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良いドラマだと思います。
ほのぼのとしてしみじみしてます。
取引先との約束を守った松吉、えらいなと思ってたけどそれは自分の誇りを守るための行為。商人はのれんを守ってこそと諭す旦那さんの言葉になるほどと思いました。
旦那さんも番頭さんもホンマにお店のことよう考えてはる。
これぞ商人!旦那さんは旦那さんらしく、番頭さんは番頭さんらしい、ええお店だす。
こうやって松吉も少しずつ商人として鍛えられていくんやろな。
松吉に反感を持ってる手代さんの思う所も納得できるし、丁寧に作られていると思います。
主人に逆らえず産地偽装(江戸時代からあったなんて!)をしていた料理人がプライドを取り戻して自分のお店を持つくだりも良かったです。
最後始末の紙がくっちゃくちゃになって放ってあったトコ、落語のオチみたいで笑えた!
今までもウルッときてましたが、今回はウルウルになってしまいました。
父を殺した敵の武士が憎いはずなのに「自分は何者なのか」という思いを抱いて生きてきたと聞き、自分と同じだったことに驚き、様々な複雑な思いを抱いて泣く松吉が可哀想だった。
真帆の義母が死んだ時、真帆が「嫌や」と何回も言う姿に胸が締め付けられた。
松吉のことも遠慮してたんじゃなくて、本当にこのお母さんのことを慕っていたんだなあと。
思えば、松吉が武士を捨てきれなかった年月、真帆も親子の真似事から一歩下がることができない年月を送っていたような。
次回は、いよいよ二人が新しい一歩を踏み出すみたい。
楽しみです。
原作未読なので先入観なくドラマの世界に浸れます。
今日も梅吉がいい味出してたなぁ。ほんと、好きです。
音楽もキャストもテンちゃんのナレもいい。テンちゃん可愛いなぁ。
不義理を申し訳なく思いつつ、どうしても完成した糸寒天を食べてもらいたくて戻った松吉に「おかえり」と言った津川さんの一言とそれを見守る塩見さんの表情で泣けました。
今日は梅吉がよかったなぁ。本当にいい人。
松吉が寒天づくりに集中するために、養子に迎えたいというありがたい話も先延ばしにして井川屋立て直しの為に頑張って働く。いつも笑顔で人のことを考えて、実に気立てがいい。
それなのになかなか思うような寒天ができなくて弱音を吐き、努力を投げ出す松吉。みんながあんなに応援してくれたのに。梅吉が思わす感情をぶつけるのも当然だよね。そして再度の大火を経て、今度こそと再度挑戦を決心する松吉に旦那はんは井川屋の敷居をまたがせないと厳しい言葉を投げるけど、これも発破をかけるための思いやりなんだよね。
みんないい人ばかりで毎回泣かされます。
このドラマは江戸時代の浪速の商人の心得や、心理、優しさ等が良く表現されていてなかなか面白い。扱う商材の品質に対するこだわり、信用第一の商人道は現在にも受けつがれているはずだ。「ごちそうさん」でもそうだったが、関東圏から見た大阪のやたらうるさいお笑い芸人の街のイメージが、随分良い方に変わった気がする。
芦田愛菜の妙に切れの良い演技は余り好きではなかったが、この真穂に関しては合っていて、それがうまく大人になった真帆に受け継がれていていい感じだ。幼心に好意を持っていた年の離れた松吉に再会しても、火傷の跡が気になって素直に昔には戻れない二人のもどかしさが手に取るようにわかり、周りの主人や番頭を始めとした温かい人達の優しさと共に全体に流れている雰囲気が心地よい。とは言え、この時代も大火や商売敵等の厳しい環境があり、そこで必死に生きている当時の人々の生き様は勇気づけられる。
時代劇は~でなければならない という事は無いと思います
勧善懲悪モノが観たい人もいれば
派手な殺陣でスカッとしたい人
今作のような町人達の人情モノも私は好きです
暖かいお店の人達の中で
覚悟が足りなかった主人公が成長していく様子は
切なさや優しさが心に沁みて とても良い」ドラマだと思います
ホンマにええお店やなあ。
自分に楯ついた丁稚を走り回って探す番頭さん、番頭さんの辛い過去を話してやることで松吉に番頭さんの厳しい態度の意味を知らせてやる主人、何かと手助けしてくれる丁稚仲間、いつも慈愛の微笑みで見守ってくれてるお里さん。
いつまでも甘さの抜けない松吉を周りが温かく見守ってくれている。
5年たって今度は大事な仕入れ先を無くした井川屋。
旦那さんが三人で心中してほしいと言った時に「三人なんて嫌や、番頭さんは三間先で首くくって」って言うとこなんか暗くなりがちな所を笑いでしのぐ感じがいかにも大阪商人らしくてええな、と思った。
そのあとに番頭さんが必死で貯めた一貫出してきたトコなんかは、もう人情ものの醍醐味みたいなもんで、美濃志摩屋さんに半分渡すなんてさすがやね。
板尾創路はええ役者さんやと思います。
松葉屋さん、旦那さんもお嬢さんも日本人離れした顔立ちでいいキャスティングですね(笑)
「生きててよかったなあ」という板尾さんの台詞にジーンときました。
阪神淡路の震災で友人を亡くしました。
また、何年も経ってから、結局生活や人生を再建できず自ら・・・という知人もいます。
皆、良い人たちばかりでした。
いつのまにか「自分なんかが無傷で生き残ってよかったのだろうか」という疑問が生まれていました。
そこにこの「生きててよかったなあ」という言葉は、思いがけず心に染みました。
ああ、自分は生きてて良かったんだ、と。
とても嬉しい言葉でした。
今の大河より遥かにいいですね。このドラマ、時代劇通の間でもかなり評価高いですよ。
考証も充実していますし、演者の高い技量と脚本の表現の豊かさがしっかり噛み合っている。空転がない。
ただ視聴者はふるいにかけられるとは思います。
この奥行きと面白味が理解できないと、本当に退屈してしまいますよ。逆にそれくらい妥協を許さず丁寧に作り込まれている。地味だが近年にない傑作。
かなり良い。冒頭から引き込まれた。この時間帯のNHK時代劇は駄作続きだったが、本当に久しぶりの珠玉の傑作の予感。やはり津川雅彦さん秀逸。風間俊介君は意外に時代劇向きかもしれない。林君は若手の中では抜きん出た表現力がある。主役抜擢も頷けた。
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