概要
野島伸司が、日本テレビ系のドラマに初めて脚本で参加した作品である。それまでの野島作品と比べ、過激な展開は鳴りを潜め一見地味な作風であった上、第1話の寓話的内容、竹野内豊のそれまでのイメージを覆す役柄などもあり、視聴率は、平均14.6%、最高18.7%(...
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概要
野島伸司が、日本テレビ系のドラマに初めて脚本で参加した作品である。それまでの野島作品と比べ、過激な展開は鳴りを潜め一見地味な作風であった上、第1話の寓話的内容、竹野内豊のそれまでのイメージを覆す役柄などもあり、視聴率は、平均14.6%、最高18.7%(第1話)と振るわなかった。
これをもって、「野島神話崩壊」とするスポーツ紙の報道もあったが、かつて「視聴率男」とも呼ばれた野島が視聴率を無理に意識することなく、「愛とは何か」を問い続ける主人公たちの姿を丁寧に書いていったとの評価があり、野島作品の中でも根強い人気を持つ。
野島は制作発表において「21世紀に続編『新世紀の詩』を作りたい、主題歌は『イマジン』を使いたい」という趣旨の発言をしているが、実現には至っていない。1999年2月5日に全4巻でVHS化されているが、DVD化はされていない。
あらすじ
結婚式の場で婚約者に駆け落ちされた野亜と、学長選挙に1票差で敗れた大学教授の百瀬。それぞれビルの屋上から飛び降り自殺をしようとして出会った二人の姿を、子猫のような表情で笑う少女ミア。三人は河南町の廃屋で共同生活を始めた。
婚約者に捨てられた野亜と、学長選挙に敗れた初老の百瀬。この二人の男が、“愛とは何か”を問う異色ラブストーリー。一話完結形式で、毎回様々な角度から「愛」にスポットが当てられていく。
各話の主人公たちは決してハッピーエンドの無い、悲劇的な愛の結末を迎える事になる。
放送回 |
サブタイトル |
視聴率 |
第1話 |
この世の果てで愛を唄う少女 |
18.7% |
第2話 |
パンドラの箱 |
14.7% |
第3話 |
狂った果実 |
12.1% |
第4話 |
星の王子様 |
14.3% |
第5話 |
車椅子の恋 |
14.9% |
第6話 |
天才が愛した女 |
13.4% |
第7話 |
恋するコッペパン |
15.1% |
第8話 |
森のクマさん |
13.9% |
第9話 |
僕の名前を当てて |
15.3% |
第10話 |
20年間待った女 |
13.5% |
最終話 |
LOVE |
14.5% |
※最終回は22:00 - 23:54の2時間スペシャル
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