5 | 57件 | ||
4 | 10件 | ||
3 | 12件 | ||
2 | 8件 | ||
1 | 18件 | ||
合計 | 105件 |
県会議員秘書の黒川さん、いいねえ。重苦しい雰囲気のこのドラマが彼女の登場でホンワカした。
中村俊介は、柔い刑事役より、浅見光彦やっていた方がよかった。
足立チャンは、やはり自己中まめりんや腹黒い美幸より、スタパのアシスタントやかわいい団地妻の方が断然いい。
中村俊介演じる鹿島刑事の目線となった最終章は福田卓郎の脚本に戻り、地味な筋ながら盤石な感はあり、この番組の妙味の一つでもあるゲスト女優の好演も楽しめた。
議員秘書役の黒川智花と再登場の唯月ふうかには、今の20代の若手有望女優の層の厚さがよく感じられた。
女性は若年期から明確に志望意識を持つからなのだろうか?思えば若手の男優・男性タレントに聖邪・硬軟の役柄をしっくり、奇を衒わず出しゃばらずに演じているバイプレイヤーに誰がいるだろう?私は一人も思い当たらない。
福田卓郎はTRICK2の『天罰を下す子』やスピンオフの矢部謙三シリーズを書いた方なのでミステリーコメディはお手の物の筈、どうしても高まるバイアスに見合う意外性には欠け正直残念な印象はあるが、小劇場サブカルコメディの要素を取り込んだここ二話からしっとりした情緒に軌道修正されていたのはありがたかった。
彼が全話を書いてくれていればもっともっと評価される作品になったのではないかと思う。
そつなくこじんまりまとめたふうで悪くはないが良くもない。予想外の場所へ投げ込まれたくて観ているので普通ではつまらない。凡庸な刑事と一緒に視聴者にとっては謎でもなんでもない謎解きにつきあわせるなら、そこに見せ場をつくらねばならないことくらいわかろうものだが。いよいよ「署までご同行」になったわけだが、これほど悪い噂になっているのに県会議員が知らないというのも現実味がない。ふつう誰かが耳打ちするでしょ。コメディなんだからとそのあたりは目をつぶっていたが、今話みたいにしれっと山場のないものを見せられるとつい言いたくもなる。ところで「限界団地」の音楽についてのクレームに対し釈明してくださった方、ありがとうございます。2話も観ました。洗練度ではこちらが数段上だと感じます。「限界団地」は佐野史郎のような品のある俳優を使っていながらどこか下品なのです。彼の演技も力みすぎか、持ち味である余裕や余白が感じられず好きな俳優だけに複雑です。しかしあなたのレビューは興味深いので楽しみにしています。こちらはつまらなくても星5つです。
う〜んこういうのが観たいんじゃないんだよなぁ
黒川さんが可愛かったのが救い
2018-06-10 20:52:33様
その音楽釈明の奴です。
おそらくお互いアンビバレントな性分、気が合いそうだと考えております。
今回おっしゃること、考えてみました。
佐野さんの狂気の正義は二種類あり、ひとつは彼なりの社会正義ですが、もうひとつは私怨私情と言われて致し方ないものなのですよね。
それらをごちゃ混ぜにして視聴者のノスタルジーと社会再生願望を促すエクスキューズが潔くないことが品の無さを感じられる所以ではないかと思うのです。
その点本作は、今のところ潔いです。
テレビ局の性質や宿命の違いということもありましょうか。
尤も、本作には最終回で驚くべき独自の正義感が吐露されるなり、美幸の弟絡みの伏線回収がなされるなりして、ひっくり返されることを密かに期待しているのですが。
晴天の撮影日でも曇ったようにトーンダウンさせるような画作りは両作良く似ています。
向こうは昭和ドラマやつげ義春ファン受けを狙ったようなギミックがあり、こちらにも遊びはかなりあるものの、本作の方が色調は一貫していますね。
気怠く淡々としていながら飽きなさせない映像のムードは、どこかデンマークのスサンネ・ビアやラトビアのリナ・ルジーテの映画のようだと思ったのですが、どちらも女流監督です。
本作は三人のプロデューサーが全員女性です。
女性の方が善悪・聖邪のアンビバレンスを柔軟に日常的に表現できるのかもしれない、などと無理根拠で直感的に感じています。
こういうドラマはそうそう現れないでしょうね。
既にロス気味ですから向こうに代理恋愛したところ本気になってしまった、というところです。
これと同じ様な事件が、連日、ニュースになってますけど・・・
あちらはこのドラマをご覧になっておられなかったと思われます。
晩節を考える歳になっている私にはそういう心配はなさそうですが、短い間でも綺麗で優しい妻との新婚生活を再び味わえるなんて幸福な最期かも、不穏当かもしれませんが、ちょっと羨ましさも感じます。
今宵の最終回には満点評価で待機しています、予告編に一抹の不安があります。
最終回は、糸井美幸の団地妻化、まさかの佐野史郎カメオ出演。
局系列を超えたはなむけの設えに乾杯&完敗です。
デビット伊藤・六角精児・料理教室の先生・パチンコ屋の二人などこれまでのゲストの仲間化にはちょっと感動しました。
モーショントラッキングやマッチカット・特殊照明盛り沢山。
・・・という白日夢でも見たかった。すみません。
最終話が三話あったとは。
これまでやってきたモーショントラッキング・インポーズ(役名をキャストの動きに追随させるあれ)はどうしました?
面倒くさいからやめちゃいましたか。
惚れた弱みで満点ですけどね。
by1754(イナコシ)
美幸のパスコードは1101ですか。
あの著名コピーライターにドメイン登録されていますけどね。
連ドラって今もまだ映画には無い可能性を持つ表現チャンネルだと思うんですが、どうしてこうなっちゃうんでしょうね。
先に撮っていたと思われる逃走シーンがありますから、来週の本当の最終回には一定の期待はすることにします。
邪道と王道、闇と光、悪魔と天使、いじめられっ子と普通の子、糸井美幸と鹿島尚之。ついに決着!!
絶対、なんかやってると思うけど・・・
なんか、不幸な感じする・・・おまけ
次回が最終回かァ。う~ん、これまであまりいい話じゃなかったな。見ていて暗くなっちゃった。
でも、美幸は殺人を犯したのか、そうではないのかは知りたい。それと柔い刑事が逆襲するかどうかも気になる。
まあ、見続けたから、最後まで見るしかないか。
回を追うごとに失速していくのはなぜですかね。
ドラマの強みである長さが諸刃の剣になっているのか。
いやそういうことじゃないな。長さのせいじゃない。
発想の欠如でしょう。
最終回、愛想をつかさないことを祈るばかりです。
2018-06-11 01:15:51さん、聡明なお返事ありがとうございます。
おかげで納得がいきました。
『ボクと空と麦畑』という作品にはまったことを思い出しました。
リン・ラムジー。女性監督でした。
2018-06-19 20:49:53さま
ありがとうございます。
リン・ラムジー『ボクと空と麦畑』ノーマークでした。
折を見て入手します。
テレビドラマは大ヒット作でさえほんの数年程度で風化しますし、おっしゃる通り長さが仇になって、映画ならDVD/BD一枚でコレクションできるものの連ドラは高価なボックスになってしまう性質があり、キャリアとして弱く、加えて生々しいスポンサーの広告媒体という民放の宿命もあり、スタッフ/キャストはモチベーションを維持しにくいということはあるのかもしれませんが、「あらゆる仕事が代表作」「どれを観て判断してくれてもいいよ」と言える誇りや志をクリエイターたちには持って貰いたいですね。
アメリカの連ドラのようにどんどんエスカレートしたり、フランスのジュリー・レスコーのように90分ドラマが22年も続いたようなケースもありますありますから、勝てば官軍やりたい放題の強味もあると思うのですけど、良くも悪くもわが国は真の資本主義国にはなり得ていませんからスカッと成功するのは難しいのかもしれません。
最終回は、愛ゆえにバイアスを下げて臨みたいと思います。
まるで世の中の構図が写し鏡のようです。
何かを守るために嘘で固める総理の様ですねw
楽しみにしてたのにちら見になってしまって・・・
なんだか、ラスト笑える・・・黒皮の手帳より爽やか感出てて良かったかも・・・・
以前にも行われたクラブ内ダブル撮影、暴力団事務所の防犯カメラモニターを使った回想シーン、喫茶店での長回しのインタビューシミュレーション・コント、昼夜のビル屋上のトリッキーなマッチカット、趣向の凝らされた映像だった。
ミステリーサスペンスとして観ると、伏線を回収し三件の謎が解決され責任が明白になる完全終始を期待してしまうが、本作はそうならない。
平山市の権力者たちは不正が暴かれ崩壊し、後ろ盾が消滅することがわかっている筈の糸井美幸はなぜか準備不足で(自動車があるのに)幼な子を抱いて走って逃げる。
普通のドラマならなんじゃそれというところだが、このドラマはこれでいい、微かな不条理劇の情緒を最終話で取り戻してくれた。
映像も「何もこの場面でこれほど凝らなくてもいいのに」という不条理な力加減で、結果的に整合感がある。
主演の足立梨花は勿論、黒川智花、伊藤久美子(市営住宅へのコネ入居を執拗に頼み込む人)、唯月ふうか、他にもオフィシャルサイトにクレジットされていない優れた脇役女優が何人もいた。
日本の女優の層の厚さを再認識し、とても嬉しい。
色が強すぎる小劇場スターたちを使わなかった点も買いたい。
中だるみがあったが、終わってみればそれも少し愛おしい。
7月からテレ東地上波で再(?)放送されるらしい。
いや~読んでいて気恥ずかしくなるほどの絶賛ですね、2018-06-24 02:35:42さん。
しかし、おっしゃるとおりです。最終回、なんとか持ち直しましたね。
ラストシーンの足立は美しかったなあ。
あれはなんですか、白いひらひら。
四国の吉野川に泳ぐ鯉のぼりの大群を夜中の散歩で目にしたときのぞっとした感覚を思い出しました。
ビニールひもをさいたようなチープな素材感と煙とともに漂う曖昧模糊とした様子が、田舎町で起きたいかにも中途半端なあれこれにしっくりきて、髪をなびかせたたずむ足立をひきたて余韻を残す良いシーンでした。
再放送は観ません。観ませんが、地上波で人気になるといいですね。
つまらなくなってきたと思ったら、最終回は、良かった❗
BSジャパンはアウトロードラマが多い。これも、人の温かい心はほとんど見えず、人の醜い部分ばかりが目立って嫌だった。こんな腹黒人間ばかりいる町があったら、絶対に住みたくないなと思った。
地上波でやるほどの内容でもない。
最初は面白く見てましたけど、途中からはあんまりでした。
足立梨花ちゃん、超超良かった。
この迫力は視聴率を気にする地上波では見られくなりましたね。
町の夜景を背景にして、スーツ姿の吉本に美幸が暴露をけしかける。美幸が屋上小屋の壁に向かって歩くのをカメラが追い、次いで立ち止まった美幸を中心にカメラがグーッと回る。それと同時に美幸の顔が朝日を受け始め、夜だった町も朝の光に変わっていく。一人たたずんでいるはずのTシャツ吉本に向かい、朝の場面なのに前夜の美幸が同画面内で歩いていく。この第三者的事実と吉本の回想をゴッチャにするやり方が面白かった。ごまかしにくい町の景色を映さないために小屋の壁を利用し、高度な技術や費用を使わず(たぶん)アイデアで面白い場面にしたのがいいと思う。朝の光の選択も吉本の気分(自分を無理に納得させたい)を反映させて爽やかではない煮え切らない感じがよかった。煮え切らない朝だがそれでも夜は明けた。吉本の表情もとてもよかった。
最後は、県会議員関連たち(中身も悪、外見も悪)と赤ん坊を抱き必死な顔で逃げる若い母親(中身は悪、外見は善)の対比から、電車の通過を境にフッと消える美幸。今までも噂主体の実態がわからない人物が、ここでとうとう町の人たちにとって実体さえ消えてしまった。あとはあの女の噂が残るだけ。
ホームベースだった町を未練なく離れ、里山。田んぼの水面がキラキラし、さらに霧みたいなのを加えて光で満たし、ゆったり風を受けるやつでキラキラを増幅。あどけない感じの表情で空を見上げる、彼女なりの幸せをつかんだ美幸。健全な里山と穏やかな陽光、でも美幸の顔はずっと陰の中。流れる音楽は何となく不吉な感じのもの。閉塞感ある町で自力でのし上がり、同年代の女性からひそかに支持される女。さらに極貧と虐待の生い立ちが明かされ同情も呼ぶ。けれども結局は内側の闇は消すことはできない、を表すのか?
足立梨花は、一筋縄ではいかない役をよく演じたと思う。口角が上がったすました顔、ぶりっ子(ここまでバラエティ向け)、すごんだ時の能面のような顔、トイレ前で吉本に「たいへんね」と言うときの大年増みたいな嫌な顔、時にあどけない子供のような顔、役柄からだが、それでもいろいろな面をよく見せてくれたと思う。
(長文失礼しました、面白かったので)
ビル屋上のシークエンスは実に良かったですね。
"Day for Night"と言われるようですが、疑似夜景は昔の西部劇などではフィルターで夜のように見せていましたが、ここではグレーディングによって疑似夜景にした上、実際の夜の撮影とマッチカットさせていますね。
39:25頃(TVer若しくは”ネットもテレ東”タイム)疑似夜景が始まり、美幸のセリフが繋がりながら一旦実夜景を挟んで疑似夜景に戻り、39:31から40:18までワンカットで、美幸のセリフ中グレーディングを昼間に戻しながらパンニングし、その間に吉本は早替わり(早着替え)して元の手すりの位置に移動しスマホを手にしているのですよね。
美幸の視線も、セリフ中に夜の吉本の位置から昼の吉本の位置に微妙に移動します。
このワンカットの中、吉本が「どうしよう」と美幸にすがってしっかり接触していることで、合成ではないということをわからせていますね。
マッチカットは大抵まるで異なる時空のカットを繋ぐことで両時空の差を際立たせますが、ここでは近過去を同一舞台の僅かに異なる位置で繋いでいます。
昼間に戻ってきた美幸はそこに実在しているわけでなく、吉本の回想が現実の昼間の世界に混じり込んでいるという設えになっています。
ありそうで無かったマッチカットの用い方ではないかと思います。
それをデジタルのポストプロダクション(後加工)ではなくアナログでやっているからこそ吉本の記憶が生々しく引き立っています。
フレームの外側の作業を想像するのも楽しいです。
こういう一見チープなようで実際はデジタルより手間も時間もたぶん費用も掛かるマッチカット手法はミシェル・ゴンドリーの『エターナル・サンシャイン』を思わせますが、本作の演出は良い意味で低予算アマチュアライクな仕掛けで作られており、資金にモノを言わせた押しつけがましさや嫌らしいプロ意識のようなものが無く可愛らしく、ワクワクするようなイメージ喚起力があり、映像作品の楽しさの原点を見せてくれます。
こんなことをやってくれるドラマって他にありますかね?
2018-06-27 13:29:54さん
あなたの「噂の女愛」には負けそうです。
エンディングの里山の田んぼのあぜ道で、風にはためく防鳥用(?)のすだれ状ビニールテープとスモークに包まれた美幸のシーンは暗示的で良いものでしたね。
2018-06-24 20:47:57さん
いやぁ、確かに我ながらちょっと気恥ずかしいです。
しかしながら、個人的な吉野川の思い出を綴ってくださったあなたの勇気には感服です(これ嫌味などではありませんよ)。
本サイト中、このレビューページには救われる思いがします。
良い作品には、受け止める側の原体験や原風景を蘇らせ、さらけ出させる力があるのかもしれませんね。
繰り返しになるのですが、中途半端な田舎のちっともフォトジェニックじゃない舞台で、オルタナティブな(大人計画とか新感線とか乾電池などの)俳優たちを用いずホリプロや研音やオーセンティックなキャストでこれを成し遂げ、新たな価値観の美しさを見せてくれたのは痛快です。
似たようなドラマや映画はありますが、別物だと思います。
全然面白くない
すごくおもしろい
つまらん
amazonプライムで3日で一気に見ました。奥田英朗さんの作品が好きなのと、足立梨花ちゃんの可愛さから見ていたのですが、ドラマ自体もすごく面白かったです。ただ、期待がだんだん膨らんでいったので、最終回が物足りなくて、正直がっかりでした。ラストシーンが改善されればいいドラマになりそうな気がします。
地上波の再放送を見ての感想です。
料理教室の回でした。
市営住宅に入りたくて、金でコネをつかんで何とか入りたい女。それを頼まれキッパリ断れない女。
リアルで面白いと思った。
大人になるとこーいうの良くあるなぁ。
純粋に友達になろうと思っても、相手は高いサプリメント売るために近づいて来たんだと、その内気づいたり...
ドラマの話にもどるけど、市営住宅を倍の手数料で中継ぎしたら、ネットで悪く言われて、公務員の彼も大変なことになりそう。次回が楽しみ!
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