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前編は録画で、後編はリアルタイムで時間を空けずに連続視聴。通しの評価で満点です。
加害者と被害者の立場がどんどん入れ変わり、一旦見えてきたかに思えた真実がさらに裏返っていく展開は、併わせて2時間弱のドラマとしてはとてもスピーディでアクロバティック。ひとつの事件に対してSNSやネット記事に関わる人々の思惑や立場が複雑に絡み合う鵺のようなものであることを象徴していると感じました。声が世界中に響く無責任な噂話…人類はとんでもないものを手にしてしまったのですね。
ログやアカウントの解析からの犯人探しがデジタルである一方で、元新聞記者である主人公が関係者をアナログに訪ねていく部分は「dele」がちょっと思い出されました。どんでん返しのストーリーを短い時間にまとめやすい手法なのかも。
不運なおじさんの可笑しくも悲しい描き方は野木脚本の面目躍如。編集長が広告代理店に行ったときの「ダサいな。端から見ると」からの「本当に賢い人間は社会の崩壊なんか望まないんだよ」や、新聞記者の「こんなことやってっから誰も新聞を読まなくなるんだよ」等々、後半に向けて盛り上げる盛り上げる。その流れでおじさんの演説で感動させてまとめるかと思いきや、もう一波乱。ハッピーエンドにはしないけど、希望を感じさせる終り方は爽やかで好感が持てました。ただ、そんなに現実は甘くないと突っ込み甲斐も有って、このドラマをエンタメとして見るかどうかで好みが別れるところでしょうか。
終りのほうのセリフの幾つかはメッセージが剥き出しで、ちょっと暑苦しいなとも感じてしまったけど、それも含めて面白かったと思います。
やっぱ野木さん凄いわ。
ゼロからの50分でここまで濃密に描けるか。
取材力ハンパないと思うけど、
NHKはフォロー凄いらしいからね。
北川景子は正しい役が似合う。
光石無双、最高の誉め言葉ですね。リアリティーある好演でした。普通のオッサンに見える彼の立ち直れると言う言葉、ストンと響きました。杉本哲太さんも仕事の選び方が良いというか 良いなと思うドラマに出てると思います 北川さんも綺麗綺麗だけでないのですね 私、認識不足でした 後編は録画したので家族がはけてからゆっくりもう一度観ます
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