2.75
5 2件
4 3件
3 6件
2 6件
1 3件
合計 20
読み のーすらいと
放送局 NHK総合
クール 2020年10月期
期間 2020-12-12 ~ 2020-12-19
時間帯 土曜日 21:00
出演
「組織と個人」をテーマに社会に鋭く切り込んできた日本を代表する作家・横山秀夫氏が、一級建築士を主人公に、「家族」をテーマとして誕生させた傑作ミステリー。 建築士・青瀬(西島秀俊)にY邸設計を依頼した吉野(伊藤淳史)の一家が、完成から一年たってもY...全て表示
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いいね!投票数 3 票
名前無し

幸せそうな家族の不可解な失踪、Y邸に残されたブルーノ・タウト設計の椅子、元妻への不信感、公共事業コンペに伴う収賄疑惑。多くの謎と不穏な空気を孕んだ物語は、上質なミステリーを形成するのに充分過ぎるほどの仕込み。
誰も望まなかったふたつの死の真相が明らかになり、出来事に関わり傷ついた人それぞれの再生が予感される終盤は優しさに満ちる。この辺りにタイトルが象徴する柔らかな希望の光を感じる。
出発点であるY邸から上空に引いていくエンドタイトルでは、信濃追分の清涼な空気感と浅間山を頂く麓の広大な風景が美しく、この数ヶ月の閉塞的な生活に疲れた心に沁みた。

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名前無し

二回の枠では。
六回連続ドラマなら良かった。
吉野の側がもう一つ釈然としない。吉野と言う人間ももう少し描かれてれば納得できるのに。妻との離婚も説明のみでよく解らない。
父親の事故死の顛末もちゃんと描かれてないようなモヤモヤで、事故と言うより揉み合ったせいだから、吉野父は調べられるはずだし。簡単な滑落事故で片づけられたのもおかしい。
岡島の妻も、夫婦の関係も、今一よくわからなかった。
理解力がないのか?もう一度見てみようと思った。
人の住んでないまま置かれた家というのは寒々としたものだ。
なんか消化不良なドラマだが、鳥が飛び立つ映像が随所にあり、雰囲気は好きなドラマ。西島、北村、リエさんは、とても良かった。
最近良いドラマなのに終わってみると、はしょって制作側はもっと時間をとりたかった、描ききれてない不満があるのではと思えて仕方ない作品ばかりが続く。


田中みな実さんは上の方と同じく。ルパンのようなコスチューム等で楽しめるドラマではチャーミングだった。こういう重いドラマでは演技が拙くてふわふわで、恥ずかしくなる。

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名前無し

色んな負の感情が出てきているのにそれを回収しないまま、きれいな話に仕上げてしまったために違和感を感じるのだと思う。

ノースライトに照らされたあの家でぬくぬくしていれば、何となくいい気分になれそうだけど、ないがしろにされた人の気持ちはどうなったのか、疑問が残る。

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いいね!投票数 1 票
名前無し

これはこれでいい話なんだろうけど、なんかひっかかりを感じるのは、
あの家が伽藍洞だったように人のぬくもりや自然な感情よりも「誰かのために」と自分の思いが先立ってしまった話だということ。
九官鳥を巡る父親二人のもみ合いもありうることだけど、わが子可愛さを優先させた父親のエゴが事故を招いたともいえる。
あの時吉野の父がちゃんと救助や通報などしていたら、
青瀬の人生も違っていただろう。
もちろん吉野の人生も。
吉野は自分の父の罪をあがなうならもっと違う形があったはず。
父を失った青瀬の苦労も現在の華やかな建築士としての生活からはみじんも感じられない。
吉野が青瀬に取り戻してもらいたかったのは建物としての家ではなく家族の結びつきであったはずなのに家族の入れ物としての家それも周囲から孤立したような家を贈るという発想はなかなか理解できない。
今はステイホームで富裕層こそ家にこもっているそうだが、以前は高級住宅地に人の気配はなく、お宅拝見番組で自慢されるキッチンは使った形跡がないようなものが多かった。
富裕層は盆暮は海外にステイすることを誇りとしていたようだし、一体あの豪邸はなんのためにと常々思っていた。
ある意味あのY邸はそういう中身のない家の象徴だったのではないかと思ってY邸の現在を見ようとしたら、建物は取り壊され現在は更地になっていることを知った。

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名前無し

確かに、2回ではちょっと尺が足りない感が残った。
物語の副軸、妻の不義の子を愛する岡崎の話が少し消化不良で、妻の不義についてはやや唐突な挿入だったし、岡崎の感情の掘り下げももう少し必要だったと思う。
彼にもう少し焦点を当てた回を1回取って、3回完結ぐらいにすればよかった。
彼の思いを、死後に何とかその息子に伝えようと奮闘する青瀬の姿は胸を打つ。
そして、青瀬自身の疑惑の優しい氷解。
原作は未読だが、サスペンス要素満載でありながら、最後は人と人の思いやりが交錯して穏やかさに包まれる緻密な作風なのではないかと想像した。
浅間山麓の自然が、さらにそれを大きく包んでいた。

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名前無し

宮沢りえ、最初誰だかよくわからなかった。
声は彼女っぽいんだけど、顔が何か違う。
キャストを確かめて、ああ、やっぱり彼女だったのかと。
数年前のドラマで見たときは、ガリガリにやせてて、すごく老けたなあと思ったんだけど、少し太ったのかなあ。
顔がふっくらして、それに、若くもなった感じ。

ドラマはよかった。
「ノースライト」の意味もわかりました。建築分野でそういう概念があるのでしょうかね。
間取りでは敬遠されがちな北側に大きく窓を取ってやわらかい光を入れる、というのはステキな考え。
南に大きく窓を取ると、夏は暑いし紫外線も気になるし。
それにあの家は、浅間山が北側にあるからこそ、それが生きるということもあるでしょう。
穏やかな自然に囲まれた住居と、哀しみを抱えた人たちに流れる時間が印象的なドラマでした。

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