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合計 | 61件 |
読み | かそうぎれい | |
放送局 | NHKBS BSP4K | |
クール | 2023年10月期 | |
期間 | 2023-12-03 ~ 2024-02-11 | |
時間帯 | 日曜日 22:00 |
病院に行きなさい、警察に行きなさいで家庭医学に詳しい教祖さま。クリエーターを目指し常識も豊かなので、教祖ということはないけれど、近くにいて支えてほしいと思わせる人だと思う。軽薄の極みの相棒がいなければ、うまくいきそうに見える。
今年は一橋桐子、グレース、ミワさん、あきない世伝と、さすがはNHK。でも最後に、あれからどうしたで落とされた。
強力なパトロンとコンサルを得た事で教団は大きくなったが、宗教を求める周りの人々と「教祖」との間のパワーバランスが逆転してしまった。1400万の領収書は確定申告で大活躍…罰当たり街道まっしぐら。
先日、Eテレの100分de宗教論という番組でレオン・フェスティンガーという心理学者の『予言がはずれるとき』という本が紹介されていて、変え難い現実と自分の信念が乖離する認知的不協和に陥ったときに人間がとる行動に3つのパターンがあるのだそうだ。
1.不協和の元となる信念や行動を変える。
2.不協和を解消するような情報を集める。
3.不協和状態について考えるのをやめる。
聖泉真法会の変容をまのあたりにして、正彦、誠、初期メンバーたちは、どんな行動に出るのだろう。未入信の真実さんが残す記録は正彦を救うことになるのか?それとも地獄へ落とすのか?
出資者と戦略家の存在で一気に信者を増やしたが、その事で鈴木と矢口の手から団体が離れた感じがした。
最早、二人は彼らの駒に過ぎないのではないか。
そう彼らも感じ、不安がよぎる。
また、宗教に憑りつかれたユウタは、もっと厳しい修行を要求される団体で、ぬるま湯に浸かる信者を殺害。
この辺は70年代の共産主義者と似ている。
自分の考え、方法だけが正しい。
だから馬鹿は殺しても良いという理屈だ。
宗教団体にコンサルがいるとは面白い発想だが、これは公然の秘密なんだろうか?
次が楽しみだ。
「教祖」に箔を付けるために金で名誉を買う。協力するスーパーの社長にとっては税金対策だとしても、教育や医療が行き届かないところに学校や病院ができるのは良い事だとは思うが、900万の仏像を裏金で買わせるブローカーのような石坂が仲介していると利権の匂いがしてしまう。
元妻に再婚を申し込んだが振られ、別れ際に「まっとうな仕事をしてね」と言われた正彦。そういえば、呪術にのめり込む由宇太に正彦がかけた言葉も「まっとうな力を持て」だった。人生に行き詰まった正彦が「教祖」になることへのめり込んでいるのと構造が同じということか。
なぜ、宗教が必要なのか、真実さんが語った「困ったときに寄り添ってくれる人がいる。暖かい気持ちになる。」皆、家庭から失われてしまった家族的なものを求めずにはいられない。初期メンバー達は桐生慧海という存在が仮想でもよいと思っているのではないか。
なんか面白い。
教祖さま、お茶のお師匠さんを口説こうと「美しい瞳だ」と言ったとたん「それはルッキズムです」。人を見た目で判断してはいけないというあなたの教えに反する…と振られ、え~~~自分が書いた本で墓穴掘っちゃって(笑)。
で、前の奥さんに再婚申し込んだら、また振られ、「まっとうな仕事をしてね」言われる。
相方の誠は宗教で一儲けしようとこの団体を立ち上げたが、正彦もそのつもりでやっているが、ギリギリのところで、つい相談された人の身になってしまう。
病院へ行け、役所へ行けと現実にその解決方法をアドバイス。これは、正彦の持ってうまれた性格的なものなのか、都庁勤めで公僕として培われてしまったそんなサービス精神がなさせるのか…
スーパーの社長が急にビジネスライクになってきた。本性を現したのか。はじめにこの団体を見た時、「これは使える」と思ったのかもしれない。というか、正彦のキャラ。
そもそも信者以外は端から見れば怪しいと思ってしまうこういう世界。
儲けようとはしてるが、それに徹しきれない正彦は逆に人を集めそうだという勘が働いたのか。
二人で始めたインチキのビジネスだが、別のインチキのビジネス・思惑に飲み込まれるのか。
今度は、政治に利用されそうな気もする。
面白いなあ。
宗教って何だろう、なぜ宗教が必要なのか、なぜ宗教にハマるのか、伝統宗教と新興宗教の違いって何、いろいろ考える考えさせられることがあって面白いです。
教祖様良い俳優さんですね、今まで全く知りませんでしたが。
今回が一番面白かった。
教団を立ち上げてから2年ほどで、病院を造ろうかという所まで駆け上ったが、教祖は早くも虚しさを覚える。
酒と女では埋められず、別れた女房に会いに行くが、時すでに遅し。
結成時の信者と飲み会を開き、初心に戻ると誓うが、これからは坂道を転げ落ちそうだ。
桐生慧海こと正彦は生来の人の良さから早くも限界を見せたが、例えば池田大作や大川隆法はどうだったのだろうか。
そんな興味が湧いた。
河井青葉、松井玲奈の二人の演技が微妙にエロい雰囲気を醸し出してドラマを盛り上げている。他の女優陣も粒ぞろいで日曜の就寝前にはもってこいという感じ。でも10回は少々多めかな。でも結末を見たいので継続視聴。
石坂および他教団教祖との争いになっていますね。
宗教法人の権利を金で買えとか、胡散臭い話です。
活動を妨害されましたが、どうなるのでしょうか。
集票装置としてはたらく見返りに狭くて直接的な利益を求めるという構図は宗教団体に限った話ではないですね。パー券の売上げがキックバックされて裏金として消えていくのと根っこは同じ。
聖泉真法会がここまで大きくなったのは回向と石坂の術中に嵌ったからなのに、5000人の信者に執着する正彦。地位と権力は人を惑わせる。教団内にユダがいる、という正彦の言葉にゾッとした。
総長は宗教二世なのかなあ。
政治家との関係性であったり、他教団との闘争であったり、信者間の温度差であったり、いろいろ生々しくて面白い。この先どうなっていくのかまだまだ目が離せない
わたしも総長の矢口はもしや宗教二世なのかなあ…と思いました。
霊が見えるという彼女に「母親に執着してる」と言われ動揺してたし、回向を見る目がなんか変だった。
正彦に「恵法をオレとお前でぶっ潰そう」と言った後、冗談だよ茶化していたけど、なんか本気で言ってる気もした。
オープニングのナレーションで「金のためにインチキな宗教をでっちあげた愚かな2人が…」と言っているが、もう相当お金はたまってるはず。でも矢口の生活はかなり質素のままの気がする。
もしや矢口は別の目的でこの宗教を立ち上げたかもという気もしてきた。
ほんと先がさっぱり分からない妙な面白さもありますね。
食うか食われるかの話になってきた。
舵取りを誤ると二人共ホームレスだな。
教団内にいるかもしれぬユダがキーパーソンになりそうだ。
さえない。
凄いです。これ、
矢口は正彦に救って欲しかった…
母親を捨てたという自責の中で生きてきた矢口だが、「捨てられたのはお前だ、自分を罰するみたいに生きるな…お前が作った神だから言うよ…お前を許す」
矢口の心の奥にあったものが融けていくようだった。
正彦の「神が人類を作ったんじゃない 人類が神を作ったんだ。なぜか?…必要だったから」
という言葉が印象的。
石坂が殺されましたが、回向法儒に脱税の
捜査が及ばないようにするのが目的でしょう。
聖泉真法会が存続できるのかどうか、見物です。
面白い。あっという間の第8話。確かに総長の様子がなんか危うくて、おかしいと思っていたら元信者で救いを求めていた。
展開が早くて次々と予測不能な事態が起きるし目が離せない。それでいて、すっと心に響いてくる人間の想いが伝わってくる。深くて良いドラマだと思う。
中途半端な教祖は信者に食われる、と回向が言っていたが、食われそうになりながらも「教祖」として土俵際で踏ん張る正彦の姿にエールを送りたくなる。しかし、桐生先生の教えを信者が身につけているようには全く見えない。広江さん、圭子さんの「困った時はお互い様ですから。人間なんて、そんなものですよ」が一番まともだ。
新興宗教をめぐるあらゆるトピックがてんこ盛りで展開する中、マネージャーの増谷のキャラが立ってきた。
怒涛の回だった。
誠?麻子?からの誠総長の独白、教祖神の赦し、禁断のチューまで一気に引き込まれた。
「神が人類を作ったんじゃない 人類が神を作ったんだ。なぜか?…必要だったから」はよく言われてることなんだけど、このドラマこの展開で正に真理だと感じた。
正彦が電話で石坂に「役人をなめるな!」と啖呵を切ったところがスカーッとした。
うーん、はじめの頃からうすうす感じてるんだけど、
役人(役所)がきっちり仕事をして住民の困りごとなどにちゃんと対応してくれたら、変てこなインチキ宗教にのめりこんで救いを求める人もよっぽど減るんじゃないかなあ。
そろそろ最終回?
最高に盛り上がってきましたね、楽しみです。
国税から石坂の死まで息つく島もなかった。
そこに総長と信者の肉体関係と男同士の禁断のチューを放り込むとは恐れ入った。
早く日曜にな~れ♪
総長の狂気ばしった感じ、
収監された男の子
心を操作されるって感じなのか
怖いよな
ちょっとあっ気にとられ、なんでこんなことになったんだろうと思って見ていた。
ニセものからはじまり、張りぼての仏像だったけど、それそれ訳アリの人達が救われ、それはそれで良いと思っていた。
秋瞑たちの暴走を加速させているのは外圧か。集団が叩かれ始め、それはサタン、サタンがやってくるなら戦わなければいけないというおもい。
最後に血を流した男が倒れていて、何が起きたか全く分からないが、もうことは別の次元にきてしまったとよう。
軽い気持ちで作ってしまった正彦と誠の宗教。
もう二人の手におえないものになってしまってる気がする。
あと1回らしい。今まで見たことのないようなドラマ…どんな結末になるか見届けたい。
先鋭化していく人って必ずいるよね、でまだその次元なのと見下す。こうやって他者を排除していきますます先鋭化。
人間の性、集団の狂気がよく描かれてる。
いよいよ最終回、どんな結末になるのか全く想像つかないけど楽しみ。
宗教は「大衆のアヘン」である。カール・マルクス(1818-1883)
そんな豆知識いらないの
なんでこんなにつまらないんだ?
子供の人格を尊重せず、子供の気持ちに耳を傾ける事ができない親は根性が足りない。
描かれ方が極端過ぎるが、信仰するという生き方に対する無理解という問題を突きつけられたように感じた。
人の心のありようについての無理解・無自覚が、集会所の外側では家族や社会との軋轢を生み出し、集会所の内側ではカルトを生み出してしまったように見える。
我は神仏の内にあり、神仏は我の内にあり。
神仏もサタンも、内にあるのであって、外にあるのではない。
絶対的なカリスマになれなかった(なろうとしなかった)桐生慧海が人として苦しみ、教団は風前の灯火だ。
恵法三倫会教祖・回向法儒が動いたのだろう。
また、秋瞑によって内からも崩れた。
普通の人であるズッキーは異能の人を野放しにしてしまった。
残り僅かとなった居場所のない人・信者を教祖と総長はどうするのだろう?
次回が楽しみだ。
建物を囲む者たちが口々に「セックス教団」と罵ったが、40年ほど前、信者の女性をホステスとして働かせた教祖がいた事を思い出した。
ワイドショーで連日のように報じられていたが、彼らはどうなったのか。
ふと考えてしまった。
残り1話となりましたが、毎回怒涛の展開に目が離せない!
人間は、本当に自己中心で、誰かにすがり助けを求めたかと思えば、簡単に裏切り自分の都合良い場所、都合良い人へ心変りしてしまう…
桐生達も最初は儲ける為の偽教祖になったんだけど、色んなバッシング受けるようになっても、
残り少ない信者を守ろうとしてるし、夜逃げ等をしないところは偉いと思います!
自分達が始めた偽宗教なので、最後迄教祖として、自分達を信じた信者を見捨てたくないという姿勢は、いつの間にか本物の教祖になってるのかも…?
最終回がどうなるか?楽しみです。少なくとも、
桐生達や信者として残る人たちに、救いのある終わり方であってほしいと願っております。
とうとう信者の一人が傷害行為を犯しましたね。
最終回では、教祖と総長は裁かれるのでしょうか。
次回で最終回となりました。なかなか凄いことになってきた。結局、宗教団体を興した二人は結構のんびり屋さんで小銭のお布施で喜んでいたけれど、周りの人間に振り回されてどんどん大きくなり、突き落とされ、そして信者の暴走と、あの二人は置いてきぼりにされているような気がする。あの二人の欲にまみれない悪人ではないところが、このドラマの質を上げていると思う。
ものすごい作品。
本気を出したNHKの底力に圧倒される。
この作品を見ていると、人が宗教にハマるメカニズムや、素人が出来心ではじめた新興宗教が大きくなっていくプロセス、内外に起こる大小様々な渦に飲み込まれてコントロールが効かなくなっていく様、教団を抜けた人間が抱える不安や宗教2世が抱える闇をリアルに疑似体験することができる。
大東駿介という俳優は、どの作品で見ても妙に生々しく、いい加減さや身勝手さなどの誰もが持つ目を背けたくなるような面を、カッコつけることなく、手加減せずにむき出しに表現する。同作品はその真骨頂という感じ。この人抜きではこの作品は成立しなかっただろう。
信者にならずに客観的に教団を観察し続けてきた少女が、親族に連れ戻されたあげくに監禁され詰められるというくだりは、あまりにも救いがなく、うんざりする。
凄い最終回。嘘から出た誠。宗教は人の心の中にある。
大東駿介さんの迫真の演技。誠の最後まで秋瞑たちを救って欲しいと正彦に懇願していたのが印象的。そして正彦にとって亡くなった誠は…
ドラマとしては唯一入信をしていなかった真実の存在が効果的だったと思う。
教団を外から見る視線。
が…ラスト、彼女が繋ぎ合わせた張りぼての仏像を祈った。
…彼女の中に宗教が芽生えた。
普段特に宗教とは無縁に近い生活をしてるが、このドラマを見てる2か月くらいは宗教について考えるいい機会であった気もします。
正彦の五体投地による弔いの儀礼の迫力に圧倒された。あのとき正彦は一生誠を背負って生きていく事を覚悟したのに違いない。
自分が神様だと思ったり、それを信じたり、信じるフリをしたり、そんな人間だからこそ、助けたい、見捨てない。ウソがマコトになったのさ。と言うけれど、広江さん雅子さん秋瞑さんが初めて集会所を訪れたときの正彦と、刑務所の中で受刑者の話を聞く正彦、詐欺なのか、本物なのか、傍から見ると全く同じに見えるのだ。
広江さんには出所した正彦に声を掛けてあげてほしい。
人間、生きていれば色々あるわよ。禍福は糾える縄の如し、て言ったものよ、正彦さん
ひとのこころ、自分のこころ
どこまでもどこまでもどこまでいっても沼のよう
死ぬまでも
死んで更になお影響下
悩みは尽きずまったくやってられない
あさこさんもう、沼の一生なのかな
それも運命なのかな
素晴らしいドラマでした。
皆さんたくさんコメントされてるので私から言うことはありません。
このドラマで青柳翔さんを知ったことが収穫、そして大東さんが凄かったです。原作者の篠田節子さんを知ったことも。
本当に素晴らしい作品をありがとう。
企画と設定はいいのに何故こんなにつまらないのかそれが問題だ。
誠が亡くなってしまったために、責任を感じた正彦は、
残りの人生を自分の罪と向き合うことにしたのですね。
懲役に服した後も、悩める人達の話を聞くつもりです。
にんげん生きていれば悩みは尽きないですから。
結末で、伊藤真実が修復した御本尊像を拝んいるのは、
彼の教えが存続しているということなのでしょうか。
ずっきーは結局教祖になる運命の人だったんだと思えた。総長は単なるいい加減な奴だと高をくくってみていたが、実は教祖誕生になくてはならない人だった。ナレーションで、あほうども扱いの二人だったし、その程度のドラマかと思って見ていたが、もしかしてずっきーは偉人なのかもと今は思う。ただ、しゅうめいが精神鑑定の結果異常がみつからなかったというのが怖い。現代の異常と正常の定義は本当に恐ろしい。
個人的には、ずっきーが言ったように、法は人類の偉大な英知や苦闘の結集だと思うし、科学を愛する者として、宗教とは儀礼・慣習の一つという目線で臨むつもりだけど。
とても印象に残る終幕だった。
最後は一文無しになり、サラリーマンにでもなるか新たな詐欺(ねずみ講)を目論むだろうと想像していたが、そう来たかとニヤニヤしてしまった。
印象に残るキャラがたくさんいたが、出所後、霊能力を失った如月秋瞑が、それでも占いで生計を立てようとしているところが哀れだった。
今後は嘘を重ね、霊感商法の道に進むか、客が喜ぶ言葉で細々とやるかの二択だろう。
彼女は前者だろうと予想する。
さて、相棒を失った正彦は刑務所で何かを悟ったようだ。
誠の遺志を継ぎ、みんなが幸せになれる方法を探っていたのだろうか。
面会に来た若い男女と再スタートを切りそうだ。
伊藤真実の部屋には誠が叩き壊した御本尊があった。
「そして、宗教が生まれる」
完璧なラストであり、続きが欲しい見事なタイトルだ。
宗教が生まれて埋められて
ずーーーっとエンドレスってことか……
人が生き続けるかぎり
宗教は生まれ続けるんだなぁ
麻子が恵法三倫会へ戻ったが、あれこそが宗教の恐ろしさだ。
オウム真理教のテロ事件後、解散したにもかかわらず、その受け皿宗教へ戻った者が少なからずいる。
この世には宗教が無いと生きて行けない者がいるのだ。
正彦もそんな者たちを拾いながら生きていくのだろう。
聖泉真法会を見て学生運動を終焉を思い出した。
先鋭化した一部が、小さな理念の違いから仲間を殺害し、恐怖で支配するも霧散した。
今でも共産党や極左暴力団としてわずかに生き残ってはいるが、大衆を支配するなど夢のまた夢。
この作品を見て、改めて共産主義は宗教以外の何物でもないと感じた。
信じる者以外にとっては毒であるという意味だ。
やっと最終回を見れた。
途中、少し中だるみした感じがあったが、終盤はこれ、どう終わらせるつもりなんだろう、とハラハラした。
誠の死は衝撃的だったが、これには制作側の意図があるのかと思った。
宗教でいっちょ儲けてやろうなんて軽々しく考えると、はじめはうまくいくかもしれないが、こんな痛い目に遭う可能性もある、という警鐘。
キャストも素晴らしかった。
大東駿介が出てるから見始めたけど、青柳翔も半分怪しげ半分誠実そうな教祖役を熱演だったと思う。
いまいち。
漂着者とか、となりのナースエイドとか、続編があるぞ的なニュアンスでの終わりかたのドラマがあったが、視聴者の支持が無いので無理だし、観る気まったく起こらない。でも、この仮想儀礼はできれば続編が観たい。もう少し落ち着いた感じのドラマを希望。
誠が実は恵法三倫会の信者だったことを分かった上で、このドラマを再視聴している。それらの後で分かったことを考えに入れると、まるで芥川龍之介の小説のような心の揺れが俳優達の表情に込められていることが改めて知らされるし、初視聴で分からなかったことが色々見えてくる。本当にかなり深い作品。
↑あの脚本と青柳、大東を主演に出来たところで成功は約束されていたのかもしれない。
民放だとCMで稼ぐから喜多川ボーイズが中心となってしまう。
つくづく日本のドラマをつまらなくしているのがジャニーズ、現スマイルアップだと分かる。
想像してください、仮想儀礼の主演がキムタク、東山だったらと。
聖泉真法会は大成功し、東京ドームでイベント開催をし、公〇党のような政治部を作り、我田引水の国策に精を出していた事でしょう。
青柳さんと大東さんの迫真の演技もさることながら、ラスト3人の女性信者のうち松井玲奈さんはさておいて、河井青葉さんと美波さんの演技力も恐ろしいくらい見事だった。特に美波さん演ずるシュウメイは最終戦争を絶対的に信じていた。それで精神鑑定の結果、異常が見つからなかったというのもまた恐い。
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