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かなりのマンネリ感だけどそれでも何となく見てしまうんだよな。まだ終わらすのは惜しいドラマだと思う。
時々、いい話もあるし。
これから先の相棒に期待も込めて…の総評です。
相棒の根っこが何を言いたいのかわからなくなってきた。
誰かが「ならぬものはならぬ」というのを伝えてくれる作品だと言っていたしその通りだと思うけど、それに頑なすぎて融通が聞かず時には行き詰まってしまう右京さんと、時には権力や法外な手段を使ってでも自分の正義を行使しようとする官房長を見せて、どちらにも是も非もあり、視聴者に本当の正義とはなんなのか、現実は綺麗事だけではやっていけないんだと深く考えさせてくれた存在はとても大きく相棒の伝えたいテーマの柱のひとつだったような気がする。
だから官房長がなくなったことがとても残念だし、相棒の根底が揺らいでしまい最近は芯が感じられずぐだぐだになってしまった気がするのです。
…でも、官房長以上のキャラクターはでてこないでしょうねぇ。
大きなメインテーマをひとつ失ってこれからどう相棒を建て直していくのか…とても不安です。
悪とも善ともいいきれない一癖も二癖もある小野田官房長を何故死なせてしまったのだろう。
唯一右京さんと互角に渡り合える最上の人物だったのに…。
今更だけど悔やまれる。
申し訳ないけど甲斐次長ではその穴は到底埋められないし
相棒がいくら変わろうと官房長さえ存命ならまだ相棒は魅力のあるドラマであり続けられたと思うのに…。
今回の話も困ったときの官房長頼りみたいな気もした。
小野田官房長を亡くしたことは急に大きな柱を失ったことと同義ではないか。相棒が変わったことより右京さんが変わったことより小野田官房長を亡くしたことが一番の失敗だったんじゃないだろうか…。
最終回は微妙だった。
2時間使ってやるような話ではないし、「小野田官房長の秘密の過去」として語るほどの話ではないように思える。
相棒において小野田官房長は際立って魅力的なサブキャラだっただけに、死後も新たな事件に絡めるのは当然ではあるけど、話そのものが薄っぺらいかな。
犯行動機も身勝手で、犯人の言動が凄いアホ臭く、事件に重みが感じられなかった…
甲斐も頭撃ち抜かれてたら死ぬわけで、運任せの杜撰な作戦だなと…
本多篤人や片山雛子くらい印象に残りそうなキャラが新しく出ることもなく今後のドラマにも期待感がないかな。
そして、ドラマ全体として甲斐の人物像も未だにはっきりしません。エリートの父親と違い、若くて青臭い突っ走るようなタイプと思いきや、基本的に頭が良く有能で右京とも簡単に話が噛み合う。
右京に振り回されるどころか、かなり事件に貢献しているのが目立つ。
右京も甲斐もお互いできる男として描かれていて、相棒としては互いに引き出す魅力が半減したかな!
カイト君は、薫ちゃんの熱血なとこと神戸君のスタイリッシュなところを併せ持つ最適な相棒だと感じています。右京さんの年代も上がっているので初期のような相棒関係というより、むしろ師弟関係ではないでしょうか。(例えば映画「スパイ」のレッドフォードとブラピの様な…)最近の話もひねりが効いていて良いと思います。長寿番組はどうしても期待値が高いのでハードルも高くなってしまいがちですが、モラルの低い番組が多い中、相棒のような「ならぬものはならぬ」と教えるドラマを続けていってほしいです。
ネットって怖いなって思った。
持ち上げられなければ証言もエスカレートしなかったかもしれないし。
小説で自分の非を認めていたのは本当に救われた気がしたけど先に会いに行っていれば・・・。
どちらも可哀想でした。
1番悪いのは取り調べた刑事に感じたのでカイトが殴り掛かりそうになるほど怒ったのと右京さんがバシッと怒ったのはスッキリしました。
冤罪の話は、よくあるけど切り口が上手いなぁと思いました。
あの証言者が刑務所仲間だったって言うのも思いつかなくて面白かった。
最後のお茶漬け、美味しそうだったなぁ。
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