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4 | 8件 | ||
3 | 4件 | ||
2 | 1件 | ||
1 | 65件 | ||
合計 | 185件 |
読み | めいたんていぽわろ | |
放送局 | BSプレミアム | |
クール | 2022年4月期 | |
期間 | 2022-06-08 ~ 2023-10-18 | |
時間帯 | 水曜日 21:00 |
アガサクリスティ原作の人気シリーズ全70話。
「砂の上の三角形」
まさかの人物たちが裏でつながっていた。
このパターンはクリスティはここぞという時使う。
実際に体験したんじゃないだろうか。
素直なお人よしたちは騙されるけれど、私は騙されないわよとばかりにポワロに書いたと想像している。
でもウソつく人たちはいつかはポカをやる。
注意深く見ていればそれがわかる。
ポワロは早い段階でウソを見抜いていた。
だから気の毒にも罪をかぶせられた人を守ることができた。
それにしても追い詰められた不義密通の二人のえげつなさ。
追ってきたポワロたちにあろうことかダイナマイト投げる。
連れ合いに従順な理想の夫と妻は演技であって自分たちの欲のために邪魔な人物を消してその罪をもう一人の邪魔な人物におっかぶせる非道さ。
人間の裏表。気づかれないと思っているのは本人たちだけだった。
推理より、飄然とした紳士のポアロを見るのが楽しい。
いまひとつ惹かれる要素がなかった。世界観が合わないのかもしれん。
帽子をかぶっているときと帽子を取ったときの落差が激しく、そういった印象しかない。
ポワロが事務所ではなく別の場所を指定してコンタクトを取ろうとした依頼人が登場した時に、
彼女が約束通り緑色を身に着けていないなど自己判断でポワロとの約束を破ったことをきつめに咎めていました。
ウソ偽り、約束破りの依頼人を嫌うのはホームズも同じと思いました。
何事も方便の範囲を逸脱した自己都合のウソは許されないものであり、信用を一気に失うということ咎めたポワロは正しい人だと思いました。
帽子をとると普通の○ゲだからね。まあ~仕方ないよね。
「夢」
犯罪の陰には女アリと言うが女というより思いがけない共謀アリという方が正解だろうか?
クリスティが好んでかく意外な人物の共謀ものであった。
そう「犯人は二人」たいてい。三人じゃあ仲間割れするのかもね。
一人じゃなかなかできないもんなのかもしれない犯罪というものは。
事業を成功させ巨万の富を得た人物はその土地に大規模な雇用をもたらすがゆえに新工場の立ち上げのお祝いに呼ばれた市長は社長を絶賛するけれど社長の本質は冷酷非道な人物で娘からも蛇蝎のごとく嫌われている。
だからそんな人物が死んでも誰悲しむどころか喜ぶだろうくらいの気持ちで立てた犯罪計画なのか、
実に凝ったものであったがポワロの目はごまかせなかった。
主人に忠実な側近が犯人というのはよくあるが、表は忠実に従いながら、主人の財産をかすめ取るために殺人を犯すのはかなり卑怯。
ポワロがいなければすべてを手にしていたのかもしれない犯人は憎むべき下劣な男。
ポワロを外国人として差別するような人物の本性はポワロは早くから見抜いていたのだろう。
最後のミスレモンとのコント的なやり取りで救われるのはイギリスドラマらしい洒落た演出。
好きです。
「エンドハウスの怪事件」
海辺のリゾートで出会った魅力的な若い女性。
ホームズとは女性に対する態度はかなり違うポワロ。
一目で彼女に魅せられたポワロは紳士的に彼女に好意を示す中で、彼女が現在危険にさらされていることを察し、彼女を守ることを誓う。
最近は若き独りものヘイスティングスに女性とのお付き合い指南をしているくらい女性に対する接し方に自信ありげなポワロは何回も命を狙われているらしい彼女を守るという使命で生き生きし始めるのだ。
このヒロインがとても魅力的な女優さんで一度見たら忘れられないお顔。
「ポリーウォーカー」という女優さん。
デビューの頃のソフィアローレンのように情熱的な瞳と眉。
スレンダーなスタイルで1930年代ファッションを次々と着かえて登場する。
この「エンドハウスの怪事件」はスペシャルゆえか、シチュエーションも登場する建築物も外観だけでなく内装も実に豪華なうえにファッションがまた素晴らしい。
ヒロインの若い娘らしい大胆なデザインのファッションも見どころだが、友人女性の大人の女性らしい着こなしも目を引く。
実際この友人女性の役割も重要なので頻繁に出てくるたびに衣装に気をを取られてしまうほど。
ヒロインの周辺には男性の友人や弁護士など大勢出てくるし、人間関係も複雑なのでじっくり見ていないとわからなくなる物語だが、
ときどきラジオから流れてくる「シートン」という名の冒険家の冒険飛行のニュースがこの事件に大きくかかわっているところなど、とても凝っている。
タイトルにもあるエンドハウスもポワロたちが滞在するマジェスティックスという名のホテルも今も実在するそうでその外観と言い内装と言い、歴史的建造物が豊富に残るイギリスがうらやましくなる。
サスペンスでは殺人動機が大切なのだが、莫大な財産や恋する相手の心を熱望するするだけでなく、優れた建築を手に入れたいという欲望も殺人動機にはなりうると気づいた。
マイブームで名建築に魅せられている身としては、異性の心よりも美しい建築を愛する方が自然にさえ思えてきたが、おかしなことだろうか?
被害者面した人間が実は真犯人だったという展開は推理ものにはよくある。被害者を上手く演じていて、周りの人や刑事そして視聴者を欺く。この真犯人もそうだったが、多くの犯人達のさらに上を行く演技の巧みさだ。途中までは絶対に犯人とは思えない無類のテクニックだ。でも徐々にボロが出てくる。そのボロも、よ~く聞き耳をたて考えないとスルーしてしまうような小さい違和感だ。ポワロでなければ気づかない。そして真犯人を犯罪解決のための協力者に仕立てる。真犯人は、容疑者から外されたと勘違いし喜んで協力する。この犯人を油断させる手口は「雲をつかむ死」にも表れる。偶然かもしれないが、両方ともポワロの高所恐怖症ネタが盛り込まれているところが面白い。
このドラマを見た後、アニメ版を久しぶりに見た。ニック役は伊東美咲だった。お世辞にも上手いとはいえなかったが、アフレコ風景が想像できて楽しかった。
共謀している人物は傍からは無関係かむしろ敵対しているとみられている人物だということをクリスティは教えてくれる。
でも二人のうそつきは結びつきが強いほどミスを犯しやすいともいえる。
こういうことを知っているかどうかは人生においてとても大切なことかもしれない。
騙されないために。
ジャップ警部って、「ルパン三世」の銭型警部を意識してませんか。
面白いのが多いけどたまに?って感じるのも有る。
さすがのアガサ・クリスティーにも駄作や凡作は有るよね。
どうも内容に入り込めない。主人公の頭が気になって仕方がない。
「消えた廃坑」はロンドンの古地図を見ながら鑑賞がおすすめだろう。
スコットランドヤードでジャップ警部が最新システムで部下たちの運転する警察車両の動きを把握しながら指示を出す珍しいシーンを実体験できるだろうから。
警部の指示通りにロンドン市内を再現した立体地図上でカジノで操られる道具みたいなので動かされるロンドンのパトカーを見ていると昔少年だったわけはない私でもとてもワクワクした。
それにしてもあきませんなあ。
企業のトップが警察に捕まるようなことをしでかしては(# ゚Д゚)
失踪事件というと「クリスティ失踪事件」が思い浮かぶ。夫の浮気が原因とされているが、失踪の経緯には未だに謎が多いようだ。この「ダベンハイム失踪事件」の執筆はそれより前になるので、「ダベンハイム氏のように、私も失踪を経験してみようかしら…」と思ったのかもしれない。まあこれは憶測にすぎないが…
ダベンハイム氏の手口で面白いのは、チャイコフスキーの序曲「1812年」を味方につけたことだ。この曲の終盤には、実際の大砲の爆音が組み入れられている。昔のLPではその場になると針が跳んでしまうものがあった。しかしこのドラマでは、大砲の音が入っていない。謎解きの場面にて、大砲の音で鉄庫壊しの音を消したというトリックをいわれても「ん?そんな大砲の音あったかな?」と思うしかない。これがマイナスポイントだった。
そして、このダベンハイム氏、どこかで見た顔だと思って調べてみたら、初期の「スターウォーズ」に出ていた俳優だった。悪の化身ダース・ベイダーに宇宙軍艦の指揮官を任された帝国の軍人であった。そしてなつかしい思いで「スターウォーズ4~6」を見直した。そこには若いダベンハイム氏がいた。
「コーンウォールの毒殺事件」
コーンウォールの歯科医の奥様は若い歯科助手と浮気をしている夫が自分を毒殺しようとしているとポワロに相談に来ていたのだが、ほどなくして本当に殺されてしまう。
殺したのは夫とされ逮捕されるのだが、ポワロは夫は無実として処刑台から彼を救わんとする。
歯科医の妻は浮気の結果自分を邪魔もの扱いする夫を生前なじっていたが、最愛の夫が自分を殺そうとしているという悲しみは感じられなかった。
ただただ自分に危害を加えようとしている男にしか見えていないかのよう。
妻の毒殺後裁判でも弁明しない歯科医の夫。
殺された妻に「黄色いあばずれ」と罵られていた歯科助手は、美しい娘で歯科医の冤罪を信じ訴えるあばずれとは程遠い純真な女性だ。
結局は歯科医の妻の財産を狙って妻の姪に近づき、姪のところに遺産が入るように歯科医の妻を殺してその罪を歯科医の夫になすりついえた人物の所業が明らかになるのだが。
歯科医の妻がこの卑劣な男が色仕掛けで近づき、夫が彼女の命を狙っているというウソを信じ込んだことが始まりであった。
彼女を殺したのは夫ではなかったが、彼女が心を預け愛した男性だったということが悲しい。
彼女は何処で間違えたのか、もともと歯科医の夫を愛していなかったのか。
やってもいない妻殺しの釈明すらしない受け身の夫を最初から物足りないと思い、彼女を口説く口のうまい男に騙されてしまったのだろうかそう思うととても悲しい。
50を過ぎた彼女の魅力が財産だけだったとは。
こんな話を書くアガサは結構意地悪とも思えてくるが、見方を変えれば大切なものを見失いがちないい歳したの女への厳しい警告なのだろうか?
たしかにアタマが気になる。イメージと違う。
最初はしおらしく見えた女性が実は悪い奴でヘイスティングスを筆頭に皆をだましていても、その女性の本当の姿を見抜いていたポワロ。
大抵はその食わせ物女に罵声を浴びせられる。
「外国人のくせに」とか「いや~な奴」とか
周りを魅了するほど美しかったはずの彼女の顔がゆがんで、「ああこういうのが、よく見る「性格ブス」なのね。と納得するが、意外とポワロさんの髪の毛について言及した「捨て台詞」は聞いたことはない。
好きです。
最大ギャグはリキュールのポワレだな。どの話だったかなあ。
どうも雰囲気というか絵面が馴染めない
やはり面白いですね。
スタイルズ荘の怪事件では、森でのサバゲーと思いきや実戦に備えての訓練だったのね。
スタイルズ荘のラストはナイル殺人事件を思い出しました。
殺人犯は逆の立場をとる…
でもポアロは騙されない。
そんなでもなかった
良いと思います。
牡蠣の大きさに驚いた。その中に毒を入れるとは鬼ババだ。
期待値が高すぎたのかもしれない。
いつ見ても面白いです。
ここ、星いっぱい。😊
朝ドラ本スレなんか星入れようものなら複アカ複アカうるさいねん。
ポアロ、面白いどすえ。
スタイルズ荘の怪事件。
対立しているはずの二人の人物が実は裏でつながっていて善良な人物を陥れようとする腹立たしい行為がポワロによって暴かれるということは定石のようなものだが、容疑者は一度裁決された犯罪行為について再び裁かれることはないという相棒でも取り上げられた法律を逆手に取っていたところが凝っていた。
裏でつるんでいた醜い男女の腹黒さと騙され殺された夫人の哀れさは言うまでもないが、このドラマでは節々に戦争が日常となってしまった当時のイギリスのリアルが描かれている。
貴族の館のようなところが兵士を収容する病院となっており、豪奢な館の中を負傷兵と医師と看護婦が行き交うのだが、彼らの間には厳然とした階級差があるらしく、格下の看護婦の訴えには耳を貸さない受付の看護婦は来訪者の軍人にはすぐ対応する。
この身分差ゆえに殺された貴族夫人の医師である次男が貴族の家に世話になっている看護婦の若い娘の目から見たらつれなくそっけないので嫌われていると思われたのであろうと思った。
もし貴族であり医師である彼が彼女に優しいそぶりを職場で見せていたらおそらく看護婦の彼女は周囲から非難され、働きづらかっただろうと思われるからだ。
彼女を実は愛している彼は彼女を思うゆえに距離を置きながら、見守っていたので被害者に飲み物を持って行った彼女が疑われることを恐れて事実に反する発言をした。
そのために彼は最後の最後まで疑わしく見えたのだと思う。
最終的につるんだ悪人たちの所業はポワロが暴き、秘かに思いあっていた二人は結ばれることになった。
そしてヘイスティングスは鮮やかに振られてしまった。
アガサの作品には事件解決後にこうして若い二人が結ばれてポワロたちが祝福するという話がどこかにもあったように思う。
悪は滅びて愛は勝つという結びが、ヘイスティングスとポワロの再会とともに喜ばしく、最後は明るい作品に見えた。
なにしろポワロである。世界的名作の主人公である。だが今回の作品はいまひとつ惹かれる要素が不足していてまことに残念である。
最高
こういう作品はずっと見ていたい。
はまらなかった
最高
雰囲気とメインの登場人物が好み。
どの話もだいたい1時間以内に
よくまとまってる。
推理ものは好きなんですよね。
ポワロは弱い者の味方だから好きなんだよね。
どうにも絵面から漂う雰囲気が自分には合いませんでした。
絵面とヅラにこだわる人が良く出てくるけれど、ポワロのすぐれているのは容姿じゃなくてその優秀性と人懐っこさ。
悪い奴をちゃんと糾弾する正義感。
脛に傷持つ人物からは「いやな奴」って言われちゃうけどね。
一見おしとやかそうふるまっているけど最後に牙向く女性のこともちゃんとわかっている。
私の推理が間違いなければという名言で有名な『名探偵ポワロ』は面白い。いぜんBSでシャーックホームズの冒険を見ていましたが、ホームズは自動車がまだ一般的に普及していない時代で馬車が殆どでした。ポワロは時代が進んで自動車が若干走っていました。時代背景を比べると面白いです。
特に面白くなかった。
ポアロてこんな感じの人なん?
最高!
自分がイメージするポワロは髪の毛フサフサなのだが、原作はどうなんだろう?いずれにせよ先入観ってけっこう支配されてしまうものなんですね。
マースドン荘の悲劇。
美しくヘイスティングスのみならず出てきた男性のほとんどを魅了した女性。
胃潰瘍の手術後の夫を気遣うふりをした彼女。
ところが実際には夫の口に銃口を当てて気づいた夫のまなざしにもめげず引き金を引きズドン。
医師の忠告には忠実ではなかったけれど、少しずつ回復していた夫を財産目当てに殺した彼女はこのポワロシリーズの中でもかなりの悪に見えた。
あれだけの美貌と知恵を持ち財産家の妻に収まりなおかつ別の紳士から思いを寄せられるほどの彼女なのになぜこんなに金に目がくらんだのかぞの疑問は後を引いたが、一つ思い当たらるのは当時のイギリスに忍び寄っていた戦争の影だと思う。
第一次大戦で敵国ドイツにより使用された毒ガスから身を守るために人々は施設に集まりガスマスクを着けて国民防衛の日を過ごしていた。
集会所に集まった住民が一斉にガスマスクをつけたその姿の不気味さ。
一次大戦の記憶が消えないうちに戦争の影が差している。
明らかに平和が遠のいた人々の暮らし。
そんな中で彼女はお金しか頼るものがなかったのだろうか?
身よりは?友人は支えは?そういったものがない圧倒的な孤独が彼女を鬼のような所業に駆り立てた。
もっと平和な時代ならもっと別の生き方があったかもしれない彼女の最後のまなざしが記憶に残った。
原作はボリュームあるからねえ。文庫でも結構高い。
でも映像化してもクオリティが落ちないのがクリスティのようで今でも新作映画が作られる。
最終作「カーテン」まで見るのが楽しみだ。
そう反応しなくてもよいことに反応しちゃうから。
そして自分が関わっていないと思わせたくて無理くり人の名前をあげるから逆にポワロは確信を得ていく。
そうしてポワロの表情が自信に満ちていくほど焦る犯人。
口では余裕かましているが、内心は脂汗。
犯人は逃げたり隠れたりできない身分の人間、それがお気の毒
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