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静かに淡々とストーリーは進み、小説を読む様な不思議な感覚になるドラマでした。ラストはなんだかスッキリし「良かった」と笑顔になれた。
雪枝の小説のタイトルは「雪女を愛した男」。
一見、彩女の日記を元にした北さんと彩女の小説の様だか
雪枝本人が題材となり身を削って仕上げた小説であり、
彩女の呪縛から解き放たれた描写が納得でした。
サイン会のシーンで彩女の高校生時代の彼女に微笑んだ。
良かったです。
又、彩女は自殺をしようと入水した時には北さんを愛している事に気付いていたのに進んで行く様子が切なくなりました。
最後は彩女も雪枝への呪縛が解き放たれ、
満面の笑みを浮かべ美味しそうに食事をするシーンもやっと本当の幸せを手に入れたと伝わる描写も良かったです。
"普通"が一番幸せなのだと感じさせられました。
余計な効果音がなかったのも上品でエンディングで
「悪い女」がかかるとドラマに余韻が生まれる演出も
好きでした。
死に向かう彩女を止めるにはどうすれば良いのか、自分が自殺しようとしたあの時、誰になんて言って欲しかったのか、自分は何が嫌で何が足りなくてこの世から消えてしまおうだなんて思っていたのか、記憶を辿ろうとした北はもうそんなことを思い出せないぐらい「とっくに救われていた」ことに気づく。
彩女は、この旅を夫の『蝉時雨』を越える小説の題材として既に完結させており、ブレる余地が無い。
最終回前に彩女が死ぬことで視聴者の漠然とした予想を砕き、最終回は彩女の死後彩女の描いた物語がどう結ばれるのか読めそうで読めず、誰もが納得の行く完全調和であっても不条理、不完全、曖昧であっても、いろいろな結末が成立する設えとなった。
「私がこの世に存在する意味は」は前節の倒置だが、その後に続く「1357」というスマホとカードの暗証番号には意味があるのだろうか。
日記の鍵は雪枝の誕生日だったが、13は誕生月には無いので別の意味があることを示唆しているかのようだ。
入水する入山さんはこれまでで最も美しく、そして役者さんの仕事は大変だと久しぶりに思う熱演だった。
ラストは瞬きも出来ないほど見入ってしまった。
入水自殺のシーンはこれまでたくさん見たが、これほど波や水の色が怖いシーンは初めてだ。
まさか死んではいないと思う・・・思いたいが、もしもそうならば北さんを恨む。
雪女さんは容姿、才能、贅沢な暮らしなど沢山ののを手に入れているからそれが当たり前すぎてどれだけ恵まれているのか気にもとめないのだろうな。
シンプルに北さんが答えを言ってるのに雪女さんには届いていない。
自分以外の人に心から生きていてくれてありがとうと感謝される事が生きる意味があると私も思っている。
私も口にはださないけど勝手に感謝している人がいる。勝手にその人の言葉や行動に救われている。
初回冒頭で感服した重岡さんの泣き芝居に久保田さんが負けていなかった。
この三話分のコタロー展開部は必要だったのだろうかとも考えたが、芝居の力で脚本の常套な部分を塗りつぶしてまとめ、中弛みを回避してくれたように思う。
入山さんは器用なタイプの役者さんではないけれど、この浮世離れした抑揚の無い無感情な役柄にはピッタリで、中年期に入っても口角にあどけなさを微かに残す固有の美貌に掴まれる。
編集者役の淵上泰史さんは俗というかゲスの入った二枚目というのが良く、今後活躍されるんだろう。
太宰死生観をベースに気怠く退廃したムードのドラマにコメディリリーフならぬグルメリリーフ部を入れ、細部までハイクオリティな作り、簡単に真似できるものではない貴重な作品だと思う。
教え子の女子高生から「わたし先生のヒロインになりたい」という言い方で求められた中年男性高校教諭は「君は恋の秘密を守れるか」と返しました。
これは、太宰治『人間失格』のフレーズを利用したものです。
少女が文学の破滅的ロマンに潜在的憧れを持っていることを察しており、前日に渡した(水を向けた)『斜陽』を読んだことを知らされている上で、「何をやっても従い、内緒にするのなら応じてもいい」という絶対服従を承知させる意味となり、同時に「それはちょっと」と少女に断られた場合「これは太宰だよ」と誤魔化すこともできる。
かなり狡猾な人間失格フレーズですが、勝村さんが上手い!
高校生時代の彩女を演じた坂口風詩(風詩は「ふうた」と読むんですね)さんもとてもいい。
太宰代表作品を読んでいるぐらいの教養を持っている方にはたまらないドラマですが、BMW M5など、全体に亘って結構凝って作られています。
近頃では少数派になったセダンですが、この車スーパーカー並みの性能で2千万円ほどします。
一話丸ごと青函連絡船を舞台にした今回、この作品がヘミングウェイ『日はまた昇る』をベースにしていること、それを暗示する電話の夫は時計台の前に女とおり札幌にいることがわかる映像伏線によって、彩女にとってこのワンウェイトリップはどうやら蟹よりも北海道に意味があるらしいことが示唆される。
初回導入部の自殺挫折が今の北の優柔不断で短慮な性質描写に効いていて、重岡さんの芝居も演出設計も優れて整合し、安心して浸れる。
ペダンチックではなく寧ろ少ない言葉で観る者の教養を試すドラマ、好き嫌いは当然自由であり評価ランキングなどどうでも良いが、いくら匿名でも恥ずかしいレビューは、こう、なんというか…。
このドラマの続編を希望する方がいる。
そこで不図思ったのだが・・・次は北さんが雪女に殺されるのか。
それ以外の大筋は考えにくい。
マリアと浮気するとか。
北さん、マリアと逃避行。
稚内で追い詰める雪女。
そうそう、ジャニーズは大嫌いだけどOPの歌は良かった。
それからEDの歌もけだるくて好きだ。
出来る事ならもう一度マリアさんを見たかったな。
ロードムービー的で北国の風景も素晴らしく所々で泊まる宿やお料理も魅力的だった。絶望に満ちた二人が出会って時間を共有しながら各地を転々とする内に変化が生まれ最後は希望に変わった話は良い仕上がりだけど入水中眺めていた北さんの態度や雪枝一騎の稼ぎで得たお金を使っての旅行などモヤる場面も。彩女の方が文才ありそうなので普通に彩女が小説家になって稼いだ方が早いだろって思った。ラストで見た花畑を毎年見ようってお金どうするのだろ?って思ったら近場で働いてたオチ。旦那が彩女の日記をなぞった小説を当てていたけどベースは彩女が書き留めた日記なので呪縛云々は意味変わらない気もするしモヤモヤ。彩女も固執せず旦那の稼ぎで好き勝手に暮らしたら良かったのに、小説ネタ書いて自殺っていうしがみつきも重かったし、それなのにアッサリ離婚届書くし、その辺の心理描写が急転直下だった。重岡さんは演技頑張ってたと思う。感情表現の不安定さはあるのでもう少しふり幅を繊細にすれば尚良し。顔の表情が北村一輝さんに似てるので親子設定のドラマを見てみたい。季節柄夏場だったので蟹尽くし料理はズワイと毛ガニメインでタラバ少な目だったのかな?冬場ならタラバたっぷりだったのか?とか思いながら美味しそうなカニ料理を食べたくなった。
死んだと見せ掛け実は生きてましたは十分有りそう
そもそもBMW乗って金持ちの生活してて
死にたいなんて庶民からしたら理解が難しい
旦那を日本一の作家にする為に命を犠牲に?
太宰も心中崩れで女性だけ死んだりしたけど
芥川賞取れずに迷走したあげく山崎富栄と入水自殺した
(他殺説も有力らしい)
人が死ぬところを見たり聞いたり、そこからインスパイアーされた物が優れた作品へと昇華する
文芸や映画や音楽等エンターテイメント界の闇を描いているドラマなのだろうか
雪枝のゴーストライターも努めていたのだろうか
彩女がなぜそこまで旦那の為に自分を犠牲に出来るのか
兎に角この夫婦は普通の人の理解を軽く越えてますね
あの鍵付の日記が全ての答えを明らかにするのかな
かなり衝撃的な話。
原作が素晴らしいの?最終回が楽しみで原作のこと調べられない(笑)
変な装飾がなくて、バタバタしてなくて、話にちゃんと筋があって、女優さんも素敵で、男優さんもまあまあ素敵で、BMWもかっこいいし、北海道の景色もいい。なんでこのシリアスな展開で、空にカニ?というのも含めてとてもいい。
見てない人はみてほしい。
キスやハグでがむしゃらに思いを伝えても応えてもらえない切なさ
見ていてこんなに悲しいラブシーンてあるんだな
重岡くんの表情芝居が秀逸で彼の心の内が手に取るように分かるから余計辛い
最後には思いが届いてほしい
ウェディングサロンのエピソードには些か無理があったが、純白のウェディングドレスから喪服のように真っ黒なワンピースに転じる陰陽の入山さんはとにかく美しかった。
オフィシャルサイトが文学的ラブサスペンス・ロードムービーと銘打つものの文学性標榜作品に見られる嫌味無く作られており、これからおそらく二話に亘って展開するクライマックスがどうまとめられるのか楽しみだ。
モデルやCMタレント時代から入山さんは気になっていた人だけれど、本作は彼女の代表作になると思う。
雪女と言われる所以が分かるお話しでした。ちょっとゾクッとするような彩女の表情に目が離せませんでした。このドラマって、ながら見が出来ないんですよね。気になる事が多過ぎて。そして、覚悟を決めたと言っていた北が、まさかの阻止する決意を固めていたとは。今後の展開も楽しみです。
大根重岡クンにしては頑張っているのは分かるけど「独特の味がある」?とはいえやっぱり大根の印象は拭い難い。
男の自分でももうちょっと色気が匂い立つリアルな芝居の出来る俳優に演じて欲しかった。
自分の好きな俳優だったらと思うと…以下妄想。
・山田裕貴
カメレオン俳優の名の通り作品に合わせてガラッと人格を変える彼なら朴訥で素直なキャラ設定に彼独特のヒリヒリしたデンジャラスで予測不能な人格を加えることでこのドラマがより一層緊張感に満ちたものになったと思う。
・杉野遥亮
重岡以上に素直で朴訥そのもの…の印象が強い昨今の彼だが、2019年の「ミストレス〜女たちの秘密〜」ではアラフォーの色気がむせ返る長谷川京子に当時18歳の彼が坂口健太郎ばりのムーディーさで互角に受け止めて凄い新人が出たもんだと思わせた。彼もまたカメレオン。
・磯村勇斗
彼が一番この役に合っていると思う。ただ彼が演じるとキャラの立ち具合と心情表現がリアルになり見てるこちら側が切実に感じ過ぎて居たたまれなくなるかも(笑) でも彼のような演技巧者でこそこの味わい深いドラマをさらに堪能したかった。
ちなみに入山法子の代役は思い付かないし想像付かないほど彼女のイメージでこの作品は成り立っている。
今回は雪女の巻だったが、私には少々難しかった。
彼女が消えた1月、どうやって500万円も稼いだのか。
それを想像すると怖くなった。
雪枝は彼女の日記を元に小説を書いたのだから尚更だろう。
一生頭が上がらない・・・こりゃ勃つモノも起たなくなる。
最後はどうなるのだろう?
北さんが死を選ぶとは思えない。
いざとなればマリアの元へ逃げるだろう。
さて、どうなる!?
本筋に戻って彩女が濃密に描写されていた。
自分には彩女の自己犠牲に見合う才能が無いことを悟っている上で「自分が彩女にとって殺す価値すらなくなるのが最も恐ろしいことだ」と語る雪枝を編集者の巡は「愛しているんですね」と受け止めた。
愛憎は普通に自覚さえできるアンビバレンスだが、愛と恐怖の混在は、、、そうだった、小泉八雲の『雪女』だ。
シリアスな回の冒頭にクスッと笑える”ポセイ丼”を持ってきたのは良かった。
さすが小樽という感じのポセイ丼だった。
北さん・コタロウは悪くないが凡庸な感じがする。
でも、そこが良いのだろうと今回分かった。
彼のお陰で雪女とマリアが忘れられない存在となっている。
久保田紗友は「べっぴんさん」から見ているが、将来が楽しみな女優と感じた。
私が知る限り主演作は無いと思うのだが、良い役者になった。
この世界で食べて行ける。
そう感じさせる今回の演技だった。
「あ、てか、人って案外ヤサシんだよ」
人生の澱を積み重ねた大人にこそ染み入るセリフだと思う。
北がコタローに転調した展開部が主調再現部の妙味に奏功してくれると信じたい。
まあ文学的なドラマだことよ。
小説にしたら良さそうと思ったら、漫画原作なんですって?
今の漫画ってこういうとこまで来ちゃったのか。
とはいえ、この二人のひっそりした道行の、物思わしげな美しいイメージは、多分に演出のなせる業なんだろうなとも思わせる。
と、そこへ俗世代表の女の子が(彼女も業を抱えてはいるが)投入されて、やや強引に物語をかき混ぜていく。
これをどういうふうに着地させるのか見ものだ。
深夜に定評のあるテレ東だから、落胆がっかり、ということはないと期待している。
「マイチェーホフ」・・・懐かしい。
思春期の頃に読んだ太宰の影響がそこかしこに見られる。
あの頃は太宰にハマるんだよな。
今でいえば尾崎豊か???古すぎるか。
久保田紗友は何の役回りなのだろう。
いずれにせよ北さんことコタロウは、死ぬ間際に美女漬けでは死ぬに死ねないな。
初志貫徹できるか悪魔の誘惑に挫折するのか。
なんだかあまりにも恵まれた環境でどうでも良くなってきたぞ。
こちらこのドラマの放送無いんですよ。
先々有ったら嬉しいんですけどねぇ
重岡君『ごめんね青春』の頃から気にしていましたがやっぱ良い役者のようですね。
もっと俳優業増やして欲しいです。
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