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非常に文学的なドラマだと思います。今こういう作品は相当珍しいですね。和歌や今様・・現代人には分かりづらい所もありますがいちいちうるさく解説したりせずにそのまま文字におこしていたりしておもしろい試みです。内容的にも比喩表現が多くて小説を読んでいるみたい。
西洋文化もいいけれど、やはり日本の古典も大事にしないとなぁと感じさせられます。
回想部分がやや冗長な感じもありますが、双六を比ゆ的に使って後白河と清盛の長きにわたる関係を表したのもこのドラマらしい。二人とも年取りましたね・・・
平安の華やかなりし宮廷の中宮仕えのインテリ女性堀川局(りょうさん)が再登場してくれて大変嬉しかったです。白髪になった彼女がもう二度と復活することはない雅な宮廷の終焉を語る姿はとても感動的でした。
このドラマは当初から某県知事の公人とは思われない暴言から始まり、視聴率が低いということばかり声高に叫ばれて世の中にある意味偏見を与えてしまったことは不運だったと思う。
また作りかたやキャラの独自性が万人に受け入れられないようなものだったことも否めない。
しかし、武家のみならず皇室や宮中の人物にも非常に人間的な情念を細かく描写した部分、これまでドラマではあまりお目にかからなかった平家物語の実に細かい話を再現するためにこだわり抜いた伏線つくり、今様に節をつけた印象的な旋律、豪華な衣装や美術、などドラマとして非常に個性がある面白い作品だったと思う。
時代劇畑の大御所のような役者をほとんど使わなかったのも冒険だったが予想以上にインパクトのある演技をしてくれた役者が多かった。
終わってもいまだに心に残っている場面が多い。
八重の桜も始まって清盛とは全く違う時代で女性の主人公なのでまた新たな気持ちで楽しめそう。
いろいろな大河ドラマがあっていいと思う。いろいろ言われた「平清盛」だが、個人的には今までのどの作品とも違う感じの面白いドラマだったと思う。
総集編を暮れに見たけれど、ナレーションは頼朝でなくてアナウンサーがやっていて説明的で却って聞きやすかった。
「あそびをせんとや」の今様のメロディが今でも時々頭に浮かんできます。DVDでまた見ようと思う。
映画のゴッドファーザーのように敵味方がはっきりしてない中で
弱い部分や汚い部分もある人間の姿をかなりうまく表現したドラマ
だったと思います。平忠正なんてほとんど知らなかった人だけど
すごく魅力的な男であんな最期だったけど惚れ惚れしました。
松山清盛もここでも複数の人が最後の方が良かったと言ってるけど
私も同感。でもそれ以上に脇役であまり知らなかった俳優や若くて
演技がすばらしい人達が心に残りました。
面白かったですよ~~。
松ケンがとくに良かった!
清盛という人物と平家の歴史を考えれば、あんまりワクワクする話じゃないけど、
でも引き付けられました。
松ケンに関しては若い頃の清盛はたぶん後のことを考えて逆算の演技だったのだろうけど、もうちょっと脚本にも工夫が
欲しかった感じです。でも後の回想場面では若々しさがすごく活きています。海賊船での乱闘もやり過ぎ感があったけれど
兎丸は創作キャラとしてはあとで庶民の代表のような役割になって効果的だった。
頼朝の扱い方はやや不自然だけれど武士の世の礎を清盛が作って頼朝につないだ、という清盛を大きな意味で父のように
とらえた姿勢は終始一貫していたのでドラマとしては納得できます。他にも父と子の関係に焦点が置かれていて
面白かったです。父子関係は歴史物では今の比でなく大切です。ナレは総集編のアナウンサーの方が良かったかもしれないと思ったけど。
全体的には文学的な香りのする良い大河だったと私は感じています。平家物語の逸話を丁寧に拾ってくれて嬉しかった。
衣装や色使いも素晴らしかったし、玉三郎さんの言う、後になって評価される作品だろう、というのはすごく納得です。
数字が取れるから、と戦国時代と幕末の繰り返しでは面白くない。日本は歴史が長いのだからいろいろな時代を扱って欲しい。
総集編を見ても今回の大河は描きたいことに筋は通っていた。「江」などとはくらべものにならない良い出来のドラマだと思う。
キャスティングも素晴らしく時代劇に通用する若い俳優を育てた。
凝り過ぎていた部分もあり前半は主人公が物足りない感もあるが、私は1年間とても楽しめた。
大河もこれからは視聴率では苦戦すると思う。
ラストの清盛のアウトピントの映像にやられた!
胸の詰まる様な晩年の清盛の心境から平家の一蓮托生の終焉を見とどけて、、
そして最後の最後にあの清盛の無垢な笑顔で終わる、
本当に手抜きなしの演出、映像、演技。
特に最後の清盛はまるで14歳!の少年の眼差しで松山ケンイチの
役者としての並外れた才覚を再認識させられた。
この役者で一年このドラマを見られたこと本当に幸せでした。
観なかった多くの?国民を気の毒に思うくらい。
ただ最終話は詰め込み過ぎの感はありました。三話くらいに分けて描く程のエピソードだったのでは、、?
それだけが惜しいです。
歴史劇として政治的なかけ引きの場面や当時の体制、社会情勢などの描写が弱い部分を差し引いても素晴らしいドラマだったと思う。
清盛の最期は圧巻だった。
松ケンの清盛は晩年が素晴らしかったと思う。若い頃の清盛の物足りなさは邪気なくその時その時を生きた人間の若さゆえの不完全さだったのだと最終回の西行の言葉でようやく納得できた感じ。
今まであまりドラマなどで取り上げられなかった人物にも光を当てて良い人間ドラマに仕上がったと感じる。
老けメイクが今一つでどことなく不自然だった深田恭子の二位尼(時子)も最期の名セリフで見事に帳尻を合わしてくれた感じ。
気になる部分がないこともないけれど、終わってしまって何だか気が抜けてさみしいと感じる大河は久しぶりで自分がかなりハマっていたのだと気づきました。
⬆同感。
松ケン清盛の凄味に胸が苦しくなるほどです。
若き日の清盛像のことは松ケン役不足とかうるさい、とかいろいろ批判も多かったようですが
最晩年の清盛、、どうですか!
宝のような役者です。久しぶりにドラマで胸がバクバクたぎってしまいました。
こんな凄い大河観たことなかったです。
視聴率なんてホントに情けない基準ですね。
観てきて本当に良かったです。
最終話想像しただけで胸が締め付けられそう、、
残りわずかを残してなんだかすごく面白くなってきている。
藤本隆宏は「坂の上の雲」ですごくステキでほれぼれしていたけれどこのドラマでは今まであまりピンと来なかった。どことなく脳まで筋肉って感じで。でも今回は平家の中にあって彼だけが本当の「武士」を守り続けていたんだなぁと実感。もはや武家ではなくなり清盛の刀もすっかり錆びつき・・
頼朝や義経が凛々しくなってきたのと好対照。平家物語の有名な場面、水鳥の飛び立つ音を聞いて敵の襲来とおびえて戦をほっぽって逃げる平家。見られて嬉しかったです。
松ケンは清盛の晩年が一番上手!
回想部分で清盛の若い頃の場面が出てきましたが、なぜか今見ると魅力的ですね。後半彼なりに耐えがたきを耐えのし上がるために腹黒くならざるを得なかったこと、そして今その
なれの果て・・人生の垢にまみれた男の実にまっすぐだった過去。終わりが見えて初めて納得の行く姿だと感じました。完全に逆算のキャラ設定だったのですね。
そこからの眺めは・・真っ暗で結局最後のところで彼は焦ってしまったのか、本能的に先を読んでしまったのか・・・しかし今回の終わり方だと、もう一花なのか一波乱なのかわかりませんが、このままトンデモじじいのままで終わりそうもないので楽しみです。
この松ケン清盛は、男性にカッコよさだけを求める視聴者にはウケないと思いますが、違う観点から見る人には十分ウケると思います。
あ~重盛窪田くん死んでしもたぁ~(。>0<。)
迫力ある演技で大河を盛り上げてくれましたね。
彼は映画十三人の刺客でもめちゃくちゃ良い演技してますので、その時からファンでした。
先日六波羅蜜寺で清盛像を観てきたけど、松ケン案外似てたよ~(笑)
最近の松ケンの演技はほんとに清盛が憑依したかのようにさえ感じます。
ラストに向かって、否が応にも期待が高まります。
この大河ドラマ、歴史ドラマとしてはいろいろツッコミたいところがあるんですが、もうここのところ俳優さんの好演、特に前回、今回の窪田くんの天才的演技などに圧倒されて釘づけになっちゃってます。清盛も若い時よりずっといいし・・。画面が汚い(これについては言いがかりとしか思えませんが)だの、視聴率がどうの、とさんざん言われても意志を曲げずに作りたいものを作る、という頑固な姿勢が一本筋が通っていて脱帽です。
最後まで大変楽しみです。親王が誕生して一族が朝廷を占めても影が差してる平家に対し、これから、という明るい源氏の対比も面白い。
重盛ぐっじょぶ!!
忠ならんとすれば孝ならず・・・孝ならんとすれば忠ならず・・・
ハムレット窪田の苦悩と哀しみが胸を打った。
いろいろピンポイントで見ごたえのあるドラマ。
常盤御前、思ったより断然よい。
気品と風格が出てまいりましたよ。
いろいろ若手俳優さん達、がんばったはりますね。
松山ケンイチさんは清盛を演じて、更に役者魂が磨かれたと感じています。さすが松山ケンイチ、期待に答えて清盛がまるで憑依したかのような見事な演技をしていると思います。低視聴率と言われ続けましたが、見る側の心をぞくぞくさせる、重量感のある質の高いドラマです。松山さん、自信を持ち今後も良いドラマを築きあげて下さい。今までにない、最近にない感情移入させられる大河です。応援しています。
松ケン、平清盛が乗り移ったかのような素晴らしい演技です。
って、ほんまの清盛は知らんけど(笑)
重盛窪田くんは若手No1の実力者。
苦悩に満ちたあの演技には、視聴者のこっちまで心締め付けられるようでした。上手いわ~
But!打倒平家の後白河法皇に対して、いくら近臣だと言ってもあそこまで命がけで庇う必要ある?
法王がそこまで重盛に対して良くしてたとは思えないんだけどな~
とにかく見応えある回でした。
特に、窪田くんはもちろんのこと、時政遠藤憲一さんの演技にもうるってきちゃいました。
最終話に向かって、目が離せません。
清盛と後白河院の板挟みになってしまった重盛の苦悩がよく現れていた回でした。清盛のここまで来たら最終的には平家の血が入った帝を擁立し天皇家さえも思うがままに、と考える気持ちもわからなくはありませんが、その欲が結局大きなひずみを生み、滅亡への序曲になるのですね。権力を得た人間が志よりもあくなき欲望に走る姿、松ケンが好演していますね。そしてどこまでも純粋で繊細な息子重盛。窪田さんもぴったりですね。ほとんど年変わらないでしょうに、親子に見えるところがすごい!
何だか終盤に来てがぜん面白くなって来て松ケンはもっと早くから坊主になって欲しかった、と今さらながら・・若い頃はわざとああいう風に演じたのでしょうが、クセがないと
松ケンってあまりオーラがないんですよね。
西光、成親の最期は壮絶で清盛の近くで長く出演してきた2人なので何だかショックです。
源氏勢が面白くなってきたので、残りあと少しですが毎回目がはなせません。大事に見て行きたいです。
何年たっても忘れられないドラマってそうあるものでは無いですが、
私にとって平清盛はそんなドラマでした。
ともかく作りが凝っているというか、
優れた文学作品を読んでいるような気持ちになれました。
万人に愛されるドラマは勿論大事ですが、
一部の人であっても、その人生観までを左右するような
強烈な作品を作れるって、すごい事だと思うのです。
私の中でまだこれ以上の作品は出てきていません。
時々ドラマ評で優れた作品で目にしていたので、レンタルで時間をかけて見た。
最近の大河では感じられないものがあった。
確かに良い作品だと思った。
平安時代の文化.風習.政治について少し勉強した後に、改めてちゃんと「平清盛」を観たら、とても面白いドラマだったと分かった。
主役の松山ケンイチは、とても魅力的な清盛になっていたし、
他のキャストたちもそれぞれの役の持ち味をうまく表現していた。
脚本.演出もとても良かったので、ドラマに深く入り込めた。
素晴らしい作品だと思う。
時々見返してます。その度に感動。
個人的に平安時代や百人一首が好きなのもあってか、平清盛にはハマりにハマりました。
人物関係とか、わからないところはネットで調べて補完していた日々。楽しかったです。
視聴率によって作品の評価が決まるのだとすれば
このサイトの存在意義はありませんし彼が書き込んだ文章も
まったく意味を持ちません。哀れなものです。
この作品は低俗な騒動に巻き込まれた影響で
幸か不幸か文化人や知識人の間でムーブメントを巻き起こし、
脚本から演出、演技、音楽、美術の隅々に至るまで
クオリティの高い作品という評価を確立しました。
視聴率という指標に全幅の信頼を置くのならばそれも一興でしょう。
しかしながら、興行成績と作品の品質が必ずしも一致しない
という考え方があることも是非ご承知願いたいものです。
とにかく、つまらなかった、の一言です。
数少ないファンがいかに熱狂的に愛そうと、
これは失敗作、NHKの黒歴史ですよね。
最初からずっと酷い視聴率だったわけではなく、
ある程度は見たうえで、
多くの視聴者が離れていったのですから、
評価はとっくに決している。
ファンの皆さまは騒ぎたてず、
世間から忘れ去られるのを待った方が良いのでは。
平清盛に続き、八重の桜も楽しんでいます。時代も違うけれどドラマとして全く雰囲気の違う2つの大河ドラマ。両方とも作者のそれぞれの色が良く出ているし、ていねいに作られている良質のドラマと感じています。
時代的なこともありますが、この作品は美術、衣装など視覚に訴えるものが豪華で美しかったです。独特な人間描写も文学性が感じられて面白かった。テーマ曲も懐かしいです。DVDで特に後半また見たいと思っています。
平安末期の公家政権の終焉、江戸末期の武家政権の終焉、大きな政治の転換期、という意味でたしかに時代的には共通した部分があると思います。
最近、大河は見ていなかったのですが、一年間録画して見続けました。残った印象は暗い館の中のシーンばかり…
制作陣は映像で感動させることを放棄していたような感じです。
最後の合戦場面は、教養番組の再現ドラマ並み、国営放送はどこに
史上最高の予算を使ったのでしょうか?
国民のお金を強制的に徴収して作るNHKの大河ドラマは
多くの国民に理解できるものでなくてはいけません。
視聴率が一桁というのは失敗以外何ものでもありません。
がっかりしたお年寄りはネットに書き込む術はないのです。
ただ松山さんは頑張っていたと思います。
私には松ケン演じた晩年清盛に背筋がゾクゾクするほどの凄味を
感じ今となってはよくぞ松ケンを抜擢してくれた!と今回の清盛役は
松ケンで本当に見応え充分にありました。
この俳優にしか出せない色がありその色は単色でもなく、、
勿論好みは人それぞれでしょうが。
回想シーンをもう少し短くして、南都焼き討ちの顛末をもっと詳しくやって欲しかった感じはあります。
でも全体的にはいよいよ落ち目の平家と台頭する源氏の対比が良く出ていて、また一応清盛や義朝の意思が頼朝に伝わって行くのがわかってドラマとしての一貫性は感じられました。重盛に対してどうしてもコンプレックスを持ち続けていた宗盛のシーン私は結構感動しました。あと平家の落日を悟った清盛も良かったと思います。
文句なしの傑作だった。確かに万人向けではないかも知れないが、高視聴率=秀作ではないことを、身をもって知らしめた。
「家盛決起」の回を見たとき、これは凄いドラマになると確信したものだ。そして「鳥羽院の遺言」「前夜の決断」「保元の乱」「勝利の代償」「叔父を斬る」と、息苦しいまでの神回が畳みかけるように続いたときの衝撃は今も忘れられない。
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