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冤罪があるということは、間違いなく、真犯人が世の中に野放しになっているということだ。
無実の人間に警察がいつまでも固執するということは、いつまでも真犯人は追われず、探されず、捕まらないということなのだ。
この物語はいろんな側面を持っていて、罪を犯した人間のその後の話というだけでなく、罪に関わる全ての人間、被害者や、
事件そのものには関わらなくても、一番冷ややかな世間と言う目や社会の決まりごと、そんな全てに深く切り込んでいる重い話だった。
週刊誌にさらされたプラージュが、あの町でやっていけるのかという点が不安だったけれど、ドラマではしごく平穏に生活が戻っていて拍子抜けした感もあり。
「それでも生きていく」そして「人生は続く」なのだ。
全5話で起承転結のメリハリがあって下手な役者使ってないところがいい。役に合った役者をつれてこれるのがWOWOWの強みだと思う。脚本、演出、撮影がそこそこいいのは言うまでも無い。星野源はヘタウマだが、彼のキャラのおかげで重い内容に少しは和らぎがあり起用成功。
最後のエンディングが近頃の文春砲とか
呼ばれる、週刊誌の暴露記事がいかに
一方的で危険を孕んでいるものなのか
フリー記者の速水が、妹が殺された恨みを
仲里依紗扮する小池美羽を警察の一斉検挙の
最中にナイフで誘うとした時に
庇おうとして腹を刺された辺りのシーンで
示唆的に表現したのだろう。
その速水が真犯人だったとはオドロキだった。
マスコミは都合が悪くなると、何でも
勝手な事を適当に書く癖が表現されていて
大変面白かった。
星野源のタカオも最後に採用面接で
前科持ちだと告白して
「一ヶ月毎の試用継続でも構いません」
と言ったのは、なかなか面白かった。
前科者はそれくらい厳しい立場に立たされて
いるのだなと理解できた。
とにかく民放では一生放送不可能なドラマを
放送してくれてありがとうと言いたい。
仲里依紗の演技力を見直した
彼女の役柄は人生に絶望して、まさに生ける屍と化した女性
肉体的に生きているだけで精神は死んでいる
その一方で身体を売ってまで生きる事に執着している
自分に復讐しようとする悪意の塊から必死で逃げようとする
自分なんて、どうなってもいいと思いながらも
生きていく為の何かを追い求めている
そのヒントが、あのシェアハウスと住人たちなのか
彼女は必死に模索する
身元保証人の老人との会話からも自分の存在価値や存在意義を見出だそうとする
影の薄い存在感のない役柄でありながら
抜群の存在感を発揮している
みっちゃん の役者さん上手いし味があるね。
たかおとのふざけた絡みから、元婚約者のウエディングドレスを作っても、見にいけない切なさ。
自然体な演技で、ファンになったよ。
仲里依紗の過去も壮絶そうだ。
彼女は昔から大好きだけど、今回もいい。
所々、くすっと笑えるけど、そのあとどんと
重い気持ちになって考えさせられるドラマ。
中村ゆりってこういう役させたらうまいね。
なかなか面白いドラマ。
WOWOWでしかできない系の内容ですね。
プラージュの前科者達の目線、疑い偏見の真島さん目線、
それぞれの目線でみると思いが違うし正解とかわからない。
石田ゆり子はなぜ、プラージュで皆んなを住ませているのかも明かされるのか?
おもったより内容深そう。
役者陣も、達者な人ばかりで安心して見れる。
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