誰でも一度くらいは<あの人さえいなくなってくれれば…>と考えた事があるはず。
出世の障害になる人物が現われたとき。
親友が自分の恋人を奪ったとき。
セクハラ上司からしつこく何度も嫌がらせを受けたとき。
法で裁けない悪人がのうのうと生きていると知...
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誰でも一度くらいは<あの人さえいなくなってくれれば…>と考えた事があるはず。
出世の障害になる人物が現われたとき。
親友が自分の恋人を奪ったとき。
セクハラ上司からしつこく何度も嫌がらせを受けたとき。
法で裁けない悪人がのうのうと生きていると知ったとき。
だが、そういう場合でもほとんどの人は何もしないで我慢する。
殺人の代償は大きいと知っているからだ。
しかし、誰にも疑われずに人を死に至らしめる毒薬があるとしたら、どうだろう・・・?
科学者の松井博士は究極の毒薬を開発する。
その毒を飲んだ人は、24時間以内に心臓麻痺を起こし、死亡する。
そして、その毒は絶対に検出されない。まさに悪魔の毒薬だ。
完全犯罪を可能にする究極の毒薬が手に入ったら、人はそれを使うだろうか?
使ってしまった人間は、一体どうなるのだろうか?
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