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合計 | 1件 |
読み | あなたのとなりにだれかいる | |
放送局 | フジテレビ | |
クール | 2003年10月期 | |
期間 | 2003-10-07 ~ 2003-12-09 | |
時間帯 | 火曜日 22:00 |
- 感想とレビュー
- 番組情報
この間「沈黙のアリバイ」という2時間ドラマの再放送があって、若い頃の北村一輝が出ていた。
周囲を騙そうとする演技をしながら、ニヤリと笑う北村一輝。
現在と比べるとそんなに上手い演技じゃなかったけど、彼らしい"嫌らしさ"のある演技。(←誉めてます)
その北村一輝の出演作品で、一番印象に残ってるのがこのドラマ。
面白かったんだけど、話が時系列的にあちこち飛ぶので、きちんと見てないと話がよく分からなくなるような感じだったのを思い出す。
このドラマの北村一輝は、本当に気持ちが悪かった。(←これも誉めてます)
不気味というか、"気持ち悪い"という言葉がピッタリな蟲の役。
何百年も、1人の女性を我が物にする為に偏執的な愛情でつけ回す。
いつでもどこにでも現れて、主人公の夏川結衣を気持ち悪がらせるようにニヤリと笑う。
夏川結衣は訝しげな表情がよく似合うし、北村一輝もアクが強い顔なので、こういう役は、まさにハマリ役だったのかもしれないけど、ドラマの面白さとは裏腹に、このドラマの北村一輝のイメージが凄く強烈だった為に、その後、北村一輝を気持ち悪いと思わなくなるまでに何年も要したくらい、このドラマの彼の演技は素晴らしかった。
(因みに、北村一輝の気持ち悪いイメージがようやく払拭出来たのは「大奥」の痣のある上様役。あの上様役は、滲み出る優しさがあって、本当に良かった)
このドラマ、見ていた当時はホラー作品とは思ってなかったけど、wikiの説明にホラーとあって、あの北村一輝の気持ち悪さは計算された演技だったのか?と、初めて思った。
確かに、ホラー作品ならば、気持ち悪さは必須要素。
もし、あれが計算された演技だったとしたら、北村一輝は凄い役者だと思う。
若い頃の彼は、役の為に歯を抜いたこともあるらしいけど、そういう見た目の役作りだけでなく、役へのなりきり方が。
このドラマの北村一輝も、気持ちが悪い蟲になりきっていたのだろう。
番宣文句に「家族の絆」とあるけれど、そんな暖かいものは全く感じられないくらい、気持ち悪い北村一輝の独壇場のような作品だった。
何せ、北村一輝の気持ち悪さが強烈過ぎて(←誉めてます)、それしか記憶に残らないようなドラマだったので。
それにしても気になるのは、一部が実話だという部分。
どこが実話なのか、何が実話なのか、脚本家は語ってないらしいけど。
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