5 | 447件 | ||
4 | 87件 | ||
3 | 75件 | ||
2 | 61件 | ||
1 | 323件 | ||
合計 | 993件 |
15分間濃厚に見せる脚本力に感心した。優未の進路を巡って航一の意見に反対して優未を尊重して行きたい道を選択させ、その代わり地獄を見る覚悟と責任を諭す寅子に感銘しました。同じことをした母はるを思い起こさせた。のどかは約束通り彼氏で芸術家の誠也を連れて来た。その風貌の長髪と眼鏡は、ジョンレノン風でした。ジョンレノンはビートルズで自由を歌っていた。当時若者は自由に憧れ自由の象徴として長髪が若い男性の間で流行ったようだ(諸説あり)。誠也の長髪もそれに影響されていると思われる。のどかは自由を選択して普通の生き方をせず、普通に生きない誠也と同意して一緒に生きようとした。それらは今で言う多様性を彷彿させた。時代は激動期、学生運動の争乱や暴徒化する若者たちに政府は司法に介入して厳罰化を企てる。桂場は司法の独立を厳守するために法務省の少年部会に家裁から人選する。そして多岐川の遺志を継いで、少年犯罪の厳罰化に抗い戦う久藤と寅子の戦いが始まり盛り上がって来た。
水曜日の視聴率も17.2%で好調。ロン毛の彼、いかにもで笑ってしまったわ。まんぷくの画家の要潤さんの弟子で泣き虫な名木君を思い出したのは私だけ?
当時は珍しかった職業婦人としての嘉子さんは正義を貫き通し、家庭内でもとても気性が激しかったらしいですが、ドラマの寅子は最近では温かみのある母親に描かれている気がします。
毎日色々なことが起こる今作、ほんと飽きません。
作中の寅子は司法試験を再受験して合格しているが、モデルになった人物は一発合格している。寅子よりもはるかに才能に恵まれていたのだろう。それではあまりに大多数の視聴者とかけ離れて受け入れられないのでこのような設定にしたのだろうと推察する。
そうか、ヒャンちゃんに会わせないために
航一寅子の結婚の場に稲垣小橋が呼ばれなかった理由が分かりました
ヒャンちゃんのお兄さんも再会できて良かった
薫さんの成長に、機会あるごとに多岐川さんが関わっていたのでしょうね、真面目過ぎる両親プラス弾けたおじいちゃん…いい家族でした
死を予感して、桂場さんと直接話したかったことがあったはず、内容は知る由もありませんが
それぞれの人生のライン、交わったり離れたり、再会は嬉しい!
寅子さん、笹寿司のおっちゃんに会いに行けばいいのに…
予告は、いろいろですね
桂場さんの胸中が見えてこない
美佐江さんのイリュージョン?それとも娘さん?
この再会は新たな展開へ?
全然老けてないヒャン。
ゆみといい ヒャンの娘 のどかにともかず 花江の息子達なんかはめちゃ老けて見える役者ばかりなのに。
あと二週 見て良かった と少しは思わせてくれる内容だといいがな~
このドラマの多岐川は嫌いだったな。
「幹事長の寒河江の地元の名士」寒河江って新潟?の名士??21歳の息子とは…?と
思っていたら、関係なかったようでスルー。
そしたら来週予告のセーラー服、まさかみさえの娘?
何なのその匂わせ。
ちらし寿司みたい。
のどかのロン毛彼氏やユミの中退理由には自由とか多様性とは別物だ。良識ある奴はわかってるようなのでノーコメント。
尊属殺 少年法改正 公害訴訟 幾らでもおかずにして時間を稼いで下さい。
ふーん相変わらず寅子は書類の只の運び屋で、後の仲間たちが濃く演じてらっしゃる・・やっつけ仕事ですね~。美佐恵やっと いや娘かも その回収だけ悩まれたのでしょう。
優未のキャラは残念でした。研究者としてのポストがないならつくってみせるという昔の寅子には似てなかったようです。こういうタイプは昔も今もやりたいことが特になくて 親のすね齧りながら生活して行くんですわ。
多岐川さんお疲れさまでした。
ライアンの桂場への言葉が 今日は一番ぐっときました。大袈裟に動かずに表現できるのさすが上手いなあ。
ヒロインはどんどん無個性に追いやられていくね。 虎に翼は伊藤さんが名脇役だという証明を最後におこなってるようです。
なにも病床の枕元でぺちゃくちゃ話さなくても…
うるさくて寝ていられないよ。
ラストスパートは素晴らしい脚本力の見せ場らしいですね。あちこち残してきた話のまとめと回想の缶詰は字幕を見たらついて行けますよ~。次作の前橋の魔女たちは渾身の一作 全力で応援しましょう!
星家の子供たちが誰もリアルじゃなく変な子ばかりなのは 問題児にしなければ夫婦の会話の中身が単調で 惹きつけるエピソードがあるに越したことがないのです。演劇のシナリオでも初級編で習いますよ。
でも三淵ファミリーに失礼なレベル、、人のふんどしで相撲をとるのに非礼ですねえ。力ある人ならばオリジナルで独創性出したらどうです。
各俳優さんが自分のクランクアップ直前の 迫真の演技力を見せつけてくれますネ!
待望みさえ~ もう三十代半ばだから亡霊か娘さん? 予告でひっぱりますネ。
セーラー服ってことは米倉涼子!じゃないし
めんどくさいと殺しちゃう作家だから もういなくてあれは早くに産んだ娘かもしれませんね。寅子の新潟の汚点を どうフォローしに来たのか興味!
いよいよ最終章に入り、これから家庭裁判所で活躍する寅子やよねと轟が取り組む尊属殺人裁判に絞り込まれて盛り上がりそうだ。法務省の少年法改正に断固反対を訴える多岐川の気迫の瞳に引き込まれた。寅子たちとまとめた少年法改正反対の意見書を取りに来いと電話で桂場に伝えたが冷たく断られた。このドケチ、仏頂面野郎、と怒る多岐川に気概を感じました。久藤から多岐川の死を知らされ、少年法改正反対の意見書を渡され、意見書を読む桂場が寂しそうでした。そして多岐川のイマジナリーが現れて桂場を笑顔で睨みつけて頼んだぞと迫った後、変顔を見せた多岐川に圧倒された。最期まで多岐川を見事に演じた滝藤賢一さん、お疲れさまでした。
床屋代はいらないがシャンプー代がかかりそうなのどかちゃんの彼氏。
のどかちゃんタイプにはこういう弱目で女性の発言尊重タイプの方がいい。
別に長髪似合っているわけではないのに続ける鈍感さや気にしないのどかちゃんのおおらかさも彼らの相性の良さの一因だろう。
うちの子の婿と言われたら私も卒倒するが、優秀でも女や弱者に責任押っ付ける何でも新しくすればいいと言い張る割には悪習を変えられないパワハラ野郎たちよりずっといい。
詰め込み過多の韓国のオムニバスドラマになっちまった。
土曜のダイジェストまた大変だ。いっぱいカットされるぞ。
話の組み立てがひどいので
役者の演技力を誉めるしかないですね😄
いよいよ待ちに待った赤いミサンガ事件の(詳細は期待薄だけど)ライトハウスの投石の謎や美佐恵信者のその後、待ち遠しいです!!
寅子これ以上存在感なくなっちゃだめだよ。主役は君だー!!
ヒャンスク、若すぎるでしょう。
どっちが娘かわからない。
もう少し白髪でも入れないと 🖕
寅子も他人の家でいきなり障子を閉めたり笑ったりちょっと煩いですよ 😥
そして相変わらずの桂場の仏頂面、飽きたかな 💧
多岐川さん、最期に魅せてくれました。お疲れさまでした。お兄さんとの再会、娘の前で偽りの無い自分として生きていくことを決心したヒャンちゃん良かった。これからはまた色々と困難なことも降り掛かってくるでしょう。ただただ応援したいですね。
寅子と仲間達の絡みを見られると、とても嬉しい気持ちになります。
なんか総集編みたいになってきたな。
ちょろっとミニ話やったら昭和○十年ってもう年が経っていくし。
次週出てくるJKは誰でしょうねえ。
裁判官では ぶれない汐見さんが一番好感持てますね。市川四郎さんというモデルの方も優秀で 奥さんの国籍や原爆裁判判決は違っても 多岐川さん亡き後各地の家裁のトップを歴任しさらに昭和47年約2年にわたって東京高等裁判所長官!も務めるなど、法曹界では欠かせない人だったみたい❤️ドラマでは汐見さんの老けかたが一番自然だと義母もファンであります。よねさんと共に注目の役者さんです。
自分も史実の部分を除けたら平凡なコメディのホームドラマのように拝見しています。申し訳程度に当時の時事を絡めますね。
前橋の、ってググったら漫画じゃないか。
なーんだ。NHKで生理のおじさん続編かと勘違い。
少年法改正しても犯罪はなくらない。保護観察して更生させることが必要なら、それをドラマで描くのだろう。その材料が予告でざわつかせたセーラー服の少女なら、その少女に機関銃を撃たせて快感を与え、何故人を殺してはいけないのか?と言わせるストーリーかも?というのが私の妄想。
尊属殺人のミイコさんに何故人を殺してはいけないのか?と言わせるのか?ミサンガ美佐江の件が完結するのなら、この問い掛けを描いて欲しい。
司法といえば、最高国家権力のひとつ。
ドロドロした闇の部分は、朝ドラ以外で知るしかない。
これほどヒロインの存在感が希薄な脚本は珍しい。
伊藤さんは頑張った。
逮捕した学生たちが赤いミサンガ📿つけてなくてヨカッタ!!!
美佐江と山田よねが出会ってたら、ナアナア言葉で逃げる寅子と違って 切れ味のいい面白い展開になってたように思いますね。何かの犯罪で弁護しないかな~
昨日の視聴率17.3%
「心から納得して自分で決めること」を尊重する姿勢が至るところで貫かれているような今作。
サックスで食べていくことを諦めなかった直治。今は何とかその夢を実現出来ているようで花江ちゃんも安心だね。
優未ちゃんは反対に夢を諦めることになってしまったけれど、それも自分が悩み苦しんで決めたことなら良いと思う。
のどかさんの彼も夢を追うことを決めた。そんな彼と結婚したいと決めたのどかさん。
皆自分で決めたことなら、この先どんな事があろうともこれからの人生を納得して生きていってくれるんじゃないかな。
「トラちゃんが後悔せず、心から人生をやりきってくれること、それが僕の望みです」
あの時言った優三さんの言葉って、このドラマの色んな場面で活きているような気がしてます。
あのシーンが実はこういう意味でここにつながっている的なことが全く無い。唐突に不整脈のように出て来るエピのかみ合わない組み合わせ。
きょうも、汐見と香子の娘の薫が、朝鮮の血をひくことで彼氏から交際を断られ、しょうもない奴と別れることができて良かったと強がったら、例によって、寅子がその意気よと囃す。
たしかに、国籍を超えた世界市民的な平等の発想も正論。でも、日本人の血を脈々と伝えて行きたいというのもまた正論。己の正論を言う者は相手の正論にも寛容でなければいけないと思う。
寅子というか作者の吉田さんは、自分の正論やら権利の主張を妨げる人は、仮令その人の言うことに一理も二理もあっても、悪者扱いにして徹底的に攻撃する。だから、見ていて不快になる。
香子と汐見は迸る情熱で恋に落ちて、国境を超える愛を結実させた。薫と彼氏の愛はそれ未満だったというそれだけの話。少なくとも家裁の母なら、ここで彼氏を悪者にして手を叩くようなことはあってはいけない。
今日の回で、汐見と香子が20年以上も朝鮮の血を公にしていなかったことが明らかになった。改めて、新潟地裁に朝鮮人放火疑惑事件で寅子が汐見と香子を呼び寄せたり、東京に復帰したときに漆間判事補がいる前で汐見に、ひょんちゃん元気と尋ねたりした寅子というか作者吉田さんに疑問を感じた。
ドラマでは多岐川さん独身だったんだね。ヒャン夫妻を同居させて最期は寂しくなくて良かったです。
星家の兄妹らは三人とも人物に立体感がなくて口先の進学や芸術 寄生虫研究やらで 強い意志も絶望も紙の上の思いつきに聞こえて 誰にも共感が得られませんでした。研究者の将来のポストって何。現状なら入る前から解ってることさ。親御も当たり前のことを言うしかないでしょう。星家にこそ家族会議や家族裁判があればいいが 仲の良さも嘘臭いので 父の怒りや焦りも上滑りして馬鹿馬鹿しく通り過ぎてました。
同じ架空さんでもよねさん轟さんとえらい違い。精神的なハングリーがないと何者にもなれないです。記憶にも残らない無駄なエピソードでした。
視聴者はたとえそれが脚色されたご都合主義でも、寅子が人々に寄り添い自分に何ができるか、という姿を見たかったのだよねえ。
たとえ皆に反対されても
「私はこの子の言うことを信じるわ!…そして追求してみせるわ、この子に何があったかのも!」
みたいなやりとりにもう古いと感じていたのでしょうね。
スマートにしようと思えばぎくしゃくする。
親殺し事件でも、寅子が冷めていれば皆が冷める。
結婚相手がヒッピーでも進路を投げ出してしまっても、
「比べるつもりはないわ。
でも、あなた達は幸せの上に生きているのよ…」
厳しい言葉のひとつも出てこない。
よねさんや、梅子さん、…
「あなたが思う通りに生きればいい」
ほとんどの親がそう言いたくていえないのがわかってない。
寅子はずっと実家のフォローがあった。
始めから独立独歩で家出て働き暮らすことしてない。
岡田さんの映画を見た。製作陣は岡田さんがすっ転んだら面白いシーンになると思ったのだろう。でも結ばれるまでは韓ドラのようだったし(いい作品もあるけど、それまではふわっとした生きてるのか死んでるのかわからん雲の上の王子様的)
今日はヒャンちゃんがうまくまとまったみたいにしていたけど、兄ほどの活動家がどうやって生き延びてきたのか、両親もどうしているのか、それを奪ったのは日本でないかと思ったら。
多岐川の言葉にも蓄積したものが無い、でも仮にも家裁の父となった人だ。2色ボールペンで伺ってる場合ではない。当時の多色ペンはなんか婦人の手ににつかわない無骨な太さがあったと思うけれど。
桂場の苦悩を描く前に寅子を描かないと。
彼女を、苦悩させるべきだった。
このドラマを、ほんとうに前半期待していた。
10年に1度のドラマだと思った。
好きだった。
今月は駆け足しながら 箇条書きのよーな内容になっています。
次週のテーマはいくつくらいあるのかな?
あと二週間 翼をつけた虎の活躍が最後に見られますように~!
週末は内容が濃くて見応えがありました。いろいろ事情があり、母香子は出自を隠し名前を偽ったことが分かり娘薫との確執があったが、香子の出自のことで世間体を気にする彼氏と別れたきっかけで、母を許した薫の為に香子は元の名前、崔香淑に戻し仲直りした母娘に感涙しました。その他崔香淑と兄との再会も感動しました。兄妹の再会に笑顔を見せた多岐川がドラマ的には最期だった。
その前に多岐川が少年法反対の意見書をまとめるために呼び出した寅子はじめ家裁の面々、その中で小橋と稲垣を呼び寄せ二人ごと抱きしめるシーンに師弟愛を感じました。その後政府の少年法改正の企みに怒る多岐川の形相に引き込まれました。
最高裁で久藤が多岐川の訃報と共に渡した意見書を読む桂場の前に現れた多岐川は、夢か幻か想像か、笑顔で睨み、頼むぞ桂場!と迫って変顔を見せた多岐川の迫力に圧倒されました。多岐川を渾身の演技で記憶に残した滝藤賢一さん、お疲れさまでした。今後のご活躍と次作が楽しみです。
◆轟&よね
長年に渡り父親から性暴力を受けていた娘による「尊属殺人」に携わることになった轟&よね。被告人の背景(=まさに地獄)を考えると、よねほど相応しい弁護士はいないだろう。「一人で逃げた」母親に対して言った「山田さん轟さんと引き合わせてくれたことは感謝してる」・・この言葉の説得力よ。先週「地獄を生きる」被爆者吉田に寄り添った轟&よねを描いたことが活きている。また、以前描かれた「穂高の意義ある一票」が、ここでこういう形でよねに繋がるとは、当時は誰も予想していなかった。よくできた脚本だ。
◆星家の面々
大学院を辞めたいと言う優未に対して・・・。辞めて優未が苦労する姿を見たくないと言う航一。優未の選択の道を閉ざさないでと航一に言い、地獄の道を行く覚悟があるかと優未に問う寅子。面白い。航一の言葉は寅子が明律に行きたいと言った時に見せた「はるの親心」と同じであり、寅子の言葉もまた、娘の決断を尊重しようとした「はるの親心」と同じなのだ。
また、志を持って大学に行く決断と、もう自信がないからと言って大学院を辞める決断。上記した尊属殺人を犯した女性&被爆女性の「地獄」と、何者でもない「適齢期(←あえて書く)」を過ぎた女性を待ち受ける「地獄」・・決断も地獄も人それぞれだと描いた。
優未が悩んで、寅子に相談しようとした描写もあった。また、大学院を辞めて吹っ切れた優未が陽気に歌っているのを見ても、寅子は支持した手前、不安を口にできないという描写もあった。かつては溝を作り、子供たちと向き合ってこなかった航一が、感情を露にする描写も。それぞれの心情を抜かりなく描き、寅子&航一が間違いなく「母親&父親」になっていることを描いた。寅子がはる&直言を心配させたように、優未やのどかも寅子&航一を心配させているのだ。直言がはるに頭が上がらなかったように、航一も寅子に・・笑。オロオロする夫&動じない(ふりの)妻。まさに「モンパパ」であり、ブレがない。寅子の「私」の部分であり、虎翼の「家庭パート」である。
しかも今作は外で働く女性と平行して、はるや花江や百合のように、家族を支えた女性たちの苦悩も幸せもきちんと描いている。遠回りしたが、優未もそういう選択をするのかもしれない。知らんけど笑。のどかの決断(芸術家との結婚)も同じである。【自分の人生を、自分で選択して生きること】・・優三の願いでもあるが・・はるや花江や百合の人生もそのように描かれている。新潟の「友情結婚」を選択した2人も、子供を預けて仕事に復帰する選択をした秋山も。甘いとか恵まれているとか、どっちが偉いとか正しいとか、他人と比べる必要はないし、幸せか不幸か、他人が決めることでもない。たとえ正しい選択でなくても、遠回りだったとしても。ただし、それを受け入れられない人間がいることもきちんと描いているし、視聴者の反応にも見事に表れている。上手い脚本だ。
◆見応えある「人間ドラマ」
そう、選択と遠回り。面接の時だけ「我」を封印していれば、よねは寅子と一緒に合格できていただろうと描かれた。あの時寅子は生理が来てしまい、期せずして「我」が出せなかった結果、合格したのだろうとも描かれていた。ずいぶん遠回りだったよねの選択だが、それが正しいとも間違いとも描いていない。また、寅子との決別があり、その後の突っぱね続けたよねのスタンスと、変わることがなかった強い絆。良くも悪くも、それがよねなのだ。
夫と娘を守るために「香淑」を封印した香子。明律同志たちには会いたくても会わずに、同胞の無罪を証明するためならと自らの身バレを覚悟してまで動いた。娘と向き合うために、香淑だった過去を話した。娘は葛藤の末、母親を受け入れ、自らも全てを話した結果、恋人と別れることになったが、それでよかったと納得している。明律同期かつ夫の同僚である稲垣&小橋に「汐見の妻」として再会でき、兄とも再会できた。国も兄も捨てた香淑の選択と、その後の変化。彼女の心情が痛いほど伝わった。遠回りするしかなかった香淑も、弁護士になったと描かれた。
何より寅子。妊娠したことを、よねに相談できていなかった。一人で抱え込んだ末の、穂高の「無理解の善意」による絶望と決別、&よねとの決別。その後の、穂高との和解&よねとの和解まで、長い遠回りであった。また、復帰後も仕事に没頭した寅子は優未との溝を深めてしまい、良好な母子関係を築くまで、遠回り。航一の、朋一&のどかとの関係も。
更に、法曹界を一度「逃げ出した」寅子は弁護士としての復帰ではなく、判事補として家裁立ち上げ→判事として地方赴任→東京に戻り「原爆裁判」に関わり→再び家裁で「少年法」に関わる・・と、これまた遠回りである。
他にも色々あるが・・割愛。よね・香淑・寅子・航一だけを見ても、その時その時の選択&心情と、公私に渡る「遠回り」の人生が描かれている。まさに「人間ドラマ」である。
◆あと2週間
多岐川(←彼も逃げ出した過去があり、遠回りして「家裁の父」と呼ばれるまでになった)が最期に桂場に託した思い。ライアンからその意見書を受け取った桂場は、何を思う?寅子の呼びかけにも応えることなく、立ち去ってしまった。来週が待ち遠しい。
今週前半は「時代背景(当時の出来事)と法曹界」を駆け足で描いた。「家庭パート」よりも「リーガル」を描けとか、朝から重い暗いとかいう声の影響だろうか?知らんけど笑。どちらを描く場合も「人間」を描いていたからこそ、「人間ドラマ」として成立していたのだ。駆け足だと、いくら「リーガル」絡みであっても、見応えは激減してしまう。もったいなかった。
法曹パート=①轟&よねの【尊属殺人】②寅子・多岐川・ライアン・桂場の【少年法改正】。家庭パート=①星家の娘たちの決断と、寅子&航一の親心②花江一家の近況③香淑のカミングアウトと、それを見届けた「家族のようなもの」多岐川の最期・・くらいを一週間かけて描いてくれたら、さぞ濃厚だっただろう。来週に期待すると同時に、登場人物皆に幸あれ!と思った今週。あと2週間とは、寂しい限りである。
裁判官の寅子が結婚してから裁判をしてないと話題になりましたが なるほど思い返せば原爆裁判のみでした。。
別姓を主張してまで守った佐田寅子というキャリアでしたが 結局どの姓でも何でもよかったんだとおもいます。吉田恵理香が描けなかったんで。
情けない脚本家に もうリーガルの話は来ないです。
生きづらい女性の 男社会での奮闘をずっとずっと期待していましたが 学生時代くらいで いよいよ最後二週残すばかり ヒロインに関しては全くの期待はずれでした。理屈ばかりで動かない上 陳情するだけ 一昔前の腰掛けのOLさんと変わらない。それで、仕事しない女性にだけ人気があるのだと今では痛感しています。
この一週間のおさらいを明日見る人はわかると思いますよ。
ミサンガの女、美佐江が復帰するんだ、楽しみすぎます!みんなで待ってた甲斐がありました。
東大法学部出て ハーバードでも行ってそうな頭のいいお嬢様・・英語やってたもん。
期待されすぎて渋々カムバックでもかまわないよね。片岡りんちゃんのxチェックしてたのにいつのまに!?
鯖河江幹事長って田中角栄ですね。話を最後まで聞かないで泣き叫ぶメガネのオバサンがうざかったがあれでも検事だったらしい。
インタビューで吉田さんは自分の役目はドラマという媒体を使って社会に問題定義すること、と仰っていたように声を上げる大切さを度々、ともこさんは語っている。
ただ うちの社にもいるが問題定義は盛んにするが解決するのは自分じゃないというスタンスの人間はどうやら勘違いしているようで 泥もかぶらず綺麗な場所でハテハテ言ってる寅子に通じるものがある。(三淵さんではなかろう)
そのモヤモヤが多くの視聴者にも感じられるのだと感じられます。違いますか?
吉田さんの意図は解らないが その解決を模索する役をヒロインでなく周囲のプレイヤーに課してるのかもしれない。
よねや無口な桂場に皆が注目するのは自然の成り行きだと思う。
今週の法廷の動き、は当時の新聞記事を元に語られ シナリオ不要に思います。少年法改正は時を経てコロナ禍の末期に実施されました。
結末に向けて気の抜けない展開になり1話も見逃せない。高度成長の日本、東大安田講堂事件、少年犯罪激化など、NHKの豊富なアーカイブより、当時の映像や新聞などを見せながら当時の時代へといざなう演出が巧かった。尊属殺人裁判、少年法改正反対、など結末に向けて数々の布石を打ち盛り上げた。また寅子の友人崔香淑と娘薫との確執や和解、それに恩師多岐川の最期など、サイドストーリーとも無駄が一つもない傑作だ。
キャストのセリフやナレーションだけじゃなく、風景や別のシーンが凄く意味を持って
つながっていく作り方は、話に深みを持たせて奥行きも現実味も感じる。
街行く人々の表情だったり佇まい、街角の看板やポスター、風に飛ばされる新聞の記事。
家の中でも調度品や家財道具や日用品が、時期や財政状態で変化していくなど。
そういったもので時代や状況や人物の気持ちまでも見事に表現されていたり。
このドラマ、前半は本当にそういうのが上手だと思っていた。
「寅子はまだわかっていませんでした」女子部時代、梅子や涼子の家庭が一瞬モノクロで
差し挟まれることで、その後の各々の事情がわかってきた時にいっそう真実味が増す。
共亜事件の前、父が浮かない表情をしている、それ以前に寅子がはるや花江に宣言した
「私が助けてあげる!」に「俺は助けてくれないのかぁ」と横から言った父の言葉が
事件の緊迫感、家族が懸命に努力する姿につながっていく。
共亜事件の描写ではさらに、通学できなくなった寅子のために協力する友の姿、
悪口を言う男子学生に怒り殴る轟や奔走する寅子を気遣う花岡、竹中記者との関わり、
家宅捜索に来た検察が去る時の不気味な照明に、法廷での扇子を叩く手元など、
セリフも映像も展開も本当に見事だと思った。
人々の姿も、共亜事件の時にも寅子の自宅前で大騒ぎしていたご近所の人々は、
寅子が女子部に入部した時は「女が大学で法律の勉強なんて、恥ずかしくないのかね」と
言い合っていたが、寅子が女性初の弁護士になった途端に地域の誇りであると褒め称える
など、当時の市井の人々の反応も含めて描いていた。
台所でひとり黙々と仕事をする母の後ろ姿。寅子とふたりで並ぶ後ろ姿。それをとらえる
ローアングルのカメラ。
大学法学部に進学した5人と玉の、学舎に向かう意気揚々とした後ろ姿。
後ろ姿で充分それぞれの心情が表現されていた。今思い出しても珠玉のシーンの数々。
あの感動の日々はどこに行ったのだろう。
原爆裁判の時も、例えば原告女性が家庭や地域でつらい思いをしている場面の映像や、
東京駅に降り立った時の後ろ姿や周囲の人々の反応などが差し挟まれれば、
あの代読された手紙の内容に真実味が増す。女性の苦痛や決意が一層意味を持つ。
人により症状の出方も程度も様々な更年期症状をパタパタ扇子で顔を扇ぐシーンばかり
繰り返さずとも、そもそも更年期話を挟まずとも。
ここはそれほど重要なシーンだったのだろうか。女性は大変だと強調したかったのか
知らないが、今や男性も深刻な更年期症状があるとわかっているのに。
例えば誰か女性が大事にしている子ども用の何かが映り、あなたお子さんが?といった
描写はベタでも現実味があるし、そう「愛のコンサート」の時のように。
何だ、赤い腕飾りは。判事補の櫛は。どういった意味を持たせたかったのかわからない。
もはやお握りや団子でさえも。
上野千鶴子さんの「学生運動で女子学生はバリケードの内側でお握りを握る役割だった」
という話に呼応しているわけでもないようだ。
何を示唆するか、何を暗示するか、何を伝えようとして、何を受け取ってほしいのか。
そういう、作品に対する真摯な姿勢が感じられなくなってしまった。
やたらと下手な伏線ばかりばらまいて無茶な設定で回収、を繰り返す作品もあったが、
無駄にとっ散らかしてあれこれ詰め込み、何もかも中途半端な作品ほど失礼なものはない。
多岐川の死を告げられた桂場の前に現れる幻想か怨念かの多岐川変顔は、まったくもって
不快だった。
寅子に出てくる空想シリーズが好評だったのか知らないが、多岐川の人生、人の死をあれで
表現するとは。雲野の最期と同様、死に対する認識に神経を疑う。
多岐川の声が聴こえた気がする、ふと顔を上げる桂場、だが誰もいない、でよかったんじゃ
ないか。今さら家裁設立準備室があった屋上にも足を運べないだろうし。構成の問題。
後半はただ表面的に薄っぺらいトピックの見本市のような、無責任な展開に終始し、
いつの時代もどんなテーマでも根底にあるはずの「人」というものも描けず、バタバタと
陳腐で粗雑なやり取りの繰り返し。深みがないため喜劇でもない。
題材やモデルや各時代の人々の努力に対する敬意のかけらもない。
SNSの閲覧数稼ぎのような人物描写と話の展開に、もはや哀れという印象になった。
後半になってから、寅子をわざわざ共感のもてないキャラに変えた作者の意図は何なのだろうと思っていた。
前半は、作者の正義感の強さの良い面が、インスピレーションを受けた三淵嘉子さんの生き様に共鳴し、素晴らしいドラマを紡ぎ上げることができていた。
でも、そういう他人の人生観にのめり込むことに疲れたのか行き詰まったのか、穂高不敬発言が私吉田惠里香のやりたいようにやる宣言を出し、そこからドラマはほぼ180°変質して行った。
後半は、作者の三淵嘉子さんからはかけ離れた、経験不足な人生観が寅子に投影されてしまったのだと思う。
これに、NHKの解説委員までつけて視聴率稼ぎをするあざとさが重なって、これだけの一大劣化が起きたのだと思う。
恥ずかしいです。週はじめに リアル息子のように研究者の道を選んだ優未ちゃんを誉めて応援までしまって私も浅はかだったなあと。二回生というのは基本過程ですよ。研究職の入り口に立つ前に もう戦うのに疲れたとかキラキラした目の自分に、とか言えるのは 自宅生金持ちのお嬢ちゃんの単なる気まぐれです。航一のほうが筋が通っていました。
でもこの娘は辞めて正解。こんな学生は理系に要りませんもの。
あ~ハズい。のどかも同じキャラだったのに、見抜けなかった脚本のチャラさ。
今週は濃いのではなく 重い史実をより集めただけの錯覚で 間違いなくそれぞれは薄いものです。新聞社会面の見出しを読んだだけで満足できたら濃いといえるのかもしれません。
賞取りが確実になった夏以来 サイドワークに集中せざる得なくなったのか寅子の言うことが咲子と同じようになり 法曹界でも芸能界でもいいような家族の話にシフトしてしまい、興味が失せました。ついでにリーガル 判決文を紹介したら あとは当時の事件や流行は何だったっけ介護も入れておかなくちゃ。どのパートも底辺にあるものには触れない程度。骨太の寅子がどこかに行ってしまった。悲しいなあ私も。
この時代の若者は元気で何よりだ。
なんか今週はダイジェストを見てるかのようになってるが、
とりあえず滝藤さんお疲れ様でした。
そっかー
このくらいが分かり易くて丁度いい人たちと
期待して見始めて失望している人たちの
両方で支えてきたんだよなあ。
虎に翼。
でももう 朝ドラのよな品質に持久力のいる創作には
えりか様は挑戦しないほうがよいですねー。
一杯アカウント持ってSNSで発信しておられるけど
あれはこういう意図だとか解説?はやめないと
カッコ悪いすよ~
1年間に及ぶ書き下ろし お疲れさまでした~
視聴率落ちなくて良かった。私が感動した日は良くないんだ。関東なんですけど。
人其々だなあと思う。個人的には名作だと言われていた頃の寅子より、ダメになったと言う人がいる今の寅子の方が好み。作品的にも。あと2週間楽しみに見たい。
美佐江?が楽しみという人もいるけど自分は興味ないなぁ。新潟でケリをつけとけばよかったのに。
ラスト2週は今まで以上に脳内ポエミーと何がどうなりましたの羅列なんかじゃないかなあ。
こんなふうにはならんだろうけど自分の希望するラストは、猪爪家の箱入り娘寅子の夢オチで、布団から起きて「あーよく寝た。今日もがんばって勉強するぞー」と言って優三さんが「トラちゃんがんばれ!」と言って終わりがいいな。
特に伊藤サイリのファンじゃないので 最初の頃のガミガミきつくてやかましい頃よりは 普通のおばちゃん化した後半のほうがいい。コウイチが若すぎて浮いてる。
このドラマは男女差別を扱ってきたから、男女雇用機会均等法を入れて欲しいと思ったが、その法律が出来る前の年に三淵さんは亡くなっている。
家裁の母と言われた人なら最後は少年少女と真摯に向き合うシーンを入れて欲しい。親に引き取られるシーンを幾つも見せられても感動せず。
セーラー服の少女が少年犯罪に関係してるなら、ちと期待する。
寅子が2人の娘の進む道に口出しせずに自己決定ささせたのは寅ツバらしくて良かった。
綺麗な振袖を着て親が決めた相手と見合いして結婚する女性は昭和のあの頃でもいた。それほど好きな男性ではなくても年頃になりずっと独身ではいられないと妥協して嫁いだ団塊世代の従姉妹達を見ていた中学生の私は複雑な気持ちだった。
当時流行った「恋の季節」や「花嫁」のように何もかも捨てて結ばれるような燃え上がる恋と結婚に憧れた頃を思い出した。
贅沢言わしてもらうなら 若いトラちゃんは怒っても泣いても嫌みのない演技派沙莉ちゃんでなければ駄目だったと思いました。
中年になって そうねオバさまになってしまうのならば もっと美人の女優にやってもらいたかったです。すみません。
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