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結婚10年目、ろくに話す時間も顔を合わせる時間も無い夫婦だったが……。
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不用意に「ついて来て欲しい」と言ってしまった仁に対して、貴方が仕事を大事に思っているのと同じ様に私も仕事を大事に思っていると伝える真澄。仁が迷っていると分かると、ゆっくり考えて自分で決断しろ、貴方の決断を応援するよ、と仁を残してサッサと一人で観光に出掛けてしまう。実に自立していて冷静。
仁にとってはそういう真澄がこの上なく魅力的なのかも。どう決断したかを旅先ではっきり言わなかったのはちょっと照れくさかったから?
会社から帰った仁が報告した後の真澄の「仁が決めた事なら、私は応援する」には『ありがとう』の気持ちを感じました。
演出が控えめなので、観てる側が勝手に想像してしまいますね。
人生は答えのない旅。未解決のままでもいいのかも。真澄が赤ワインを頼んだときの仁の笑顔が印象的でした。
仁が撮った後ろ姿の真澄の写真はどれも美しかった。真澄が見てる景色を仁も一緒に見てる。
観月ありささん、吉沢悠さん、脚本家のお二人、制作スタッフの皆様、ありがとうございました。
選ばなかった他の人生を考えるより、これからのことを考えよう…だったかな、この考えに共感。
夫婦間の会話が、具体的な人生展望と、抽象的で繊細な心理面とで織りなされている。
旅先で景色を眺め、食事をし、ゆっくりお湯に浸かって気持ちを切り替える。
真澄は仁と話す中で泣きたくなるほどの思いになったけれど、
同時に職場の同僚の立場を慮れるようにもなった。この変化は称えたい。
それでも、夫婦間の深層的な問題は未解決。
夫婦のかたちに迷ったら、原点に立ち返って、思い出してみようとするといいかも。
仁と真澄の前に横たわる最後の未解決問題。4話では真澄の心情を仁が聞く展開だったけど、7話は仁の心情を真澄が聞く展開に。
産んでも産まなくても謝らなくちゃいけないのだとしたら悲しい。職場での「すみません」は「ありがとう」に換えようと言えたけど、仁に対しては何と言うのだろう。
簡単ではないけれど、自分の幸せ、相手の幸せ、じゃなくて、ふたりの幸せを考えてほしい。
大学時代に先輩後輩の間柄だったのが卒業後ずいぶん経ってから偶然再会して、みたいな経緯かと思っていたけど違ったようです。ふたりの出会いが益々気になってきました。
お互いに色々と考えることがあっても、主人公であるふたりが夫婦であることは揺るがない感じがドラマとしては珍しいけど気に入ってます。シンガポールなら時差1時間だしふたりともそれなりの収入がありそうだから、普段は遠隔でお話して週末は海外旅行なんてことも可能だろうし、納得のいく選択が出来そう。
「海外赴任」。
前回の「子供」に続き重大なテーマだ。
子供を作らず仕事に邁進し、大きな仕事を任されたばかりの真澄に飲めるだろうか?
このドラマの制作費の一部がホテル等から出ている可能性はあると思うが、その宣伝が全てではない。
それはドラマを見れば分かるはずだ。
夫婦の絆と仕事、そして食事等を短い時間でまとめている良いドラマだと思う。
ドラマの構成は実に単純で定型化されている。
・良い部屋。
・ビュッフェ。
・温泉。
ホテル・旅館から撮影代を頂いているから製作費が安く済むし、スタッフは打ち上げが出来て良いだろうな。
でも、このドラマの神髄・・とまでは言わないが、核は夫婦の会話にあると思う。
今回の「子供」は重大なテーマだ。
初めにキチンと話し合ったつもりでもこれで別れる夫婦があるくらいだ。
真澄(観月ありさ)の率直な吐露と、それを受け入れた仁(吉沢悠)に胸がいっぱいになった。
今回のテーマ「嫉妬」はとても面白かった。
凡人のくせに他人と比較して怒り、落ち込むこの病はどうにかならないかとずっと悩んでいる。
ところが三島由紀夫は違う。
「嫉妬は生きる力なり」
彼は肯定的に受け止めようと提案する。
素晴らしいアイデアだ。
彼のような天才でも、きっと誰かと比べて嫉妬し、苦しんだんだろうな。
吉沢と観月夫婦のバランスがとても良い。
次回も楽しみだ。
所々で転調するが、自分自身を見つめ、互いを思いやる点が良かった。
料理も美味しそうで、何より風景が素晴らしかった。
もっと見せて欲しかったのに残念だ。
天気が悪かったのかな・・・。
そして老婦人の「後悔しない人生を」に落涙した。
この女優さんは誰だろうと思い調べた。
矢野陽子と知り、得した気分だ。
テレ東だし、飯ドラの旅版?
毎週末に夫婦で旅する旅ドラマと書いてあったけど。
良くも悪くも脚本次第、台詞次第かも。
夫婦の日常会話をうまく書いた脚本なら深夜ゆったり見るにはいいかもしれない?
旅行先案内番組にならないことを願います。
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