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メインの二人もカッコイイが、脇を固めてる俳優陣もカッコイイし、
ドラマ自体もカッコイイ。
ヒロインによって質が上がったり下がったりするけど、
樹里ちゃんがまた素敵で、上手い。層が厚くてすごくいいバランス。
TBSは数字低いって言われるけど、
数字が良くても、後で騙された気分になるようなドラマ
とは違って、質がいい。
ながら見はできないので、私は録画で見てます。
イクオの心が揺さぶられた理由はいろいろあると思う。
まず一つは、彼にとって長年にわたって清らかなお母さんのような存在であった結子のイメージが崩されたこと。
さらに復讐のために刑事になったものの、月日を重ねるにつれて署のメンバーと信頼で結ばれた良い人間関係を作りあげたこと。(だから他人からケチを付けられるとすごく怒る。)
そして決定的なのは、無自覚でありながら誰よりも「守りたい」女(美月)が出来たこと。
一方の竜哉にとっては、結子が代わりがきかない恋人のような存在(彼女の闇がどんなであっても構わない)でありつつ、極道の世界で誰も信じることができない生活を強いられている。もはや死んだ女のための復讐だけをよすがにして生きてる不毛な人生ですかね。すでに二人はこれほど異なってしまっているわけだから、イクオが揺れるのは必然であったと思います。
でもかといって現在のイクオはもう引き返せないほどの罪を重ねてしまっているから、この先どうなるかは分からないですけどね。
この物語は、美月の透明で凛とした眼差しのカットから始まって、彼女の複雑で厳しい眼差しで終わる。 ヒロインの瞳の色が、物語の幕開けと幕引きを彩るドラマなんて初めてでした。 曇りの無い目でイクオと竜哉の成り行きを見つめ、彼らの正義について複雑な思いを馳せる。 こういう重くて大切な役割を果たすヒロインは、樹里ちゃんだからこそ務まったんだと思う。
イクオと竜哉は結子という女の手中にあるウロボロスで、その輪っかから外れるには死しかなかった。 これはもう逃れられない宿命だったんだ、と納得する一方で果たしてこれで良かったのか?滅びの美学を貫かれてしまった〜というやるせない思いがずっと消えません。美月のラストのセリフもまたこのドラマが私に投げかける問いでもあると思いました。 美月の瞳の表情が彼女自身の心情でもあり、私(視聴者)自身の心情でもあると思ったわ。
特に中盤からのストーリ展開が良かった。連ドラならではの勢いがありましたね。ダークでシリアスな物語のなかに散りばめられるちょっとした笑いも絶妙でした。そして何よりも全てのキャストの魅力が弾けてたし。エンタメドラマとして本当に面白かったです。
皆さん書いていらっしゃるように、殆どの出演者が違和感なく受け入れられて、ある意味チームワークの良さを感じたドラマでした。一度主な出演者で、総集編をウラバラスでなくオモテバラスとして感想を言い合う特番を見てみたいです。
魔王、私は全編見ましたけど、ラストシーンを見ても似てるなと思わなかったな。あのラストに至るまでの経過が全く違うし、死も魔王では主役二人にとってはバッドエンドだけど、ウロボロスでは主役のイクオにとってはハッピーエンド。美月サイドから見るとバッドエンドだけどね。こういう終わり、メリーバッドエンドっていうんですよね?主人公の揺れ具合がもっと繊細だし、一番はヒロインの絡み具合というか深さが違うかなと思う。
序盤でイクオと竜哉が殺した犯人たちは、全て被害者にとって「親の仇」なんですよね。結子を殺した男との共通点はその一点であって、その一点があるがゆえに彼らは被害者の心理に同調し、結子殺しに直接関係のない男たちまで殺めてしまう。そして人の道を外れてはいけない、と説いておく一方で「やられたらやり返す」という発想を彼ら二人に埋め込んでしまったのは、他ならぬ結子自身であったことが皮肉ですね。さらに二人にとって悲劇なのは、そういう彼らの思想を覆す大人が美月の登場(彼女はやられたらやり返す、それでは誰も救われないと断言し、それを実行した)まで誰一人現れなかったこと。さらに彼らの発想を狂気の域にまで増長させてしまった大人たちが多くいたことのではないかと思います。彼らの外見は大人の男ですが、その中身は結子と死別した時の少年の幼さを抱えたままなんですね。
最終回、イクオの狂気が暴走して自分自身にまで向かってしまったのは、一つは竜哉のコントロール(彼だけがイクオの狂気にストップをかけられた)が無くなったこと、もう一つは美月の女性として純粋な愛情に触れて彼の罪悪感が止められなくなってしまったこと(結子と同様、イクオは美月にも汚れた自分とは違う清らかな存在でいて欲しかったのかも)からと思います。生田さんはイクオの「少年の部分」を巧みに演じておられたと思います。原作ファンの彼が、5年越しで実らせたドラマ化だということで、とても喜んでおられるんじゃないかな。
久々にドラマ見ててティッシュが必要になってしまった。
まず、達哉が「こいつはお前の弟だろ」でウッ。
血縁者が一人もいない(知らない)達哉が言うから重みがある。
ただ、北川が息子を庇ったのを見て、達哉が長年の恨みをあっさり捨てるのは少々違和感が。
もう少し葛藤があっても良かったかなと。
葛藤の末に、結子先生の遺言ビデオに屈したという感じにしてほしかった。
そして、車の中でイクオに「うらやましいだろう」と言った時にも涙。
達哉にとって結子先生が、どんな存在だったのか今更ながら思い知らされた。
そして、イクオが最期に銃を手に取る直前のむなしい問いかけ。
もう答えない達哉の方を見るイクオがせつなかった。
さらに泣き声が聞こえない演出の美月の泣く姿。
更に、自分でも意外だったのが、最後の深町。
オムライスを食べながら、嗚咽がこらえきれない姿に涙。
人間泣くときって、あんな感じだよね。
おとなだからこらえようとするんだけど、こらえきれない。
でも、必死にこらえようとする。
そう言えば、美月を止める深町にも涙した。
自分だって達哉についていきたいけど、それを必死にこらえて、達哉のためにイクオだけを行かせるって、最後まで達哉のことだけを考えてた深町。
彼には、これを機に足を洗って幸せになってもらいたいなあ。
あと、早い段階で真相に近づいていた蝶野さんの刑事としてやりきれない姿もよかった。
ウラボロスで「この役で、役柄の幅が広がった」と言ってたと言われてたけど、本当にそう。
もちろんそれ相応の実力があるわけだけど、それでも俳優さんって似たような役しかもらえなかったら、それをするしかないわけで、その点、滝藤さんは、これからは今までのような気弱で薄幸な人役だけじゃなくて、今回みたいな路線の役も来るだろうし、私も見たいと思う。
W吉田もますます活躍するだろうし、樹里ちゃんも女優さんとして更に飛躍してもらいたい。
小栗君にはいつか是非大河ドラマの主役をやってもらいたいし、斗真君には、もっともっといろんなドラマでいろんな顔を見せてもらいたい。
イケパラの斗真君は本当に好きだったなあ。
ああいう明るい役もまた見たいなあ。
このドラマは、あらゆる角度から本当に魅力的だった。
北川さんの人格がどうも違和感あるなと思ったら原作とは違うかったのね。
それを知れば、テレビはあれで良かったのかなと納得。
二人の死も、妥当なお約束の結末で無難だけど、テレビだとそれでいいと思う。
ただ、これは仕方ないのかもしれないけど、こういう人生を歩んできた二人の死を美化するのはどうかと個人的には思う。
ある程度むくいを受けての死でもよかったかなと。
心情的には納得できるんだけど、大人としては社会的倫理観が先行しちゃうんで。
まあ、たかがドラマと言えばそれまでだけど。
「深町、お前はベストオブ片腕だ」「日比野さん…ごめん」竜哉とイクオが外の世界で心を許していた数少ない人への別れの言葉が今回は一番泣けたセリフ。それでも残り少ない時間は二人だけで生きた世界を選ぶのね。
イクオは結局、あのビデオのメッセージを見ることなく逝ってしまったのだなあ。一度眼を閉じ開いた瞬間から先の温かな世界を見せられてしまうと、すでに竜哉を失ってしまったイクオにとって救いの道はここにしか無かったように感じてしまう。そう言えば竜哉は既に復讐心から解放されていたな。もし竜哉が撃たれなければ全く別の結末だったろうし、それを見てみたかった気もする。
二人が発見されたに立つ三島、橘、蝶野のやるせなさの表現のそれぞれの微妙なアプローチの違い、膝から崩れて号泣する日比野。このドラマ全体を渋い演技で支えてきたキャストの皆さんの顔見せとしてすごく良いシーンだったと思う。それだけに後日談のオムライスと日比野の「二人が貫いたその愛は正義だったんですか?」という問いかけは若干蛇足に感じた…まあカーテンコールと思えばまあ良いのかな。
シーズン通して楽しめました。ありがとう。
演者さんが活きてたドラマだったと思います。これまで、さして好きではなかった小栗さん、W吉田さんが気になる役者さんになりました。ウラバラス効果も有ったかな。評価の星は全編通してのものということで。
蛇足。例のナマセファ~ンの曲の場面で蝶野が何か言ってるのが気になって何回も再生してしまった。「だんのぉ、おまえをゆるさない」ですかね?
龍哉があっさり撃たれてあっさりと死んだのは無理矢理そういう話にしていて残念です。そのあとイクオが自殺への道を進むんだけど、あんまり納得いかない安っぽい話にしたなと思った。
面白いなあ。
ただ単純に面白い。
謎が多いし、実力あるイケメンが揃ってるし、脇も実力ある好感度大の人たち揃い。
それぞれの人物の心理も伝わってくるし、いい感じで恋愛要素も盛り込まれてる。
私がドラマに対して欲してるものがほとんど入ってる。
もう、ここまできたら、最後をどうまとめるのか、それも楽しみ。
達哉とイクオが二人で会うホテルのバー的なお店、素敵です。
達哉を、すんごく格好よく演じてる小栗旬君だけど、今回、カメラの力も大きいなあと思いました。
撮る角度って重要ですよね。
このドラマって、本当に久々に「面白い」と思えるドラマです。
実際には無理そうなこともチラホラあるけど、そこがまた「ドラマ」って感じで面白い。
小夏先輩の真実も「やっぱりね、ただの元気娘じゃないだろうなと思ってたのよ」という、見る側の密かな期待も裏切らない。
100%リアルを追究しましたってドラマより、私はこういうドラマの方が好みです。
うわ。最後は警視総監で父親かい。もうなんなのこの設定。下手なRPGか。
適合できる確率が低い臓器移植のために子供を揃えるなら、市町村丸々位の子供が必要よ。子供だましもいいとこ。
結子せんせーって何時までも敵討ちって設定にも現実感無いしね。大の大人が女々しすぎ。
そして結局綾野剛が全部知ってたって?じゃもっと早くでてくりゃ良くね?友達なんだろ?何年も調べてたんだろ?
とにかくグダグダ。漫画家の気紛れ筋書き。レベル低すぎ。おこちゃまむけだ。
どうなるんだろうと次回が気になるドラマでは今期一番。
日比野監察官や小夏ちゃんを撃ったのは誰なんだろう?
見る度に期待を超えてくれてるからホントに面白い!
ただ、美月が出てる時点で恋愛絡みに成りそうだったけど...それでイクオ
と竜哉に亀裂が入るなら女なんて出すな~と。
だって竜哉が結子先生一筋で切なく悲しいもの。
慕ってくれてる深町がいるんだよ...竜哉には。
せめて、深町には心を開いて欲しいな~。
ウラバラスも楽しめて良かった。
ああ、早く真相が知りたいけど...知る時はドラマが終わるんだね...残念。
早く続きが見たくて仕方ない。
こんなに続きが気になるドラマは久しぶり。
日比野父が黒幕だと思っていたら、まさかのラスト。
竜哉が駆け付けた時には既に~ってパターンだと思うから撃ったのは小夏か真の黒幕か?
小夏も何でも知ってすぎるし顔が利きすぎるし何かあるかな~と思っていたけど那智の妹って気も…。
黒幕は、もはや橋之介さんしか残っていない気が…。
綾野剛さんも、やっぱり上手いな~。
あのケンカの弱い感じ、走り方、自然にやってるとこが凄い。
今回は生田くんのアクションが見れず残念だった。
竜哉、イクオを傷つけまいと「まほろば」の事で知った新事実を告げなかったりイクオと那智を危険な目に遭わせたくなくて1人で現場に向かったり誰よりも優しいのに…切ない。
今回のラストも竜哉が切なかった。
日比野父娘の不器用な愛にウルッとしておりましたよー
娘のために全てを投げ出すことをいとわない父。イクオに縋り付くほど狼狽えちゃってるのに、いざ娘と話すと警察官としての会話しか出来ないとこがもぉ〜。一方の娘も父がイクオの仇だったら死んだ方がいいとしながらも、警察官として真実を追求する自分と警察官としての父の正義に賭けてみるところがもぉ〜たまらない。
父を糾弾されて流した美月の静かな涙、死んだ方がいいと叫んだ声、倒れたお父さんを発見した時の表情、もうセリフ以上の心情がビシバシ伝わって樹里ちゃんの演技に翻弄されておりました。そして、娘の気持ちに応えるかのように、那智にもイクオにも情報を平等に共有し、一歩先に重要な証拠物件を探り当てた父だったけど.....。一体誰に撃たれたんだよ!
ウラバラス、9話もありますね!
人それぞれ意見が違うんですね。
私は上の方とは全くの逆で、二人の心に温度差が出たからこそ、どんどん面白くなってると感じてます。
それが、警察とヤクザに分かれた二人の、
周りに信頼できる仲間がいるイクオとそうでない竜哉の、
結子先生を親代わりと考えるイクオとかけがえのない存在として見ている竜哉の、
明確な違いだと思っているので。
亀裂の入った二人が後半戦どうなるのか楽しみで仕方ない。
私は竜哉はものすごく純粋な男だと思いますよ。あまりにも純粋すぎ。
結子以外誰からも愛されなかったし、彼女以外誰も愛せない男です。
もうホント、永遠のこじらせ男子。
今の彼が心を開ける人はイクオしかいないしね。
本当に寂しい人生、可哀想な人だな〜と思います。
私はもう彼には死亡フラグ立ちまくっているような気がしてなりません。
日比野監察官、金時計とは関わってるようだけど、どうなっていくのかなあ。展開が、予想していたのとちょっと違ったので、面白いです。ただ、美月に、結構簡単に揺さぶられてしまう、イクオという設定が納得いかない。数ヶ月たかだか一緒に仕事してるだけで、諭されちゃうのは、解せない。
面白いです。私は何よりキャストが好き。
今日も北村有起哉さんゲストが渋かったし、滝藤さんや吉田鋼太郎さんの出番が増えてきたのもうれしい。滝藤さんは明らかにイクオを疑っているし、吉田さんもただのいい仲間では終わらない気がする。
話も動き始めましたね。
ダークな雰囲気も好きです。
展開が読めるという弱さはあるけど、それでも適度にアクションもあって単純に楽しめる。
来週も楽しみです。
私は上野樹里さん好きだな。なんとなく見るつもりでも、いつも演技に表情に惹き付けられてしまう。そこに込められた純粋な想いが伝わってきそうで。女優としても人としても魅力のある方だと思う。
ウロボロス初回は面白かった。だけど豪華なキャストの分物足りなさを感じた。もっとアクというか金曜日独特の暗さとかがあっていいような。でもコミカルな部分はアリ。じわじわとおもしろい。
見たことのあるような設定だけど、やはりこれだけのキャストだからもっと面白くなりそう。次回も楽しみ
最終回の幻の世界があまりにも幸福感に溢れていて、それがかえって切なかったな~確かに存在したはずのあんなに安らかな時間を失ったその瞬間から、彼らはずっと取り戻そうと追い求めずにはいられなかったんだね。結子先生の命を奪った相手は母の仇的な、絶対に許せない対象に成りうるんだと思ったわ。でも20年も遠回りし過ぎ、とか、ゾンビ化したイクオが謎、とか、まほろばをずっと調べていたはずの那智くんの登場が突然過ぎ、とか、何か突っ込み所は満載なんだけど…それも許せちゃう。生田、小栗、樹里ちゃんのビジュアルとか、脇を固める演技派の実力とか、勢いと言うかテンポの良さに乗せられて魅せられて盛っていかれちゃった感じ。
中盤以降の疾走感がたまらなく良かった。イクオの超人振りが何故か?とか、結局わからなかったけど…それでも面白さとシリアス感のバランスが絶妙で、最後のシーンはマジ泣きました。
それぞれに誰かを想う気持ちが痛々しく、せつなかったですね。この終わり方が一番よかったと解りつつも、イクオには美月と幸せになって欲しかったと思わずにはいられない…。
正直、中盤までは復讐に対する感情移入になかなかスイッチが入りませんでした。私自身がミステリや復讐劇に興味がありすぎて、始めから期待値が上がりすぎていたからかもしれないです。
それだけに、中盤、竜哉の心情が描かれてからは劇的ともいえる集中力へ...アドレナリンが半端なく活性化(笑)。
とりわけ遊園地のお化け屋敷?で、公安のひとりが結子先生を侮辱する言葉を発したときには、竜哉~っっ!そいつをハチの巣にしちまえ~っ!と叫びたいくらい、怒りに打ち震えました。
イクオの表情もいつになく引き締まり、美月に竜哉との関係を打ち明けたその瞬間、ほのかに芽生えた平穏な幸せを求める気持ちより、復讐への決意を新たにしたことを感じました。
別れを告げられたその時の...樹里ちゃんの感情演技が圧巻で、切なくて、哀しくて思わず涙があふれてしまいました。
そこからは、怒とうのような辛い真実に翻弄され...さらに涙、涙の展開で。
ラスト、ふたりの死は想像してましたが、瀕死の竜哉とまほろばへ向かう...帰る車のシ-ンでは、切なくて涙が止まらなかったです。ダメ押しは、追悼のオムライス。深町のひとりオムライスに、もはや涙腺が崩壊。
最初はよくある復讐劇かなと思ってましたが、もっと重く、哀しく...斬新な内容だったと思います。
演技者皆さまの渾身の演技にも、感動しました。
落ち着いたら、また最初からじっくり観たいと思います。
ラストは哀しい結末だったんだけど現実じゃないけど大人になった2人がオムライスを食べている姿が最後な感じもして良かったねって気持ちにもなりました。
タッちゃんのイクオを大事に想っているのと孤独感が凄く切なかったのでイクオがタッちゃんを選んでくれて本当に良かった。
最後の深町が切なかった。
本当に切ないドラマでした。
生田くん、小栗くんは本当にハマり役でした。
また、こんな演技力の活かせる作品に出てほしい。
特に生田くんは時々ゾクッとするような演技でした。
ゾクッとするんだけど巻き戻して何度も見たくなるような演技でした。
もう1度、最初から見たいくらいです。
豪華で上手な役者さん達で、何度も家事の手を止めて見入りました。最終回までは…
何人かの方が述べていますが、あの最後はやはり「魔王」でしょう。
観ていない人はすっと受け要られるのでしょう。泣けるでしょう。グッとくるシーンですから…
これはどちらのドラマが上だ下だと言っているのではありません。
大きく印象的な場面を、同じようなシチュエーションで、表現されてることにビックリしたのです。
役者さんたちが、それぞれにはまっていて、良い味を出していたドラマだと思う。もともと、社会的に容認されない復讐をテーマにしたドラマなのだから、自殺という終わり方もありだろう。
その上で、最初から最後まで、すっきりと受け入れられなかった部分が、「結子先生の死に対する復讐」というミステリーで言えば動機に相当する部分である。
感受性豊かな子どもの頃に深く刻まれた体験だけに強い影響を及ぼしたと考えたとしても、同じように家族を殺害された子どもたちが復讐に駆り立てられていくわけではない。
むしろ、様々な人とのつながりや経験を糧として、そういった衝撃的な体験を乗り越えて成長していくほうが自然な成長だと思える。
ようするに、このドラマの最初の設定である「復讐」を受け入れるためには、竜哉とイクオは、本質的な部分で、ごく普通の子どもたちとは異なるものを持っていたとする以外にはないように思われる。
そこまで思い切ってしまうと、また違った意味で、仲間や恋人(?)に背を向けて自殺を選択するイクオという存在が、リアリティを帯びてくるような気もする。
じつは、第1話をみていなかったのだが、最終回を観終わってみてみた。悪人とはいえ、平気で人を殺せるという設定だったのだと、改めて気づいた。
ドラマの途中で、ずいぶん、人間的に描かれていたので、その異常性を忘れていたのだ。
ひな鳥の「刷り込み」のようにも見える「結子先生」や互いへの愛情も、優しさと狂暴さの二面性も、性格の本質的な部分であれば納得できる。
ただ、最後に残った疑問がひとつ。
性格の異常性を持つ二人をとおして、「愛」とか「正義」とかの普遍的な概念を描こうとするのは、少し無理があるのではないだろうか。
>子どもの時便宜的な縁で世話になった美人の先生にそこまで執着するのが共感できない。
自分が同じ立場ならどうするかは分かりませんが物語の描写には心情的に理解のできる部分が多々ありました。(演じているのが広末さんであることとは無関係に)。
竜哉は赤ん坊の頃に捨てられていたわけで、結子先生が初めて、そして唯一心を許せた人だったこと。事件自体が揉み消されたことで結子先生の存在自体が消えてしまうと感じ、それが許せなかったこと。
イクオについても意図的に記憶を封じ込めていたとはいえ、結子先生を殺したのが自分の実の父親であることを知っていたのですから、竜哉が望む復讐に加担することは宿命だったのではないかなと。
人それぞれ意見が違うので争う気はないのですが、このドラマを面白いと思って見ていた人間のこういう見方もあるということで。
子どもの時便宜的な縁で世話になった美人の先生にそこまで執着するのが共感できない。広末涼子だからかもしれないけど。
個人的には好きな女優だけど、分離し難い母性や、守らないといけないような華奢さを感じさせるタイプじゃないと思う。料理に限らず家事できなさそうで、安心して過ごせる環境を彼女が提供していたようにも思えない。
あの人数一人で面倒を見ている風景しかないのもリアリティない。複数人でケアをしていて、主に遊んでくれた人、ということならまだ飲み込めた気がする。
タツヤとイクオそれぞれ多感な時期にいろんな人とのふれあいがある中で、そこまで継続的な怒りを共有し続けられるもの?
そこが割愛されているところが、さらにリアリティを欠く。
復讐の説得力は、被害の残忍さと、苦悩の時間の厚みが必要条件ではないだろうか。
犯罪被害の事実と向き合ってきた人が持つ、雰囲気、つまり長い時間怒りを抱え、思考している戦ってきた人の研ぎ澄まされた横顔も、私には演技から全く感じられなかった。(生田斗真の「人間失格」「脳男」は尽き得ないこんこんと冷たく湧くような哀しさが伝わってきて、よかったので、やってできないはずがないと思うのになぜ?と思って終わった。監督?脚本?)
料理が下手でオムライスだけ上手エピソードの異常なプッシュも不自然。(オムライスは難易度高め。飯が具入りでうまく炊くのは勘が要るし、手際が良くないと卵で綺麗に包めない。これが上手にできれば、他の料理も結構できるはず。)
先に述べたように、戦ってきた含蓄のないツラ構えでいながら大人になってもオムライスを執着して食べることに、とても短絡的な怒りで、かえって思考停止して暴力をふるっている印象を受けた。そんな人間に盲目についてくる渡世の人間も不自然(もっと鉄砲玉みたいなひとならあるいは。でもそれはそれでDQN感いよいよ半端ない)。
レビューを読むと本来は警察組織に切り込んだもののはずなのに、自分と敵と結子先生しかほとんどいない世界の話だなと思った。
小児臓器売買の闇まで嘘臭くなってしまう。
余談。いつも思うけど、小栗旬ってベビーフェイスで愛嬌を感じさせる声の持ち主なのに、なぜダーティーな役ばっかり引き受けるんだろう。チャーミングな役の方が映えると思う。いい加減本人がそれを受け入れて、Summer Snowのときのような素晴らしい演技を見せて欲しいと切に願っている。
最終回、泣きました。
哀しい最期なんだけどイクオがタッちゃんを選んでくれて良かった。
大人になった姿で2人でオムライスを食べる姿、あんな事件がなかったら、こんな風に堂々と2人で食べれたんだろうなって切なかった。
哀しかったけど、ゆいこ先生のメッセージが聞けて最後2人に一緒にいられて良かったねって思った。
深町の美月ちゃんを止めたところにも深い愛情を感じた。
このドラマで生田くんって凄い演技が上手いんだなって毎回、ビックリし通しでした。
特にゾンビみたいな演技が強烈でした。
小栗くんも前クールの信長より断然こっちが良かったしムロさんも今までと、ちょっと違ってて良かった。
個人的には今クール№1でした。
9話、10話と続けて見た。
那智の20年探していた妹を殺してまで移植された心臓を持って生きている人に会えた時の思いは、想像を超えた状況で、涙が止まらなかった。
日比野父が、自分の子供にかまってる暇がないくらい忙しかったのは、子供のいる親だからこそ、まほろばの子供達を助けようとしていたこと、わかってあげられなかった娘は悔いが残るだろうけど、憎まずに済んでよかった。
イクオと父親の関係も切ない。父親からまほろばという臓器売買の施設に連れて行かれた理由は、愛せないからという短い答えだったけど、複雑な思いがあったに違いない。自分の親兄弟を殺した殺人犯の娘との間にできた子供。子供に罪はないといえ、仇の血を引いた子供に対しての気持ちが、まほろばに送る、強いては結子先生に殺させようとしたのだろう。 ただし、その事実を敢えて言わなかったのは、かすかに残っている親心なのか。
タツヤを連れて帰ろうと、去るイクオを止めようとする日比野を抑える深町も辛かっただろうな。 あのムロツヨシも良かった。
最後子供の姿になって結子先生のところに帰って行くところで、夢であってほしいと願いつつも、曖昧な終わり方でなかった事に納得。理由はどうであれ自殺は良くないけれど、悪人とはいえ何人も殺してきたイクオとタツヤの結末としては、こうなるのが避けられなかったのでは。
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