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もともとアシガールは中高生を対象に作られたのかもしれません。しかし、作り手の本気により、クオリティの高い、大人も十分に感動できる内容となっています。照明の当て方ひとつにしてもこだわりがあり、耳をすませば風の音、虫の声などが聞こえてきます。特に演者の素晴らしい表情力は大人も子供も関係なく感動を呼びます。俳優の知名度に頼らず、事務所への忖度もなくこんなに人気があるのは、このドラマの完成度の高さを証明しています。
終わった直後は、幸せそうな2人に安心しつつも、物足りない、どうしてあの台詞じゃないの?あのシーンはないの?と期待をしていた分、とても悲しかった。
でも、不満を言いながらもついつい観てしまう。繰り返し観てしまう。
再放送が決定したら嬉しくなってしまう。4K放送も再放送すると知ったら、平日だし、今度こそ電気屋さんに行こうと企んでしまう。
気がついたらやはり夢中になってしまう。
永禄の唯と若君の現代に行くシーンは、何度も観てしまう。
唯に笑いかけた後の表情、その後の殺陣は凄い。何度も何度も若君の毛先の動きに目が行く。
一生懸命若君を演じてくれてどうもありがとうと感謝する。
唯も元気なままだ。雰囲気は変わったけれど、若君の大好きな唯だ。
私も大好きだ。
泣く泣く削った30分、いつか全部を観てみたい。
なんだか、毎日観たくなるというか、会いたくなる不思議なドラマなのだ。
こんな事、来年4度目の年女だけれど、初めてだと思う。
再々放送の録画を、アシガールを1話から順に観た時に、若君が本当にこんな人がいたのではないのか?と思ってしまった。
若くして命を落とし、羽木家は滅亡。
そんな事を改めて知った時に頭が痺れた。唯じゃないけれど、心が掻き立てられた。
それまではたまに本放送を深夜に観たり、冬季オリンピックをそのまま観ていて、所々を観ていた時と違う。
がっつり観ていたら、先が気になり1日で観た。
心はすっかり羽木の民。
それから取り憑かれたように観続け、続編に心を馳せた。
我慢できずに原作本も読んだら、驚くほどの再現率と、そして若君の無敵の格好の良さと、唯のたくましさ。アシガールに浸りまくった平成だった。
若君に惹かれたのは所作の美しさ。
育ちが現れているかのような動き、物の考え方や喋り方、魅力があふれていた。
これを演技として身につけたのだから、凄いと思う。
過去のドラマの印象など、全く感じず、若君様だった。
そして、何と言ってもゆいのすけの可愛らしさ。狙った可愛らしさではなく、たくましく生き抜く根性がある。
泥だらけで頑張る姿や、悪態をつく姿に、応援せずにはいられなかった。
原作で、「不思議とあの子の周りには助けてくれる人がいる」と言っていたけど、そんな気持ちになるゆいのすけだった。
待ちに待ったスペシャルは、最初は原作を読んでいたから物足りなさもあったけれど、観れば観るほど、引き込まれる。
脳内で観たかった原作シーンは再生し、ドラマを観ると言う特技が生まれた。
やっぱり原作を大切に作ってもらえたドラマは良い。
あ〜面白かった面白かった面白かった!
そして絶妙なラストシーンが良い。
原作で観た時、やはり頭が痺れた。
円盤を見てしまったら何を支えにこれから過ごそうやらと…と思いつつ、連ドラ同様、見る度にいろんな思いを感じます。
若君、黒羽城からとても爽やかに2人姿を消したけれど…、羽木の者らは御月へ向かっていてひとまず安心、二度と会えるはずのない唯に会えたものの、この状況で唯を救うには一緒に平成に行くことのみ…だったと思う。
平成でも、城を失った者としての処し方に考えあぐねるばかりで答えは出るはずもなく。できるせめてもののことと、唯の望みを叶えることに徹していたように思える。
だから唯が、戦国に帰ろう、あそここそが私達が生きる場所!一緒にそばにいて支えることこそ自分の夢と、気持ちを導いてくれたときの、自ら自転車をこぎ「ついてまいれ!」は、疾風にまたがる惣領の姿を思い起こさせる。腹が決まった瞬間。その後は、さすがは武士!行動が早い 笑
速川の両親になってみると…。よく知ったわが娘は朝寝坊、寝癖、たっぷりのお弁当、山盛り晩御飯、ぐうたら三昧…のばすだった。そんな娘が送り込んできた傷だらけの若君が立派な人となりがわかっても、娘が過ごした戦国の暮らしぶりなど想像もつくわけもない。ただ、心を小垣城に置いて戻った娘と過ごすうちに、万が一まで再び戦国に戻ることあらば、娘はきっと戻ってこないだろう…二度ともどっては来ない、そうひそかに腹くくっていたのではないだろうか。
若君が平成にとどまる理由はない。娘が再び心を無くして生きるよりも、自分たちがよく知ってる元気な娘らしく、あちらの世界で若君と過ごしてくれるなら…。17歳、早い早い巣立ちだけど、本当に「(知らないうちに)大人になって…」に尽きる。戦国生まれの息子はきっと娘を命がけで守ってくれるに違いない。
最後の晩餐のケーキカットで若君がなぜ手を添えたのかわからないけど、唯の両親にとっては結婚式もどきの思い出にもなってほんの少し満たされた感がある。
タイムマシンの都合で次に会える保証はないけれども、毎度レンコンのはさみ揚げをリュックに詰めて往復しているだけに、別れの淋しさよりも、もしや?いや、きっとまた⁉︎と胸膨らませる流れがアシガールらしい笑笑
いつまでもガチでアシガールにお供します!
以前、木村先生「発掘は発見じゃない。再会だ。」「ご先祖様が会いに来てくれたんだ」のようなことを言っていた。
唯は「無事だったら、必ず知らせるから」そう言って戦国の世に旅立った。新しい郷土史の資料が出てきたら、それはたぶん「再会」。唯が家族に会いに来たということなんだろうな・・
でも、ということは、もうタイムマシンでのリアルな再会はないんだろうか。
パラレルワールドで互いにつながっていた間は、同時に進行する世界だった。でも、完全に行き来が断たれれば、唯はもう400年前に亡くなってしまうことになる。
来年のクリスマスデートをタケルにお願いしたりして、明るく旅立って行ったけれど、両親の心情を思うと、かなり切ない。
とは言え、あまり深刻になりすぎないよう、程よくコメディになっているから、戦国という時代も受け入れやすいし、何らかの別離を避けられないタイムスリップの物語も軽快な明るい結末に導かれていく。
いろいろなバランスがとても良く、子供っぽいように見える設定や、能天気なコメディ展開も、見る側にストレスを与えないよう、よく考えられているのかもしれない。
原作の9巻から11巻は涙無くては読めません。
皆を守る為に戦いを避ける為に奮闘する若君、武士なら命を捨てても城を守ると譲らない羽木勢。その心を動かした唯、そして弟の支えになる決心をした兄上の奮闘。
決断後の見事な団結。
不眠不休で小垣に向かう唯。
羽木を助ける同盟の野上一族。
高山に降る前夜の若君、一緒にと離れない木村様夫婦。
ここまでの時間が短すぎる。
何度泣いたか、込み上げるものがあったか、
短いよ〜短すぎるよ〜。
ついでに、帰ってきてから永禄に帰るまでも早かった。髪の長さが時間を物語っていても、ずっと泣くのを我慢していた唯を、帰って来た時の安堵した両親の気持ちとかが観たかったなぁ。
小平太の誤解とか、城のじい達とか、コメディ部分とかも十分あったので、
叶わない事とはいえ、連ドラで観たかったなぁ。
天野一家の魅力が炸裂しなかったので残念。
1時間半なら、このシーンは無いよなぁって思っていたけれど、残念。
よし、頭の中で想像しよう。
ドラマは一時間後から繰り返し観てしまう。
やはり、唯の若君を取り戻すのが面白い。
原作にはなかった殺陣のシーン、若君の格好良さ、炸裂。
唯のみ返そうと思う時間が長い分、ドキドキした。
そして消えたシーン、原作の幻想的なのも好きだけれど、刀が刺さる音と刃物の光にドキッとした。
そして暮石の絵と気がついた時の、繋がった感じはなんだか感動した。どっちも良い。
なんだろう、この魅力。
ラブコメ漫画が原作の時代劇、ここまで面白いのは時代劇だから?
感情をあまり出さない若君様、本当にこんな人がいたのでは?と思う位、時代劇様様ってくらい魅力がある。こんな男子が現代にいたらと妄想バンザイの面白さが生きている。
羽木の滅亡?若君の死?その謎みたいなのも、魅力がある。
よし、やっと家族が寝た。
やっと、浸れる。
今夜もやっぱりアシガールを観て寝よう。しゃっ!
本編放送中は、ほとんど終盤を2~3話観たくらいで、こちらの盛り上がりを知ってからいつか全編観たいなと思ってたので、ダイジェスト版も私はすごく嬉しかったです。
短いなかにも、主軸ふたりの惹かれあうその過程が、細かく繊細に描かれていて、心に響いたというのかな。
女子校生らしい唯の、まっすぐで一途な若君への想い。
若君から見ると、特異でまさに”面白い”おなご?...唯に対する興味から、好意、そして唯一無二の大切な存在へと変化するその心情描写が、本当に丁寧に描かれていて何度も心震えました。
若君の”面白い”という、唯に対する台詞ひとつひとつの響き、表情にも、気持ちの変化と共にその違いがよく表れていて素晴らしかったです。
唯のひたむきな想いは、自分の生きてきた道のりを犠牲にし、すべて捨て去ってでも愛する人を守りたいという強さに満ち満ちていて、そこも素晴らしかった。
まさに時をも越える”純愛”は、ここにこそあったんだと。
ラストは、残される家族の気持ち、その温かさが胸に沁みて涙があふれてしまったけれど。
唯が若君と離れることなく、互いに守り守られながら生きていくラストで、本当に良かった。
できれば、その行く末をもう少し観てみたいくらい。超すき!、なドラマになりました。
前作を見た後にスペシャルを見ると、最初はゆいのすけが大人びてしまった感じがあったけれど、若君も随分と落ち着いたと言うか。苦労して老けた?そんな感じにも見えた。
そう思う位、前作がとても初々しい。
2人の初々しさにやられてしまったんだなぁ。
かわいい、かわいい、そんな2人だった。
そうだよなぁ、2人とも初恋が実った訳だもの、応援したくなる。
然も2人を引き離すものは「死」かも知れないと思うと、応援せずにはいられない。
羽木家の人々のように、若君を慕いたくなる。すっかり「我らの大切な若君様」になってしまった。
本当に面白い。そして終わり方にはいつもワクワクさせられる。希望がある。
それも魅力の1つだと思う。
録画して何度も何度も観ているのに、やっぱり再々放送を観てしまった。
内容も知っているはずなのに、色んなところで涙が出てきた。録画再生では、何となく観てしまっていたのだろうか?
これもテレビの魅力なのか?
唯の涙は、特に戦国では見たくない。若君の前では笑顔だけでいて欲しい。
改めてそう思った。
戦国で生きることを決めた唯、若君と幸せになって欲しい。
あり得ない話なのに、ドラマなのに、幸せになって欲しい。
羽木の人々に、幸せになって欲しい。
今夜は永禄に思いを込めて寝よう。
星、放送を観たので、付けさせて下さい。
永禄に戻るラストシーンがとてもよかった。城を失ってしまったのに、連れて戻るわけにいかないと言う若君は、唯のことを本当に大切に思っている。
その後の羽木に明るい展望を持てないから、万一の場合を思って唯を巻き込みたくないんだと思う。
でも敢えて「だから」戻るんだ、と言う唯の決断は祝言の晩の「超好き!」を行動で示すもので、理屈であれこれ言うよりも、ストレートに思いの強さが伝わってくる。
しあわせな結末がわかっているから、というだけでなく、かなりシリアスなシーンでも、少し笑える明るさが散りばめられていて、重くなり過ぎないので、何度も見たくなる。とても魅力のあるドラマだと思う。
殿様、天野殿、千原爺の歩くシーンがなんか迫力あるよねって、家族と話題になりました。
戦の支度をして、一触即発のピリピリした感じ。
画面に三人が映り込んで、次々、周囲の鎧姿の人々が映って。ガシャガシャ鎧の音。
なんか時代劇の専門のスタッフの方が一切手加減なしに撮影したでござるよ、みたいな雰囲気。
いろんなドラマにNHKの底力は見せられるが、このドラマほど
NHKの遊びとやる気をビシバシ感じるものは無い。
唯や若様の服装、調度品 戦により 少しづつ格が落ちて行く様。
リアルに作り込んであり(衣装の使い回し等)
ラブコメと一括りに出来ないと思う事も多い。
そこに唯と若様が舞い降りたようなキャストたちと
愛らしいBGMに実は意味深い脚本と三位一体以上の効果。
短い中にスタッフの愛も凝縮されて、、。
ドラマが大事に作られていると視聴者の心も打つと証明されました。
来れからも名作をどんどん制作して欲しい。
原作が続く限りはスペシャルをお願いしたいです。
出来れば、若様と唯の子ども達とかも見たいな。
アシガールは2月の再々放送のドラマから入り、続編を観るまでは原作を読むまいと思っても、4月には早々に断念し、単行本も月刊誌も読んでしまった。発売されたての10巻は今生の別れ、月刊誌は若君かっさらい、いゃあ、感情が忙しかった。
こんなに心が持っていかれる漫画は久しぶり。
そしてすっかりドラマを毎日毎日観ていたので、台詞が脳内でドラマの登場人物になる。
10巻は最初から最後まで、何度感情が抑えきれずに涙が出ただろう。家で読んでいて良かったと思った。
確かに女子高校生が主人公だけど、少女漫画というより年齢層は高めの雑誌だった。
おかげで、私もなんとかレジに持って行けた。
若君様の、絶体絶命の状況での笑顔は、心に残る。
それを若君によりもっと近づけるように頑張ってくれた伊藤さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。
唯の黒島さんも良い。前作ほどの犬っころの様な可愛らしさは無かったけれど、大切な人を守る一生懸命さは伝わってきた。
唯の一生懸命さ、原作でもドラマでも十分過ぎる。
だから惹かれる。
なんだろう、心が揺さぶられる。
そんな「アシガール」が大好きなのだ。
「誇りも名も守れず、ただ生きていてほしいなんて、心得違い」おふくろさまの言葉は厳しくて。
最初に聞いた時は、ちょっと驚いたけど、でも何度か見るうち、本当は、死ぬことが武士としての誇りを守ることだったのに、敵に膝を折ってでも、若君は生きようとしてくれたんだとわかった。唯との約束を守るため、唯を悲しませないために。
生き延びることの方が辛いという感覚。それをおふくろ様がしっかり伝えてくれたおかげで、若君が屈辱に耐えて、敵に命乞いをしたことの重みを、少し想像できたと思う。
離れ離れになって、たとえもう二度と会えなくても、遥か後の世で、唯が見届けてくれることを信じ、生きようとしてくれた若君。その思いの深さに胸を打たれてしまった。
原作既読なので、ここまでやるなら放送時間が心配…と思っていた通りの駆け足の内容でしたね。カットした部分があるなら完全版の放送を望みますし、ダメならDVDにして下さい!絶対買います!!
健太郎くんの若君は溢れ出す唯への愛が、眼差しにも言葉にも仕草にも込められていて、ほんとに素敵でした。今生の別れの時の潤んだ瞳は、ある意味原作を超えたかなと思います。この1年で色々な役を経験し、若君に還元してくれたと思いました。
結菜ちゃんの唯は相変わらず可愛さ爆発でしたが、原作の唯とはちょっとタイプが違うので、マンガのセリフ部分で違和感を感じる時がありました。それがちょっと残念です。結菜ちゃんも大人っぽくなったので、足軽姿だともう少年には見えませんでしたが、バレてるからいいのよね(笑)
それでも、この短い放送時間のなかで最大限に原作の世界を再現し、昨年の連ドラの懸念事項であった『唯の両親の承諾』を得て、2人手を取り合って戦国に帰るまでを見事に描き切ったことに、感謝したいと思います。
あ、もちろん続々編を心待ちにしてます!
コロナ禍中の再放送で巡り合ったアシガール本編と、昨日の SP。
素晴らしいの一言です。時代劇に長けたNHKでなければ実現しなかったし、豪華な実力派キャストの実現も、NHKだからこそ。
ラブコメというより、ラブコメ要素をまとった人間ドラマ。
登場人物、皆大好きです。
続編、きっと、絶対、作って下さい。
続編で大人っぽくなった唯と若君と尊もいいじゃないですか。
永禄に戻ったところで放送は終わりだけど、2人にとってははじまりで、2人だけであてもなくどこかに向かうのは初めてな気がする。きっと最終的には御月にたどり着けるのだろうけど、きっとその前にも何かしらの試練があったとしても2人なら乗り越えていけるだろう。
何よりも大好きな若君と一緒だから。
二度と会えなくても、どんな時でも、妻と交わした約束を守らんとする若君となら。
女子力マイナスだった唯の変化と成長にびっくりしているのは両親と尊だったと思う。
「好き」より「死んでほしくない」…から始まった恋は、若君が背負うもの全てを、共に背負い生きていきたい…にたどり着いた。
お風呂上がりの軒先で若君に寄り添い、腕を組んでうたた寝する娘の姿なんて想像出来なかったろう。
若君もケーキカットで、刃物は危ないとばかりに思わず唯に手を添えてたりして。結果的に結婚式ようになって、めでたしめでたしの雰囲気。ふふふ、ナイフを握らない方は、下で手を握りあっている…。
両親はニコニコ写メ撮りながら、どんな気持ちだったのかなぁ。だから唯と若君には幸せにって欲しい…。古文書を通して娘を安否を知るなんて不思議すぎて、想像もつかないし、…永禄でも、いざとなったら離ればなれになっても周りの人を幸せを優先してしまう2人だから、いろんな試練もあるだろうことも想像してしまうけど、どんな時も心はひとつ、二人で命を全うしたことだろう…って100%信じてしまう。
もう私の中ではノンフィクションになってて、史実も同然の存在感です笑
ラブコメなのに軸足は一族の興亡の歴史にあるような、歴史ドラマっぽいところ、おもしろかったです。
献身的に人に尽くすとか、一族や家族への愛とか、大事なところを押さえているという意味で、見応えのあるドラマですね。
スペシャル何回も何回も見れます。連続ドラマと同じように。時間が……との思いはありますがそれでも充分な魅力がありました。時代劇ゆえの安心感(制作側から言えば大変なんでしょうが)といいますか見せ場もあり、ぬかりなく作り込まれていて見応えありました。演者さんたちも熱演でした。
掲示板を見ると10代から70代まで(60・70代の多いこと!)ガッツリ皆さんはまっていてこの幅の広さにもびっくり。小さな子供からおじいちゃんおばあちゃん世代までが夢中になって見ているってなかなかというかめったにないと思うのです。私も出会えて良かった!
見終わった後、なんともいえない幸福感に包まれたくて今日も見ます。
食うたら心の臓が止まる…から始まり、
まだワシがこわい?腹が決まったら参れ、とか
お前、フクか?とか
まだ腹は決まらぬか?とか
唯ほど好もしいおなごはおらぬ、とか
一度帰ってまた戻って参れ、とか
こちらの気持ちがなぜ分からぬ、とか
今度戻って来るときは腹を決めて参れよ、とか
どうやらワシもイヤなのだ…とか、
ワシがどのような思いでお前を帰したと、とか
源三郎、馬を引け、太刀を持て、とか
お前を思うワシしか、しか
この忠精の妻になれ…とか
これからはワシがお前を守る、とか
何もかも大好きだし、
若君や唯之助が出ていなくても大好きシーンばかりです。SPでは、羽木と唯を守るために、敢えて生き長らえることを選んだ若君の強さ、そしてようやく唯を伴い永禄に戻る決心をしたシーンが特に心に響きます。が私は12話『この忠清を謀り、ひとり山を下るとは!この大たわけ!』が大、大好きです‼️
せっかく命がけで救いに行ったにもかかわらず、再び離ればなれに。それも自分を救い出すため唯が選んだ敢えての行動。しかも唯は銃弾に倒れ…。
陣地に戻った瞬間から戦の総大将。ほんの束の間の再会だったはず。羽木の陣地で誰の目も憚らず、眉間に筋を立てながら、唯の無事を心の底から安堵している。君の気持ちが度ストレートに表現されていて、なんか超うれしくなるというか、満たされる瞬間でした。
ドラマ化したことによって、
若君の人質生活に想像が膨らむ。
原作でも孤独な若君だった。自分の意思が通らない環境、でもその中でも自分の戦は変えない強さは変わらなかった。
でも、相賀によって生かされている感じが強く、若君の心は閉ざされて、自分の事より、羽木の皆が生き残る事だった。
それだけだって、悲しくて悲しくて、読んでいて悲しかったのに、
ドラマの踏まれた若君はショックを通り過ぎて、しばらくあのシーンは見れなかった。
城を明け渡す迄のみんなの思いとか、明け渡すなら何も残すまいというたくましさなどがドラマで見れなかった悲しさはあるけれど、
人質若君の過酷さは、あのシーンが入っただけで、色んな事を想像した。
相手は信長、敵なら小さな子供まで処刑していた、何の話か思い出せないけれど、昔見た大河ドラマを思い出した。
戦国時代はそういうところだ。
我らが若君、死ぬはずないけれど、平成に若君をかっさらってくるシーンは、原作もドラマもどちらも好きだ。
とにかくあの相賀から若君をさらってくれてありがとう。
月刊誌で初めて読んだ時は、尊君と同じく胸が熱くなった。
ドラマで見た時も、唯を一人で返そうとする若君にヒヤヒヤした。そして殺陣、キレッキレに動く若君の姿が良い。そして刺さった刀、墓石の絵と気付いた時、頭の中が痺れた。
映像という、ドラマの力を感じる作品だと思う。
原作も、キャストも、サントラも衣装もセットも、アシガールの世界そのものが好きです。
SPの若君は耐え忍ぶシーンが多かった。
だからこそ、ちょっとした表情や仕草が印象的。小垣城での祝言で、唯の花嫁姿を見たとき、きっと内心『よう似おうておる』と思ったに違いない。唯の超好き♪…若君もう慣れっこのはず。だから、お前らしいの…と言わんばかりの優しく、ウン🎶
唯を平成に戻す時、背中越しの、タイムマシンを鞘から抜いた音に、今生の別れを覚悟した苦悶の表情が切ない。
朝明けて、相賀の乗馬に背中を貸すシーン、その後の若君の扱いは容易に想像がつく。
黒羽城での相賀の姫との祝言、月光舞で唯の声に敏感に感じている。そして二度と会うことはないと思っておった…。ほっぺをつまんだり、ほんの少し髪に触れたのも、夢現つではないこと感じたかったのかもしれない。即座に唯を逃がそうと判断する潔さは、囚われの身であることをさらに感じさせる。
一転、勝手知ったる黒羽城の櫓の上から刀を月に放った間に平成に移動する流れは秀逸。参るぞの声に、唯のうれしそうなハイ!がたまりません。
あの木の下で出会ったこと、2人が覚えているのか不明だけど、同じ木の下から再び2人のこれからが始まるなんて、これ以上の演出はない。
連ドラとSP、敢えて同じパターンを踏んでいるシーンが割とある。
若君が平成から戻ってタイムマシンを唯に戻す時『それは後2度使える』。SPでも小垣城で別れる際に唯が若君に『それはあと二度使えるんです』(若君、その手は使えぬ)
8話『鐘ヶ江のとこ、行くの嫌だ、嫌なのだぁ』『ワシも、嫌なのだ…』
11話山寺で若君『お前を救うのはワシしか居らぬ。お前を思うワシしか』SP木村様『若君を救い出せるのはお前しかおらぬ』
キノコこそ出てこなかったけれど、連ドラでので出会いのシーンでSPのエンドロール。
どちらも2人の抱擁シーン。連ドラでは若君の膝小僧で終わったあとが見たくて仕方なかったけれど、SPではその思いが通じました。若君を救うために何度も離ればなれの選択をした唯の思いを若君が全身で受け止めている。今度こそ二度と離れない、離すまいという気持ちがあふれるシーンはアシラバへの最高のプレゼント!
小垣城で若君が唯に触れなかったのは、落ち人となると自分とは別に唯には生きて幸せになって欲しかったんでしょうね。『さぁ、行け』『後の世へ逃げよ』。
女は好きな人となら苦労なんてヘッチャラな生き物なのに。唯が自分の気持ちをセリフにするのは珍しい。SPではもう離ればなれになるのは嫌。もう離さないで。何度も口にしている。
後半、永禄に同行すること、唯はとっくに腹をくくっている。唯の両親に承諾を得ることもできて若君の方がようやくは腹をくくることができたのかもしれない。からのラストの抱擁!
時代劇だから抱擁は最大の愛情表現。こんなシーン見せられたらその先を見たいに決まっている!ズルい 笑
SP円盤は折込済みのようで、連ドラのあと、一つ一つ勝ち取ってきたときに比べるともう戦う意味が見当たらないような気がしてたけど、諦められそうにない。…残るは映画?確かにスクリーンで見たいけど、100分じゃ満足出来っこない!
原作近くまで放送された以上、実現するまではアシガール情報不足という長い籠城も覚悟で、続・連ドラで出陣致す〜!
実写化すると原作からかけ離れた別物になってしまうことがあるけど、アシガールは原作の雰囲気も思いもギュッと真空パックしたみたい。
セリフをいう人が多少変わったり、言い回しが変わったりしているけど、それは互いの良さを活かすためなので違和感がない。
SPで若君が唯の両親に結婚の許しを乞うシーン。原作では『 どうか唯を伴い 共に永禄に戻ること お許し願いたい。この忠清 生涯妻はひとりと決めております。何があろうと一命をかけて 唯を守り抜くとお誓いいたす』。
モノクロカットと行間に、戦国武将らしい強い決意と、ただ1人と決めた唯への愛がダイレクト響く。
実写では『 あらためてお願いいたす。唯を伴い永禄に戻りたい。かの世で何が起きるか それはわからぬ。だがこの忠清、何があろうと唯を守り、2人で命を全ういたす。どうか、どうか唯を妻にすること、お許しくだされ』。
ゆっくりとした声のトーンと控えめな表情から、唯を守る意志と、乱世に唯を連れていくことで離ればなれにになる唯の両親への最大限の心遣いが表裏一体で漂っている。
『どうか』ひとつとっても位置が違うと印象が変わる。日本語って奥が深い。。。
どちらも良い‼️
でも僅差で私はSPの『2人で命を全うする』に持っていかれました。一瞬で…綺麗な着物を纏った時も、甲冑を付け髪振り乱した時も、どんな時も2人が一緒にいる風景が浮かんできて…。
あぁ、もうホントにアシガール、超すき!
結菜さんも健太郎くんも、このドラマを見るまでは、特別に強く印象に残る人じゃなかった。
ちょっと地味な印象だったり、おとなしい真面目な雰囲気だったり。そのために、色っぽい大輪のバラみたいな人が出てくると、引き立て役にまわってしまいがち。
でもアシガールの世界では、ワイルドフラワーの清楚な存在感が必要。そのためには、変な色気がないのがすごくよかった。
あんまり色っぽいと、足軽やるような無邪気な女の子に見えないし、山城で堅実にストイックに育った武士の若君にも向かない気がする。そういう色っぽい人達は、姫様とか遊女とか、大大名でちやほやされた坊ちゃんとか、遊び人みたいな雰囲気になるだろうから。
アシガールだったからこそ、飾らない清潔感、爽やかな清涼感みたいなものが全面に出て、木漏れ日の中でキラキラと輝きだしたみたいな印象になったように思う。
男性の脚本家とか、男性の作り手だと、何かしら色気のある女の子が出てくる印象があるけれど、アシガールは女性の脚本家と女性の作り手が中心になって、草原をふきわたる風のようなドラマを作ろうとしてくれたから、このキャスティングで成功したんじゃないかと想像する。
戦国の荒波の中で揉まれて輝くのは、大輪の色気のあるバラじゃなくて、清楚で品のあるワイルドフラワーみたいな結菜さんと健太郎君じゃないと。
黒島さんの新たな魅力を引き出した作品だと思う。他の人ではできなかった気がする。
かなり乱暴なことを思いっきり叫んでも、品があるし、イノセントな雰囲気が見ていて心地いい。
昨日はステラがばか売れしたようですね。店員さんも表紙を見たらなぜ今日に限ってこんなに売れるのか分かるでしょう。それぐらいインパクトありますもの。
なんだかんだ言ってSPもよくできていましたね。こんなに多くの視聴者に、それこそ重箱の隅までガン見・話題にされても耐えうる作品だったのですから。美術や小道具ひとつにしてもやっぱりこだわって意識的に用意されてて、制作側の手を抜かない本気度を凄く感じます。主役たちだけが主役じゃない感?とでも言ったらよいのでしょうか。
名場面・名台詞も選べません。あれ以上どこもカットできないのですから。台詞もずっと心に残ります。
こんなクオリティの高いドラマ、原作もまだ続きますし皆が続々編を望むのは当たり前中の当たり前。
超超超見たいです。ねっNHK!!!
久しぶりに最初の方を見ていると、「我らの勝ちとはただ生きること」という言葉があり、それが全編に貫かれているなあと思いました。
「城や家名より、命の方がずっと大切」
若君のメッセージは、殿様に、唯を通してちゃんと伝わっています。そのおかげで、無事に退却できましたし、若君自身も死なずに生き延びようとしてくれた。
メールも電話もないけれども、短い言葉のやり取りだけで、互いに通じ合って、やるべきことを黙々とやる、武士らしい以心伝心。そういうのも、すごくおもしろいなと思いました。
普通のドラマだったら、本編が終わって、だんだん
フェイドアウトしちゃう。
でも、アシガールって、終わってからが始まり……
みたいなところありました。
見終わって、よかった~って思って、何度も見たくなって、
もっと見たくなっていく。
ふつう、SPも見ることができたんだから、満足しなきゃと思うし、
今度こそフェイドアウトしていくのかなと思うんだけど、
わざわざ本編に戻りたくなったり、もう迷宮みたい。
あの世界観と人々がすごくいいんですよね。
みんなのこと大好きになってしまって。
もちろん若君に恋してしまうし、唯に寄り添ってしまうし。
もう両想いのはずなのに、すれ違いの記憶のほうが色濃いから、
まだずっと片思いしているみたいで、切ない気持ちが広がる。
届いたようで、まだ届かない。終わったようで始まったばかり。
本当に不思議なドラマだなあと思います。
なんだかんだSPも毎日見てしまってます。相当深い沼ですね…。
SPの方で相賀達の目の前でわざとこれ見よがしに唯と若君は消えるんですが、この発想・アイデアを思い付いた原作者が凄いなと感心しきり。若君が言ってた通り逃げればどこまでも追っかけてくるだろうし、きりがない。でもこうすることによって死んだ者扱いになるし、消えたことにはわざと触れなくなる。凄い解決策だなと思うのです。
それから脚本の宮村さんも原作を変更してのシーン、たくさん名シーン・名台詞がありました。10話の兄弟でのケンカ(軽いものじゃなかったです)とか、二人の会話が秀逸でした!
語り尽くされているかもですが、制作サイド・演者他もう色々全てが上手く絡み機能してでき上がったドラマだったんだなと改めて思います。
いつまで多くのファンが沼につかっているのも当たり前!
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