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4 | 0件 | ||
3 | 0件 | ||
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合計 | 3件 |
読み | だいぶつかいげん | |
放送局 | NHK BSプレミアム | |
クール | 2020年7月期 | |
期間 | 2020-09-05 ~ 2020-09-12 | |
時間帯 | 土曜日 21:00 |
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追記。大河ドラマ「麒麟がくる」のレビューにも投稿したんですが、本作と麒麟は実によく似ています。さながら本作は麒麟のミニチュア版。池端俊作氏は構成力が弱く、人物描写が浅く、権謀術数が書けない。
本作の場合、タイトルからして、大仏建立のエピソードに絞り、開眼供養会がクライマックスでよかったのではないか。
吉備真備と藤原仲麻呂の半生と政治劇を描きたいのなら、本作では尺が全然足りません。
肝心の建設途中の様子はほとんどすっ飛ばすし、政変やら謀略やら盛り込んでいるけどどれも平板で、話が散漫になっています。
歴史の本や教科書を表面的になぞってドラマ化した感じなのはそのためかと。次に述べる人物像の浅さについても同じ。
大仏建立に絞っていれば、聖武天皇は本作のように無力で無分別の人物ではなく、遷都を繰り返した意図など詳しく描けたはずなんです。
光明皇后や仲麻呂のキャラについても、本作ほど単純でも悪人でもなかったと思う。
真備(吉岡秀隆)と光秀(長谷川博己)はキャラクターがそっくりです。
ただし戦国武将が平和を唱えるより、当代随一の知識人で朝廷の中枢にいる官僚・真備が「武力に頼らず律令に基づいて国民が安寧に暮らせる国家を作る」と理想を述べる方が説得力がある。
天皇襲撃事件や親王毒殺事件はセキュリティの甘さやら何やらで、安っぽくなりました。これは麒麟でも繰り返されています。
NHKオンデマンドで見ました。
大仏開眼というからには、大仏を建立する過程(資金・材料集めや建造技術について等々)を丁寧に描くのだろうと思っていました。
が、大仏はたいした描写もなく後編の中ほどで出来上がっていました。
前編であれほど民百姓の困窮に言及しておきながら、後編ではその民百姓がいつのまにやら大仏建立に積極的に参加していた。
当時の庶民が大仏および仏教をどのように考えていたかなどの説明はなし。
後編がかなりの駆け足で、史実の端折り具合が激しく、大仏建立も意味が薄くなり、その背後にあった朝廷内の政争に関する話ばかりとなりました。
教科書の記述を通り一遍になぞってドラマ化したような薄さでした。
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