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いよいよ最終回なんですね。普段時代劇は見てこなかったけれど、やじきたはおもしろくて楽しみにしていました。
スタッフの皆さま、失礼極まりない、人間性を疑うコメントに負けずにこれからも明るい時代劇を作ってくださいね。
時代劇のフィクションとしての魅力の一つとして、身分制度がある
武士と町人の絶対的な階級の差
それは“平等”が推奨される今ではありえない
だが、このありえない中でこそ生まれるドラマがある
世の中は“平等”を目指し続ける
“女性の地位向上”の主張が進んで “LGBTの地位向上”へ
全てがもっともで、正しい主張である
だから「きのう何食べた?」のようなドラマが馴染む
そんな中、このドラマは“旅人”の目線で物語が進む
“旅の恥はかき捨て”とはよく言ったもので
旅は人を開放的にし、旅人の前に身分制度は存在しない
ある意味、こちらも“平等”でフラットな人間関係なのだ
『旅は人を平等にする』
ということを江戸時代に書かれた作品で学ぶとは
これが『温故知新』か
テレ東ドラマは深夜には驚くべき優れたものがあるんだけど、下手に予算があるのがいけないのか力の入れ加減に慣れないのかゴールデンのドラマにこれと言ったものが見られない。
久々に観る感がある太秦セットの時代劇、いいムード。
太秦に限らず、私はセットの町並みが好き。
安藤玉恵越しに見える長屋の坪庭もいい。
落語の”枕”から始まる仕立てもいい。
失礼ながらゴールデンにしちゃ華の無い意外なキャスティングの主役二人だけど、結構はまっているし、役柄への熱意が感じられる。
松尾諭はもはや盤石な印象だし、和田正人は120%頑張ってくれているようで気持ちがいい。
私の観方が悪かったのか、脚本や演出がすっきりまとまっていないような感じがし、竹中直人のいつものなんて言うか、、、私は”アメリカンコメディな仕草”だと思うのだけど、スタンドプレー的な芝居が”のだめ”の”ミルヒー”なら良くてもこのドラマにはちょっと興醒め要素かなと初回の段階では思ってしまった。
今日発表された新紙幣の千円札北里柴三郎のデザインが北斎富嶽三十六景の神奈川沖裏とのことで、幸先がいい。
これ、サーファー御用達のQUIKSILVERのロゴになっているんだよね。
それを45°スラントさせ2つ組み合わせて♡にしたのが妹ブランドであるROXYのロゴ。
なんて秀逸なアイデア。
日本の佳き時代の空気が世界の人々にも伝わるのだと思いたい。
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