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本木雅弘の熱演に笑い泣き。
COVID-19禍で大いに共感できる内容が満載。
顔が近づく場面で「感染するよ危ないよ」とヒヤヒヤしたり
「あ、ドラマだった」と思ったり
「いや、コロナ禍に撮影してるんだった」と思ったり
忙しい感情。
感染症対策に関しては主人公の男が言っていることがまったく正しく、
女中の石の行動は正しくなかったのに、
石以外が流行感冒になるという皮肉。
ラストはお互いの気持ちが通いあってよかった。
夫婦で「石をクビにしていたら私は一生石を悪い女中だと思っただろうし、石も私を嫌な主人だと一生恨んだだろう」といった話をするが、そもそも石をクビにしていたら、主人公は生きていなかったかもしれないので、そういう会話があってもよかったのでは。
芝居のくだりの前に石の結婚話があり、その際の
「自分の心に正直に生きたほうがいい」という主人公の言葉が
騒動のキーになってたというのが面白い。
主人の言葉をきちんと実践したが故の騒動だったというわけだ。
現在のCOVID-19禍でのあるあるが満載なのが面白い。
インフルエンザへの適切な対応が常識となるように
現在の状況も未来へと伝え続けていかないといけない。
100年前のスペイン風邪の大流行時の様子と、現在の私たちのそれとが、ほとんど同じだったことに驚きが。
どれだけ科学技術が発達しても、「未知なる物への恐怖心」てのは変わらないんだなと再認識した気分。
温故知新じゃないけど、まだまだ学べる部分はあるんだろうな。
それにしても石に持ちかけられた結婚相手が彼女で8人目(バツ7)って、どんな男だ?
凝った美術、演出と出演俳優女優の演技が見せ場ですね。脚本はなんてことない話ですが。
古川琴音さんがいいですね。来週の民放の菅田将暉さんとの共演ドラマ「コントが始まる」も楽しみです。
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