5 | 12件 | ||
4 | 7件 | ||
3 | 6件 | ||
2 | 2件 | ||
1 | 4件 | ||
合計 | 31件 |
2話と3話が良かった。真実の映像が主人公の想像の形で見せたのもミステリ-感が溢れてて中々の演出。ちなみにあがた森魚さんは尊敬してるベテランの弁護士役だった。
1話は全く未チェックで視聴出来ず 二話もたまたま安田さんの表情にひきつけられ途中から。 録画する暇ないくらい釘付け。三話のみ録画で全部観ました 私としては安田顕につきる
ずっと大泉洋のお仲間位の認識度 でしたね 変態仮面の敵役は
もうもう振り切り凄くて主役より目立って目障りな位面白かった 重版のストライプ着た皮肉屋さんははまり役でした でもこのドラマが一番 雨の音で終わるやるせない雰囲気のラストが秀逸 この二話を膨らませて また続編とか 良いですねえ🎵
三者三様の演出で面白かった。
榊の第2夜もよかったけど、
やっぱり最後の熊切が格別でした。
役者と本も一番よかったしね。
3夜連続のドラマなのですが、1話目を逃してしまい、2話、3話を録画観賞しました。
1話完結型のドラマで、2話も3話も見応え充分!しびれました!
それぞれの感想を書かせて頂きます。
2話「夜警」
安田顕さんが渾身の演技を見せており、しかも、演出も秀逸!
ミステリードラマなのでしょうが、謎に迫るより、個人的には人間ドラマ、いや、人間臭いドラマに見入ってしまいました。
警察官の悲哀感が安田顕さんの身体から滲み出まくっていて、そして、「警察官が持つべき大切なもの」がこぼれ落ちる瞬間が圧巻!
今、本当にあつい俳優さんですね!
エンドロールで、榊英雄監督が演出されていて、驚きました!まさか、これほどの演出をされるようになるとは…!
素晴らしいです!
3話「満願」
ドラマ冒頭で「音楽 ジムオルーク」のクレジットを見た瞬間、まさか熊切和嘉監督が演出?と思ったら、そうでした(笑)
熊切さんは好きな監督さんで、こういう静かなタッチで人間の「業」を描かせると、やはり、良いですね!
借金で失いたくない「大切なもの」を守るために、もっと大切なもの…何もかも失う女。
そこに、悲哀を感じさせると共に、何とも言えない人間の「業」の醍醐味のようなものを感じて、ため息が出ちゃいました。
分かりやすい描写のドラマではないので、嫌いな方も多いと思いますが、熊切監督独特の「にじみ」が秀逸だったので、私は好きです。
3話とも味のあるドラマなのは分かったんだけど、勝手にもう一歩先の展開も期待していたから、3話とも不完全燃焼というか腹八分目な感じで終わってしまった。
三日充実していた。
3話とも佳作だった。 物足りない部分があるとすれば、
ドラマを観た後に少し考えを巡らせないと理解出来ない事。
1話と2話は、保身から観の破滅を招いてしまう話。
3話は、掛け軸を取られないために殺人を犯す話。
もう一度見たい。配信サイトしか無理かな。
一夜目は、仕事をとるために依頼された殺人を犯し、更に、ビビって日本に帰国した共犯者を殺害した商社マンがコレラに羅患してしまう。最初の殺人は、交渉が決別してしまい、もはや進退窮まる状態になり、犯行にまで至る。夜警だけは見逃してしまったが、三夜目は昭和テイスト漂う、雰囲気のあるものになっていた。着物姿に日傘をさし、勉学に励むことを諭す畳屋の女房。そもそも、学がある彼女は、実家をたたむことがなければ、畳屋の亭主と一緒になることはなかったかもしれない。実家から持ってきた家宝の掛け軸。この為に殺人まで犯し、偽装する。控訴を勧められるが拒否する。出所ののち、掛け軸を入手せんものとかつての担当弁護士を訪ねる。殺人を犯してまで失いたくないもの。殺人を犯して失ったもの。それを天秤にかけても、彼女の中で失ったものはないということだろう。
「満願」
「満願」は、ダルマの満願祈願で、苦学生の司法試験合格と女性の裁判期限をリンクさせた作品だったのですね。「万灯」「夜警」「満願」、三話の総合タイトルが「満願」とつけられたのは、私達の(命の期限付きの)満願ともリンクさせていると思います。
「満願」の中の女性(妻)は、畳職人の夫(日本の伝統)を支え守る事を誇りに思っていましたが、時代の流れもあり、それがかえって夫のプレッシャーになり、妻が名家(立派)であることが夫の自尊心を傷つけ、夫を借金に走らせていたと言う悲しいドラマでもあります。
女性にとって大切な掛け軸(島津のお殿様から頂いた家宝)は、物質的な形としての宝ではなく、今季「西郷どん」ではないですが、様々な人材を輩出した島津のお殿様の魂、志(生き方)であり、彼女の中にその魂は生きていて、一度のチャンスしかない苦学生を支え守る、その生き方こそが尊く、誇りで、その誇りの証が掛け軸だったのだと(私は)思います。
女性が真に守りたかったのはそんな誇りであり、金融業者は、時代の象徴(拝金主義、物質至上主義)として対極に描かれていたのだと思います。
私がもし彼女の友達なら、宝はあなたの中にちゃんと生きている(存在している)、そう一言伝えたかったです。
「夜警」
本来、人を守る為の警察が、逆に人を追い込み、犯罪を作り出していた、そしてその事を一番解っていないのが警察だった、という皮肉(矛盾)をベテラン刑事の視点を通して描かれていたと思います。
「夜警」は警察が舞台でしたが、それは家庭(親と子)、学校(先生と生徒)、会社(上司と部下)、社会全体の象徴としても描かれていたと思います。
銃や包丁を言葉に変えればネットでの誹謗中傷になります。その場所で力を持っている者が気に入らない者を叩く、すると便乗して皆で叩く、追い込まれた者は死に、責任を取る者は一人。
モラハラ界は自分を正当化する為に相手の弱点を煽り、怒りを引き出した所を正義の制裁でストレスを発散する。そしてその人間もまた返り討ちに合う。そのループが永遠と続く。
銃や包丁(武器)が必要なのは、武器を持たなければ自分がやられてしまう体験(イジメや虐待)をしていて、言葉の武器(誹謗中傷)も同じ、過去に人格否定、批判、ダメ出しされた経験が背景にあり、その怒りが他者へ向かう。
その怒りの真の相手が親であるなら尚更、親に矛先が向かえば自分の存在意義が揺らぐので、その怒りは自分より弱い他者へ向かう、そして真実は封印される。
ミステリーが怖いのは自分もまた日常生活の中で知らず知らずに(ドラマの登場人物達と)同じ過ちを(大なり小なり)犯しているからだと思います。
「万灯」
商社マンにとって、人生の満願は、街に「万灯」をともす事。みんなの幸せの為に、そんな大義を胸に、「万灯」の為に殺人を正当化する。殺人の証拠隠滅のためにまた殺人を重ねる。
「万灯」の為に何人もの命が犠牲になり、また「万灯」を巡り、その資源国でも対立と争いが絶えない。昭和を舞台にしたミステリーなので、どこか戦争、植民地支配を彷彿させる。
私達が今「万灯」を享受できるのはこのドラマのように多くの命の犠牲の上にあるからかもしれない(現実はきっとそうなのだろう)。ふと、長い歴史を生きてきたすべての先人達に思いをはせ、両手を合わせたい気持ちになります。このドラマが8月14~16日のお盆に放送された意義はそういう事なのだろうと思います。
と同時に、大義の為にエゴを正当化し、殺人まで犯してしまう、そんな人間の業と、誰もが向き合わねばならないのだと感じます。
正当化を重ねている内に、ブラックホールから抜け出せなくなるホラーでもあると思います。
近藤公園さんに も一度主人公やってほしいな…このスピンオフの役みたいなので…
今年で単発では一番面白かった。西島秀俊とやすけんと高良健吾好きだが、、1夜2夜の脚本家のテイストがドラマ映画的には一番好みだ。
原作ファンだけどすごく満足な映像化だった
特に気に入ったのは「夜警」と「満願」
すべてテイストが違うし、古い映画のような淡々と描写していき行間から見る側が感じ取っていくスタイルなのが内容とも合っていて良かった
キャストがみんな演技が上手いうえにはまり役で素晴らしかった。
こういう作品は演技が下手な役者が脇役でも1人いると興ざめしてしまうから
今まで見たなかで一番見事な映像化だったと思うよ。肝心な満願が、少し独特なテイストでもやっとしたけど。なかなかよかった。
他の映像化していない話もNHKに作ってもらいたいな。
第2話「夜警」のみ、計2回視聴。
疑問点だらけ。
銃の暴発…銃弾は工事現場の立て看板を貫いていた。
で、川藤巡査は後から周辺をうろうろして、あの小さな弾丸を探し出して回収したと?
川藤は銃弾が工事作業員のヘルメットに当たった(掠めた)と思っており、立て看板を貫通したとは知らなかったわけで、探す範囲は広くなったはず。それをいつ行ったのか。勤務中だったのではないのか。通行人や住民の目もあるだろうし…。
終盤の刃傷沙汰の現場で、川藤は梶井巡査を押しのけて発砲したが、空に向けた威嚇射撃をせずいきなり真正面に4発撃ったことは梶井も横で見ていたはずでは?
騒然とする現場で銃声が4回か5回か、覚えている人間はいなかったのかもしれない。
とはいえ、発見された5発目の銃弾が、最初に川藤が立っていた位置に落ちていたのはなぜか、威嚇射撃で撃った弾丸の弾頭が潰れて変形していたのはなぜか、これを警察の誰一人としておかしいと思わないって?
緑川交番の警察官と人妻が不倫関係にあったとは、刃傷沙汰の現場でその夫が一言喚いただけなのに、どこから週刊誌に載るほど広まったのか。
それなら柳岡巡査部長や梶井にも聞き取りや身辺調査が入るはずだし、川藤が一人で勤務していた時間帯に交番から夫妻宅へ電話があった(夫妻宅の電話に交番から着信があった)ことも判明すると思われるが。
柳岡と川藤の兄が会話をするなかで真相が見えてきた…というのではなく、警察が今回の事件の背景を内部調査する過程で衝撃の事実が明らかになった、身内の警官が引き起こした不祥事だから隠蔽を決定した、柳岡は緘口令のため川藤の兄に何も言えなかった…とした方がより話に深みが増したのでは。
過去の部下の自死は、ドラマを見た限りでは柳岡一人のパワハラによるものではないのに、彼だけが後々まで責められているのはちょっと解せない。
川藤が勤務中に居眠りしたシーンといい、彼の兄が話す学生時代のろくでもないエピソードといい、ストーリーが進むうちに「それって資質的に警察官に向く、向かない以前の問題じゃないの?」と思えてきた。一時間の単発ドラマで掴み切れるキャラじゃないと思う。
原作未読なので、原作をそのままドラマ化したのか、端折ったのか、分からないが、一時間の単発ドラマに仕立てるならもっと大きく改変が必要だったのではないか。
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