買わせるブローカーのような石坂が仲介していると利権の匂いがしてしまう。
元妻に再婚を申し込んだが振られ、別れ際に「まっとうな仕事をしてね」と言われた正彦。そういえば、呪術にのめり込む由宇太に正彦がかけた言葉も「まっとうな力を持て」だった。人生に行き詰まった正彦が「教祖」になることへのめり込んでいるのと構造が同じということか。
なぜ、宗教が必要なのか、真実さんが語った「困ったときに寄り添ってくれる人がいる。暖かい気持ちになる。」皆、家庭から失われてしまった家族的なものを求めずにはいられない。初期メンバー達は桐生慧海という存在が仮想でもよいと思っているのではないか。
1か月程前にNHKスペシャルで宗教2世のドキュメンタリーとドラマをやってましたね。
ドキュメンタリーでは「信仰をやめる自由」をめぐる元信者(教義の中で認めてほしい)と信者(やめずに済むように家庭で対応してほしい)の対話が印象に残りました。
ドラマの方では「サタン」という言葉の精神的な破壊力に驚愕しました。
私自身の信条は「神が人を創ったのではなく、人が神を創った」なので、宗教の社会的機能という視点でこのドラマ仮想儀礼を興味深く観ています。
心身に異常があれば病院に行きなさい。
生活に心配があれば役所に相談しなさい。
規則正しい生活をすれば体調が整い、心に余裕ができれば周りに優しく接することができ、周りからも優しくされるようになる。
勉強会→合宿→マインドコントロールの勧誘手口。
偶然の出来事を奇跡のように演出する。
いろんな意味でのリテラシー満載。
この初期メンバーで教義を作っていくことになるのだろうか。宗教法人を申請するには3年間の活動実績が必要らしい。「教祖」が「宗教」から抜け出せなくなっていく物語に見えてきた。
テーマはまさに新興宗教。しかも金儲け目当ての人間が教祖に「扮して」世間を騙す。ポイントはインチキ宗教側よりも騙される弱い立場の人間の描写だ。今回ばかりはNHKを褒めるしかない。この企画、視聴率とか評判とか関係ない。今の時代に必要な教養あるドラマだ。TVはこういうジャンルのドラマをバンバン放送し、宗教に無知な人々を救う手助けをしてほしい。
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