概要
「もう誰も愛さない」(1991年)と同じコンセプトを汲み、脚本、スタッフ陣で「もう涙は見せない」(1993年)が後に制作され「ジェットコースタードラマ・3部作」の第2作目として知られている。1992年にワニブックスから原作本の上下巻が刊行された。DVD・VHS等...
全て表示
概要
「もう誰も愛さない」(1991年)と同じコンセプトを汲み、脚本、スタッフ陣で「もう涙は見せない」(1993年)が後に制作され「ジェットコースタードラマ・3部作」の第2作目として知られている。1992年にワニブックスから原作本の上下巻が刊行された。DVD・VHS等のソフト化に関しては実現していない。複雑な人間関係と急展開のストーリー、オカルトチックな雰囲気などが特徴のサイコサスペンスドラマである。昼夜問わず三輪車に乗る歯列矯正中の少女がアイキャッチのように登場したり、登場人物がことごとく殺害される、または精神崩壊を起こすなどの残酷な場面もある。主演の三上博史は当作品で、野心家で冷酷な性格の「青田和馬」、心優しい穏やかな性格の「高野淳平」、そして青田和馬を上回る凶暴な女性「明美」と、3つの人格を持つ多重人格者を演じる。
あらすじ
女子大生の川島恵(演:小泉今日子)はある日、姉の舞子(演:高木美保)と間違えられ、イワノフと名乗るロシア人の男から、舞子の実父が間宮財閥の当主・間宮幸太郎で、舞子は遺産の正統な相続人の一人だと告げられ、コインロッカーの鍵を渡される。イワノフが去った後、言われるままにロッカーを開けると、中には半分に破れた間宮幸太郎の日記が入っていた。日記を読んだ恵は舞子を名乗り、間宮財閥の未亡人・秀美と接触して5000万円の小切手を受け取るが、その直後に間宮家の顧問弁護士・青田和馬(演:三上博史)の策略で舞子が失踪し、会社から5000万円を横領した容疑で指名手配されていた。恵もまた、姉が指名手配された影響で内定を取り消され、恋人の光彦(演:本木雅弘)と破局する。さらにマンションのエレベーター内で和馬から間宮の日記を強奪されそうになるが、コンピュータープログラマーの青年・高野淳平に偶然助けられる。次第に相思相愛となる恵と淳平だったが、ほどなくして淳平は多重人格者である青田和馬の別人格であることが判明する。間宮の日記が遺産相続の行方を握ると考えた和馬は、淳平と和馬の人格が交互に入れ替わりながらも執拗に恵の持つ日記を狙う一方で、間宮家の令嬢・茜(演:相楽晴子)との結婚を画策する。恵は和馬の襲撃をかわしつつ、行方不明の舞子を助けるために光彦の協力を得ながら奔走する。しかし、多くの人物が間宮財閥の遺産を巡るその裏で、和馬の父親とされる青田三郎の恐るべき計画が静かに進行していた。
各話 |
放送日 |
サブタイト |
脚本 |
視聴率 |
1'АЯ. |
1992年1月13日 |
愛と欲望の果てに |
吉本昌弘 |
17.2% |
2'АЯ. |
1992年1月20日 |
殺したいほど好き |
吉本昌弘 |
15.5% |
3'АЯ. |
1992年1月27日 |
DESIRE |
吉本昌弘 |
13.5% |
4'АЯ. |
1992年2月3日 |
もう一度会いたい |
吉本昌弘 |
14.4% |
5'АЯ. |
1992年2月10日 |
背徳の結婚式 |
瀧川晃代 |
14.7% |
6'АЯ. |
1992年2月17日 |
いま明かされる過去からの伝言 |
吉本昌弘 |
15.0% |
7'АЯ. |
1992年2月24日 |
あの子は鏡の中にいる… |
瀧川晃代 |
15.1% |
8'АЯ. |
1992年3月2日 |
私はあなたを許さない! |
瀧川晃代 |
16.1% |
9'АЯ. |
1992年3月9日 |
ガラス越しのキス |
吉本昌弘 |
17.3% |
10'АЯ. |
1992年3月16日 |
すべての謎は一つにつながった |
瀧川晃代 |
18.9% |
11'АЯ. |
1992年3月23日 |
そして誰もいなくなった |
吉本昌弘 |
22.0% |
...
省略する
表示
件数
長文省略
全 1 件中(スター付 1 件)1~1 件が表示されています。
これ、三上博史が主演だったんだ…
知らなかった。
ずっと小泉今日子が主演だと思っていた。
三上博史の明美は、 ドラマを知っている者にはネタとなっている位に有名だし、 三上博史の多重人格演技を堪能するドラマという印象はあるけれど、まさか主演だったとは!
個人的にこのドラマで とても印象に残っているのは、 河合我聞の不気味な能面のような表情。
今思い出しても怖い。
あと最終回の 本木雅弘の 逆行性健忘の様子。
あれも結構怖かった。
そういえばキャスティングで、 河合我聞は相楽晴子と 姉弟の役になっているんだけど、 能面のような 河合我聞の綺麗な顔が、相楽晴子と、とてもよく似ていると思ってずっと見ていた。
この二人を姉弟の役でキャスティングした方は、センスがいいと思う。
このドラマ、かなり残虐な虐待シーンがあるので、 DVD 化は無理なのかもしれないけど、ドラマとして、とても面白かったのは確か。
話が二転三転するし、話の構成もしっかりしていたので、 最終回まで見終わった後の満足度が高かった。
ちなみに、このドラマに使われていたことで、 ロシア民謡のポーリュシカポーレは、とても不気味な曲のような 印象になってしまった💦
エンディングの曲も良かったし、 エンディングのバックに流れる映像も良かった。
多分、どこかの工業地帯とかの映像だと思うんだけど、炎が 小さくなったり大きくなったりしながら 沸き立っている映像… その揺らめいている炎が、なんとなくこのドラマのサスペンス色を引き立てていて、今でも記憶に残っている。
三上博史の明美の演技だけが有名になってしまっているけれど、 ドラマ自体も面白いので、 なかなか再放送はされないかもしれないけれど、 一見の価値がある作品。
最後ですが、このドラマ、どなたが番組登録してくださったのかわからないけれど、 してくださった方に感謝。
タイトルを見たとき、久々にとても懐かしかったです。
スポンサーリンク
表示
件数
長文省略
全 1 件中(スター付 1 件)1~1 件が表示されています。