5 | 90件 | ||
4 | 14件 | ||
3 | 5件 | ||
2 | 3件 | ||
1 | 24件 | ||
合計 | 136件 |
向井さん、静かで理知的で穏やかな表情の中に、ゆるぎない意志の強さが出ていて、宮部にぴったりだったと思うよ。飛び立つ前に写真に託す言葉を書くときの向井さんの噴出した涙は、演技なんかじゃない、と思えたくらい。いい作品だったと思う。
丁寧な構成で、伏線をとてもうまくつなげて組み立てているなと思いました。1話で宮部が抱きしめて「必ず帰ってくる」というところで場面が変わる。3話目、抱きしめて「死んでも帰ってくる」というところまで宮部が言っているところまで流す。そして全ての意味が繋がる。こんな構成がいくつもあって、うまい。宮部の向井君は、よかった。こんなにはまるとは驚いた。3話目の生きのびることを託した時の向井君は、泣かせてくれた。テレビ東京、ありがとう。
確かにあの時代に向井くんみたいなスタイリッシュな人はいないんだろうが演技は良かったです。
若者役も老人役もみんな良かった。
これだけ豪華キャストなのに視聴率振るわなかったのは残念だが
2話連続で2時間ずつでやればもっと見易かったかな。
私も初回見逃してしまったから。
でも全然付いていけた。
映画版も早くテレビでやらないかな。
原作も映画も見てません。
2話まではどっぷり見てられましたが、3話目は同じシーンの振替えが多く途中から見るのが疲れてしまいました。
そうゆう意味で2話にするか、1話2時間にするかにして欲しかったかな。
キャストは一部を除いてよかったと思います。桐谷が一番浮いてたな。
内容のほうですが、特攻の選んだわけが語られず、第三者からの話のまとめなので全部知ることは出来ず後は想像にお任せしますって所なんだろうけど、その辺りの心境の変化を現すシーンが薄かったのが残念。
確かに鹿児島行ってから何故宮部が別人のようになって特攻隊に行ったのかが結局分からなくてモヤモヤ。
原作はきちんと書かれているのですか?
宮部が特攻隊に行った明確な理由は結局は分らないですが、おそらく原作でも語られていないのでしょう。
ドラマは良かったように思います。確かに映画版の岡田君の宮部と比べると、ドラマ版の向井君の宮部にはちょっと物足りなさを感じますが、原作が描いた宮部は案外、向井君の方が近かったように思います。ただ、鹿屋に転属してからの宮部については断然岡田君の方が良かったかな?
脚本としてはドラマは原作にかなり忠実に描かれていたので、映画版では伝え切れていなかった部分が丁寧に描かれていて良かったと思います。特にあの明らかに朝日新聞を想定した、総合商社会長の武田による新聞社批判のシーンが忠実に描かれていたのは拍手喝采でしたね。これはテレ東だからこそできたと思います。
向井理さんが俳優として好きではないので、観ませんでした。しかしレビューなどを拝見すると、ドラマや脚本自体は面白そうでしたので、Dvdになったらぜひ見たいと思います。
1夜を観て2夜3夜が待ち遠しくなり、3夜は他局の観たいドラマとかぶりましたが、他局ドラマは録画して 全部観ました。
向井さん演じる宮部氏他、キャストの皆さんから感動を頂きました。
3夜とも涙・涙…。私は、あまり3夜連続モノ、前編、後篇ドラマ等は観ないし、観ていても途中で飽きてチャンネル替えたりするのですが、このドラマには はまりました。映画は観ていませんが、DVD出たら是非、観てみたいと思いました。
ドラマも良かったです。でもやっぱり宮部は岡田さんが良かった。
映画で端折ったエピソードが見られて良かったけれど景浦が松乃を救う場面の解釈の違いにはガッカリ。
柄本の若い頃って景浦だったけ?彼が言ってなかったけ宮部の階級が下がっていたとね。それは特攻選ばれたのと関係があるのかな?
向井さんの演技が抑えめで、宮部氏のキャラクターに合っていて素晴らしかった。
力作でしたね。戦争物はヒロイックにならないものを選んでみますが、向井理さんの凛とした姿や苦悩する表情、柔らかな眼差し、滂沱の涙する姿、操縦かんをにぎるGに耐える表情。一気に好きになりましたよ。映画とは比べない方がいいですね。映画はコンセプトが違う気がします。いわゆる見せ場を考える。このドラマは人間を一人一人描いている。視聴率に振り回されない方がいい。職人でいい。
宮部さんは岡田さんの方が魅力的でした。
こちらは、胸に響いてくるものがありません。
なぜか三夜見ていると、「阿寒に果つ」を思い出していました。札幌南高にいた、天才画家、時任順子の死の原因を探る旅の話です。
人は、「多面体であり、一方からの光だけでは到底理解することはできない。」というものでした。自殺なのか事故なのか、死の直前に描いた阿寒の風景、出会った幾人かの証言者の言葉をたどる旅・・。
多弁ではないゆえに、誤解される宮部・・。自分の愛する者に対し、常に真摯にあろうとする宮部。戦争の不条理を知り、その中で生き残る道を探ぐろうとする宮部(自分だけでなく友に対しても・・。)
宮部を考えたいのなら、色々な表現方法があって良いと思う。
テレビドラマもその一表現方法において良いのではないのか思う。
映画の岡田君はラストの突撃シーンの表情がすごく印象的でしたが、向井君はラストまで苦悩感が出ていてお互い良かった。
松乃役の真央ちゃんと多部ちゃんは「昭和」を演じさせたら、これ以上の女優はいないというキャスティング。
祖父の過去を調べまわるのは映画では春馬君が中心でしたが、ドラマは広末さん。ここで、評価は映画に軍配!!
まず、大ヒットと聞いて映画を見た。何でこれが大ヒットしたのだろうと思った。見せる為の映画、宮部をカッコよくカリスマ性を持たせ、戦闘シーンを多くし派手に見やすく、商業作品としては評価する。しかし、戦争作品ではなかった。宮部に悲壮感は感じられなかった。ヒーローだった。一滴も涙が出なかったし感動も余韻もなかった。戦争を知らない世代が好みそうな作品だからこそ大ヒットしたのだろう。
改めて原作を読んだ。心を動かされた。
そしてTV東京のドラマ「永遠の0」を見た。
長いからどうかな?岡田准一で大ヒットしているが故に、向井理は物凄くアウェーだと思った。でも、7時間で原作に忠実だと聞き俄然見る気がわいた。
結果、ドラマを見て大正解だった。本当に原作にほぼ忠実に描かれ9人の特攻隊や通信兵の話しによって、向井理は9人の証言通りに見えるよう9人9通りの宮部を演じ分けた。臆病な宮部・卑怯な宮部・命を大切にし戦友や生徒に生きる大切さを説く宮部・家族を愛する宮部・戦友を多く失い自暴自棄になり憔悴しきった宮部・天才パイロットの宮部・零戦を十分に操縦する為1日たりとも努力を怠らない宮部・自分の考えを上官にも恐れず発言する強い宮部。それらの宮部を向井理が演じ分けた上で1人の宮部として存在した、向井理の原作に対する理解力、ドラマ化するうえで自分どうすべきか分かっている頭のいい俳優だと思った。ま感服した。また宮部とかかわった戦友・練習生のキャラクターを丁寧に描くことにより、受けを狙うドラマではなく、戦争の悲惨さ残酷さ、戦争によって人生を狂わされた特攻兵や日本国民、戦争を煽ったマスコミ、責任を取らなかった上層部、人命軽視した作りの零戦と特攻隊員の人命を軽視し不時着した特攻隊員を救助する潜水艦をつけなかった日本国を浮き彫りにしたことにTV東京にアッパレ!と敬意を表した。そして胸に刺さる素晴らしい、これぞ戦争作品、これ以上の戦争作品は今後出てこないと思った。3日間涙なくしては見られなかった。原作・映画・ドラマを見て向井理こそ宮部久蔵だと断言した。全世帯に設置されていない視聴率に踊らされ評価する雑誌の何と愚かしいことか。何の意味もない。その視聴率を目標に掲げた発言をしたTV東京の社長にはガッカリした。これだけの作品を作ったのだから「数字は関係ない!戦争とは?戦争を考える、戦争を知らない世代に訴えかける作品を作りたかった!」位言ってほしかった。協力してくれた新聞社に感謝である。私は向井理という俳優は大成すると思う。それだけの気概を感じた。自分をカッコよく見えようとせず、宮部を証言通りに演じ、苦悩・葛藤・生への執着・家族への愛・優しさ命を大切にする故の最後の決断、特攻隊としてプライド責任感による最後の敵の母艦への撃墜。すっかりファンになってしまった。男の私が俳優のファンになったのは初めてだ。
映画とドラマは別次元のものだ。しかし、原作の宮部久蔵は何度も言うが向井理だった。彼の今後の作品を楽しみにしたい。見る人が見れば分かる事だ。戦争をこんなに身近に感じ恐怖を覚え考えさせられたことはなかった。このドラマを作って放送してくれたTV東京・監督・脚本家・スタッフ・向井理ほかキャスト陣・スポンサーに感謝する。
そう、ドラマで宮部の苦悩はつたわったよ、おれにはね。
そして戦争で夫をうしなった妻子が生きるためにヤクザの相手をしたり、プライドの高いカゲウラ(変換できない)がヤクザに落ちるところは綺麗ごとじゃないよね。あのときカゲウラが宮部の孫を抱きしめた理由がわかったよ、あと「生きろ」の一言はよかった。複雑に運命がめぐりめぐるストーリに惹き込まれました。原作映画は見てないし、うまく言えないけど何かを伝えようとしているドラマだったと思います。
言い忘れた。宮部のあの最期になんとも言えない気分になったし、今も宮部のことを考えています。
このドラマに星5いれましたが「おもしろい」と言う言葉だけで評価していいものではないのかもしれません。
映画の方が全然内容も良かった。テレビでわざわざ長々とやらなくてもよかったのに。期待していたからがっかりした。残念。
僕も向井理は観た途端、ぴったりだと思った。話しかたや佇まい、静かな表情、振り絞す言葉。「9通りの宮部、そしてそれが一人」とは素晴らしい評価ですね。ひとりひとりの証言から、戦争の中で苦しんだ青年たちの姿浮かび、その青年たちが生き抜いた今を写すドラマに引き込まれました。久しぶりでのめりこんだ。
そうですね。おもしろいという言葉の合わない良さがありました。
宮部と関わった人たちから宮部という人間が少しずつ浮き彫りにされていく過程。じわじわとくる感じが良かったです。原作を読んだ時と同じような感覚でした。
そして宮部という人間をかいしての当時を生きた人たちの姿を映し出していて良かったと思います。
知らなかった事を知る。そして、そこから何かを感じ何か考える。宮部の孫二人の姿は現在を生きる私達。フィクションではありますが、そのような大切な事をあらためて考えさせられた作品でした。
原作に忠実なのはドラマ。宮部に忠実なのも向井くんなのですね。
映画は決まった時間で押し込まないといけないから
こういう壮大なストーリーは時間をかけてじっくりが似合うのかもしれないですね。
連ドラでもありだったかも。
とにかく老若の特攻隊のキャストが素晴らしかった。
工藤さん長男良い目してますね。
ルーズヴェルトから注目してました。
原作も読んでない、映画も見てません。
でも、のめりこんでしまいました。
未だにドラマのいくつかのシーンを思い出して、目頭が熱くなってしまいます。
ドラマの方が、原作に忠実だと聞くので、正直映画は、これからも見ないと思います。
原作は父が持ってるので、借りて読む予定です。
向井君の宮部さんが頭から離れません。
向井君=宮部さんになってしまったので、映画も気になるけど、見れません。それくらい、向井君が良すぎた!
他のキャストさんもみんな素晴らしかったです!
絶対DVD買います!
“永遠の0”に関わったのはドラマ版の視聴が初めてです。
10:55:04サンが思っていたコトを、全て語って下さいました。
さすが、テレ東!って思いました。
スゴく丁寧に作られていたと思います。
そう考えると‥映画は端折って作られた上でも、宮部さんという人物を映像化し、映画視聴者に感動を残した。
だから映画を観てる方は、向井さんの宮部さんには物足りない、でも今回のドラマの向井さん…ヨカッタと思います。
ドラマは証言を重視してると思うので、それぞれの証言に対して地味に演じ分けてるように思いました。
佇まいは岡田>向井です。
ドラマしか観ていない人は是非映画も観て欲しい。
でもドラマも大変良く出来ていたし感激もしました。
9人に証言されてる宮部の人物像が演技からは感じ取れなかった残念
です
映画が良かったので、ドラマ版も期待してはいたが、小説に忠実ということで、若干の不安はあった。
それは、忠実にすることによって冗長さを感じさせないかということだった。
その不安は当たり、第1夜は大半が退屈で途中で視聴を辞めようかと思ったくらいだった。
致命的なのは向井理の演技で、上の人も書いているが佇まいが良くなく、演技も冷静というよりも冷徹に見えて感情移入できなかった。物語の軸となる宮部の演技が納得できないものになると、一気に冷めてしまう。1夜で一旦視聴をやめた。
2夜は忘れていたので飛ばしてしまい、3夜の中盤から見たが、景浦のシーンの原作改悪、最後の特攻シーンの映画パクリには呆れてしまった。映画版との違いを散々打ち出していたのに、しかも景浦のシーンは小説ファンの中でもかなり好きな場面の1つに挙げられていたはず。そこを改悪してしまうことへの理解に苦しんだ。
また、最後の特攻乃場面はもう少し工夫が欲しかった。映画と同じようにされても結局映画と比較されて劣化と思われても致し方ない。
素晴らしかった。
いちいち映画と比較するなよ。
はっきり言えるのは、ドラマの方が特攻に批判的だということ。
その意味で、反戦ドラマとしての価値は高い。
ドラマしか見てないけど、向井のせいにしたり映画のほうがいいと言っているけど映画も原作も見ない。ドラマで十分満足だ(笑)
映画は、格好良さや、今の現代における上司と部下などの人間関係に繋がる何かを感じた、ドラマは、忠実に人間の強さ、もろさ、勇気、悲しさ、儚さいろんな思いが伝わった、久々号泣した。あの時代に生まれいたら当事者だったのかもしれないと思うと、今ある自分の存在を精一杯生きようと強く思えた。
生きて家族のもとに帰れる機会があったのに宮部は何を考えて最期まで闘ったのだろう。
映画も観たし原作も読みました。
テレ東、チャレンジしました。
まだ映画の印象が強いというのに、もうドラマ化なんて何でだろうと思ったけれど
観てよかったです。
すごく丁寧につくっていたと思います。
宮部ってぜんぜん臆病者なんかじゃない!景浦はくちでは「宮部を殺してやる」と言っていても宮部に畏怖の念をもっていたに違いない。
原作を読まず映画も観ていませんが、ドラマを観て感動しました。
戦争の悲惨さ、宮部の無念さを思い、翻って自分の今の生ぬるい生き方を反省しました。
さっそく文庫本を買いました。ドラマの背景を詳しく知ることができました。向井さんと原作の宮部に違和感はありませんでした。
ラストは冒頭(プロローグ)を活かす意味で原作の水葬まで描いてほしかったですが、映像化することは難しいのでしょうね。
向井理さんは、かなり残念な俳優ですね。小顔、長身、イケメン、私が死ぬほど欲しがっても手が届かないものを、生まれながらに持っている。
でも、演技力が。俳優としてもう10年活躍しています。いつまでたっても演技がうまくならない。ルックスだけで仕事が来るのは、何歳まででしょう。
向井くん良かったけどな。
Sの時より役柄もハマッてたし演技上手くなってたよ。
岡田くんと比べる必要もない。
映画観てる人はどうしても比べたくなるんだろうね。
自分は映画観てないが
でもこのドラマは丁寧に作られてたので映画も原作も気になって見たいなと思った。
最初は背が高くてモデル体型だから当時の時代背景に合わないと思ったけど向井くんの軍服姿は決まっていたと思う。彼の目を見ていたけど役者の目をしていて違和感ないし、このドラマの主役として申し分のない演技を見せてくれました、宮部の思いがひとりでも多くの人に伝わるといいと思うよ。
向井理は演技がオーバー、一生懸命さは伝わるが、演技力の無さはカバーできていない。ただ人気があるというだけで使う方にも問題がある。
向井は静と動をうまく演じたし、宮部という役に対して気迫が感じられたよ。納得いかない人たちは、もう一度はじめから見てほしい、宮部と宮部に関係した人たちをね。まっ、好きになれとは言わないけどね。でも、まじめにつくられた作品だと思う。
映画とドラマどちらも観ました。
どちらも内容は良かったのですが、軍配は映画
理由は、岡田君の演技力。圧巻でした。
官兵衛もそうですが、彼には迫力がある。
向井君が悪いわけじゃない、ただ岡田君がすご
すぎるだけ。
戦争物の映画やドラマは、今の世代の人間が惹き付けられなくてはならないと思う。
老若男女全てに見てほしいのは分かるが、戦争を知らない人々の心を揺さぶらないと、、、
難しいけど、、、
少なくともこのドラマを見て二度と戦争はしたくないと家族みんなで思ったよ。
十分心揺さぶられました。
ドラマ版しか観てませんが実に価値のあるドラマをテレ東が作ったと思います。観ればわかります。是非観てください!!
ただやっぱり長すぎたかなとは思います。多分録画に回った人も多数いたんじゃないかな?
各証言者の宮部を向井理は見事に表現したと思いますし、その他キャストも素晴らしい演技を見せてくれました。スタイルを気にされている方もいましたが今も昔のそういう人は当然いたでしょう。兎に角毛嫌いしている人も一度はご覧ください。でも長い....
向井理について、そんなに知らなかった。何となく「腹黒そう」なイメージがあったけど…。今回ドラマを観て意外だった、向井理って良い演技するなぁと思った。特に最期の零戦を交換する場面が心に残った。1度は覚悟を決めたのに助かるかもしれないとなった時の心の揺れや、それでも仲間達と供に逝くと決意して、家族を託す手紙を必死に書く場面等はかなりウルっときました。映画の方は、ドラマの後にレンタルで観ました。岡田君の方が良いと言うレビューが多いみたいだけど、自分は向井理の方が良かったかな。最初にイメージが出来上がっちゃうから、入口が小説、映画、ドラマで感想が違うのかなー?ドラマを観て向井理が気になるようになりました。
景浦。大事だと思うんだけどドラマは原作と変えてたな。松乃に会う場面、偶然て設定にしてたけどなんでだろ。小説は「彼もまた戦後ずっと松乃を捜していたのだ」って書いてる。だから景浦が極道になったのは松乃を捜した結果でさ、松乃を助け出したせいで足も洗えなくなり、松乃と関わることも出来なくなった。結果的に大石と松乃が出会うお膳立てをしたんだと解釈してた。第二夜で柄本明(良かった!)が唐突に孫2人に松乃のことを尋ねる場面は正にそういう意味でしょって。それが第三夜、松乃見てびっくりしてる景浦見てこっちもびっくりしたぜ。なんともしっくりこない変更だったな。
余談、岡田君対向井君のレビュー多いけど気持ちわかる。ドラマと映画はだいぶコンセプトが違う。それぞれしっかりコンセプトにはまってた。オレはドラマ押し(小説イチ押しなので)で映画はペケだけど岡田君の宮部も味があって良かったな。なんか救いが感じられて呼吸が楽だった。
原作、漫画、映画、全て見ました。
向井理主演、よかったですよ。
原作を忠実に辿っているのもいいですね。
ですが、原作エピローグでの宮部の最後、
アメリカ海兵の対応、このあたりを
もっと詳しく映像化してほしかった。
キャストでは、若い時の景浦がイマイチかな。
顔はいいんだけど、声に凄みがなかった。
主題歌は、映画のサザンより、ドラマのほうが良かった。
意味はないとは思ってもどうしても比較してしまうんですよね…。
自分は主演は岡田、脇役・端役はドラマ。脚本・演出もドラマに軍配を上げます。ヒーローではない宮部久蔵像を作ったことで、戦争の悲劇がより一層浮き彫りにされた素晴らしいドラマでした。テレビ東京は骨があるな!!
向井理という俳優は、ヒロインの相手役がちょうどいいという言い回しに膝を打つ思いでいたのですが、今回は良かったです。役が合っていたのかもしれませんが。もともと喜怒哀楽が薄い俳優のようなので、より抑えた演技がしっくり宮部という男に重なって見えました。
映画も原作も見ていません。宮部を臆病者とし、足跡をたどる手法がミステリー仕立てになってストーリーとしても面白かったですし、かなり詳細な戦況が丁寧に描かれ興味深く観ることができました。
宮部を知る人物によって彼の人物像が違う。それは宮部が不器用このうえないからですね。人に誤解をとても受けやすい上に、一見物腰がやわらかいのにすこぶる頑固。その頑固さは置いてきた家族への想いに尽きるというのに胸を打たれ、涙、涙でした。
零戦のクオリティは、ああラジコンだわ~と拍子抜けをする部分もあったものの、ドラマとしては充分だったと思います。かかるGの説明や描写など卓越していました。操縦桿の負荷を我が身に感じるぐらい生々しかったです。
「死んでも帰る」という言葉通り宮部は形を変え妻の元に帰りましたね。教え子の石川が身を挺して自分の命を救ってくれた。たぶん彼の出撃がわかったとき、宮部は特攻を決めた気がします(いづれにせよ命令で決まっていて、自分で早めただけのような)そして戦闘機に奇跡のようなチャンス到来があったわけですが、つぎつぎと教え子が無為に命を自分の目の前で失い(無線を通しての命の確認だけでも病むでしょう)もちろん自分も助かりたい、妻の元に帰りたいという気持ちは本物だったでしょうが、それ以上に自分に命を投げ出してくれた、しかも大切な教え子を見殺しにはできなかったのではないでしょうか。
特攻を果たし散った理由はドラマが終わった直後はわからなかったのですが「死んでも帰る」これに尽きたのではないかなと。大石に自分の家族を託した、それがこの言葉の真理だったのだろう。だからこそ自分は生きて帰るわけには行かない。わたしはそう解釈しました。
あまりにドラマがよかったので、映画を観る気には今のころなれません。それほど丁寧に作られた、希に見る良作でした。
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