5 | 94件 | ||
4 | 40件 | ||
3 | 21件 | ||
2 | 18件 | ||
1 | 26件 | ||
合計 | 199件 |
投票数が同じ場合は新しい順です。
レビューの時間をクリックすると、そのレビューの書き込まれている位置に移動します。
今まで星5だったが、ここまで一気に内容が堕ちるとは。
中の上とか凡作レベルなら絶賛を続けるが、最底辺のレベルまでドラマの質が落ちるとそれは到底無理。
前回も鞄の中の骨を焼く加代子と見つめる寺内の会話が冗漫で何となく嫌な予感は薄々していた。今回、冒頭で寺内に何であんなに饒舌に大演説をさせるのか。ミステリアスな雰囲気が一気に冷める。そして、寺内は人格者と正義感が屈折した殺人鬼の二面性を持つ現代版「必殺仕事人」と今まで思っていたが、ただの独りよがりの歪んだ殺人嗜好者、人格異常者と言う描写だった。
寺内は団地内の悪が許せないのではなかった。自己愛の強い倒錯したナルシストで衝動性が手の付けられないモンスターのような男だた。寺内の悪人なりの魅力が一気に消え失せ、現実世界にもいるサイコパスの殺人犯を思い出し非常に気分が悪くなった。
自治会長の描写も酷い。金のためには寺内を利用して殺人を行う異常者だ。それとインチキ祈祷師役の俳優の演技が下手過ぎる。興醒め。
次回は、予告編では寺内と穂乃花が江里子と同居、穂乃花が飛び降り自殺?、寺内は油をまき体を縛りろうそくの火を付け自殺?(他殺なら江里子宛の遺書の読み上げはないはず)
ジョージ秋山の「銭ゲバ」と言う漫画があった。幼少期が不幸で孤児となり金の亡者となり殺人もレイプも平気でやる男になり下がった主人公。刑事も息子を怪我させ退職に追い込み殺す。だが最後に秀才の作家ジャーナリストに追い詰められていく。「おらの武器は銭ずら」と言う主人公に「私の武器はペンです」と答える作家。作家も考える。恋人は自分を勉強ができるから好きだと言う。お金の魔力にとりつかれた主人公の生きざまと重なる。最後は平和な小市民生活を想像しながら主人公は自殺。漫画と言うより重厚な文学作品のようだった。
それに比べ、昨日の「限界団地」の薄っぺらさ。前回まで絶賛してきたのに何でこんな陳腐な作品にしてしまうのか。
次回はひょっとしてV字回復の内容かもしれないので期待しよう。
げに恐ろしきは穂乃香ちゃんなり〜・・・
最後は子役が持っていったね(笑)なんとも惹き付ける表情のある子だよね。
結局、団地マンは連鎖していくのね、中々に衝撃的な終わり方でした。
睡眠薬、自己犠牲芝居、盗聴、弓ノコ、幽霊部屋、スーツケース…
恐怖の小道具満載だ。
そして、それらを使いこなすオカルト俳優佐野史郎がフルスロットル。邪魔な人間をは排除しつつ、「穂乃花ママ乗っ取り計画」が着々と進行中。「変だ」と気付き始めた自治会長はどうなる?
2人の子役さんたちの演技も自然体でとても良い。
次回を早く見たい。
何だかんだ自治会長の奴、うまいこと乗り切りやがったな(笑)
全てを明かさない、相当の裁きもない、驚愕の不死身っぷり
あやふやな部分も含め、私は最終回に不満は無いです。
寺内の不気味さとある種の小気味良さが持ち味だったわけだし
ここで当たり前の破滅や寺内の死に様なんて描写したら台無し
蒸し暑い真夏の夜に観るのに丁度良い、ホラーファンタジー?
幾度もゾワッとしたし、面白かった。
佐野さんはもちろん、ほのかちゃん役の少女、絶妙だった。
ホラーサスペンスは嫌悪感を催さない範囲で(吐き気のするグロテスクな腐乱死体の描写等はいらない)、ある程度リアルでないと意味がない。コントでは面白い訳はないのだ。
作者や演出は若い(年長の方の演出も50過ぎ)。だから、病気や障害や怪我について無知だという風に思えてならない。
腹を刺され怪我をした寺内が駆けていく場面がある。
私個人は心筋梗塞で肋骨を切断し心臓一時摘出の手術を受けたが、腹部の出血は強い貧血を伴う。これとは別に消化器出血で鉄欠乏性貧血の治療も受けているが、目の前が真っ暗になりとてもあんな風には走れない。腹部の痛みも筋肉が手足の神経とつながっていて指を握ることさえ苦痛になる。そういった描写がない。
だから、寺内が走っていくのがコントにしか思えない。全然怖くないのだ。白けるだけで。
一生懸命コントを演じさせられる佐野史郎さんがただただ気の毒。コミカルからシリアスまで演じ分けられ舞台で鍛えられた名優なのに冬彦さんイメージで決めつけられた挙句、コントの演出。
情けなくて涙が出る。
何これ、展開が凄い気持ち悪くなってる。大体なんでエリコが寺内に従う必要があるの?それに旦那の行方が分からないのに放置したまま、仕事する気配も無く、先輩とイイ感じになったり意味が分からない。殺人モンスター寺内はただただ不快な存在になってしまった。
江理子と穂乃花の”母子誓いの儀”のBGMはバッハの”主イエス・キリストよ、我汝の名を呼ぶ”。
私はケンプ版が好きだが、物憂げなこのブゾーニ版も良く思えてくる。
三人の女流作曲家によるたくさんのオリジナル・ピースが編み合わされている本作の中に、あえてクラシックの秀作を使う意味は理解できる。
今話は、江理子の夫高志の再登場により意外性が持たれていた。
一度裏切った者は何度でも裏切る、か。
最終回の来週の訪れが悲しい。
江理子もダンチマン化か。
佐野氏が”蛭子版限界団地”を望んでいるが、確かにこういう狂い方は蛭子漫画で読んでみたい。
足立梨花は、今年は”噂の女”と本作で良いキャリアを作っていると思う。
まだ放送もしていないが
次回予告を見る限り
オウム真理教みたいに団地住民を洗脳して
寺内が教祖様的リーダーシップで号令をかけ
善悪の良し悪しが判らなくなって集団暴走
最後は孫に殺されるか身代わりになって死ぬかどちらかじゃないと
収拾がつかないな
寺内が犯行を堂々と告白するところから路線変更して
たどり着いた答えがカルト集団か
6話の話が急におかしい
何で聞かれてもいないのに必然性が無いのに
自分で「僕が殺しました」と言うかな?
もう少し丁寧に書けよ
寺内の用意周到性のキャラからありえない展開だろ
作りが下手だよなそこが
突然話が飛んでついて来れなかったわ
寺内は用心深さどこ行ったんだよ
話の整合性をあわせろよ
本作劇伴の調律が狂っていくピアノ曲は、”ダンチマンのテーマ”だったということがわかる設えになっていた。
あの曲は寺内の頭の中で鳴っている音楽ということなのだろう。
”アップルパイの歌”と集会所に掲げられている”あやめ町団地の歌”もやはり書き下ろしらしい。
作り手の愛が伝わってくる。
重要な人物だと思われた加代子さんが消え、ひいおじいちゃん、自治会長に大きな展開があったが、その上穂乃花ちゃんの闇という仕掛けが出てきて先が読めない。
「知ってるよぉ」という独り言は、子を持つ親としてゾッとした。
そう、子供は大人が思っている以上にわかっているものである。
今話に登場した江理子の高校時代の先輩二宮役の郭智博は、『噂の女』で平山市役所土木課職員の吉本をやった方。
同番組最終回では、糸井美幸(足立梨花)に泣きすがり、彼女にそそのかされるまま市の実力者たちの不正を告発するという役柄だった。
その二人のキャラクターが逆転のようになっているのが面白い。
意識して局を越えた楽屋落ちのキャスティングをしたのだとすればなお楽しい。
エンドロール後の展開にやられた。
ネタバレを嫌う人がいるので(本サイトのルールでは放送後なら構わないようだが)誰のことかは書かないが、ちょっと引っ掛かるものがありながらもイベントが多く、特に今話は急展開の局面であったため、全くマークしていなかった。
オフィシャルサイトのインタビューで佐野氏は、蛭子能収に”蛭子版限界団地(漫画)”を描いて貰いたいものだと言っているが、ガロ的なオルタナティブ・カルチャーのようでありながら、ミステリー・スリラーとしても一定以上のつくりになっていることがわかってきた。
少なくとも、今回は意表を突かれた。
そして、この種のピカレスクがまず必ずそうであるように、やはり寺内の少年時代の愛読書は『罪と罰』で、彼がラスコーリニコフの正義観を確信犯的になぞっている上、ラスコーリニコフより動機は純粋ながら遥かに罪深い正義を実行しているらしいことが、佐野氏に「冬彦さんの十倍怖い」と言わせしめているのだと思う。
いずれにせよ、これ決してその辺の安いドラマではない。
本気で挑戦している人が、キャスト・スタッフ中何人かは居る。
それが感じられることが感動的に嬉しい。
オフィシャルサイトのノリも凄い。
十数年ぶりにテレビドラマを観るようになった途端、『噂の女』『限界団地』に同時代体験できて幸せだ。
殺したのか?と思わせて実は殺してないのかもしれないし、なんだかいろいろ想像掻き立てられて、すごくおもしろい作りのドラマだと思います。
ゾッとするけど、スカッともするし、ミステリー要素もあって、いい。今一番楽しみなドラマ。
中学生日記、ビレバン、コメダ珈琲、世界の山ちゃん、天むす・・・そしてトヨタ。
認識している人なら名古屋文化をリスペクトしていますよ。
東海テレビは『あかんたれ』『真珠夫人』『牡丹と薔薇』『冬の輪舞』『華の嵐』など歴史的名作昼ドラマの宝庫ですが、この後継枠が『オトナの土ドラ』なのだそうですね。
あの団地は東京の都営団地で、殆どを立川市の富士見町団地で撮っているようです。
自治会長がミミズの死骸や犬の糞を集めていたブランコがあるのは団地内の「たぬき公園」、その前のPTA会長田中イクミさんのお宅は20号棟。
ただ、エプロン姿の佐野さんと穂乃花ちゃんのポスターやオフィシャルサイトの写真は調布市の緑ヶ丘団地の10号棟前のようです。
どちらの団地にも立派な給水塔がありますが、ドラマで使われている富士見町団地の給水塔のほうがかっこいいですね。
やはり、現実にも両団地共建て替え問題を抱えているようです。
不気味だけどスカッとできる稀なドラマ。
「火の粉」は展開がじれったくて予定調和な感じだったけど今作は一話完結させながらメインの謎をちらつかせて引っ張る手法が絶妙です。佐野史郎さんならではのダークヒーロー、最高です。
映像作品の出来だけをプレーンに評価すると☆3と4の間だが、個人的にはワクワクドキドキして5になる。
大人の土ドラ枠初回『火の粉』では、登場人物たちが謎の人物・武内=善人と信じる基準となったのは、梶間家の長である元裁判官の無罪評決だけだった。
証拠の有無など裁判の進行に問題があったとしたら、もしかして武内は真犯人ではないか?という疑いが否応にも視聴者側に湧き出て来た。
しかし今回は、寺内の語る言葉は表面的には間違っていない。
しかも相手によって態度や言葉を使い分け、寺内を決定的に疑っている人間はまだ近くにはいない。
子どもや家族の喪失など相手のウィークポイントを見つけては、それを突いてジェネレーションギャップやら自分への疑いを次々と埋めていく。その様子が痛快でもある。
おそらく今回の「昼間の団地情事」暴露作戦は、少なくない視聴者の溜飲を下げたのではないかと思うのだけど、こうやって視聴者まで“消極的な共犯者”に巻き込んでしまった第2話は秀逸だった…
誰も傷付かないのなら…いやよしんば誰か傷付いたとしてもそれで集団の秩序が保たれるのなら…。
これは今の日本の社会に漂っている大多数の無意識だと思えてならない。
このドラマを見ながら寺内に「いいぞもっとやれ」と思っている自分に気づくたび、今の日本のどうしようもない空気に加担しているのは私自身なのだと落ち込むのも事実。
心配なのは、すでに伏線となるネタがかなりの数ばらまかれていること。
回収しきれるのか?が本当に心配。
番宣で佐野さんが 冬彦さんの10倍くらい怖い って言ってたけど、なかなか不気味ですねー。
いいぞー寺内さん、ガンガンやらかしまくってちょうだい!
何故か小気味良さすら感じる、ウザさMAXホラーおじさん。
近所に住まれるのは絶対嫌だけどさ。
団地が林立したのは東京オリンピックの前です。
そして今再び東京オリンピックを前にしています。
焼け野原の東京がオリンピックを開催するまでになり、新婚ホヤホヤの若い夫婦がお風呂がある鉄筋コンクリート建築の住まいでダイニングセットを置き文化的な暮らしをスタートできる、未来への夢と希望に溢れていた時代を、同じ東京オリンピック前なのに全然違う今、かつてを取り戻したいという気持ちはとてもよくわかります。
団地という設定は、このアイデアに欠かせないとても重要な舞台なんです。
日本や日本人が失ったものをどうしてくれるんだ?という誰にぶつけていいかわからない怒りと悲しみの象徴が団地なのではないかと思います。
香坂隆史という脚本家に注目したいです。
2014年に平田満が団地愛過剰な”夢の丘ニュータウン”団地自治会長の狂気を演じた『BORDER』第三話「連鎖」と発想が似ており、そこから着想を得たのかもしれないと思います。
ロケ地となっている団地も同じです。
寺内老人が「あやめ町団地」を「夢のニュータウン」と言うのは、BORDERのそのエピソードへのオマージュを表しているということでしょうか。
パクリだとは思いません。
このドラマに既にはまっています。
構成が優れ、テンポが小気味よいです。
佐野史郎さん、好きな俳優さんなので、佐野さんが出ているドラマは何でも不思議と見たくなる。何故か見ているだけで落ち着くような、安心した気分になる。西郷どんも佐野さんの井伊直弼が出てくるシーンが好き。
でも「還暦を過ぎて連続ドラマ初主演」と聞いてちょっと意外だった。
一世を風靡した冬彦さんもマリオさんも、そういえば脇役だったんだと改めて気付いた。
佐野さんが期待通り不気味な寺内さんを怪演。寺内さんは結構正しい!って思ってしまった。人の善意を汚く罵る人間を抹殺したり、死にたがってる人を逝かせてあげたり。そんなに悪いかなぁ?って。足立梨花ちゃん「噂の女」と真逆の素直そうな主婦役もいいですね。医者もの、弁護士もの、刑事もの…これらはもういいかげん飽き飽きしてるので、こんな生活臭がするドラマ、久々期待出来そうです。
団地もリノベーションして、安く若い人たちに貸してる人気の所もあるのを何年か前にTVでやってた。このドラマ自体は団地を蔑視してるところもあるかな、わざわざ「団地」とするところが。
2018-06-03 00:58:24さん、与田さんを殺す必要はないと思うとのこと。
そうですね、昔の良き時代を知る仲間を殺すことはないよなーと私も思いました。
寺内からしたら「妻に会いたい」と泣き崩れた与田さんを妻の元へ送り出してあげることが温情だったのかな?と私は考えました。
もっと酷な見方をすると、過去にとらわれてこれから生きていくことを諦めていることにちょっと怒りも混じったのかな?とか。
佐野さんの演技には単純で一面的ではない“余裕”の部分があるので、そこらへんを深読みする楽しみも今回の主演ドラマにありそうです。
これは予想以上に良い。
テレビが中高年を向くようになったと言われて久しいが、殆どの番組はオブラートにくるんでいる。
しかし、本作は正面から3C(カラーテレビ・クーラー・カー)が三種の神器だった頃に子供時代を送った世代に向けている。
高度成長が二度のオイルショックさえものともせず発展し続けた時代と、世界史に例が無いと言われる速度の自然人口減少が始まり貧困国になりつつある時代の対極さを団地を用いて対比させている。
孤独死、家賃滞納者を問答無用に追い出す公団住宅、アパートをまともな条件で借りられない人を生み出す保証協会という名の元サラ金業者、保険料滞納により国民健康保険証を取り上げられる人もいる。
最早かつてとは大違い、この国は既に大変なことになっていることを思い出させられる。
初主演だという佐野史郎の芝居にも映像にも力が入っていると思う。
『噂の女』の足立梨花の好演のお陰で、本作を観るきっかけを得た。
もちろん彼女の存在は本作でもとても効いている。
スポンサーリンク