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玉木さんの演技が最高だった!優柔不断だけどどこか憎めない、情けないけど愛さずにはいられない男性の感じが本当によく出ていたと思う。私も昔大人しい夫を責め立てて自分の思い通りにしていた鬼畜なるものを思い出し反省しました。
クリスマスイブにこういう悲惨なのもいいなと思いながら観てた。
まず、常盤貴子さんの表情に鬼気迫るものがあって、とても美しかった。最悪の鬼みたいに描かれているが、普通に考えて一番の被害者だと思う。夫に裏切られて愛人に罵られて、ほんと気の毒。
しかも愛人子供残していなくなるし、本妻にとっては地獄だろ。本妻をずさんに扱い過ぎ。
警察の捜査も感情的(主観的)になり過ぎていて、そんなんだと色々見落とすんじゃないかなと思った。
子供置いてった愛人も愛人の分際ででかい顔してて胸糞悪いし、男(役玉木)が一番最悪。一番最悪な奴にいちいち良心の呵責を挟んでくるから被害者ヅラしてる感じが凄くして、めちゃくちゃ腹立つ存在だった。
あと子役の演技、一番下の二歳児を演じている子の演技が素晴らしく上手だった。本気で泣いてたのかな。
上の子達はなんつうか、台詞が単語ばかりで良かったねとしか言いようがない。逆にミステリーな演技だった。
玉木さんも役に合ってはいなかった、どんな演技していてもなんというか、究極に追い詰められている感じがしない。せいぜいトイレ我慢してるのかなと思う程度。
松本清張のしかも『鬼畜』をクリスマスイブにやるってとこが鬼畜だと思う。
ビート武版の方が全然よかった 子供たちのシーンが削られ、刑事の登場が増えたことになんの意味があったのか?放送コードの問題なのかもしれないけど、見せ方が明らかに下手くそ。リメイクした意味がわからない。
やはり、というか玉木さんにはどう転んでもこの貧乏くさい男には見えない。もう話し方も変わらないだろうし。
制作の詰めの甘さ。
上部だけのセット、衣装。全て小綺麗でしたね。貧乏には到底見えませんでした。
服も地味にしてるだけでヨレヨレ感や汚れ・汗臭さが感じられない。皆さん真新しい綺麗な衣装。
ストーリーは警察が関与しすぎていて
子供達はどうなるだろうかというハラハラ感が薄れ、そこはかとない恐怖が薄れてしまったのが残念。
ビートたけしと黒木瞳の鬼畜には及ばなかったです。
最近のドラマではあまりみられない人間ドラマ期待します。
映画版で緒形拳が役受けるのを躊躇し迷ったという今作
俳優仲間から「俳優なら誰もがやってみたい役と・・・」
という言葉で出演。この作品で緒形さんは数々の映画賞受賞。
非常に難役ということもあるが、好感度意識している役者は
やらないだろう。高みを目指す役者なら絶対やりたい役だと思う。
正直、玉木さんの作品はあまり観たことないが、この難役を
どう見せてくれるのか期待してます。
常盤貴子さんは映画で「鬼気迫る美しさ」を表現されていたので
この役でどう変貌していくのか?表情豊で役幅が広い女優として
定評があるのでどんな表情をみせてくれるのか期待が膨らむます。
木村多江さんも演技巧い女優で定評があります。大好きな女優さんで同年代の女優のぶつかり合いもすごく楽しみで仕方ないです。
わきの役者さんも味、渋みがある巧い役者さんが固めているので
安心してみられます。
見る視聴者によっていろんな捉え方ができる作品だと思うし、
人間のもろさ愚かさ、そして親子愛自分はどう感じるか?
いろんな意味でいまからわくわくして放送を楽しみに待ってます。
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