5 | 12件 | ||
4 | 18件 | ||
3 | 17件 | ||
2 | 11件 | ||
1 | 58件 | ||
合計 | 116件 |
投票数が同じ場合は新しい順です。
レビューの時間をクリックすると、そのレビューの書き込まれている位置に移動します。
私的にはアガサクリスティーの原作自体が好きではないです。
裁判の様に陪審員に見立てて被害者を全員で有罪として処刑したことを正当化しているがその陪審員に見立てた全員が一方の関係者(剛力家の関係者)ばかりだし恣意的な結果しか出ないのは当たり前なんで面白くも正当性も感じられなかった。
何より正当な裁判では無罪なんだからこんな手の込んだ理屈をこねて事件を仕組まずにただの敵討ちとして描写してくれたほうが自分的にはしっくりくる話だった。
まず最初に、偉そうな上目目線での書きぶりにはご容赦・・・
今でもチャンチャラしてるフジテレビは好きではないが、このドラマは近年稀にみる名作だった。驚いた。観て損はなかった。観ていない人には是非お勧めしたい。
ただ、最後はあまりおちゃらけずに、原作に忠実のほうがよかったのではないかと僕個人としては思う。
高校生の時に寝るのも忘れて読み終わった後の「オリエント急行殺人事件の」あの感動は今でも忘れない。世界が変わるほどの感動だった・・・。映画も本当によかった。ショーンコネリーのアーバスノット大佐や、あの名作「カサブランカ」で絶世の美女だったイングリッド・バーグマンが、美からは程遠いほどの地味な役に徹したにも関わらず、アカデミー賞を受賞したほどの名作だった。
それをドラマ化すると番宣で見たときに、もし「銭の戦争」や「学校のカイダン」みたいな腐ったようなドラマにしていたとしたら、ここで散々なことを書こうと思っていたが、それは書かずに済んだ。今回はいい意味で見事に裏切られた。
第2話の内容は、原作にも書かれていないオリジナルな内容がほとんどで、よくもここまでふくらませてくれたものだと心から称賛する。クリスティファンから観ても素晴らしかったと、心から賛辞を送りたい。言っては悪いが、「清州会議」をはるかに超える秀逸さだった。
演者も見事だった。(いくつか書きたいこともあるが、重箱の隅はつつかない。良かった)
最後に、若い方に、この原作もさることながら、アガサ・クリスティーの「検察側の証人」と「パーカー・パインの事件簿」もまた、機会があったらぜひお読みになっていただきたい、と書いておきたい。これから何十年か先、人生が終わるときに、ああ読んでおいてよかったと心から思ってもらえる名作であるということは、老婆心ながら心から保証する。
重ね重ね、偉そうな上目目線での書きぶりには、平にご容赦。
中途半端に面白さを加えたつもりかもしれないが、しらけてしまった。杏の役はかのジャクリーン・ビセットだよね。もっと気高さと色気と抱えこんだ苦しみがにじみ出てしかるべき役だよ。配役に失敗してるとしかいいようが無い。アンソニー・パーキンスの二宮さんといい、酷かった。
成功したのは玉木と沢村だけ。女優役の寺島さんは1話はもっと嫌なおぼさんの演技が必要だった。
そして、オリジナルと言い切るのならば、逆のエンディングにするくらいのチャレンジも見たかった。
全部見たけど、二宮と杏がミスキャスト。二宮いつも首を振る芝居がわざとらしいし、杏は軽すぎ。もっとおぞましいほどの悲しさを演出で出さなきゃ成立しない。三谷の「フジ○○周年記念ドラマ」としたら、5年前の「我が家の歴史」の方がオリジナルでコミカルで断然良かった。もし5年後もあるのならオリジナルで願いたい。
仕方ないけど日本が舞台だと「豪華列車感」や「重厚感」が薄れますねえ。
国籍がバラバラじゃないしね。
原作では言語が違う事による表現の違いもヒントになったりして
面白いんですが。
エルキュール・ポアロのエルキュール=ヘラクレスだから
日本だとヤマトタケルを持って来て、そんで勝呂さんの名前が
武尊なのかしら・・・?とか、ハバード夫人が羽鳥夫人なのね、
とかちょこちょこ面白かったんだけど・・・。
やはりあの喋り方がねえ。熊倉さんだからデビット・スーシェに
ピッタリだったんだけど。あの喋り方まで似せる必要あったかしら。
似せてたとして、だけど(笑)。
原作通りっちゃ通りでしたけど、クリスティファンからするとがっかりだったかな。
明日の方が楽しみです。
二宮くんの演技はもう限界に来ているような感じです、昔と変わっていませんとても残念。これからは好きなことしかしない香取くんのような役者になると思います。
やっと録画観ました。でもう~ん…
原作だとあの12人は車掌以外は自発的に集まった感じだったし車掌も二つ返事で参加したと思うんですよね。それを今回はドラマを膨らませるためか仲間を集めていく感じがすごく嫌でした。みんなそれぞれ人生があるのだから身内だけで刺し違える覚悟でやってくださいって感じ。乗り気でない人を説得してまでって…料理人や秘書もたぶんいずれは事件のことは忘れていったと思うし、家庭教師と大佐も復讐を計画しなければ再会することもなく大佐の家庭も壊れることもなかったのでは。原作ではそんなに深く描いてないことをドラマで変にやろうとした結果誘拐事件の被害者の方がすごい嫌なやつって感じになったと思います。
あとみんなが言ってるように杏ちゃんのキャラクター設定は(杏ちゃんがではなく)最悪だったし、松嶋さんと二宮さんはあんまり演技が上手く見えなかった中、西田さんだけは悲しみを身にまとう素晴らしい芝居だったと思います。
やっと見ましたが、三谷作品としてはハードなヒッチコック風を期待していたが、残念でした。
やっぱり映画と対比してしまう。秘書は背の高い何を考えてるのかわからない朴訥なイケメンが良かったのに、二宮くんでは変な子どもにしか見えなかった。
全体的に名門の家庭独特の高貴さが足りなかった。
一夜、二夜とも楽しめました。杏ちゃん軽すぎだったな~。
車掌である西田さんの苦悩と決意、二宮君の心の葛藤の演技は凄く良かったし心動かされました。やっぱり上手いですね。
八木さんと青木さんも良かったと思います。
犯人側から描いた二夜のほうが面白かったです。
恥ずかしながら原作未読でして、第1夜の結末にはとても興奮しました。1人の犯人を探す内にだんだんと明らかになっていく真相。まさか全員が1人を殺したとは。
逆に言えば、第1夜は真相が明らかになる結末以外はあまり面白くありませんでした。「いつか面白くなるはず……」と生殺しされている状態でずっといました。
第2夜は犯人視点ということで、三谷作品の面白さがここで発揮されるのではないかと期待していました。NHKあたりで見た空港の単発ドラマ(竹内結子主演の全編ノーカットドラマ)が非常に面白かったので、三谷脚本が衰えているということはないだろうと考えていました。
他の方々がすでにおっしゃっているように、私も殺人・復讐に対する軽さが目についてどうもダメでした。たしかに三谷脚本のどたばたコメディを見たいという気持ちを持って第2夜に臨んだものの、いざコメディを見せられても「これじゃない」感。シリアスな場面も響きませんし、なんだか中途半端でシリアスコメディどちらの観点でも面白くなかったです。
中でも結末に納得いきません。原作でも探偵が犯人を見逃すのかもしれませんが、最後に運転手と奥様信者が話していたように、素人の独断で行われるであろう「正義の殺人」を繰り返してしまう可能性が恐ろしいです。(料理人にたしなめられていましたけど、今後彼らの人生にどうにもできない苛立たしい敵が現れた時にちらりともこの事件を思い出さないでいられるのかどうか)
たしかにカサケンは非道な人間で、カサケンが誘拐殺人事件を起こす前までは13人も善良な人間だったかもしれませんが、寝台列車の中で行われた殺人はただの殺人です。変わり者で自信満々な探偵が自分の辿り着いた正真正銘の「真相」を捨てるほどの説得力がないように感じました。
探偵も鉄道重役も医者も犯人たちも、すっきりした顔でエンディングを迎えていただけに、自分だけが置いてけぼりにされてしまい、まったくすっきりできない結末でした。せめて警察に捕まり、裁きを受けてほしかったです。カサケンと同じじゃないですか。
私は1話だけのほうがよかったと思う。
2話は展開が軽すぎて
私は杏さんのファンなので
今回は気品ある優雅な伯爵夫人をするんだと
楽しみにしていたのに
浪子の設定が酷すぎる。
死人が多く出るアガサとはいえ
何でマスターを殺すのか
昔原作を読んだとき、登場人物たちの誘拐犯への
怨念をすごく感じたんだけど、
今回の2話はかえって薄れてしまう展開だったと思う。
1日目は、可もなく不可もなく、星2.5くらいはいいと思う。
しかし、2日目が、良くないと思います。
杏さん演じた浪子、なんですか?
ふざけていて、悲しみも憎しみも出ていません。
これでは、殺人をゲームのように楽しむ、
恐ろしい上流夫人にしか見えず、藤堂より悪辣だと思いました。
松嶋奈々子演じた馬場先生も、殺人ゲーム愛好者にしか見えない。
剛力一家の不幸を心から嘆いているのは、大奥様と伯爵夫人くらい?
しかも、女優上がりの女性が、なぜ、「大奥様」などと呼ばれて
上流階級の人たちと交われるのか、説明がありません。
この時代の女優は、日本では、芸術家扱いはされていないと思いますが。
八木さんと青木さんは、キャラ設定はともかく、うまく演じておられたと思います。
この二人には、良い役をあてがっていると思いました。
しかし、他のキャストは、可哀そうだと思います。
佐藤さん演じる藤堂は、本当に悪いやつだったのか?
犯行の動機は、「天国と地獄」から引っ張ってきた、格差への怒り?
扱いが軽すぎて、殺されるほどの悪人には思えず、
だから、12人の犯罪者たちが、裁かれずに野に放たれたのは、
本当に、気持ち悪い終わり方でした。
爽快感もないし、笑えもしなかった。
役者さんたちについては、まず萬斎さんの探偵は、ポワロ(吹き替えの方)の声を意識しすぎちゃったかなという感じ。髭まで拘ると、恰幅の良さが無いの気になるしwいっそのこと、作り込むならオマージュではなく彼オリジナルの探偵像で良かったんじゃないかと思いましたね。
それ以上に大事だと思ったのは、12人の犯人たちのコンビネーション。二宮さんについては、わざわざ見せ場を作ってあげてるなーと思ったww私としては、草笛さんがその存在感だけで光る一方で、大奥様役の富司さんのグッと来るシリアスな見せ場を作って欲しかったな。探偵の言葉を借りれば、彼女の人徳で12人がまとまるわけでしょう。英知や度胸なんて狡猾な犯罪者なら誰でも持ち合わせているけど人徳は違う。彼女の秘めた悲しみや苦悩、それに惹き付けられていく11人を全面に出して欲しかったです。
原作とオリジナル両方見せる構成は面白いと思います。
ただ舞台を思わせる演出だったのでドラマではちょっと違和感が。
その中で光っていたのがニノの演技。
やっぱり上手いな~と。とても細やかな表現力・・・なのに
さらりと自然にみえてしまう。
一緒に見ていた主人も関心していました。
個人的には原作の罪を見逃す部分が一番感銘を受けたところなんだけどな。読んだのは高校生くらいの頃だったか。まあ最近の道徳教育や数々の2時間ドラマ、名探偵コナン等の漫画とかを読んで観念が固定している人にはこの部分だけで受け入れられない結末なんだろうけど、善悪なんていかにあいまいかってのを一切考えなくなったここ最近の風潮はある意味怖い。
三谷さんがやると全部なんちゃってになるんだよ。
それっぽい雰囲気だすけど、偽物。
アガサクリスティに失礼です。
清須会議も柴田勝家に失礼だったし。
もうなんちゃってはやめてくれ。
原作を知らない人間がこれを見て否定するのは普通のことでしょう。原作もドラマと同じ結末ならダメですね。原作の作者を知らないし特別リスペクトする理由もないから遠慮なくダメだと言います。
昨日の録画と今夜を続けて見ました。昨日のは、正直、途中で飽きた。メリハリのない聴取が延々と続き早回ししてしまった。
役者が豪華で、三谷氏だし、流石にフジ開局55周年で力が入ってるな、と最初は思いましたが、途中から疑問符だらけ。
野村さんで悪くはないのですが、演出なのかドラマの吹き替えを真似たような違和感のあるしゃべりとちょっと上目線過ぎなキャラ、殺人を見逃す下りが軽すぎる、殺されてもおかしくないと誰が見ても共感できるほど被害者が極悪非道に描ききれていない、役者の力量か殺人ゲームに参加するような軽み。などなど、良いのかなー、開局記念の目玉だよな、と感じた。せっかく制作費は大判振る舞い(想像)だったろうし、もったいない&残念なドラマでした。
スポンサーリンク