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皮肉にも“熟年離婚”の危機だった…!?
<2週連続放送>
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皆さんもそんな感じなんですねー。
私も離婚したい、というかもう夫のことを考えたくない。でも子どもに障害があって母子家庭は無理。
だとら離婚しない。離婚できない。
熟年夫婦です。
もう諦めてます。
このドラマの夫はまだかわいいよ。
リリーさんだからかな。
浮気でもギャンブルでもDVでもないから私が夫の愚痴を言っても逆に私がわがまま妻のように悪者になります。
友人にもわかってもらえず。
このドラマで私も「離婚」という夢と希望を束の間、見させていただきましたー。
興味深いドラマですね。
大きな事件なく ブーツ脱いだら靴下も脱げちゃった
って感じ 台詞も効いてる
安心して見られる役者たちも然り
ギャーギャー賑やかな物語にはない
切ない可笑しさを 楽しめそうです。
すごい大事件があるとか、どんでん返しごあるとか、刺激的な内容とは程遠いけれど、不思議と目が離せなくなります。
結局、離婚してしまう結末へ、ゆっくりと進んでいくけど、時々クスッと笑えたり、何かが起きそうで起きない、微妙な時間が過ぎていく、味わい深い大人のドラマでした。
離婚って、もっとドロドロして大変なのかと思っていたけれど、このぐらいの年齢の人は、サバサバしていて、ユーモラスで、淡々としているんだなあと、不思議というか、おもしろかった。
理由らしい理由もないけれど、でも、もう嫌なんだっていう強い決心は、ちょっと気になる。どうしてそんなに別れたいのか、ずっと考えていたけれど、やっぱり女の人のほうが、御主人に気を遣ったり、相手に合わせたりして、家の中で気が張っているんじゃないかと思った。
男の人のほうが割りに好き勝手にして、奥さんを秘書とかお母さんとかお手伝いさんみたいに、甘えて扱っちゃうところがあったのかなと思う。
独身の弁護士さんは、今後、どんなふうに結婚を考えて、どんなふうに恋人とか奥さんに接していくのか、弁護士さんのストーリーを見たくなった。
まず、小津安二郎『東京物語』オマージュ作品の一つだということを、映画好きにはお知らせしたい。
”ペトリコール(雨の降り始めに地面から立ち上がる匂い)”の話から始まる、なかいい台本。
書き出しは小説の命なんて言われ、書き出しがいい本はまずハズレが無い。
しかし、あまりいい演奏ではないサティのジムノペディとジュ・トゥ・ヴー、音楽の意識はそれほど高くない。
やっぱり、その後の音楽は安い。
正方形サッシ窓の妹島和世コピーの、東○組の建て売りみたいなこましゃくれた家。
リアルと言えばリアル。
正直、後編の半分ぐらいまで見くびっていた。
脚本はいいのに、演出が二流なのだろう。
ところが、『東京物語』が引用された後の岡田将生のセリフにビックリした。
もはや演技派俳優のリリーと一回り半しているかのような堂々たる小林聡美は盤石として、岡田将生がとてもいい。
『東京物語』を観て感動したという彼に「これからあの夫婦みたいになるんですよ」と脇が甘いリリーに、岡田が返したのは「あなたがどこまでも責任を取る気が無いということがわかりました」という意外なもの。
「断言します。あなたは東京物語みたいな夫婦には絶対に絶対になれない!」
「夫婦はハッピーエンドから逆算して考えられるもんじゃない」
「独身の癖にわかった風な口を効くんじゃないよ」に対して「独身でもわかることがどうしてわからないんですか?」「あなたが都合のいい未来ばかり見ている時に今日子さんは・・・」
このシークエンスだけで満点を付けたい。
こんな弁護士いたら困るけどね。
私は暫く前に子育てを卒業したアラ還男。
男のエゴと女のエゴ、真逆な形だからこそ陰陽図のようにパチっと嵌め合わせられることも、真逆だからいいということも、どうしてもその気になれないことがあるということもわかる気がしていた。
身近な人々の熟年離婚についての意識もたくさん見聞きしてきた。
そもそも結婚という滅茶苦茶なシステム、離婚の実際もいろいろ知っており、母の離婚躊躇の話を複雑な思いで聞かされた。
現行法では、やはり女性の方が不利だ。
詳しく書きたいけれど、この場所じゃ迷惑になる。
「笠智衆になりたかった」というリリー。
そこに、ゲンズブールとジェーン・バーキンの”ジュテーム・モア・ノン・プリュ”が重なるのは悪くないけれど、このタイトルの意味は「愛してるわ。俺はそうでもないよ」という無造作紳士ゲンズブールらしい挑戦的なもので、いいけど、うーんちょっとここには違う、というものだった。
結婚するのが大変な時代、これから生命力や野心を持った魅力的な外国人がたくさん入ってきてこの国が変わるという時、贅沢というかちょっとだけ時代錯誤のものではあった。
よくテレ朝はジジババ迎合だ的なことが言われるけれど、若い人たちには悪いが、持っているからこそ失うものがあり、それともうまくつきあう術をそれぞれなりに習得している人たちに向いているように思う。
山田洋次からヴィム・ヴェンダースまで『東京物語』オマージュ作品を作っているけれど、これは家族というより夫婦という不思議な繋がりの達観に的を絞って斬り込んだいい脚本のドラマだった。
ただ、オリジナルが夫婦のみならず親子、子世代がまたそれぞれ作った家族の事情まで踏み込んでまとめ上げた作品だけに、『東京物語』直接引用となると些か弱く、また欧米の小津ファン映画人に観て貰うには精査が足りないとは思う。
それよりも、岡田将生は見直した。
美し過ぎて苦労するだろうけど、これから正念場という年齢、いろいろな作品にトライして貰いたい。
大人なあなたにはTVerの猶予内に視聴をお勧めしたい。
お金は無いよりあったほうがいいけど、贅沢な暮らし+愛情表現のない夫よりも、平均的な生活+愛情表現のできる夫のほうがいいに決まってます。
でも前者の場合、嫌気がさして離婚して生活苦になったら、愛情を貰えなくて無関心でもまだお金があったほうがマシだったという思うはず。
うちは平均的な生活をすこーし下回る生活+私にも子育てにも無関心な夫です。暴力とかもないです。でも日々の何気ない会話から労わりを感じないエキスが滲み出ててぽたーりぽたーりと蓄積してきました。なので離婚調停したとしてもこれ!という理由が言えません。なのでドラマにはすごく共感しました。
贅沢な暮らしではないけれど、今もし離婚したら、最初は精神的にはのびのびできるけど、病気でもして働けなくなったら、たちまち生活苦に。
あと上のほうの方も書いておられるけれど、孤独の問題。私よりずーっと年上のご近所さんが、子どもが手を離れた五十代のときはみんな離婚したがるんだけど、自分も女遊びする旦那とよっぽど別れようとも思ったし別居もしたけど、年寄りになった今となっては家の中に一人じゃないことが大事なんだとシミジミとおっしゃったのが心にあります。
なのでその言葉だけを信じて愛情の欠けた日々の夫の料理や弁当作り、洗濯をしておりますよ。
とてもさりげない感じですが、かなり深い内容のドラマだと思います。それにしても、リリー・フランキーとこばやしさとみのキャスティングは最強ですね。この2人でないと、だだのだらだらしたドラマになってしまいそう。
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