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2020年はアガサ・クリスティーの生誕130年を迎える。
節目の年に、彼女が生み出した大人気シリーズ『名探偵ポワロ』ハイビジョンリマスター版で第1シーズンから完結編13シーズンまで(全70回)を放送。
アレクサンダー・ボナパルトは荷が重い😓
よく言う「大どんでん返し」が味わえるクリスティの不朽の名作である。思いもよらぬ殺しのテクニックは、他に類を見ない。
このドラマのMVPは、何と言ってもアリス・アッシャー婦人を演じた女優。不謹慎な言い方と承知の上だが、これは本物以上の出来栄え。後にも先にもこれほどお見事なご遺体はないだろう。本当に魂が抜けているとしか思えない。大ベテランの俳優は、極悪非道な悪党か立派な遺体を演じられれば一人前というが、これは正にそれが実った最優秀ご遺体大賞である。
次点は、ベティー・バーナードを演じた女優。これもどう見ても殺されたご遺体である。天国に逝っている目のつくり方が非常にうまかった。このストーリーの演出家は異常なまでにご遺体演技に拘っていたとしか思えない。
さらに、アレクサンダー(A)・ボナパルト(B)・カスト(C)を演じた男優。本当に印象に残らないセールスマンを上手に演じていた。悪人の巧みな誘いに騙されやすく、洗脳されやすそうなオドオド感もよい。吹き替えをしていた人も上手だった。
ただ真犯人だけは異質な存在に思えた。目立ってしまっていた。一見落ち着いているようで、内心けっこう舞い上がっている様子が表れていた。ポワロに積極的に話しかけたり、ポワロのサポーター隊の結成を提案したりして、「この人怪しい?」という想いが出てきてもおかしくない設定であった。初登場場面から、もう少し一般人の考え方やもの言いをしてくれれば、怪しむことはなかった。ここがマイナスポイントである。
話の中では、ヘイスティングスのカイマン仕留めの自慢話をポワロとジャップ警部に遮られ、「ありゃあ可哀そうに…」と思ってしまった。でも最後にカストと馬が合うことがわかり、笑えた。
ご遺体(お顔)は、家族からどよめきが起こりました。役者さん、カメラであんな風にお顔を撮られて、どうなんだろうって心配してしまうほど。
海辺に倒れていた女の人も、目を見開いて硬直していて亡くなった人にしか見えず・・・他のドラマでは見たことないような印象。
特に猟奇的とかじゃない、一度の殴打と、絞殺ですが、残酷な印象が際立ちました。
連続殺人で、ただABCって名前つながりというのは、名探偵ポワロでは珍しいタイプの事件だな~と思っちゃいました。
犯人の目的が全然見えないのと、つながりがわからないから。
こういうのって、本当の目的を隠すためなんですね。
犯人の計画性がよくわかって、逆に恐ろしさが増しました。
このストーリーを大昔に考えたアガサ・クリスティーもすごい作家さんですね。現代のドラマで、意味不明連続殺人で犯人が変な人でしたっていうオチだと、見て損した感じですが、こちらのほうが凄みがあって印象深いし、犯人がどう動いていたのか、もう一度見直してみたくなります。
犯人が被害者の関係者の会みたいなのを作ったのは、競馬場でのアリバイづくりのためだったのね(^^;
少しも古いと思えないし、
見応えあったよ(゚ω゚)
遺産目当ては、犯人がわかりやすい。それで無関係の人間を巻き込んで数件の事件にまぎれこませたという話。
競馬場を事件現場と思わせたりしたのも、紛れ込むため。
紛れ込ませて、目くらましをして、自分の存在を消すという犯人の意図が鮮明に見えてきて、最初はさっぱり見えなかった事件の真実がよくわかった。
アガサは未読なので映像録画で楽しんで視聴しています。細かい考察でコメントされている方を毎回楽しみにしています。
再び視聴すると違った視点で見る事ができて本当に面白い。
コメントも毎回楽しみにしています。
ヘイスティングスのワニ、ポワロさんは最初、喜んで見せて、気を遣ってたんですよ〜。笑顔で一生懸命、嬉しそうに。
でも、変な匂いで不気味だし。あれはヘイスティングスも良くないです。
だって、長い付き合いで、こんなの、ポワロさんが好きじゃなさそうってわかるはずなのに。
相手の欲しいものじゃなくて、自分があげたいものをあげるっていう( ̄▽ ̄;)
そういうマイペースすぎるところがあるんですよね。
一切無関係の人を手にかけてまで、自分の悪事を隠したり、遺産を手に入れようとするって、これまでにない凶悪犯。
競馬場では、米粒みたいに人があふれていましたが、亡くなったのは、お一人お一人、かけがえのない人たち。
お婆さんの大きなアップ、若い女の人の身体、一人一人の被害者が、画面いっぱいに映ったのは被害者目線。その人達を、米粒みたいに捉えていたのが犯人目線。
犯人目線と、被害に遭ったほうの被害者目線の違いが、カメラワークで絶妙に切り取られていました。
連続とか、もう計画性がありすぎて怖い( ゚Д゚)💦
そういうドラマは、特別に珍しくはないんだけど、、
ご遺体のお顔が問答無用で怖かった……。
吹き矢に見せかけて、針を首に刺していたっていうのが驚きでした((((;゚Д゚)))))))
「全員が疑わしい」というポワロの言葉の通り、容疑者が大勢いる上、だれがだれとどのような関係であり、どのような殺人動機を持ち得たのかも、なかなかわかりずらい。リピート視聴をしてようやく「なるほど!」と感じ、理解することができた。
セーヌ河~モンマルトルの丘で、ポワロがジェーン・グレイ(スチュワーデス)と知り合う。後にジェーンは、事件解決のためのポワロの良きパートナーとなる。このシーンでは、ポワロが初対面のジェーンの落とし物を拾ってあげた後に気軽に話しかけ、サクレクール寺院を「巨大なバースディケーキのよう」と表現したりして、気さくな一面が見られた。
ポワロの宿泊しているホテルのロビーでは、セシリー(ホーバリ卿夫人)、スティーブン(ホーバリ卿)、ヴェネシア(夫妻の友人)、マデリン(夫人の小間使い)の4人が登場する。ここでは、セシリーが高慢な性格であり、ホーバリ卿とヴェネシアがなだめ役に回っていることがわかった。また、独特な髪型のマデリンは、不愛想にうつむき加減で階段を降りてきて、「この人、なんかあるのかな?」と思えるような態度だった。まだ事件は起きていないが、怪しいと思える人物の第1号がホーバリ卿夫人、第2号がマデリンであると感じた。
全仏オープンテニスのクレーコートでの試合は、当時をかなりリアルに再現してると思われて、とても良かった。ここでノーマン・ゲイル(歯科医)とジェーンが隣席に座り、知り合いとなる。ゲールは「あなたに、あやまらなくっちゃ。僕の応援うるさかったでしょ。」と心優しい紳士の一面をのぞかせた。また、ホーバリ卿夫人とマダム・ジゼルとが顔見知りであることも暴露された。後になってジゼルが悪徳金貸しとわかるので、このシーンでは、「このおばあさん何者?」というぐらいにしか感じなかった。
その後、ホーバリ卿夫人がギャンブルにハマっているシーン、ホーバリ卿とヴェネシアが手を組んで歩いているシーン、ホーバリ卿夫人がジセル宅に乗り込んで暴言を吐くシーンが挿入され、頭の中は大パニック。でもこのこま切れシーンの連発が、人間関係を複雑にし謎解きを難しくさせるアガサの巧みな前振りテクニックだと感じた。
様々な人間関係を「これでもか」と見せつけておいて、犯行現場の飛行機内ではジャン・デュポン(考古学者)とダニエル・クランシー(探偵作家)を初登場させ、さらに犯人候補を増やす手の込みよう。これには「何してくれるのよ」という思いが沸々とわいた。
漠然としていてとらえどころがないさまや、到底実現できないさまを「雲をつかむような話」と言う。ふつう飛行機内という密室の中での殺人は不可能な犯罪である。しかも機内での犯罪は、自分が容疑者となる大きな危険をはらんでいる。しかし犯人はそれをやってのけた。ジャップ警部がポワロに良いことを言っていた。「犯人は心理的瞬間を選んだ。」と…この言葉によって、ポワロの目の前が開け、事件解決につながったのであろう。
さらにジャップ警部は、犯人の所持品の中に白衣、脱脂綿、空のマッチ箱を見つけた。これらがポワロの頭脳の中で1つにつながった。いつもはポワロに出し抜かれるジャップ警部だが、今回は重要な役割を果たした。
新聞記者に変装させて芝居をさせたのは、犯人を特定するためのポワロの見事な手口。実はポワロの掌の上で上手に踊らされていたわけだ。これは≪エンドハウスの怪事件≫で幽霊役を買った真犯人がポワロに一杯食わされたのと同じ。ポワロは演出家の才能もあるのか、と思わざるを得なかった。
ラスト、はかなく消えたジェーンの恋心。ポワロの「好きだったのではなく、愛していたのです。」は、ジェーンへのせめてもの慰めの言葉。でも、自分を愛していたからこそ、共犯者の殺害を躊躇しなかったと気づかされたのであろう。純情なジェーンはこの言葉によって、うれしさと悲しさが入り混じった複雑な想いを抱くことになり、さらなる涙があふれてきた。見ている側も切なくなってしまった。
いやはや、前回といい今回といい、長編のミステリードラマの推理は入り組んでいて難しい。でも犯人らしからぬ意外な人物が犯人であると確信することができた。
登場する人、みんなあやしく見えます(^_^;
ミステリーの見せ方がとてもうまい。
謎を解くポワロさんの語り口もいいし回想シーンも丁寧で、最後におさまるところにおさまって、また最初から見直したくなっちゃいますね。
ストーリーのおもしろさはもちろん、
現代から見ると、アンティークの家具や室内装飾、
ドレスやアクセサリー、車など、古くなればなるほど
価値の出るような美しいものがあふれていて、
とても映える、美しいサスペンスドラマ。
犯人探しはもうあきらめちゃいました😭💦
でも、ドラマとして楽しく見ています。
今回、容疑者が次から次へと現れて最後まで犯人がわかりませんでした。アガサの巧みな技でしょう。
考察細かい方のコメントを読んでから、再度視聴すると見方も違ってとても楽しめました。
ポワロはずっと手伝ってくれたジェシーに対して、最後までとても紳士な応対で素敵でした。切なかったですけどね。
ジェシーじゃなくジェーンでした。失礼しました。
犯人捜しはあまり成功しないけど、最後に
犯人がわかった時に、とても納得できちゃう
んですよねぇ~。
あの人はそうだったのか~っていう、脇役の人も
気になって、断片的なものが空想で埋まって
いくみたいな楽しみもあったりして(^-^)
なかなか見るチャンスがないまま、見逃して
きてしまったので、この機会にコンプリート
できたらうれしい😆
以前、ポワロさんがマジックの練習をしていましたが、このサスペンスは、マジックのよう。
見えているところと、見えていないところがあって、視聴者からハッキリ見えないように、うまく犯人を隠して話を進めているところとか。
最後に、種明かしが披露されると、そんなところに隠れていたのか!っていう苦笑いみたいな気分と、してやられた感があって楽しい。
当時の記録映像が流れたり、子供の石蹴り遊びが映ったりして、今回も意味ありげなピースがばら撒かれていました。
犯人は本当に意外な人物で、しかも共犯。
最初のシーンに既に登場していたのですね。今回も、迷路をグルグルと彷徨い歩いて、最後に、そうだったの?!という驚きに至りました。
国の経済を左右する人だろうと、容赦なく犯罪を突き止めて解決したね。
まったく面白くなかったです。何より絵面が好みではなかったです。
「1、2で靴のバックルとめて…」というマザーグースの歌に合わせてのけんけんぱ遊びは、不気味なプロローグだった。横溝正史の猟奇ものを彷彿とさせた。そしてこの歌が何度も繰り返された理由が、バックルがこれから起こるおぞましき殺人事件の解決への手がかりになることを暗示したものだったと謎解きシーンを見てわかった。
12年前のインドの舞台公演にいた3人が犯罪者と被害者だった。初めの方に登場した人物が犯人であることが多いというアガサの法則は健在だった。
何度もセインズベリー=シールという名前を連呼して、顔のアップの画像を見せたのは、このシーンから別人になったと視聴者に気づかせるためのサービスだったのかなと思った。歯医者を訪ねてきたときに初めて入れ替わったわけだが、初見では「えっ?この人って、ちょっと顔違ってない?」と思った程度だったが、2度見して「やっぱり違っている。」と確認できた。
ポワロ➡フランク=カーター(クレーマー)➡アリスティア=ブラント➡偽セインズベリー➡アンべリオティス➡ピナー婦人という診察順がなければ、この物語は成立しなかった。特にアリスティアと偽セインズベリーは連番でないと犯罪は成り立たなかった。2人で示し合わせて同日の隣り合わせの時刻を予約したのだろうと想像した。他の犯人候補たちも怪しげに振舞っていて、上手につくられていると感じた。
アリスティア=ブラントの秘書ヘレンは変な髪型で、厚レンズのメガネをかけていた。「猟人荘の怪事件」や「雲をつかむ死」でもそうだったが、素顔を知られまいと不細工メイクをしている女性が真犯人か共犯者であることが多いと感じている。
複数の登場人物の別々な生活、行動を見せておいて、どこかのスクランブル交差点でそれらの人々が一斉に交わり同一事件に関わるようになる。今回は、モーリー歯科がその場所だった。このような手法は、多くの推理作家が小説で取り入れていて、事件をよりミステリアスにさせるのに有効で、面白さが増す。
今回、ポワロ(Poirot)をポイロットと英語読みした歯科ボーイが滑稽だった。
子供の歌にも、意味があったとは…
マザーグースの歌って、サスペンスによく
登場しますよね。
あの殺害された女性は顔をわからなく
させられていたとか。
歯科医も、歯型の資料の偽装のためだけに、
治療を終えた直後に殺害されて、
上に立つ人間がそこまで残酷なことを
やってのけるとしたら、ポワロさんは
やっぱり許してはおけないでしょう。
歯科医師を殺害したのは、患者の名前を入れ替えて、身元をわからなくするためだよね。
そんなことのために、人を一人、死なせるなんて呆れた。しかも、治療をしてもらった直後にズドン(ಠ_ಠ)
名探偵ポワロも、さすがにかなり怒ってた💢
なるほど。けんけんぱの女の子達の映像が度々登場していたけれど最初意味不明でした。深いですね。
今回も考察力細かい方のコメントを見てから再度視聴。ポワロの靴好き健在です。ここからの推理がとても面白かった。
変装ってよく出てくるなぁ~。
飛行機の殺人事件も、白衣を着てなりすましてた。
どこかの邸宅では、存在しない人物を、やっぱり変なメガネでブサイクに変装して、存在しているように見せかけたりもあった。
変装やなりすましって、見つかるリスクが高そうだし、度胸がいるよね~。
これまでの被害者は遺産を持っている人、
犯人は遺産相続人…
大体、そういうストーリーだろうと思って
見ていたら、歯科医師が殺害されて、
最初から、どういうことなのかなと
混乱しちゃいました。
地位も財産もある人が、実は二重結婚して
いたり、目的のために手段も選ばなかったり、
難しい謎解きでした。改めて見直したいです。
登場人物もこみいってますし、インドでの結婚報告から時が流れていきますし、数話かけてもいいくらい、内容が濃い気がしました。
二重結婚をOKして、財閥一家に夫を婿入りさせたようなお話。
主犯の夫のほうより、それを承諾して、変装までしてノリノリだった元女優の奥さんに呆れた。
仮装とか変装とか、別人になってしまえば、トリッキーなことがいろいろできてしまうから、サスペンスとして複雑になって、登場する人物が錯綜するし、すごくおもしろいですね。
今年、アガサ・クリスティー生誕130年!
それって、つまり1890年生まれ?
日本で言うと明治23年って、すごくないですか…( ゚Д゚)
名作って聞いていて、日本で作られたリメイク作品も見たことあったのに、イギリスのドラマをちゃんと視聴したことなかったので、生誕130周年の年に、改めて見られるのはラッキーですね(^ ^)
名建築でランチするというドラマを見たんですが、そこで、アール・デコ様式のモチーフをいくつか見たら、どこかで見たような気がしたんです。
それで、思い出したのが、この名探偵ポワロの住んでいるマンションの室内装飾や家具!ちょうどそんな雰囲気で、さりげなくおもしろいデザインの家具が置かれています。
サスペンスも見ごたえありますが、インテリアのアール・デコ洋式も、とても素敵で毎週楽しみにしています。
エジプトを舞台にして、ファラオの呪いを思わせる事件。今日は特におもしろかったです。
怪しい不審死の連続で、何の関係もなさそうだったから、もしかして、あのハッサンっていう土地の人が、発掘隊を追い払おうとしてやってるのかと思って見ていましたが、大はずれ・・😱🌀
発掘現場以外でも、亡くなっているから、どういうことかなーと思って見てましたが、あんな紙切れに冗談で書いた遺言状目当てに、関係ない人まで巻き込んでいたなんて・・・
大富豪が亡くなった場合、やっぱり相続人が・・と思ったら、相続人が死んでしまった。
本当に呪い的なものかと考えかけて、オシリスの影が外を歩いたのを見て、絶対に誰かの仕業だと思ったものの、なかなかわからなかった。
職業柄、そんなことをするはずないと、固定観念で考えてしまったのもあるし、そんな遺言状があるとも知らないし。
これは推理してわかるというよりも、物語として最後に驚かされるのを楽しむものなのかもしれない。
お医者さんが悪いことをやり出したら、どうしようもないというか、怖い話でした。
この小説がつくられた同時期に、ツタンカーメン王の発掘における怪死事件が発生したとされている。当時は≪ファラオの呪い≫として話題になったようだが、アガサはこれにヒントを得たものと推察される。
したがってこのドラマでは、至る場面で無表情のスフィンクス像、アヌビスの目のアップ映像、王が被る黄金の仮面などが映し出され、全体的に古代エジプト王の呪いというイメージづくりに一役買っていた。
ジョン・ウィラード卿(発掘隊のリーダー)➡フェリックス・ブライブナー(発掘隊の資金提供者)➡ルパート・ブライブナー(フェリックスの甥)➡ヘンリー・シュナイダー(メトロポリタン美術館員)の4人が立て続けに死亡したが、1人は病死で、1人は自殺、2人が殺された。特にエジプトから遠く離れたニューヨークにおけるルパートの自死は、呪われ心を病んでのものだと感じてしまう演出であった。それを含めてやはり遺産目当ての犯行であった。犯人は、自分の身体に危険が及んでも、絶対に死なない人物であることが多いとされている。自分も被害者だという意識を周囲の人にうえつけるためだ。そう考えると「多分この人かな」という予想もできた。でも動機を含めた犯罪の全体像は、やはりポワロの口から出るまでわからない設定になっていた。聞いてみると「なるほどね」と納得した。ポワロの洞察力、推理力にはいつもながら感心させられる。
そして、久しぶりのミス・レモンの登場。しかし今回は少し雰囲気が違っていた。タロット占いやテーブルターニング占いを披露し、ミステリアスな一面が見られた、そういえば、「エンドハウスの怪事件」でも、交霊術師に成りきり、謎解きの場で重要な役割を果たした。このようなミス・レモン役には、占星術師であるポーリン・モランが最適であると考え採用した制作者サイドの勝利かな、と思っている。
またミス・レモンが、霊になっても交信したいほどの猫好きということも明らかになった。未だ独り身のレモンにとっては猫が1つの慰めだったのだろう。その意味では飼い猫の死はショックだったに違いない。ラスト、ポワロが発掘現場から持って来たと嘘をついて猫の像をプレゼントしたとき、レモンが正常な判断ができる状態ならば「まあポワロさん、盗掘はいけませんね」「早く返してらっしゃいな」とたしなめたと思う。しかし、それをしなかったのは、よほど猫に飢えていたのではないかなと思い、レモンを可愛らしく思えた。
これからのエピソードで、猫🐈がレモンに癒しを与える場面があってほしいと、願わずにはいられなかった。
今日のミスレモンは、ちょっと儚げで可愛かった(*‘∀‘)
名探偵ポワロの世界そのものが、エキゾチックな昔の英国世界ですが、そこから見たエジプトはまた更にミステリアスな異世界で、舞台そのものに興味津々です。
ポワロさんは優しいね。
ミスレモンは飼い猫キャサリン?を忘れられなくて、ヘイスティングスに頼んで、怪しい方法で、メッセージを受け取ろうとしていました。
その時は、バカなことをしないで、と言っていましたが、ちゃんと気にかけてくれていたんです。
猫のお土産で、夢で会えると暗示をかけてあげたのは、迷信のパワーをポワロさんは知ってるから。
三千年ぶりに棺を開くとか、ドラマの話なのに、かなりワクワクしました。三千年前のジャスミンとか神秘的。
砂漠でテントに泊まる生活も、グランピングキャンプみたいで、何から何までお世話してもらって優雅ですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
破傷風菌を元気な人に注射したとか、呪いよりも、犯人のほうが怖いわ(゚д゚lll)
エジプトのこの話って、何か映画になってませんでしたっけ?
やっぱりダントツでおもしろいですね。
同じ大学の仲間同士で、仲がよさそうだったのに、あんな形で命を狙うっていうのはショックです。
もしかして、学生の時、内心、相手を羨ましく思って妬んでいたり、いろいろあったのかなと思ったり。
この医師は、昔、苦学生で、今だに高額の奨学金の返済があるんじゃないかと想像したり、友人が素敵な恋人と結婚することを、内心、嫉妬していたんじゃないかとか、ドラマが終わった後も、あれこれ気になってしまいました。
封印されていた粘土を叩き割る場面、
粘土板も保存したらいいにって思った(・ω・)
ローマ時代より更に昔から眠り続けていた墓の扉を初めて開くという
ポワロさんの言葉で、テンションアガりました(^^♪
3000年前の香水の箱から、ジャスミンが香るなんて不思議。
千年前の蓮の花の種が芽吹いたっていうニュースも、以前、聞いたことがありますが、あのささやかなシーンが忘れられません。
気の遠くなるような時間を経て、香りがあるんでしょうか。
エジプトが舞台だったり、当時の探検スタイルが垣間見えて、特に心に残るストーリーでした。
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