4.06
5 35件
4 16件
3 6件
2 2件
1 7件
合計 66
読み さんぜんまん
放送局 NHK
クール 2024年10月期
期間 2024-10-05 ~
時間帯 土曜日 22:00
出演
ほんの少しだけ幸せな生活を求めただけなのに、気づけば泥沼にハマっていく…。
その先にあるのは天国への階段か?それとも地獄への階段なのか?
いまを生きる人たちの悩みや空気感を生々しく取り込んだクライムサスペンス。
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名前無し

3話は、今までのジェットコースター的な展開ではなくて、じわじわときてる其々の心の中を描いた回。
内容が深まって良かったと思う。
大金が入ると思って浮かれ気味の夫に対し、人が亡くなったことで慎重になっていく妻。
日常の現実や面倒なことは避けようとする夫はよくある光景。
家事や子育て等、逃げることが出来ない現実に日々追われやすい妻は、現実を忘れることは到底無理で、だからこそ慎重になる。
この話は極端な話だけど、夫と妻の意識の違いは、日々どれだけ現実に向き合わなければならないかの違いかもしれない。

このドラマのインタビュー記事で、安達祐実と青木宗高が、夫婦の喧嘩等のシーンの撮影を通して、夫婦の意識の違いについて自分達の現実と重なると話していたのが記憶にある。
青木宗高は、男と女は根本的に意識が違うことが分かったと話していて、安達祐実は、撮影でお互いに良い演技をすればするほど、撮影が終わってからモヤモヤが残り続けると話していた。
3話を見て、なるほどこういうことかと納得。

印象的だったのは、安達祐実がソラ(美姫)の実家に行き、娘に冷たい言葉を残した母親のことを「心配してたよ」とソラに伝えるシーン。
同じ母親として分かるソラの母親の気持ちだったり、ソラの母親の言葉をそのままソラに伝えることを憚るソラへの気持ちだったり、そんな気持ちがわき出てくる祐子の人間味が感じられて、結構あのシーンは好き。

にしても、お金を入れていたバッグにGPSを仕込んでいたのは流石。
何か綻びでも縫っているのかと思っていたら、GPSだったのか。
刑事達と話してるシーンも、夫より祐子の方が肝が座っていて冷静に相手の思惑を分析してる。
現実や面倒事を避けようとしてる夫は、楽観的というより現実逃避的。
普段から現実に向き合おうとしてないから、現実が迫ってくると気持ちが動転しやすい。
家の中でギターをつま弾いてる夫の描写は、現実から逃避してる夫の描写。
今回は、佐々木夫婦の関係性や其々の心情を描いていたので、夫婦の意識の違いが明確になった。
そして、それを敏感に察知していたソラもまた、女性。

刑事2人も男性と女性だけど、男性刑事の意識と女性刑事の意識も、また違う。
サスペンス要素だけを描いている訳ではなかったんだね。このドラマ。

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名前無し

息子さん、ショックだったでしょうね
お金は両親が正直に警察に持って行ってくれたと思っていたのでしょうから。

事故現場からお金を持って帰ってきてしまった本人は
「今回だけだよ」
と叱られずに大人たちに許してもらえたのだと思っていたわけですから

その「正義の味方」であるはずの両親が所在なさげに目を泳がせて純一君をチラ見して
刑事さんは「カバンを知らない?」と訊いてくる
そりゃーそのシチュエーションで、両親はカバンを(お金を)警察に届けてないって誰でも気づくでしょう。
正直に言いたくても言えなくなってしまい、嘘を言わなければならなくなった本人とその両親。悲惨。

反社には見つかり、警察には不審に思われ、息子の信頼を失う
夫は働かずこの期に及んで作曲の夢を見、妻は職場で毎日辛い目に遭う
トータルの収入では破産に向かって一直線
しかも人ひとり死んでるかもしれない

来週予告ではさらに地獄

Youtubeの悲惨な人生を歩んだ人を扱った動画でもここまで役満な家族はいないな(;'∀')

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名前無し

純一くんは両親があの金でピアノを買ったことに気づきましたね。
妻は犯罪組織に身元を知られて、金を要求されそうだし、
警察も夫婦の関与を疑っていますし、もう詰んでますよ。
妻は警察に行って全てを話すべき段階なのですが ...

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名前無し

安達祐実、渾身の演技!
青木崇高、悪者達、子ども役に至るまで、そつなく、しかも自然に演技していていい。
2話途中からの視聴だが、安達祐実家族に迫る危機が怖さをそそる。
ラスト、ピアノ少年が涙を流しながら答えた言葉、あのくらいになると、咄嗟に家族を守らなければと思うのだろうか。合唱コンクール、優勝するといいね。この少年と安達祐実ママの会話に愛が感じられ、この子に危害が加われないように祈るばかり。

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名前無し

ん・・・価値観が似た者同士??だから結婚したのだろうけど旦那の方が輪をかけて浅はかでイラっとする。
ソラから巻き上げた一千万にも満たないお金を当てにして、仕事も辞めて、貯金崩して機材買ってしまったとか呆れてものも言えない。
しかも、子供のピアノをキャンセルするとか、ソラから取り返すとかもうどうしようもないね。
この男は金持たせたら持たせただけしょうもないことに使い込んで人生だめになるタイプ。

しかし、いったいあのお金の出どころは?
祐子はどんなお金かなんて知りたくもないだろうけど、そのお金の一部で子供の夢を買ってしまった。
もしも、その真実をしる時、祐子はどんな気持ちになるんだろうか。
子供が弾くピアノの音色が透明感溢れるだけにそのピアノを買ったお金が空恐ろしく、またその子を悲しませないでほしいと願いたくなるばかり。

得体がしれない上に図々しくて厚顔で強欲なソラも絶対関わりたくないタイプだし、主要な同情人物の在り方が、どうもいらいらムカムカするで今回☆は2なんだけど、ドラマの作りとしてはなかなか面白いと思ってます。
重いフライパンの代わりに今更にして、軽いフライパンを買ってきてしまう下りとか、バツの悪い雰囲気が良く出ていてシニカルで良かったし、GPSでソラを静かに追う祐子がどう出るのか・・今後が気になるドラマ。

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名前無し

3話まで視聴。
海外ドラマを意識して作られたドラマだそうで、なるほど面白い。少なくとも過去の日本のドラマで同じような手触りのものが思いつかない。

2話のフライパンの件の「解像度」の高さにフォーカスしたネット記事を読み、確かに個人的な経験を思い出し痛いところを突かれたような気がしたものだが、これは功罪あるようにも感じる。
ブレイキング・バッドやファーゴのようなドラマを見ていて、日本で生まれ育った私はアメリカでの暮らしの解像度の低さゆえに様々な表現を見落としているだろうが、代わりに突飛な展開や言動を違和感なくただ面白いものとして受け入れやすい。
功罪とはつまり、その逆も真ではないかということだ。
このドラマは「こんなことがあるだろうか?」「いやでもあるかもしれない」という非常に微妙な綱渡りをしている。個人的にはそれも含め面白く見ているが、海外ドラマを見ている時ほど没入できているかというとやはり違う。
折しも闇バイトが連日ニュースになるタイミングでの放送となったこともまた功罪。状況がドラマに嫌でも社会性を帯びさせることとなったが、エンタメとして消化できない人も増えたのではないか。
両者とも、現実とドラマとの距離という意味では同じくくりで語ることができる。適切な距離を取って楽しみたいとは思いつつ、私もどこかで違和感が面白さを上回ることもあるかもしれない。

とはいえ、現状は毎話面白く見ている。どんな結末を迎えるか最後まで見届けたい。
そして、NHKという局が新しい試みとしてこのようなドラマを制作する姿勢は評価したい。

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名前無し

ようはこれって日本のNHK版、コーエン兄弟世界の再現なわけなのね。
コーエン兄弟はアメリカの大映画監督で、性悪説的な人の悪意と狂気を問う、ブラックコメディ的なシニカルでクールな笑いに満ちた人は愚かであるという人間喜劇を描いた独特な作品世界で有名。とにかく兄弟の映画はヒトクセもフタクセもサンクセもあるクセの強い映画ばかりである。そして世界の意欲的な監督や脚本家なら誰もがあこがれ、その作品世界の再現をチャレンジしてみたいと思っているような存在なのである。
そこでこのNHKの制作スタッフはコーエン兄弟にチャレンジしてみたというわけですな。

さて、出来としては、コレ、なかなかガンバッテいると思う。日本で彼等の世界を再現するとこんなショボサとトホホ感と貧乏感にあふれた世界になるだろうと思う。
主演二人のアホ夫婦の安達祐実と青木崇高のなんとも言えないB級臭さがよくマッチしている。
しかし、一番素晴らしいのは刑事二人の配役。野添義弘と愛希れいかの凡人コンビがまさに適役で、コーエン兄弟世界を見事に体現しているだろう。
これから話は二転三転とドタバタして、犯罪度も加速してとんでもない展開に行くと思う。
そしてラストに殺ばつと絶望の果てにほんのわずかな小さな人間の希望の光と神の視点が描かれれば、コーエン兄弟世界の再現は見事に成功するだろう。彼等の映画はラストがいつも素晴らしいのだ。
果たしてそこが上手く描かれるかどうか?
実はみんなチャレンジしてはこのラストで失敗している。凡庸になってしまい、作品がショボクなるのである。
NHKのこの作品はどうなる事やら?

まぁ、ガンバッテいるから見事なラストで成功する事を期待しております。
もしラストが良ければこれは今年のベスト傑作ドラマになると思うよ!
そうなって欲しいなー!

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名前無し

普通に音楽好き一家だったのに
こうやって人間は犯罪に巻き込まれて
いや、飛び込んでいくのだろうかねー

指示役の中間管理職役の木原勝利さんがいいねえ

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名前無し

多少コメディよりで気楽に観られるドラマかと思いきや、笑いごとでは済まされない重苦しい展開に息がつまりそうです。
今ならまだ引き返せるよ・・とあの夫婦に画面の向こうから何度も念を送ったが、それではドラマにならないもんね。
「ウソは泥棒の始まり」「泥棒は殺人の始まり」
ちょっとだけ自分を変えたかっただけ・・の選択がどんどん悪い方向へ。
しかしソラが湖でフライパンで殴り倒した相手のポケットから煙草を取り出し、一服しがらかすれ声で「すう?」と聞いた時のネジがぶっとんだような表情がなんともいえずリアルで思わず森田想さんを検索してしまった。他の映画やドラマも観て観たいかも。

あんなに涙流してごめんなさい言うてた子供のこれからを思うと可哀相でならんし、転落していくばかりな雰囲気に息がつまりそうなので星ひとつさげました。

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名前無し

そう言えば、病院前の駐車場。
ソラに急かされて夫を置いたまま車で逃げた安達祐実。
同じく、安達祐実の車を急いで追いかける為に相棒を置き去りにしてしまった2人組の片方。

置き去りにされた男が、自分たちの車が無くて相棒に電話かけるも繋がらず…の後方に、同じく置き去りにされた夫が、事情が分からなくて安達祐実に電話をかけようとしてる場面が、ぼんやりと映る。

このシーンがホントにコメディーで笑ってしまった。
上手い演出。

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名前無し

こんな話に2人の俳優さんの無駄使いを感じます。
2話でリタイアします。

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名前無し

え~!どうなるの~!
フライパン~!
フライパンから足がつく…?
いや、でもフライパンは浮いてこないか…
あのフライパンが…凄い小道具の使い方!上手い!上手い脚本!
そして面白い!最高!次回が待ちきれない!

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複数脚本家による新しい連続ドラマ脚本作りということで演出家のインタビューも読んだが、お金と時間に余裕のあるNHKだからこそ出来る手法。この手法ならセクシー田中さんのような問題も起きないだろうが、民放じゃそんなことも言ってられない。安達祐実は子役から大成した希有な存在で確かにうまい。ドラマ自体は最近のNHKの作品にあるようにメッセージ性の強さが感じられる。しかし、1話の後半に向かっての夫婦のデタラメぶりには船頭多くしてなんとやらの感じがしないでもない。2話からこの新しいドラマ作りの真価が試される展開になるか興味深いところ?

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名前無し

時給がたった10円上がるのを恩着せがましく伝えるパート先や上司のパワハラ、非正規雇用の悲哀がしっかり描かれてましたね。そう、物事の大半はお金さえあれば解決出来るものですよね。あんな職場で我慢しなくて済みますし。庶民にとって三千万は大金ですよ。二十四億盗まれても平気な大スターも世の中には存在してますが。ドラマ視てて、自民の裏金問題やら闇バイトやらお金に纏わる様々な出来事を思い出し、本当に貧富の差をしみじみ感じさせられました。主人公があまり悲劇的な結末でない事を願います。

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名前無し

NHKの土曜ドラマの中では、傑作の部類だと思う。泥沼というか、底なし沼にはまっていく夫婦、子どもの描き方が上手い!心の葛藤がよ~くわかった。脚本、演出、演者、カメラワークが一級品である。
子どもがピアノで弾いていたバッハの名曲「主よ、ひとの望みの喜びよ」は、祝祭のときに演奏される。偶然転がり込んできた大金に驚愕し、迷走しながら徐々に高揚していき、歓喜に変わる夫婦の姿を暗示しているのかな?と感じた。

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名前無し

どんな大河も源流はたった一滴の雫から。
という訳ではないが、お金のことでたびたび口論になっていた両親を見てたんだろうね。
偶然目にした大金を家に持ってきてしまった息子を叱ったまでは良かったが、知人の刑事(野添義弘)に渡しそびれた所から転落が始まって…。

バイクでぶつかってきたのが若い女性だった事。警察の一言に怯えひどく慌てていた事。そして3000万の大金。
冷静に考えればおかしな話だが、おおごとにしたくない気持ちと僅かばかりの欲が夫婦(安達祐実・青木崇高)の行動を縛ってしまう。
まっ、素手で触った(指紋が残った)時点で言い逃れは出来ないんですけどね。
ピンボールみたいな意外な展開、意識を取り戻した受け子と見られる女性、広域事件を追う刑事。
これは気になっちゃいますね。

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名前無し

安達祐実の演技力に改めて脱帽!NHKドラマは面白い!

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