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BL BL と、ネットでもちきりのようだったので、どんなものかと録画を視聴。
前半部分は、そんな感じには見えなかった。
ただ、後半になると、そういうこと?と思わせる言葉が、永山瑛太演じる大典の台詞の中にチラホラと。
まぁ、そうした目線で見れば、そう見えるのかもしれないと思いながらも、個人的には、あの二人はソウルメイトのような関係なのでは?というのが私的な解釈。
それに、BLというには、二人とも歳がいきすぎているし、BLというよりは衆道?みたいな感じのような気も。
ただ、視聴後、色々と史実を調べていたら、あの時代、僧侶には女犯というものがあり、女性との関係を禁じられており、それ故に、男性との関係を持つことが割と一般的だったようだし、明治以降、段々と衆道は廃れてきたけど、現代のような偏見はなかった時代だったかもしれない。
また、ドラマの序盤、若沖が女に興味なく過ごしているという台詞もあり、若沖は、元々ゲイだった可能性も?
それと、若沖にとって、大典はパトロンのような存在でもあり、芸術家がパトロンと深い関係になるというのは、古今東西よくあることなので、そう考えると、すんなり納得がいくような気もする。
もっとも、詳細までは分からないけど、ドラマで描かれていた船旅のあとの時代、大典と若沖は仲違いしたとか、大典には、若沖だけでなく、もう一人引き立てていた人がいた人がいたらしく、そのもう一人の方が、若沖が大典のお寺から去ったあともお寺に在籍?していたというようなことが書かれていたネット記事もあって、史実はもう少し複雑だったのかもしれない。
と、そろそろ話をドラマの感想に戻すことにする。
ただ、一番良かったのはドラマよりも、その後の若沖紀行。
石橋蓮司さんの語りが圧倒的だった。
蓮司さんは、元々、とても好きな俳優さんだけど、(何か、男の色気がある!)
面白おかしく、でも流石の語り口で、すっかり話に引き込まれた。
どうかすると、ドラマ中の演技より良かったかもしれない。(大変失礼だけど。勿論、演技も良かったけど。)
蓮司さんの、ああした「役としての"語り"、ナレーション」は、あまりドラマで聞く機会がないような気がするけれど、本当に上手い!
役者としての蓮司さんが、どんな役も演技も、見ている此方に感情移入させてしまうのはよ〜く知ってるけど、あんな語りなら、1日中、ず〜っと聞いていたくなる。
それに、ドラマだと、出突っ張りにはならないけど、語りならず〜っと出突っ張り!
是非、語りのお仕事も沢山入れて欲しいな。
永山瑛太さんは、坊主頭とメイクのせいもあるのか、何だかとても顔がツヤツヤしていた。笑
中村七之助さんは、さすが女形というか、瑛太さんと並ぶと端正な顔立ちと撫で肩の美しさが際立つし、絵筆を握っている時の目の表情がとても良かった。
ただ、残念だったのは、時間的な尺の問題もあるのか、他の役者さんの見せ場があまり無く、描き切れてなかったこと。
瑛太さん、七之助さん・・・どうにか石橋蓮司さんまで位は、それなりに見せ場もあったけど、他の役者さんが勿体無い。
門脇麦さんなんか、1シーンで終ってしまった。
連ドラの全〇話位にして、もう少し、脇の方々も描いた方が、物語に深みが出たのではないだろうか。
大典と若沖の二人の関係を描きたかったのかもしれないけど、その時代の美術シーンにあまり詳しくない者としては、若沖だけでなく、あとの二人の画風や作品も紹介しながら、また、蓮司さんが演じた方は、当時の芸術家の間ではサロン的役割を果たしていたらしいので(←ネット記事より)、そうしたところに出入りされていた方々も含め、当時の美術シーンも描いた方が、その方面に全く詳しくない私も、色々と楽しめたような気がする。
若冲が時代劇でやって貰えるなんて凄い!
楽しみにしてました!
若冲の あの絵の素晴らしさを未だ知らない人も
いますよね!
中村七之助さん ぴったりですね! いい!
後は嵐の大野智さんが以前 とても好きな絵師
伊藤若冲の事語っていた事思い出します。
あの時から 伊藤若冲の素晴らしさを知りました。
大野智さんが 伊藤若冲役やれたら きっと
興奮したでしょうね!
今はきっと中村七之助さんの若冲見て興奮しているでしょうね!
動植綵絵は本当に素晴らしいですね。
臨済宗 曹洞宗 どちらも禅宗
禅宗は本当に深いですね、大典と若冲の人間関係も
深い!
石橋蓮司さん 最高でした!
録画が溜まっていたのでようやく視聴。
謎に満ちた若冲の知られざる経歴ってとこなんだけど、目新しさはないなぁ。
優れた絵画作品に欠かせないものはエモーション(感動)。
絵とは、どれだけ本物そっくりに描けたかを競う競技ではない。
デッサン力や遠近法等のテクニック、モチーフ(対象物)の良し悪し、構図、絵のサイズ、有名画家と言う肩書きで決まるものでもない。
要は、なぜその絵を描きたかったのか、その絵でなくてはならない理由が見る側に伝わってこそ初めて価値があると言える。
三年間にも及ぶ模写生活の中から、自分の突き進むべき道(鶏や虫、名も無き花たちが、ただ生きているだけの喜びを単に写し取るだけ)を見つける過程ぐらいかな、見所は。
話題に上っていたBLの要素は感じられなかった。才能に惚れて、見返りなど求めない男の友情ってとこかな。
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