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4 | 2件 | ||
3 | 2件 | ||
2 | 0件 | ||
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合計 | 8件 |
柄本明があまり好きではない。
とても丁寧に作られたいいドラマだった。まるで映画みたいで、まさにNHKならではのドラマでした。
それにしても藤原季節はとてもイイ役者だ。あの柄本明を相手に二人芝居で間をもたせて見させられるんだから。
早く朝ドラの準主役をやってもらいたいですわ。
録画で見ました。
柄本明扮する理容師の父が、ふらりと現れたお客のつむじを見た瞬間、息子だと気づくんですね。
息子がなぜ父親に会おうと思ったのか、その理由も理解できるものでした。
散髪を終えて、お父さんと言おうとするも声にできない息子。
「今日ほど、理髪店を続けていてよかったと思ったことはありません」という父親の言葉に、精一杯の思いが込められていたと思います。
自分の性格は父親に起因するのではないか。
結婚という節目にどうしても会っておきたい。正直にそれを知りたい。
それを察した父親は真摯に自分の人生を語りだす。
語りながらも細部にいきわたる丁寧な仕事。
散髪し終わった時に自分の顔を鏡で見ながら「僕はこんな顔をしてたんだ」・・・
何か心の中にあった重いものがす~消え、すがすがしい自分の顔が鏡の中に・・
それはあたかも、心の奥底にあったものも髪のようにきれいにされたような・・
鏡越しに見る顔は少し違ってみえることがある・・
父親は最後にじかに近くで子供の顔を見る。
「・・何も心配することはありません。あなたは あなたの中にあるものにおびえる必要なんかない・・」
青年の理髪店に来た(できることならの)オーダーはこの言葉だったのかもしれませんね。
人に会うか会わないか迷うときがある。でも会って本当に良かったと思える二人でした。
いまひとつエンタメ性に欠ける。主演もいまいちパッとしないし黄昏感がありすぎて集中できない。
若者が血縁があるかはともかく関係者である事は直ぐに分かった。
殺めてしまった男の息子か、彼の息子かだけが興味となった。
最後の方は泣く準備をしていたのだが、どうにも泣けなかった。
民放ならば泣けよとばかりに音楽を鳴らすのだろうけど、この作品は最後まで淡々と流した。
そのせいかな。
良かった点は柄本の所作。
本物の職人のようだった。
いいドラマ?なんでしょうね。脚本は透明なゆりかご、おかえりモネの安達奈穂子。でも初対面の人にあそこまで自分のこと話さないですよねぇ。まあ大目に見てそこは目をつむるとして、74歳の柄本明が40歳位の年齢を演じるのには無理がある。せっかくの良い話がコントに見えちゃった。残念だが回想シーンは全部が別の俳優がよかった。
あの青年は結婚する前に自分の父親とちゃんと会っておきたかったんでしょうね。父親の悪しきDNAを自分が受け継いでるかもしれないという不安を持ちながらも。
ちょっと重くて暗く物悲しいような出だしだったのに、
見終わった後はとても清々しい気持ちになりました。
店から帰る前に涙を流していた藤原季節さん、すごく良かったです。
ほぼ柄本明さんのセリフでドラマを引っ張ってましたが、
最後まで集中して見られました。
地味な作品でしたがジワジワきました。
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