3.99
5 210件
4 14件
3 5件
2 4件
1 67件
合計 300
読み しゃーろっく・ほーむずのぼうけん
放送局 BSプレミアム/BS4K
クール 2021年7月期
期間 2021-08-11 ~ 2022-06-01
時間帯 水曜日 21:00
出演
英国の作家アーサー・コナン・ドイルが生んだ名探偵、シャーロック・ホームズ。名優ジェレミー・ブレットがこの世界一有名な探偵を演じ、「原作のイメージそのもの!」と絶賛されたシリーズをBSプレミアムとBS4Kで同時放送します。色あせない名場面の数々をお楽し...全て表示
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2023-04-09 21:27:34
名前無し

「まだらの紐」補足
この話の本ドラマ版のもう1つのお楽しみが、「イギリス本国版エンディングのクレジットバックでの毒蛇とホームズの映像」。本編では明かりを消した状態なので殆ど見えないのですが、この英語キャスト名が出るエンディングのバックでは赤外線で見るような赤い画面で、毒蛇が呼び鈴の紐をつたってからホームズに打ちすえられるまでの一部始終が観れます。しかも最後の〝右手にローソク、左手の鞭を毒蛇にふるうホームズの横からのショット〟が原作のシドニー・パジェットの挿絵にそっくりなのです。
英語名が出る本国版エンディングはNHKではカットされてしまう事が多いですが、NHKスタッフもわかっているのかこの回のエンディング映像はNHK BSの放送でもちゃんと流されますのでご確認のほどを。

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2023-04-09 23:09:13
名前無し

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

「青い紅玉」守衛のピータースンが拾って221Bに届けたガチョウと帽子。ガチョウの腹から出た青いガーネットを逆のぼり意外な犯人に辿り着くまでの推理と謎解きの面白さが詰まった一編。
原作の前半はホームズが〝帽子を観察し推理する〟描写が長く印象的ですが、本ドラマ版はその前の宝石窃盗シーンからピータースンがホームズにガチョウと帽子を渡すシーンにも時間を割き、原作では会話にだけ登場する配管工ホーナーの逮捕シーンや釈放され家族と再会する大団円のラストまで映像化、TVドラマらしい作りになっています。それでも筋は原作通りで、違うのは原作で「小さなウサギのような顔の男」とある真犯人ジェームズ・ライダーが割と大柄な頭の禿げた中年なのと、ワトスンが「今回の君の結末のつけ方は気に食わない」と意見しホーナーの釈放を促す位でしょうか。
ホームズはライダーを情状酌量の余地が有る人間とみなし、本ドラマ版で初めて犯人を見逃しますが原作はホームズがワトスンに一方的に語るのみで、グラナダTVスタッフはワトスンを原作以上に常識人として描く事を重視していたのと悪事の見逃しを軽く扱わない意味でこうしたのかと推測します。

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2023-04-10 02:42:06
名前無し

失礼、2023-04-09 21:27:34の〝右手にローソク、左手の鞭を〜〟の記述は、〝左手にローソク、右手の鞭を〜〟の間違いでした。お詫びして訂正します。

2023-04-10 15:41:12
名前無し

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

「ぶなの木屋敷の怪」はホームズ物語によくある〝依頼人に高額の報酬が出るうまい話が来て、変わった条件を付けられる〟導入パターンの話の1つで、人気・知名度もある好編。
常識人に見えるルーキャッスル氏の謎の注文、外から覗く髭の男、番犬を飼う召使いとその夫人、たんすから見つかった自分が切ったのとそっくりの髪、謎の離れの部屋とこれでもかという謎の数々。ミステリーやホラー満載の要素に立ち向かう今作の依頼人バイオレット・ハンター嬢の活躍が本作のポイント。高額のうまい話に乗る依頼人は大抵そのまま騙されるのですが彼女は違い、困った時に相談出来る後見人として事前にホームズを訪ねる聡明さや、鏡で後ろを盗み見る行動力が面白さを生んでいます。召使いの夫人が実は味方で、最後にこの夫人が真相を打ち明ける展開もグッド。
従って今回ホームズは推理は大当りでも出しゃばらず、銃でワトスンが犬を撃つ見せ場も原作通りで概ね改変は有りませんが、〝犬の吠えた声に驚いたハンター嬢が鏡を割ってしまい、盗み見を思いつくシークエンス〟や〝「君の文学的才能に僕はただひたすら敬意を表するのみだよ」のあと、ワトスンに見えない向きで華を持たせたと微笑むホームズのラスト〟をつけ加えた本ドラマ版スタッフの手腕に拍手します。

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2023-04-13 07:30:30
名前無し

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

「ギリシャ語通訳」シャーロックの兄、マイクロフト・ホームズ初登場。ディオゲネス・クラブでのホームズ兄弟が階下の男の素性を当て合う座興シーンは『観察し、推理せよ』の名場面です。
この話の本ドラマ版は初めて〝原作を膨らませた改変〟であるオリジナル展開が加えられました。原作はメラス氏を救うまでで、数ヶ月後〝ラティマーとケンプ悪党2人は兄クラティーデス氏の死を知った妹ソフィアが刺殺したらしい〟新聞記事で終わりですが、ドラマの納まりが悪い為か列車での追跡劇が追加されラティマーは死にケンプとソフィアは逮捕に変更。マイクロフトは「頭脳明晰だが行動力が無い」設定に準じ列車搭乗後に疲れて休むシーンが有りますが、銃を握ったりややアクティブに描かれています。
また、この話の本ドラマ版は原作ではレストレード警部に次いで出番が多いグレグスン警部が唯一出た回でもあります。しかし令状に時間を費やしクラティーデスを死なせてしまい〝融通の利かない法律遵守の男〟の印象なのが残念。「赤い輪」では原作でホームズに感謝を述べる好漢なのにホーキンズ警部という別人に変わってしまい、「ウィステリア荘」では出番自体がカット。なぜグレグスンが本ドラマ版でかくも不遇なのかは本当に謎です。それらトピックがいろいろ重なった回となりました。

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2023-04-15 08:27:53
名前無し

「ギリシャ語通訳」補足
創立メンバーであるマイクロフトがいつも16時45分から19時40分までいる『ディオゲネス・クラブ』。クラブ内で他人と喋る違反が3回報告されると除名となるため唯一、私語や会話が許される談話室(来客室)が有ります。ホームズ兄弟が階下の外を観察し合い、メラス氏と話したのはこの談話室です。
名前の由来の〝ディオゲネス〟は古代ギリシャの哲学者の名です。酒樽の中に住んだりアレキサンダー大王に望みを聞かれ「そこに立たれると日陰になるからどいてください」と答えるなど変わり者の逸話が多い反面、家や贅沢は不要と訴える「キュニコス派」創始者で国家や民族に囚われない「コスモポリタニズム(世界市民主義)」を世界で初めて唱えた人でもあり、支持者も多かったそうです。
年450ポンドのみの給料で偉大な頭脳を駆使するシャーロックの兄に似合いの由来ではないでしょうか。

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2023-06-11 23:46:50
名前無し

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

「ノーウッドの建築業者」は〝捜査上でホームズが弱気になる〟描写が珍しい一編です。「この事件はレストレード君が私の依頼人をしばり首にするという不名誉な結末になりそうだ。スコットランドヤードは凱歌をあげる事になるだろう」。
本ドラマ版で初めてコリン・ジェボンズ扮するレストレード警部が登場。原作初登場の「緋色の研究」はドラマ化されず、ここで初お目見えとなりました。本ドラマ版には6回登場し、初登場の今回は後よりも若干ホームズへのライバル意識が強そうに描かれてます。
原作との違いとして、オールデーカーが身代わりにした焼死体がホームズの見解ではウサギだったのが、本ドラマ版は浮浪者に変更されました。確かに焼けた動物を人と誤認するのは無理が有り、基本は原作に忠実ながら現代の観点でおかしい点は正す、グラナダTVスタッフの柔軟な姿勢は好感が持てます。
そして「失踪中の重要証人だ、ご紹介しよう。ジョナス・オールデーカー氏」、ホームズの決め台詞「ご紹介しよう」も初登場。原作訳は「紹介させて頂きたい」「ご紹介しましょう」「ご紹介する」と話で異なり、これは翻訳を統一した日本語吹替の手柄。今回は捜査の難航もありカタルシスもひとしおでした。

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2023-06-18 06:58:01
名前無し

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

「入院患者」これも〝依頼人に条件付きで高額報酬の話が来る〟話ですが、いつもの「報酬を受けた依頼人が被害者」パターンでなく「その報酬を出した人間のほうが被害者側」という変化球なのが面白い。
ブレッシントン=サットンはホームズに本当の事を打ち明ければ命は助かったかも知れないのに・・・疑心暗鬼になり、もう誰も信じられなかったのでしょうね。
原作のシドニー・パジェットの挿絵に有る〝ホームズとワトスンが腕を組み往来を歩く場面〟は本ドラマ版でも印象的に映像化され、当時の普通の習慣だったようです。〝ブレッシントンが自殺したと聞きホームズが口笛を鳴らす〟のも原作に忠実。
話も概ね原作通りですが小さな変更として「先の往来場面が散歩だったのが床屋とその帰りに」、追加シーンとして「床屋でワトスンが推理をホームズに披露」「ハドスン夫人が掃除した部屋をホームズが資料で散らかす」「ワトスンが事件記録を書きだすラスト」が有ります。
この話に顕著な『ホームズとワトスンの友情が強調されているところ』がこの「シャーロック・ホームズの冒険」最大の特徴で、だからこそ〝映像でホームズに出会うならまずこれ〟と薦めたいのですよね。

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2023-06-18 07:07:11
名前無し

本ドラマ版「シャーロック・ホームズの冒険」全41話分、やっとレビュー完了です。先月から身辺が忙しくなり、なかなか進められなくなりましたが〝やり残した宿題がやっと終わった〟と、とりあえずホッとしています。このあと続ける事も考えましたがやはり毎週観進める事が難しくなったのと、一度レビューを書いた話は何かしら前と同じ事をダブって書いてしまうので「じゃあ前のレビューを再投稿しても同じじゃないか」となり、ここでスッパリやめる事にしました。
ただこれを読む人には再放送を観続けて欲しいですし、「入院患者」のレビューでも書きましたがワトスンを有能に描き(もちろん天才としてでなく常識人の範囲内で)、ホームズとプライベートや事件を分かち合う存在として2人の友情を時には原作以上に強く、熱く描いているのもこの「シャーロック・ホームズの冒険」の大きな魅力です。原作に無い本ドラマ版オリジナルのベイカー街221Bのホームズやワトスン、ハドスンさんたちのシーンに、原作以上に原作らしいエッセンスや面白みが詰まっていたりします。私が言う事はいつもひとつです〝どうぞお好きなように、ホームズを楽しんでください!〟。
最後に、こんな再々放送での私のリベンジに目を通し「いいね!」まで付けて下さった方に感謝いたします。本当にありがとうございました。

    いいね!(1)
2023-07-16 20:16:02
名前無し

「サセックスの吸血鬼」つまんなかった~
長いし
何あれ?

2023-07-17 14:41:33
名前無し

「ボール箱」
推理ではどうしようもない問題を扱っているのでホームズには手も足も出なかった

2023-07-17 17:13:11
名前無し

「赤い輪」
ホームズはちっとも役に立っておらず、ワトソンも下手に自宅を訪問して余計な巻き添えを出す始末
男前が返り討ちにしなかったら完全敗北だった

2024-05-29 00:45:59
名前無し

漫画『名探偵コナン』のコナンは作者コナン・ドイルからだが、安室透役の声優が話題になっている。
実母が◯された人の名前を使うなんて縁起悪いなと思ってたら……不倫相手への暴力、殺人(中絶の強要)、……コナン・ドイルが嫌悪していたものだ。
コナン・ドイルまで汚された。😢



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