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合計 | 5件 |
読み | あなうんさーたちのせんそう | |
放送局 | NHK総合 | |
クール | 2023年7月期 | |
期間 | 2023-08-14 ~ 2023-08-14 | |
時間帯 | 月曜日 22:00 |
夏のこの時期、戦争関連のドラマが毎年作られて放送されてるけど、このドラマは結構興味深い。
NHKが、自分たちの組織を題材にした戦争もの。
予告映像を見たけれど、自分たちの戦争責任を問う内容になってる気がする。
戦争は、情報戦。
その情報をどう伝達し、どう国民を動かしていくか。
ラジオで与えられる国民への情報。
国民に対する心理的な誘導。
国民たちは、誘導されてることにどこまで気付いていたのだろうか。
大本営発表を信じない人たちは沢山いたと思う。
でも、国民総決起を鼓舞するような口調と雰囲気。
それに感化されていたのは、国民全員だったのではないか。
現代とは全く違う人々の意識。
全てに於いて真剣だった、皆が社会を真面目に考えていたと、その当時の雰囲気を懐かしむ当時を知る人たちも多いかもしれないけど、極端な団体意識を生み出して、個を蔑ろにするような意識を生み出したのは、これこそが正しい、国民はこうあるべき、というような、ひとつの道に皆を誘導する声、語りに他ならない。
誰かが言ったことは、本当に正しいことなのか?
皆が口にしていることは、本当に真実なのか?
異論を封じ込めてしまうような、心理的な誘導。
戦争責任は、実際に軍事に携わった者たちだけにあるのではない。
自分たちの戦争責任を世に問う内容になっていることを期待します。
因みに今の時代は、SNS等を通じて個を発信できる時代になったけど、
誰かが言ったことは、本当に正しいことなのか?
皆が口にしていることは、本当に真実なのか?
を考えていく意識はまだまだ脆弱とも言える。
周りの空気を読み、それに見合う行動が求められてしまう雰囲気は、特に日本人に顕著なような気もする。
その危うさ。
もしかしたら、その意識の元となっているのは、戦時中の「統制」を是とした社会のあり方も、どこかにあるのかもしれない。
演出が大げさ
戦争において、アナウンサーも「被害者でもあり加害者でもある」というメッセージが強烈に伝わってくるドラマで素晴らしいと思います。
南部仏印進駐以降、日本への石油輸出全面禁止が行われて、
日本では、難局を乗り切る(戦争に勝つ)ことが、挙国一致で
最優先課題になってしまったのですね。 そういう状況で、
『戦争に反対する言動』は、極めて難しかったはずです。
戦争では情報戦は重要であり、報道機関も一端を担っていました。
そんな中で、日本海軍の暗号がアメリカに解読されたことで、
日本はミッドウェイ海戦に完敗し、戦況は逆転しました。
日本が戦争に勝っていれば『戦争協力して評価された』はずが、
戦争に負けてしまって『戦争協力の責任が問われる』事にもなる。
理屈としては、そういう話です。 勝てば官軍負ければ賊軍。
尤も、戦争を起こしたのが軍部や政治家たちであることから、
非武装の一般国民が責任を取らされた事例は無かったはずです。
良い作品です。
NHKらしい題材だと思う
ふつう
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