3.47
5 15件
4 7件
3 4件
2 5件
1 7件
合計 38
読み ふじふぁみりー
放送局 NHK
クール 2016年1月期
期間 2016-01-02 ~ 2016-01-02
時間帯 土曜日 21:00
出演
富士山のふもとにある小さなコンビニ『富士ファミリー』には近所で評判の美人三姉妹がいた。長女の鷹子(薬師丸ひろ子)は、一家の大黒柱。自由奔放な次女・ナスミ(小泉今日子)は、東京から夫の日出男(吉岡秀隆)を連れて帰るとすぐに、病気で亡くなってしまう。...全て表示
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名前無し

この放送があると知った11月からずっと楽しみに待っていたけど、面白くなかった。
もっと言えば、放送前に番宣の木皿泉夫妻のインタビュー見た時からいやな予感がした。
「家族なんて、みんなが家族を演じているようなもの。だから他人同士の家族もアリ」みたいなこと言ってて、ちょっと意味がわからなかった。
ごくごく普通の家族は別に家族を「演じて」はいないと思うし、妙な屁理屈にしか聞こえない。
蕎麦屋の自称ドラキュラ男も結局なんだったのか意味不明、マツコロイドに至っては・・・。
最後らへんで日出男・ばあちゃん・バイトの子・まさおさんが口を揃えて「ここにいていいのかな」みたいなセリフ吐いてたけど、どれも説得力がなさ過ぎて全く心に響かず。
日出男→ナスミとの子供がいたわけでもないのに、嫁の死後7年も義実家に寄生。
    若い恋人とデキ再婚後も住み続けるとか「ここにいていい」わけない。
ばあちゃん→先代が拾ってきた何者かを匂わせてたけど、結局は父親の姉で「叔母」なんだし、
      ずっと同居してるんだから何を今更。
バイトの子→最初から店番兼ばあちゃんの世話で食住タダの住み込みで雇われたんだから
      ここにいていいに決まってる。ダメなら雇った意味がない。
まさおさん→全財産はたいて結婚のために買ったマンションなんだから言わずもがな。

何が言いたいドラマなのかよくわからないまま終わった。
一番わからなかったのが長女の結婚。他人同士でもアリなら、最初からまさおさんを家に受け入れれば20年も待たせることもなかった。実際亡くなった次女の亭主が住んでいるんだから何の問題もなかろう。新たな住まいが確保されて結婚を決断できたなら、まるで長女は家を出たかったかのようだし、最後だけ家族で寝正月を見せられても違和感しかない。
妊娠中の「究極の垢の他人」である日出男の恋人だけ初詣に誘ってもらえないとか、結局は他人がダメな人もいると言っているようなもの。ナスミの残したメモも、そもそも何を思ってメモしたかが描かれておらず、こじつけにしかなっていなかった。あ~残念。

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名前無し

小説なら読後感よし!というところ。テレビなら視聴感よし!と言うのかな。
まず美しい富士山をこれでもかと堪能しました~。お正月らしくありがたいことです。
富士山を毎日みてたってみてなくたって同じというようなことをミムラがドラキュラに言っていましたが、やっぱり人生観、変わりそうなんですけど。あんなでっかい富士山を眺めて暮らす方たちがいるんですよね。全くもって羨ましいです。

心に残るセリフも数々ありました。「大丈夫じゃないときは大丈夫じゃないと言う、これがウチのルール」。家でも外でも大丈夫じゃないと言える関係って希少。私自身が大丈夫じゃなくても大丈夫と言ってしまうタイプなので、グサッと来ました。
あと「私は居ていいのか」に「だってもう居るじゃない」も印象的。自分自身をありのままに受け入れることの難しさを言っているようにも聞こえました。

なんでしょう。ファンタジーと現実の厳しさ、両者の微妙なラインの上を渡っていくような不思議な木皿泉さんの脚本、面白かったです。ずっと家族を守ってきた長女が家から巣立つことが出来て本当によかった。そして、これから家族を守り待っていてくれるのは、幽霊の次女。うーん、何とも素敵に味わい深い。

それぞれが受け取ったバラバラなメモの文面、その脈絡がだんだん明かされていく、こういう遊びも楽しいです(ばぁちゃんのストローには相当笑った)

実は、薬師丸さんと小泉さんの姉妹役という事前情報以外なにもなく観ました。おかげで、マツコロイドが落ちていたのには新鮮にビックリ。久々に暗くない吉岡秀隆さんの演技もみられ、贅沢感満載のお正月ドラマでした。

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名前無し

失敗作だと思う。
なんというか、演出が苦手だった。演出はあまちゃんの吉田照幸氏なのだが、あまちゃんの成功はひとえにクドカンの成せる技だったんだなぁとつくづく思った。木皿という人の作品はやっぱり猫が好きしかしらないが、脚本のせいじゃない。現場パワーでものが言えなかったんじゃない? 現場では吉田氏のほうがずっと上だ。NHKだしね。吉田氏はわかっていない。

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名前無し

良かった。途中から見たからあの紙切れ何?って最初わからな
かったのが、録画してたの最初から見て納得。
ナスミ、はすっぱで跳ねっかえりの感じが小泉今日子にあって
た。頑張ってるしっかり者の大きい姉ちゃんが可哀想っていう
はいりばあちゃんも良かった。それを聞いて泣いちゃってる自
分を更年期っていう薬師丸ひろ子秀逸。

死んだ者が望むのは生きている者の幸福である、誰が言ったん
だっけ?ナスミが愛した人たちに遺した想いはまさしくそれで
あったに違いない。
そして今そこにいることの肯定が晴々として清々しい。
少々上手くいきすぎではあるけれど、そんな夢をみたいし信じ
たい。生きることへの肯定、幸福であれという想いがあるドラ
マだったと思う。

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