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山崎豊子による不朽の名作を中井貴一主演でドラマ化。大阪万博を間近に控えた関西を舞台に、阪神銀行の頭取・万俵大介(中井)と、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を描く。
今週も見応えがあった。
銀平や二子が自由を求めてどんなにもがいても、家に逆らえず運命に飲み込まれて行く様子が辛い。
来週は鉄平がどんな困難に巻き込まれるのか。
大介の何かを企んでいる笑顔が本当に怖い。
この作品は中井貴一の代表作だと思う。
前作のキムタク版は、彼が主役として描かれた。
だから万俵大介の恐ろしさがこれ程には伝わってこなかった。
ラストのキムタクの悲劇を盛り上げる為の道具でしかなかったからだ。
しかし、今作は違う。
本当に面白い。
原作の通りに物語が進んでいるようですね。
政略結婚も、銀行合併も、万俵大介の思惑通りであり、
彼の野望が分りやすい演出なのが、すごく面白いです。
華麗なるというよりも強欲なるって感じ。
山村聡及び島田陽子、林隆三版のものと比べるとかなりレベルが落ちる。
以前見たTBS版は木村拓哉主演だった為、キムタク目線で物語が進んだ。
彼の悲劇がクライマックスになるよう設計したのだ。
その弊害として万俵大介が小物になってしまい、作品全体をつまらなくした。
一方、今作では閨閥結婚で人脈を形成し、更には相手が欲するものを与える事でそれを強化し、「小が大を食う」を実現する過程が見られ、とても面白い。
汚いが実力のある万俵大介と清廉ではあるが視野の狭い鉄平。
どちらを上司とするかと尋ねられたら大介だ。
彼のモデルが居るとか居ないとか・・・興味深い。
阪神特殊製鋼の事故による大同銀行の損失を逆手に取り、
阪神銀行が大同銀行を「小が大を食う」合併をする流れに…
更に、阪神特殊製鋼を潰そうとしている様でもあります。
ドラマ全体に関しては、万俵大介の野望のために
家族全員が不幸になっていくのが非常に印象的です。
万俵大介は一族を不幸にしてまで閨閥結婚にこだわる。
阪神銀行が大きくなれば、結果的にみんなが幸福になると信じているのでしょう。
モデルとなった人々がどうなったのか興味が湧きますね。
タイトルからくるイメージとちょっと違っていた。
とうとう、万俵大介が阪神特殊製鋼の会社更生法適用と
同業企業への会社身売りを鉄平に突き付けましたね。
話の筋としては、阪神特殊製鋼の事故の責任を取って
鉄平が辞任するとしても、会社を残すのが彼の希望であり、
その目的のために万俵大介を告訴するということに…
いよいよ最終章に突入です。
悲劇の階段を転げ落ちるわけだ。
凡庸だと思っていた中井貴一だが認識を改めないといけない。
タイトルを見て絵面的に池田理代子の世界観が頭の中にポッと浮かんだけど、「コレじゃない」感が凄まじかった。
鉄平が起こした万俵大介に対する阪神特殊製鋼への背任訴訟は、
鉄平が解任され、管財人によって訴えが取り下げられてしまう。
結局、帝国製鉄による阪神特殊製鋼の吸収合併は阻止できず、
一度は訴訟を起こしたことで、鉄平は万俵家を出ていく。
最終回は、いよいよ本丸の阪神銀行と大同銀行との合併。
結末がどう描かれるか、見物です。
中井貴一と向井理は新境地を開いたと思う。
向井理が可哀想で仕方なくて、涙が出た。
でも、人には慕われていて会社の人達や、
妻の早苗の愛情や、悲劇的な結末に向けて、
更に心が痛む。
特に義父である永島敏行の愛情は遥かに実父を超えていて、
亡くなった時も辛かった。
その娘の早苗だからこそ、家族は離れてはいけない、
どんなところに住んだってとまでもいう。
やはり、WOWOWな作り込み方が素晴らしい
ここまで息子を叩きのめす事が出来るものかと考えてしまう。
星一徹でさえ、ここまではしなかった。
私の記憶ではキムタク版の鉄平のタネは大介だったはず。
WOWOW版では祖父のようだ。
果たして原作はどちらなのだろう?
山崎女史が生きていたら改変など有り得ないと思うのだが・・・。
内容が重過ぎてなんかムリ!主演の人はテレ東の秋元やすす関連ドラマに出ていたような軽やかな役のほうがぜったいに似合う!
全体的に、キムタク版よりも良かったと思います。
原作と同様に、鉄平の生物学的父親は大介でした。
大きな犠牲を払った合併ですが、その東洋銀行も
上位の銀行に吸収合併される話とともに完結。
やはり、上に立つ者は不義があってはなりません。
見応えがあった。
私は原作を知らず、キムタク版との比較しかできないが、全く別物だった。
もしも木村拓哉がWOWOW版を見ていたら、こちらに出たかったろうと想像する。
最終回、どの場面も素晴らしかったが、石坂浩二の妖怪のような演技と、クビを宣告されながらもプライドを崩さなかった内田有紀が印象に残った。
それから要潤が演じた美馬の今後が見たいと思った。
無論、原作にはないだろうが、高須相子を愛人にし伸し上がったのではないだろうかと想像してしまう。
彼ら以外の出演者も素晴らしかった。
今期、最高のドラマだった。
中井貴一の悪役を初めて観たが、なかなかよかった。
向井理の品の良さとまっすぐさ、妻の早苗の笹本玲奈も
似合っていた。
ただ、美馬はキムタク版は仲村トオル、あいこは鈴木京香というキャストなので、そこは見劣りがした。
しかし、大介と鉄平の死闘というべき闘いに
鉄平が可哀想で、実の息子とわかってからの 中井貴一は圧巻だった。社章のくだりは、泣けた。
華麗なるギャツビーみたいな華麗さを求めていたのに全然違った
DVDで全話いっきに観た。
役者達の熱量が凄かった。特に万俵大介役の中井貴一と長男の万俵鉄平役の向井理は凄かった。
木村拓哉主演のドラマも観たことあるがWOWOW版のほうが重厚感があり見応えあった。鉄平が雪山で自殺するシーンは悲しくて胸が締めつけられた。父親には厳しく冷徹な扱いを受けた鉄平だったが次男の銀平や妹達、母からは慕われ愛されていたのが救い。閨閥結婚だが鉄平と早苗の夫婦仲は良かったと思う。鉄平亡き後、早苗と幼い息子が可哀想で涙が出た。最後まで描かれなかったが銀平はマキコを迎えに行くのだろうか?銀平は冷めているようで鉄平と同じように熱いものを胸の奥に秘めてるように思う。エンドロールで白黒から一部がカラーになる演出も良かった。
淡々と展開する社会派得意のWOWOWドラマあるあるでした。と思いきや横溝正史バリの家族間骨肉の争いで面白かった。
お金持ちってそれを守っていくのが絶対!だから大変よね。
銀行再編成に伴う銀行家と政治家との腹の探り合い、フィクションだろうけどホントにありそうでゾクゾクした。
役者さん達は頑張ってるの分かるんだけど、二子役の松本穂香さんはお嬢様役似合わないというか顔が田舎臭いのでミスキャストですね。
一子役の美村さんが殆ど目立つシーンが無くて残念。
銀平役の藤ヶ谷君はやさぐれ感と諦念感が上手だった。
中井さんは何も言う事無し。
何も出来ないが口癖の泣き虫夫人・寧子役の麻生祐未さんは流石!
寧子にはイライラしましたは!無能にも程がある。なんであんな母親を子供らは大事に思うの?お育ちがよろしいからかしら?笑
向井理さんは・・・もうちょい頑張って!
内田有紀さんはもっと悪になって欲しかった!高須相子には爽やかすぎる。
とにかく登場人物多すぎて誰がどのポジかとか理解するのに手間が掛かった。
閨閥を拡げたい野望はわかるけど、こういう人達ってそう教育されるんじゃないの?
鉄平や一子は親の目論見通り素直に収まってるけど、他の3人随分と奔放で万俵家って甘い家だなぁと思った。
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