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とても素敵な最終回でした。
生徒たちの話し合っている 言葉の一つ一つが 様々なことに 通じる言葉だったような気がします。
いち子の告白に「もう結婚は懲りたから」と答えた高柳先生は、いち子を生徒ではなく一人の女性と扱い、対峙していました。
そっかー 高柳はバツイチだったのね という私のつぶやきはともかく、 喫煙所でへたり込んだ高柳は良かったなぁ。
生徒の成長にタジタジとなった高柳。
そうなんです。生徒はいつも教師を追い越していくものなんです。
いち子は素敵な女性に成長しましたね。
教師はいつも残される側。 送り出す側。
でもきっとそれでいいと思う。
生徒を成長させることが教師の仕事なんだから。
巧いなと思ったのは、彼が結局その日は映画を最後まで見ることが出来ていないところ。おそらくあの後、普段は会話があまり無い母とたわいない話が盛り上がり、そのうち寝落ちしてしまった光景が浮かびます。
母ちゃんに邪魔されたかの言葉の裏側には、嬉しさと照れくささが滲んでいました。
映画の楽しさに気づいてその感想を教師に報告するより、それはどれほど味わい深いことでしょう。
彼は「雨に唄えば」を古臭いと思うかもしれませんし、映画の素晴らしさには目覚めないかもしれません。しかし、電話の向こう側で教師が見ていたという「ローマの休日」はいつか見るような気がします。
地震の緊急放送で今週はお休みに。残念。
ところで性悪説は悪を肯定している哲学ではない。
また悪の概念も、我々が考えるそれとも異なる。
そういったことに関心を持つきっかけになるだけでも、この倫理の時間は無駄ではないかな。
また喫煙者としての高柳の設定は、私には絶妙に思える。時代の空気で延髄反応的に悪に追いやられがちだが、本当にそうなのか?
高柳の弱さの象徴であり、思考停止への抵抗であり、分かり易い問題提起だと思う。
先生の髪型に最初かなり違和感があった。
それを乗り越えたら凄く面白くて引き込まれた。
思春期の子供との関係を見直すことができました。
どうもありがとう。
思考すること。このドラマを通してそれが深く刻まれました。
皆さんおっしゃってますが、生徒役の方々が皆さん良かった。個人的には田村くんが好きです。山田裕貴さんは魅力的な俳優さんですね。
ありがとうございました。
生徒たちの家が出てきたときに家の調度が黄色や青白とテーマカラーのようにそれぞれの色で統一されていた。
学校で寝てばかりの子は黄色。
リストカットしていた女子の家は宗教の影響か純白だった。
最終回出てきた相沢いち子の家は赤だった。
学校では没個性の制服で群れを成している生徒たちも家に帰ればそれぞれだということを訴えている気がした。
生徒たちは、あの最後の倫理の授業で、いち子がどうするべきかをみんなで真剣に討論したことを忘れないでいてほしい。
自分らしく生きることと、人と協調しながら生きること。
大人になっても難しいテーマ。
バランスをとりながらやっていくしかないんだよね。
最後、成長したいち子の凛々しさに、ちょっと感動。
人は変われる。
メガネくんのほのかな想いが届くといいね。
今期、リアルタイムで観ていた唯一のドラマでした。
最終回・・・良かったんだけど、出来れば最後は、いち子で終わるのではなく、先生で終わって欲しかった~。
次の生徒達に、今から倫理の授業を始めます、的な感じで・・・。
コロナの描写も要らなかったかな。
前話までがとても良かっただけに、少し残念に思いました。
晩秋の暮れゆく教室の空気感や、受験会場へ向かう時の孤独感は、昔も今も変わっていないようで自分もその頃の感情が掘り起こされた。
そして卒業。「豊かなひと」という単語をいち子は告白に用いた。これまでずっと「好き」の感情を撒き散らしていただけの彼女が、高柳を敬愛する理由、そして自身が目指すべき姿を言語化したもの。そして反論で師にダメージを与えられる程に彼女は成長した。
ただ受け容れられぬことが判っていても止められないのが切ないし、高柳はどう応えても汚れ役になってしまう皮肉。
ラストのコロナ禍の描写は卒業の何年後なのだろう。今の日本には身近な現実なのに妙に異物感。ニュースで頻繁に映し出されるような通勤風景の雑踏に凛々しく立つ彼女で物語は閉じられた。
誰かのことを咎めるためにいるのではない倫理の先生。
誰かのことを「お前のためを思って忠告しているんだ」と言わない先生はとても貴重な存在。
善悪という二元論的な世界ではないことが語られている。アイヒマンの事例しかり、思考停止の末に"正義"や選択肢の無さに仮託される言い訳。
優れた洞察力で世の中の常識とは別の行動原理で動いているかにこれまで描かれてきた高柳でさえ、「教師としての正しさ」の枠組みで生徒を救うことの呪縛に囚われていることを露呈する卓袱台返し。
メフィストフェレス役としてジュダ(=ユダ)を登場させることで、解決の後も視ているこちら側にも思考を放棄させない秀逸なプロットだと感じた。
ジュダに目が釘付けになってしまった!
本城裕二とサイフリートを足して2で割ったようなキャラ!(←これだけで意味が通じた人は、私と同じ趣味?笑)
本城裕二は、三上博史が演じたドラマ「チャンス!」の主人公。
サイフリートは、萩尾望都さんの漫画「トーマの心臓」に出てきた、悪の象徴?みたいなキャラ。
風貌は本城裕二、言ってることは、まるでサイフリートのようなジュダ、いや、川村くん。
演じていたのは成河さんという方。(調べてしまった笑)
今回のような話は、本当に私の好みで、完全にツボだった。
ジュダとたかやなの会話をずっと聞いていたくなる。
まるで、舞台演劇のようだった。
何気に、前々回に出てきた子の友人(名前が分からない)、結構、演技が上手いのかも?
SNSを読み上げた時の話し方は、まるで声優のようだったし、その後、プールの端で遠目から見える演技も、中々自然体で良かった。
倫理は修学旅行の行先で人気のない、京都や奈良みたいなものかな。
学生の頃は役に立たないと軽視されがちだが、大人になってやっと理解できる素地ができる。
京都・奈良・倫理は大人になってから楽しもう。
俳優がキャスティングされて役にはまった時に作品は例えれば化学変化を起こし作品は彩られる
山田裕貴の芝居は上手いとは思っていなかったが、このドラマは役にはまったと思う
生徒の配役もいいと思う
この原作を選び映像化した制作者のセンスを評価します
脚本も演出も悪くない、最近のドラマの脚本は質が落ちて酷い
来週も見ます
いち子がかわいくて、応援したくなる。
頑張って勉強してほしいなあ。
2話の男の子も、顔にウザいって思いっきり出てて、上手いなあと感心した。
演技力のある子ばかりで、見ごたえがある。
静かな喋りの山田裕貴もいいな。
「自由」とは?
一見ポジティブな単語に潜む危うさ。キルケゴールの言葉は、私たちが信じこんでいる幸せの概念に一石を投じる。
近代哲学思想は闘争の時代のスノビズムに消費され、その後の高度成長期・バブル経済期の経済第一主義のなかで忘れ去られたかに思う。
心の中に虚ろさを抱える生徒たちが歩き出す為の羅針盤として、そんな哲学が大袈裟なものではなく、また普遍的に機能していることを分かり易く語り、哲学に興味を持たせるようなストーリーの作りが面白い。
このドラマ、割と良いかも。
NHKのこの枠、「腐女子、ゲイにコクる」もそうだったけど、割と攻めてると思う。
最初にテロップが出て、初回冒頭シーンから性描写だったから驚いたけど、善し悪しじゃなくて、合意かどうかの問いかけで始まり、花魁の話から精神的な視点に話を変えていくストーリーも面白かった。
このドラマも原作漫画があるみたいだけど、原作の選び方がいいのかな。
山田裕貴の前作は、ドラマとしてどうだったかはともかくとしても、山田裕貴の演技は中々良かった。(というか、山田裕貴の怪演しか見るべきものがなかった気もするけど)
このドラマの山田裕貴は、前作とは全く異質の陰(いん)の雰囲気で、全く違う雰囲気だからこそ、山田裕貴の演技の幅を私は感じたので、これだけの振り幅を見せてくれるのなら、続けざまの教師役も悪くないと思ったけれど。
山田裕貴演じる高柳が喫煙者で、煙草を救い?だと口にしたのも良かった。
何が善で何が不善なのか、正しいと言われることも、正しくないと言われることも、全ては曖昧で、全ては裏返し。
そう言えば、昔、倫理の授業が好きだったことを思い出した。
次回も楽しみ。
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