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合計 | 2件 |
読み | さーてぃせぶんせかんず | |
放送局 | NHK BSプレミアム | |
クール | 2019年10月期 | |
期間 | 2019-12-05 ~ 2019-12-05 | |
時間帯 | 木曜日 23:45 |
障害者の性と言う、ありそうでなかったテーマを深刻にならず、当たり前にある日常の様に掬い上げたところに好感が持てた。
普段は障がい者施設で働いていると言う、脳性まひの佳山明さんが映画初出演にして初の主役を見事に演じきった(本作はドラマバージョン)。
私の日常を見てください。
どこかおかしな所がありましたか?
あなた方が普段している事や思っている事と、どこか違ってましたか?
障がい者だから我慢したり、諦めなくてはいけないのですか?
か細い声でうったえるユマの声をその通りだと受け止めつつ、どこか尻込みしてしまう自分が怖くなる。
生きる意味ってなんだろう。
もしかしたら人は皆、生かされている(試されている)じゃないか。
そんな風に思えてならない。
投稿動画サイトができてからドラマや映画は一切観なくなったアラフィフな自分。
重苦しいテーマである『障がい』ましてや『性』について『若い女性視点』で描かれて素直に観易い内容に纏まってるし、しかも考えさせられた。
派手なアクションシーンや狂ったような爆音。ドギツイSEXもない、ましてや若い女性の主人公ありがちな三文恋愛すらもない。あるのは社会性を持ち始めた若い女性の日常の内容。日本映画には少ない『明確なセリフまわし』だ。
無理のある演出やリアルさのみを追及して目を背けがちな障がい介護のシーンは少ない。
壊れたエレベーターでの対応や一人でただ湯船に浸かる事が彼女にとってのアクションシーンだろうしネット動画や男娼デリとの場面がいわゆる濡場。
リアル過ぎる描写は伝えたい事を邪魔する事がある。
しかし福祉を受けていても才能ある人は居るし、年代関係なく『性』は存在する。
映画のなかの特別な事でなく地方の地域社会にも健常者と同じ『普通』ありたいと願ってる人は居る。
主人公の理想として『若いドライバー』が存在して
『自由に移動したい!』『同じよう愉しみたい・・・』
健常者には嘘みたいに感じるだろうけど、彼らには本当の願いなんでしょう。
日本の映画って『ボソボソ喋る』か『ただワメいてる』のが演技と思ってるフシがあって苦手。
主人公をヘタに演技できる女優や話題集めのアイドルが演じてたら彼らの『願い』や『想い』は伝わらなかったろうね。
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