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教科書などでもよく見かける杉田玄白の肖像画。
これからは、ただ素通りではなく、この人の人生をいろいろ思ってしまいそう。そして必ず、前野良沢を一緒に思う。
いいドラマでした。
真田丸ファンなので、このドラマは発表されたときからすごく楽しみでした。
豪華キャストで90分はもったいなさすぎ!と思ったけど、観てみたら短い中に登場人物たちのキャラと奮闘ぶりがテンポよく展開され、もっと観ていたいという気持ちで終わったので間延びせず良かったのかなと。かえって何度も録画を見直せるいい長さでした。
日本人がオランダ語の医学書を仏蘭辞書しかない中で翻訳していくなんて気が遠くなる作業。
人ってあまりにも大変だと笑ってしまうこともあるので、シリアスとペーソスを上手く描いた三谷さんはさすがだなと思いました。
服部さんの音楽を期待していましたが、三谷さんの作品をよく担当されている荻野さんのピアノも緩急ついていて良かったです。藤原さんの尺八も印象的。後をひく旋律ですね。
また別のエピソードも観たいです。今度は徳川組も入れてほしい!
三谷さんは、相変わらず一人一人の人物を深く掘り下げて、いろいろな角度から描くのが上手い。
そのおかげで、この歴史上の人物はこぅいぅ人!と、固められた私のイメージを根底から覆してくれ、その人物に時代に興味を持たせてくれる。
次は、どの風雲児に焦点を当てて描いてくれるのかが、楽しみです。
元日早々から「いいもの」を見せてもらいました。解体新書の出版に向けて、より完成度の高いものを目指そうとする翻訳係の前野良沢と、早く世に知らしめたい執筆係の杉田玄白との想いの違いが綿密に描写されていました。でも医学の発展という2人の想いは同じところにあり、年老いてからの2人の抱擁シーンにはじ~んときてしまいました。
平賀源内と田沼意次もいい絡み方をしていました。
今年の三谷作品1本目、秀作でした。
録画したものを何度も見ています。
ユーモラスなやり取りも好きですが、娘さんの亡くなったところ、良沢の不器用さがすごく際立って、何度見ても目頭が熱くなります。
以前、母親を亡くした人で、あまりに悲しくて、死に顔を見られず、見ないまま荼毘に付したという方の話を聞いたことがあります。
良沢さんは、娘さんの亡くなったお顔を直視できなかったのだと思います。笛を吹いて懸命に心を鎮めようとする良沢さん。涙を静かに流す姿が哀しい父親の心を映していました。
ここまでしたのに「解体新書」に、お名前が載らなかったこと、自分のことのように残念に思い、家族の方々に心から共感しました。
楽しく味のある会話、おもわず笑ってしまう愉快なシーンも好きですが、心に残る深みのあるシーンも印象的で、見る度に再発見のあるドラマです。
文系、理系に関わらず、専門書の日本語訳の充実ぶりは、大変なものだと思う。原語で読めば三週間以上かかるところ、3、4日で読める場合もある。
ノーベル賞を受賞された方の一人が、「僕は英語、できないから」と堂々と仰っていた。もちろん謙遜もあると思うが、高校生の頃から、基本的な概念を日本語でしっかり理解しながら読め、基本的な基礎文献が日本語で手に入ることは素晴らしい。地道な基礎研究をコツコツと行い、人知れず貢献し、ひっそりと歴史の中に埋もれている、こういう先人の熱意には、やはり素直に感動する。
西洋の学問を輸入するため、翻訳に当時の人が非常に苦労した話は聞いたことがありましたが、ジョン万次郎みたいな人がいて、助けてもらったのかと思っていました。ここまで地道な苦労があったとは。
母語であらゆる学問分野の概念を直接、学べることの利益は大変なものです。このドラマを見て、功名心のためでなく、病人や、正確な知識を必要とした医師達のため、日夜、翻訳の苦労をされた人々のご苦労に感謝したいと思いました。
翻訳という地味な作業がドラマになるのかどうか、簡単ではなかったと思いますが、一つ一つの作業の苦労をテンポよく見せ、絵師や版元などの協力者といった脇の人達もいて、大変興味深く見ることができました。
平賀源内を調べたくなった。と書いた者です。
まだ調べていないのですが、早速、教えてくださって、ありがとうございます。
あんな極楽トンボみたいに飄々としていたのに、悲惨な最期かもしれないのですね。
「平清盛」の悪左府。見ている時は、「わ〜、こいつ悪い奴」と思っていたのに、最期は哀れで、「お父さん!門を開けてあげて」
「真田丸」キャストをここまで出してくれたら、時代は全く違っていても、本当にスピンオフに見えますね。
おもしろい。
日本の医術のためという同じ志なのに、マネジメントと言語のこだわりという別々の道にすれ違っていく玄白と良沢の葛藤が切なかった。
コミカルなテイストの中にも緊張感と感動があり、真田丸と同様に、三谷氏の登場人物一人ひとりへの興味と愛情が感じられる作品だった。
他にも原作にはたくさんエピソードがあると思うので、ぜひシリーズ化希望です。
一年前と同じように早めにご飯を済ませテレビの前に正座してみました。この感覚久しぶり~。一年前のドキドキワクワクが戻ってきた!本当に良質のドラマをごちそうさまでした。いいお正月になりました。真田丸チームが作ると、なぜこんなに歴史が面白くなるのでしょうか?解体新書が、歴史を動かず重要な役割を担っていたとは今まで思い至りませんでした。眼から鱗です。
本当は真面目な、感動する話なのに、「真田丸」メンバーが出るたびに、「あ、出た」「あそこにいた」なんて、ニヤニヤしてしまいました。
「ウオーリーをさがせ」感覚。
モリチーとか、北条の殿とか、もうとりあえず出した感(笑)
ラストはうるっとしましたが。
録画したので、2回目は、じっくり内容を味わいます。
いいお年玉もらったな〜。
お笑い芸人のバカ騒ぎ番組は正月からウンザリで観たくないので、風雲児蘭学革命編を観ました。正月早々得した気分になりました。真田丸と既視感のあるキャスティングなど硬いことを抜きにして面白くてためになり歴史の勉強になるドラマでした。世の中の為なら名を残さずとも好いと潔い前野良沢に感動しました。
面白かったです。それぞれの思いに人物像。
キャラ分けが判り易く、また共感出来る。
共感出来るからこそ、玄白の思いも良沢の思いも良く判る。
だからこそ泣けた。
たった90分の作品には思えなかった程に。
やっぱり真田丸の関係者の方々は良いものを作られる。
良沢さん、いい仕事してますねえ。
神経って、普通に使う言葉だけど、考えだしたのねえ。
あと、「襖や畳も誰かが・・・」の言葉にハッとしました。
普段なんとなく使ってる言葉も誰かが考え出したのだろうけど、ほとんど誰も名前なんて残ってない。
時代は名も無き人たちの積み重ねで作られているっていう三谷さんのメッセージ、しっかり伝わってきました。
三谷さんは、わかりやすくて面白いから好きです。
とてもいいドラマでした。全くわからない言葉を読み解いていく苦労がどれだけのものだったのか、ユーモアを交えながらすごくよく描かれていたと思います。名前を残そうと残すまいと、自分の進むべき道をひたすらに命を削りながら仕事をして来た人びとの姿、とても感動的でした。解体新書の発行がもたらした影響は自分が考えていたよりもずっと凄いことだったんだなと、勉強になりました。真田丸もそうだったけど、やっぱり歴史をガッツリと描いたドラマは面白い!このドラマ是非シリーズ化してほしいです。NHKさんだからこそ、良質のドラマが作れるんです。キャストはもちろん全部真田丸メンバーで!
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