5.00
5 1件
4 0件
3 0件
2 0件
1 0件
合計 1
読み あるじゃーのんにはなたばを
放送局 フジテレビ
クール 2002年10月期
期間 2002-10-08 ~ 2002-12-17
時間帯 火曜日 22:00
出演 ユースケ・サンタマリア菅野美穂吉沢悠中島知子...
ダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』をもとに2002年に製作されフジテレビ系の「火曜22時枠」で放送された。全11回。最高視聴率14.5%(初回)、平均視聴率11.1%。主人公チャーリイ・ゴードンは藤島ハルと名前を変え、舞台も日本に変更され、内容も「知...全て表示
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2023-04-10 07:27:13
名前無し

これ良かったです!
後に制作された山下智久版は、原作の雰囲気とはかなり違っていてイマイチだったんだけど、これは割と原作の良さを生かしていて、ユースケ・サンタマリアの演技も凄く良かった。

吉沢悠はドラマのオリジナルキャラで、菅野美穂の恋人設定。
当時見ていたときは要らないキャラだなぁと思ってたんだけど、今から振り返ると、菅野美穂に恋人がいる設定にすることで、ユースケ・サンタマリアの菅野美穂への思慕と、菅野美穂のユースケ・サンタマリアへの思い入れの強さを描く目的があったのかも。

自分の恋人が、自分よりもユースケ・サンタマリアのことに時間を割く。必死になって護ろうとする。
その疎外感を描くことで、菅野美穂の思い入れの強さが浮き出てくる。
ユースケ・サンタマリアの方も、恋心を募らせる相手には恋人がいて、自分はどうしたら菅野美穂と対等に付き合えるのかみたいなのを描くことで、知的能力が増していくことでの変化が浮き彫りになる。
菅野美穂にしても、恋人とユースケ・サンタマリアの間で葛藤する姿を描けるから、心の揺れ動き、迷いを描く中で、ユースケ・サンタマリアが周囲から庇護されるだけの存在から、周囲にとって、そうではなくなる姿を浮き立たせることにもなる。

そう考えると、吉沢悠のオリジナルキャラは、ドラマチックなストーリーにする為に作ったキャラなんだろうと思えるんだけど。
でも、やっぱり何か、中途半端な立ち位置だったように、自分には思えた。
吉沢悠とユースケ・サンタマリアとの暖かい交流場面とか、見ていてほっこりさせてはくれたんだけど、この中途半端さは何なんだろう…?

もしかしたら、吉沢悠のキャラが、あまりにも良い人というか、菅野美穂やユースケ・サンタマリアにとって都合良すぎる人というか、心の裏?毒?を描かなかったことが原因なのかも。
脚本は、岡田惠和。
岡田さんの描くドラマは、他のもそうだけど、あまり毒々しいものが出てこない。
そんなに綺麗事じゃすまないはず…と、つい思ってしまうから、吉沢悠のキャラに感情移入出来なかったんだろうか。

でも、それを差し引いても、ユースケ・サンタマリアの演技はとても良かったし、原作の良さも生かされていたし、哀しくて切ないラストはやっぱり感動したし、心にしみるドラマでした。
ただ、自分は原作の大ファンなので、原作の辛口の味わいがもう少しあれば、と思ったのも確かです。



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