2.72
5 6件
4 2件
3 9件
2 7件
1 8件
合計 32
読み ふようのひと~ふじさんちょうのつま
放送局 NHK
クール 2014年7月期
期間 2014-07-26 ~ 2014-09-03
時間帯 土曜日 21:00
出演
明治25年(1892年)、日本の気象予報を正確に把握するために、富士山の山頂に観測所を設置しようと、野中到は厳しい冬も耐えながら富士山の登頂を試み、そしてそこで冬の気象観測に尽力を尽くした。この物語は到と、それを献身的に支え、行動を共にした夫人・千代子...全て表示
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名前無し

主人公に共感できないと言う意見が多いことに少々違和感。

確かに、現在の私達から見れば彼らの行動はあまりにも無謀。
それは最新の設備をもってしても、冬山が怖い事を知っているから。
でも彼らは知らない。知らない故の怖さを美談にされても困ると言うのが大方の意見の根拠なのだろう。

しかし時代は明治。維新後、日本人が海外の列強国の文明に感化され、影響を受けて、根拠の乏しい成功を意識し始めた頃。
2年前の明治26年には白瀬直らが千島列島探検へ向かっているし、翌27年には日清戦争が開戦(28年には下関条約締結)。
野中到が世界初の冬季高所観測に挑もうとしたのも、こうした日本国内の高揚感を利用しようとした気もする。

一方の千代子の父は維新を生き抜いた武士(後に士族)。何があっても夫に尽くすのが武士の娘の生き方だと教えられ、それをそのまま実行したとも取れる。

いつの時代であっても「挑戦」には批判が付き物。
しかし挑戦する者が全て否定されると言うのはいかがなものかとも思う。

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名前無し

ようやく録画しておいた初回を見ました。
なるほど、いかにもNHK、昔ながらのNHKドラマの佳作という感じかな。松下さんはあまり好きな女優さんではないけれど、この役はあっているし以前より演技も上達した感じ。
たしかに皆さんの書かれている通り、とても恵まれた環境にある方たちだったのですね。そういう意味ではちょっと予想と違ったかな。もっといろいろな意味での苦労話かと思っていました。
でも冬の富士登山なんて今でも困難なことを夫婦で成し遂げたのはすごいことだし、この先の展開も楽しみにしたいと思います。

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