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エピソードが多く散りばめられているけど、どれも引き込まれますね。一家心中事件に見せかけた殺人事件は、どうしても全面的な悪に見えないんだなぁ。実森くんのお母さんの言葉からも、長い苦しみから逃れるのは死しかないというところまで行ってしまったんだし、お父さんも家族を再生するエネルギーが無くなってしまったということだし。犯人の名前なんてどうでも良くて、私は犯人がどういう動機を持って家族を死という解放に導いて、自死に見せかけた息子たちに最後の家族愛をどうやって見せてやったのか、が知りたい。巣藤や馬見原が彼らの死を「美しい」と感じた原因はそこら辺にあると思うから。
ドラマは、死を肯定的に捉えてしまうばかりでなく、実森クンがコンビニのパンしか美味しいものを知らなかったことを嘆く巣藤の気持ち、もっと美味しいものを食べるためでもいい、とにかく生きようという彼の言葉も生かしていたのがいい。人間は生きることへの執着を忘れてちゃいけないということなのかしらね。
裏DVDですが、実森くんにとってネットで類する映像が見られるかどうかというのは、あまり意味のないことだと思うんです。本来なら、道徳を説き指導する立場のはずの教師から誘われて、インモラルな行為を共有するという体験が重要で、それは思わぬことであり普通ではできない体験です。キレイ事ではなく本音で話してくれるのが嬉しく、そんな巣藤先生と「悪友」になれるのは、性的画像が見られるということよりよほどワクワク感があることでしょう。
パンとコーヒーもそうで、「同じ釜の飯を食い」ながら「ささやかな秘め事」を共有するという親和的空間に身をおくことで、親近感と連帯感を養っていくという展開は納得のいくものです。すぐ中断されてしまったのは残念ですけれども。
こういうのをイコン的に使う手法は、教育系ドラマではさほど斬新なものではないでしょうが、それは置くとして裏DVDは二人の絆のきっかけとなる象徴として、ちゃんと役割を果たしていると思いました。
メッセージというか、初回の冒頭で「愛してる?」「家族を本当に愛してる?」「あなたはどう?」この答えをそれぞれの視聴者に求めてるんじゃないのかな。
シリアスな家族問題を抱える視聴者であればあるほど、この答えがいかに難しいものか、痛感するんだと思う。
山賀と大野は、あたかも重度の障害や不治の病に苦しんでいる人たちに接するがごとくに、私たちの手で安楽死させてあげましょ、っていうノリなんだろう。こんな家族を放置していたら、家族内殺人になるか、他者に危害を与えるようになる。その前に片付けろと。家族も最初は死の恐怖に怯えるけど、抗って生きようとする力が無い状態だからこそ、苦しみからの解放=死への誘惑に負け、導いてくれる二人に感謝の言葉を残してしまうんだね。最後に死ぬ子供も、親が痛みに耐える姿や、「子供だけは助けて欲しい」と縋った家族の言葉を信じて、それが家族愛だと感じるんだろう。極限の精神状態に追いやってしまう山賀と大野も自身も、何か狂信的になってしまったきっかけがあるんだろう。それが最終回の11年前の事件に繋がることなのかな。
問題は、たとえ極度の苦しみから救われる手だてが死しかないのだとしても、それを実行する資格は二人には無いのだということ。そもそも安楽死とは、生きながらえる手だてがきちんと確保された上で、死を選ぶという考えの上にたっているのが基本だと思うし。だから、二人が行っているのは殺人なんだよね。ラストで「最初に私を殺しなさいよ!」とどなった氷崎、予告で「生きなくちゃ!」と叫んだ巣藤が忘れられない。最終回、彼らがどうなるのか、楽しみです。
氷崎の正論を振りかざして親を責めるやり方は違うと思うけど
子供とその家族を救おうと思い詰めた結果、違う方向に進んだだけ。
抱えているものの重さをひしひしと感じる。
けど、国語教師には自分の仕事の目的から外れ、人としても外れてる。
いくらもて余す生徒であって、自分に収束できる自信がなかったとしても
あんなに堂々と、当然のように投げ出し、責任を感じることもなく
シレーっとしている神経を疑う。教師になるべき人間ではない。
何に置いても軽くて自分中心、自分のために人を平気でだましたり。
その対比が面白いのかもしれないが、教師のほうは本当に見ていてイラつく。
財前、やっぱり怪しい。
でも、女性一人の力であそこまでやれると思えないし
洗脳か催眠術とか、なんらかの方法で息子を使って殺させてるのかな。
「おやじの背中」と同じ局でこれをやるっていうのが
冒険でいいよね!
やたら熱くて結局仲良し家族的なものよりこちらのほうが好き。
今回の松雪さんのセリフも良かった。
もちろん受け入れられない人もかなりいるだろうけど。
家族って最初に出会う人間関係の始まりだから
外では見せない本性がさらけでる場所。
それだけに楽しいことも苦しいこともある。
親子でも相性が合うとか合わないとかもあるしね。
同じようなドラマばかりじゃつまらない。
こういうのもあっていい。
この題材を選んだ時から視聴率とか気にしてない
と思うのでこのまま描きたいものを描いて欲しい!
エンケンさんの苦悩やちょっと茫然とした表情がとても好き。
松雪さんもやっぱり上手いな。
あの二人はどうなったんだろう…と気を持たせておいてぇ。特にもう一人の方、女教師の健在ぶりを予告で見せるなんてどういう神経なの、もう~
風呂場ではだまされたし、あの変な凶器での切りつけはなんだったのかなぁだし、男子生徒の家での暴れっぷりの割には…だし。
死人が見たいわけじゃないのよ。でも、危機を煽るだけ煽って驚かせて、結果のシーンを隠して引っぱっておいてアレぇな肩透かし。それの繰り返しが多いんだってば。
こりゃ暗いって避けられるわ、という3話。でもハマってます。
母親が「一回じゃわかんないわよ!何度も言ってよ!」と娘に言うあたり、ああ、私も言いそう。娘息子がしっかりしてきた途端、判断を預けるところが出てきました。今はまだ人生の選択では私のほうがしっかりしてるけど電気機器の操作とか出かける際の電車乗り継ぎとか。
今はあなたのほうが分かるんでしょ、お願いねって。
きっとお父さんの面倒の見方も私こうするからお母さんこれお願いってリードしてきてたんだと思います。でもお父さんを施設に入れるってことだけは自分のリアルな選択肢になかった。たから施設確認もおざなりだった。なのにお母さんがあっというまに家の売買を決めてしまい、その行動力に圧倒されてるうちに振込むというのを流されるように諦めてしまった。どこかで家や父のことは最後には母が決める、という子ども的な譲る意識もあったろうし。
なんかそういう人としてのゆらぎが分かる気がするのです。
女教師の臆病さもなんか分かる。
自分には御しきれない問題がクラス内にある、なんとかするなんてムリ、学校の方針がやめさせるって言うならそれに乗っかるほうがマシ。でもすごく後ろめたいから一人では行けない。なんにもしないなんて言わないで、だってあの子私のこと嫌ってたよ?最初から。あの子が自分を必要としてるわけない。
子どもが出来ても捨てられそうで不安。そもそも一度だって愛されてると思えたことない。話し合ったら別れようっていうんでしょ。
私には年齢的に後がないのに。仕事に自信もなく結婚もできなかったらもうだめじゃん。
こういう必死さ、醜くってもかまってられない感じ、ドラマとしての誇張もあいまって描かれていてもおかしくないと思うのです。
あと水野美紀の泣きそうになるのを必死にこらえるシーンも印象に残りました。再びDV地獄に引き戻されそうな恐怖と好きな人にいたわられての安堵と奥さんの存在を目の当たりにしての罪悪感と。助けてと叫びたい衝動を押さえる理性に。
そう、叫んでしまえる理性を失える人は幸いなのかもしれない。
他の登場人物も同様に叫んでしまえない自己抑制が不幸から一人はい出せない足枷になってしまうのかも。
泊まるとこないから・・泊まろうかな、お父さんどう?
他人がふと入り込めれば風がふっと入る。
そこに今後の救いがきっとあるのだろうと思います。
いくつものストーリーの交差のテンポも私にはちょうど良く、グイグイと引っ張られて見ています。
私も松雪さんが福祉系の仕事をしているにも関わらず、認知症に対しての対応がおかしい点がかなり気になる。
今どき役所なり病院なり相談すればケアマネさんが飛んできて相談にのってくれるよ。
ホームに入れるのを「家族なのに見捨てる」なんて一昔前の老人しか言わない感覚だよね。
今はホームに入れて一生懸命通って世話するって方向でしょ。
国語の先生もあんな発言生徒の前でして、上から注意も何にもないなんて。
今どき、結婚してないのに学校の別の先生との子供妊娠しちゃって、なおかつ産む産まないを学校でけんか、生徒に絶対産む宣言とか・・。子供たちがラインであっという間に拡散してPTAが怒鳴り込んでもおかしくない事態です。
ちょっと先生のキャラを誇張しすぎであまりにも現実味がなくシリアスなドラマなのに浮いてます。
本筋の一家心中事件の方はとても気になるので、そちらに焦点をあててほしいな。
ずっと気になってたドラマで、今さらですがDVD借りて見ました。
家族とは…と考えさせられるドラマで面白かったです。
皆さんが言ってるように、なぜお父さんをケアマネも入れず自宅介護してるのか?などの疑問もありましたが。
何と言っても演技派の方々が多く、一話から引き込まれました。
重い話が好きな人にはお勧めです!
全編通して重く暗い雰囲気だったけど、最終回はそれなりにハッピーエンドで良かった。
私には巣藤先生が救世主だったような気がします。
あと渓徳君はその助手っていう感じ。
実際游子の家族は崩壊寸前だったのに、お父さんが巣藤先生と知り合ったおかげでいい方に変わりましたよね。
游子の家で游子一家と巣藤先生と渓徳君一家がワイワイやっているなんて、全く想像もできなかった。
でも、なぜか私が一番印象に残ったセリフが、国語教師の
「私、産むから~!!」と、その真似をしていた渓徳君でした。
最終回は濃い内容でしたね。
嬉しいことも楽しいことも、悲しいことも苦しいことも家族だけで抱え込まず、さらけだす。そしてこちらからも手を差し伸べる。
両方向の流れがあることが大事なんだと。ユウコが今まで溜めてきた思いがあふれるように流れ出した良いシーンでした。
巣藤先生の、どんな小さな約束でもそれは未来への証、みたいなセリフも良かった。
最終回に作者の思いがギュッと詰め込まれていましたね。
アイの家族も馬見原の家族も巣藤先生の家族も小さいながら再生へ一歩を踏み出せた。救いのある結末になったのがよかった。
この作品はとにかく俳優陣がすごくよかった。
自然体がサマになっていた景徳、セリフより体当たりの演技が光った玲子ちゃん、飄々としてにくめないお父さん、やさぐれ感が漂うお母さん、狂気と紙一重の国語教師、最後に絶品の泣き笑いを見せてくれた水野美紀、山賀と大野の二人には静かな狂気が漂っていたし、氷崎のギリギリ感はずっと見ているだけで苦しくなるようだった。伊藤くんも最終2話の熱演は子役からの叩き上げを感じました。馬見原は切ない表情にやられた。
最初から最後まで中だるみもなく突っ走ってきた感じ。
本当に面白かった。
「約束」はその人の未来だって、いいですね。
ほんの知り合ったばかりの友達が美味しいもの食べに行こう、て誘うだけでもあるいは明日メールする、と「約束」するだけでもときに人を救うことはあるんだってメッセージ。
前半が氷崎家をもって家族はどんなにだめっぽくなってもあきらめない、再生をのぞめるんだってことだとすれば後半は家族の問題は家族だけで解決しようとすると腐ってしまう、人は家族以外ともつながってるんだという内容でした。
最後、今ここで一つ解決しても他でまた同じ苦しみを誰かが味わってるという締めでしたが、これは山賀たちが生きてるからではなくその存在にすがる家族がいるということ。
だからこそゆう子はまだまだカウンセラーとして走り続け、伊藤君(先生の名前インプットしにくい、伊藤君すぎて)は先生として関わっていくのでしょう。
私たちも苦しい時は外に開き、だれかと「約束」をして小さい未来を作っていきましょう。
国語教師の山口さんラストの表情最高だったですよ!ほんとに好きだったんですね。あのシーンかなり最終回の中でも印象的です。
ほんとに女優陣がよかった。
最終回視聴率よかったら延長があってもう少しじっくりえがけたらよかったのが残念。
でも家族を開くという言葉胸に残りました。
山賀さん達生きてますね。家族狩りは永遠のテーマだということ、でも出口もあるということが伝わる内容でした。
家族を開くというのは、家族の問題を家族だけで抱え込まない、という意味ですよね。
実森くんパートがあまりにも良かったのでよけいに亜衣のパートが食い足りなかったのか、尺が足りなかったのか、亜衣自体がエキセントリックすぎたのか、感情移入はできず残念。
ですが松雪さんと水野さんの演技に泣かされ、意外な事に国語教師がすごくよかった!
演出ががいいのか女優さんがすごいのか、国語教師のラストシーン、映画のようじゃないですか。
体育教師との婚約ってお芝居ですよね。最後の最期で、彼女の気持ちが巣藤に感化され、誠実な愛情に変わったことがわかりました。『人に心を開かせる力がある』と氷崎が言ったことの伏線を回収していますね。巣崎の気持ちを汲んで別れた国語教師の成長ぶりに感動したし、格好良かった。国語教師がなぜあんなに嫌な描き方をされていたか、やっとわかりました。本筋のおまけですがこのシーンがいちばん頭に残っております、なぜだろう(笑)
氷崎のお父さんの痴呆がかなり良くなったのはできすぎだけれど、人間必要とされることで不思議と力が湧いてくることがある。大事な奥さんがガンになちゃって、呆けてる場合じゃないというのが温かい演出だと感じました(完全に治ってはないという示すシーンもあり、それも良い)
上に書いたように松雪さんに泣かされはしましたが「家族を開く云々は」はわかりづらい人もいますよね。セリフで怒濤のように説明しているんで、テンポも崩れてしまったかな。松雪さんじゃなかったら耐えられないシーンだったかと。
総じてこのドラマは言いたいことはわかるし、油井や馬見原パートなんて普通に刑事物として出来すぎていた。あたたかい部分もあり人に寄り添うという、寄り添うべきだというテーマなのは本当によくわかりました。
わかりすぎるだけに、口出しすぎじゃないか、押しつけ過ぎじゃないか、という食傷感があったのが残念です。
山賀と大野のやっている事はおかしいと馬見原は切り捨てながら、氷崎はその淵を彷徨った時期があるとドラマは提示し、危うさを巣藤にすくい上げられる。それでも氷﨑は、心のどこかで『家族狩り』を理解(許容ではなく)している。あれほど氷﨑がその口で否定しておきながら、また揺らぐ。だからこそ『家族が開く』ことが必要だと咆哮する。この悪夢のようなエンドレスを、ラスト『彼ら』が生きているのでは、というループへと誘う。
展開はいいと思うのですが、演出を抑えて欲しかったな。このドラマなら声高にならなくてもテーマは伝わったよ。敢えて『ヒステリー感』を演出したかったのかもですが。
マイナス・プラス激しいのですが、国語教師にあまりに感動したので、おまけの☆5で(笑)
以前にも書かせていただいたのですが、亜衣と家族(主に父親)のやり取りを初回からずっと追っていくと、彼女の歪みのルーツが見えて来ると思います。
5カ語を操るエリート商社マンの娘である彼女は、父の仕事で5歳までアメリカ(シカゴ)で過ごしました。父親はその経験があるから、彼女の語学力も自分と同様、ネイティブ並であると思い込んでいます。5歳程度では、帰国すれば簡単に言葉など忘れてしまいます。それでも彼女は影で必死に語学力を磨いていたはず。それでもその能力を隠していた。そうでなければ、ある日突如としてネイティブ教師と互角に渡り合える会話力(しかもスラングを使って)を駆使できるわけがありません。彼女が隠していたのは、目にうつるものだけで彼女の存在価値を決めてしまう父親に反抗していたからではないか、と思います。テストの点が平均点以下であったというただその一点で、「お前は俺の子ではない」と真顔で彼女を責める父に対して、彼女もそれに冷めた対応で「そうね。(他の男の子でないかどうか)お母様に聞いてみて。」と答える。その言葉に母親は何も反応しない。この一場面で、両親の冷淡な態度が娘の心をより硬化させているのが分かります。家族の団らんや家族愛などを語る以前に、この親子は血がつながっていても、親子ではない。他人だとしても、お互いに払うべき配慮すらない存在なんだと分かります。こういったやり取りの繰り返しのなかで彼女は高校生になってしまったということです。
彼女の学校生活をみても、彼女はいつも一人です。バスキアもどきの絵を描くことでぐらいしか、内面の苦しみを爆発させることしか出来ませんでした。そんな彼女の内面に気付いたのは、名前すら知らない美術教師(巣藤)ただ一人。彼女がこの世から消えてしまいたい、と思った果てに最後のダイイングメッセージのように「シロアリシロアリシロアリ」と呟いた相手は、巣藤ただ一人でした。最終回、彼こそが亜衣を救って欲しいな、と願わずにいられません。
山賀と大野の二人はもうなんか、一つの突き詰めた思いに囚われている・・というか本当に宗教に嵌っているかのような。
新興宗教もだし、アラブの方の自爆テロとかもそうだけど、何か凄い心の拠り所ができた時って人は一番精神的に強くなれるのかもしれない。だけど、その一つに固執することの怖さ、みたいなのをすごく感じる。すごく強いんだけど、その固執しているものがなくなることの怖さを知っているから、他の何も受け入れなくなるという柔軟性の欠如・・みたいな。
ふたりの様子がずっと穏やかで、子供や家族を救うために尽くしてきたことも、シロアリから家を守るために一生懸命働いてきたことも決して偽りの姿ではなかったことに、他に何とかならなかったのかとおもわざるをえない。
天童荒太の作品自体が、なんか神とか宗教とかを感じさせる作風(この作品は未読)なので、最後はそういった意味で救いを持ってきてほしいなと思います。
私は天童作品はあまりの重さになかなか触手が伸びないので、原作と違う!とのご意見もありますが、まだ見やすくドラマ化してくれたことに嬉しく思っています。これも多分原作はもっと重いんだろうなと推測・・
犯人の動機について納得出来るかどうかは視聴者一人一人の受け止め方によって違うんじゃないかな〜と思っている。ただ氷崎のようなやり方では、誰一人として救えないじゃないか、という前提のもとに立っている考え方だと思うけど。
亜衣は、エリート商社マンの父の転勤で5歳か6歳頃までニューヨークにいた。それだけで父は彼女が英語がネイディブ並に堪能だと思い込んでいるんだよね。そんな歳の子供なんて、環境が変わればすぐに言葉なんて忘れちゃうのに。恐らく彼女は帰国してからも、一生懸命語学力を磨いていたんだと思う。その努力を父は評価しないどころか気づきもしなかった。ただテストの数字だけ見て彼女の善し悪しを決めてる父親。そういう自分の存在価値を見向きもされずに、父親に優等生を期待されてまたその期待に中途半端に応えながら高校生になっちゃったんでしょ。実森君も東大一筋だった生活を思えば、彼に同調するところもあったはず。だから面白可笑しく取り上げようとするマスコミを罵ったんでしょう。
恐らく彼女が初回、バスキアもどきの絵を描いて、怒りと絶望がフツフツと表沙汰になったところに彼女の名前も知らない巣藤が手放しに褒めた。褒められたことなんてないのに、彼女の絵に潜む闇も、彼女の名も知らない男に。だから、そんな彼に反抗して絵を投げ捨てた。その時、彼女の心が壊れていったのだと思うわ。だから巣藤を陥れるようなこともやらかしたんだと思う。山賀が彼女の心を分かっているかのように近づいた時も、何も知らない女が何を言う、という感じで牙を剥いたんだよね。
私も玲子ちゃんの行く末が心配です(ドラマなんだけど)。
こんな状況になっても迎えに来ない母親はきっと毒母だと思うから、私も氷崎さんに引き取ってもらえたらいいなって思います!
遅ればせながら今日録画みました。
今週は見応えありました。
犯人も絞られたし。
でもこのドラマは犯人探しは二の次で
家族とか生きる苦しみとか重いテーマが
メインだからラストの2人のシーンは良かった
途中中だるみしてたけどこっからラストへ
グイグイいってほしい。
美味しいと感じるだけで生きててよかった
辛いときほんとにそう思うことあるもん。
ありきたりの言葉だけど胸に刺さりました。
相談を受けていると心身を病んで行くのです。
真面目であればあるほどに。
健全であるかどうかで言えば、自分の為にしか行動しないサヤカ先生
ダメージを受けない生き方をされていると言えますよね。
教師として良いかどうかは別として。
私はみんなが嫌悪を抱くほどには、山口沙也加には苛立ちは感じません。引きこもりの生徒と関わりたくない気持ちも、筋肉馬鹿の教師に押し付けようとする気持ちも、なんとなく理解できるんですよね。実際私自身も、引きこもりでしたけど。学校に来ない生徒なんて、教師にとって番外なんですから。迷惑以外の何者でもないんですから。何かあったて責任取れないっていう沙也加の言葉は正論だと思うんだけどなあ…。あの人が正常だと感じる私はおかしいのか…
自分の呼びかけに応えてコーヒーとレーズンパンとビデオを共有した君は「かけがえのない存在なんだ」。これは届いた。娘がみていてうんざりしながら横目でみているGTOより断然届いた。
私には輻輳するストーリーそれぞれにちゃんと目配りされている点、ほっとできる団らんシーンともにほどよく。
財前さんの「まだ方法があります」が気になる~と毎週集中してみちゃってます。(あ、集中しないで流し見するとストーリーがとっちらかって見えるのかしら?)
人間の心理を中心に描くドラマだから、賛否両論あって当然。
「リアル」「本当はこうじゃない」、両方正しいだろうね。
他人の家族の事なんて分からないから、いろいろな悩める家族像を出す事で、面白くなってると思う。
ドラマのタイトルと本編が合ってるってだけで、期待通りなんだよね。
松雪さんのお父さん役、ボケちゃった人。ルパンの五右衛門の声優さんなんだよな(笑)
ずっと星4の様子見でしたが、今回は文句なしの星5です。
出だしの実森君とのやりとりから俺たちいいコンビかもまで、クライマックスのように一気に見せられて気が付けば涙が出てました。
私自身はひきこもりや家で暴れたり不登校になったりという子の気持ちが理解できないのですが、あのやりとりで少しだけ心が救われるのはわかります。
教師としてはやる気がなくても、同じ経験をしてるからああいう生徒をほっとけないという巣藤先生の立ち位置も明確になったし、裏DVDがこういう生き方をしてくるとはと感心もしました(笑)
氷崎さんが電車を眺めてる夕日のシーンも切なさと美しさとやるせなさが混じってぐっときました。
毎日毎日パンパンのカバンを二つ斜め掛けして、なりふり構わず頑張ってるのに、さらっと人の心をつかむ巣藤や山賀さんを見て立ち止まる哀しさが痛いほど伝わってきました。
でも、巣藤も氷崎がいなければ行動できてなかったことを思い出して、二人で頑張ってほしいなと思わされます。
個人的にLOVE要素はいらないと思いますが(笑)
しかし役者が役柄にうまくはまってるドラマですね。
松雪さんと伊藤君は言うことなし。
素敵な人だけど闇がありそうな財前さん、いろいろやばそうなエンケンさん、水野さん…謎がちりばめらえてるけど散漫してないので見やすいです。
ほんと同じ手法の繰り返し。終わりにホラー風を持ってくる・・という。飽きたな。
原作者が馬鹿なの? ドラマ制作側の馬鹿アレンジなの?。
植田Pが馬鹿なんだろうと個人的には。
尾崎の曲を他愛もないシーンに使いすぎると、曲自体が駄作に聴こえるからやっぱ嫌だな~。
このドラマの内容で、いろいろ考えさせられるのが良いよね
犯人を考えるのもだけど 基本ディスカッション好きなんで
あの須藤先生の彼女は結婚大丈夫かいな?
松雪さん職場辞めたらどうすんの?とか
皆さんのコメも面白い
馬見原夫婦と油井、アヤメの件、
男子生徒と女子生徒の家庭内暴力、
スドウ先生の記憶喪失とプロポーズ、
国語教師の嫉妬と責任放棄、
今回はこのへんが主な話でしたね。
それにしてもスドウ先生のコミカルシーンは浮いてる。
とくに病室の記憶喪失のくだり、、、
コミカルは北山クンとの絡み部分だけで充分(汗)
個人的には、馬見原が絡んだシーンとか、「一家心中に見せかけた殺人事件」の続きのほうが早く知りたいのに、スドウ先生のどうでもいい話が多すぎる。そもそも不良に火つけられて入院するシーンって必要だったの?記憶喪失はすぐ元に戻ったし。単に国語教師にユウコへ嫉妬させたかった?あと、いきなり彼女にプロポーズとか意味不明。はっきり言って国語教師との恋愛要素は要らなかったと思う。それよりスドウの生い立ちとかのほうをシリアスにやってほしかった。
ラストで女子生徒が使った凶器、こわいわー。。。
評価4が多いのは、誰かのファンとかではなく、
純粋にドラマの評価なんだろうね。
面白いけど、5じゃない感。
事件モノと人間ドラマものがどう絡むかが期待させる。
描写が、映画っぽいベタさがあるけど、ドラマだと新鮮。
なんだかんだで、松雪さんっていい女優さんなんだな。
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