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生きることの意味を毎回に渡って真摯に考えさせるドラマ。人間を被害者、加害者という何かの括りのなかで判断している限りは、人間の内面を見ていることにはならない。普段は穏やかな夏目の「まなざし」が、愛娘の万華鏡を除いた時、犯人の青年に向かって銃口を向けた時は苦悩する「父親の目」に変化していく。それが愛娘の「がんばれ」の言葉を受けてさらに達観した「刑事の目」になる。終始セリフのない、ただ表情の変化だけの押さえたお芝居で夏目の心を表現する椎名さん。さすが主役です。とても素晴らしかった。
このドラマを見るたびに、全ての物事を、善悪とか黒白という括りのなかに押し込もうとしがちな考えは改めなければいけないと思うようになりました。また毎回の放送で、人間の心の深淵に迫るセリフが盛り込まれていたのが凄かったですね。最終回は、自殺と殺人は合わせ鏡、という平さん演じる男性の言葉が深かった。双方ともに心の孤独から生み出され、残される人々に悲しみを与えるもの。その悲しみを癒やすのは、子供を授かった父親が漏らした「償いって何なのか」という言葉のなかにあるのだと思いました。彼は、自殺した母親の息子を育てることで、自分の日々に生活のなかに子供の人生を見守り請け負っていくことに「償い」を見いだそうとしているのでしょうね。一生かかって果たすことが出来なくても、それでも償いを背負って生きていく人々、そしていろんな苦しみや悲しみを抱えていてもなお生きて、クリスマスツリーを見上げる人たちの心の内というものに思いを馳せました。
原作小説の方、夏目シリーズが刊行されましたね。「その鏡は嘘をつく」ですか。ぜひスペシャルドラマか映画で見たいものだと思いました。
最初から最後まで本当に面白く、考えさせられるドラマでした。
今回は夏目の表情が秀逸でしたね。
えみちゃんの万華鏡を覗くとき、拳銃を握るまで、握ったあとそれぞれセリフがなくても心のうちが迫ってくる迫真の演技でした。
窪田くんもほんとに上手い役者さんですね。お母さんを手伝っている時と犯罪を犯してからは同じ人と思えないくらい陰のある印象になっている。
夏目が拳銃を握ったときに一瞬にやっとする顔がすごかった。
それでもこのドラマは真の悪者は出てこないのが救いだ。
窪田くんも一人残った男の子を心配する優しさは残っていたし、柏原くんも元々はずみで殺人を犯してしまったわけだが、「償い」をするために男の子を育てる選択をする。これはなかなかできることではないと思う。
自殺って周りに迷惑をかけないために・・というような印象があるが、近い人にとっては殺されるよりよっぽど打撃があるんだと思った。
このドラマ視聴率はふるわなかったようだが、続きはないのだろうか?えみちゃんの事件も片付いていないし、何よりこのチームがとてもよかったので続編希望です!
関係ないけど、次クールも俳優さんしっかりした方ばかりで、この枠ならではのドラマ期待してます!
どうしてこんなに暗いんでしょうね。
夜の8時にこんなドラマやらないでほしい。
無理矢理作られたストーリーもいやだ。
やくざのような男が人に絡んでいるのを見て、そこに割って入るか?
ライオンが人にかみついているのを見てそこに飛び込んでいくか?
携帯も持っていたのだから、警察に通報するのが先だろう。
そして、その程度で人を刺す男がいるか?
麻薬中毒患者でもない限り考えられない。
そんな男が普通に暮らしているとすれば世の中おかしい。
原作よりこの脚本はよくできているが、それでも設定に無理があるのには変わりない。無理矢理ドラマを作ろうとしても、本当には感動しない。泣かせるためのストーリーでしかない。
前作も大好きだったけど、これもまた素晴らしい出来ですね。
キャストがみんな良い。
確かに派手さはないけど、丁寧に作られているのが良く分かります。
このまま口コミで視聴率上がってほしいけど
そろそろこの枠のドラマは時間帯変更した方が良いと思います。
せっかくの良作が時間帯のせいで埋もれてしまい残念です。
「名もなき毒」で、この枠はいいもの作りしてる印象を受けたので、
主演他キャストを見ていい予感がしたけど、期待以上でセンスがいいです。
泣けますね。
丁寧にじっくりと作られていて、染みます。
脚本も演技も音楽も。。。すべて納得!
この時間帯でなければ、高視聴率だったでしょう。
8時って意外とゆっくりできないんですよね。
録画派多いと思います。
刑事のまなざし本当に素敵な作品。
続編を期待しています。
夏目さんの万華鏡のような視点をいかして続けて欲しい作品です。
夏目さんに再度、お逢いしたいです
最初は…内容も、毎回のゲスト俳優さんも、芸達者な方が多くて、丁寧に作られているドラマだと思ってたんだけど…回を重ねる毎に、流れがワンパターンだと感じるようになって、セリフに響くモノもあるんだけど、途中からは…まさか“お涙頂戴”を狙ってる?って思えるくらい、飽きてきてしまいました‥
ラスト2話の前後編は、てっきり原作をなぞってくるものとばかり思ってましたが、まったくの新作でした。
自分は親を殺された被害者かもしれないが、母親を救えなかった加害者でもあるか・・・。
「相棒」の脚本も手がけた岩下悠子さんならではの渾身作。
ひょんなことから見つかった万華鏡。
原作者の処女作「天使のナイフ」を思い起こさせるアイテムだけど、それはまだ謎のまま。
長峰は奈良に出かけちゃうし。
これは続編を作る気配大ですな。期待してしまいます。
間違いなく今クール最高作品。
順風満帆に生きてる人には、普通の人が理不尽な現実に追い詰められ、まるで落とし穴に落ちるみたいに犯罪を犯してしまう恐怖が想像出来ないんだろうね。
一歩間違えれば、誰だって加害者や被害者になってしまう・・・
でも、夏目みたいな目線で物事を見れる人間が居たら・・・
救われる人がまだまだ居るんじゃないだろうか?
ドラマに何を求めるか?で賛否が分かれるだろうけど、心の動きに向き合った良いドラマだと私は思います。
ここで高評価だったから1話と3話5話を観たけど、自分には面白さがわからなかった。
ミステリー、謎解きの要素が入っていると自分はどうしてもそこに注目してしまう、それが人間ドラマにすり替わって解決されるとなんか肩すかしを食らった感じ。
平田さんがとてもよかった。
確かに痴漢の冤罪被害者だが、加害者が自殺未遂をしたと聞き、自分の娘を助けられなかった後悔が加害者を憎むよりも大きくなったのだろう。たった一人の娘を死なせてしまった、教師だったのに何も気付けなかった後悔・・わが身より娘と同じ境遇になってほしくないという気持ち、親としてはとても共感できます。涙なくして見れませんでした
女子高生の松岡さんも上手でした。このドラマは毎回隅から隅まで演技巧者で固めているので安定感抜群です。
板谷さんに告白している時の表情良かったです。
あまちゃんの時の明るい感じとあまりに違うので最初誰かわかりませんでした
母親からの支配。
まさに私が直面している問題なので、かなり感情移入してしましました。鎖は自分でたちきるしかないという夏目さんの言葉、励ましになりました。
↑類は友を‥の相乗効果で質の良いキャストがまた良質なゲスト演者を呼んでいる。
同感です。きっと時間帯と曜日さえ違えば視聴率も上がるのでしょう。女子高生の泣きの演技も抜群でした。
こういうドラマが観たかった~(^^)
ジャニタレとアイドルばかりのドラマにはうんざりしていたので・・・このドラマを否定的に見る方はバラエティか、ジャニタレとアイドルばかりのドラマでせいぜい明るくなってくださいな
毎回考えさせられる。最初の事件の時、はたして自分なら救いに行けるだろうか?
子供を連れていたらやはり逃げるのではないだろうか?
そう思うと、誰のことも責められない・・。
恋人もあの母親も、女子高生もみんな自分が直接も加害者ではないけれど、救えなかったことを重荷として生きていかなければならない辛さ。とても難しい問題だった。
途中問題提起されたネットの怖さも、いまの時代ならではで、「ゆがんだ正義感」というセリフに考えさせられた。
女子高生の最後の泣きの場面、私も上手いと思いました。つられて泣いちゃった。
このドラマはほんの端役の方でも、流れを断ち切るような下手な人が出てこない。これはありそうで、なかなかないように思う。
最初から高視聴率を狙える主役のドラマでも、ぜひこういう体質を見習ってほしいと思います。
女刑事さん、だんだん馴染んできました。一人突っ込んでしまいがちな感じが夏目たちとの対比になっていて良いと思います
最初のおじさんを殺してしまったこと。経緯を聞けば、加害者の方に多くの人は同情するだろう。しかし、経歴として殺人となってしまえば、また多くの人はそれまでの経緯を知ることもなく、そんな人と一緒に過ごすのは勘弁してほしいという。
非常に難しくやるせない問題だと思う。
そんな姉弟にふりかかる第二の試練。
おじさんの時も第二の殺人も、早く警察や消防に連絡していればもしかしたらこんな事態にはならなかったかもしれないと思えるのが余計に切ない。姉を思い、弟を思い、子供を思い。
それぞれの重い胸の内が迫ってきて、考えさせられました。
結局舞ちゃんも身寄りのない身の上になってしまったわけで、最後の遊ぶ姿を見ても、これからの人生を思うとスッキリというわけではないと思わされました。
毎回ゲスト出演者もベテラン、新人ともに上手い方が出演されていてドラマの質をあげていると思われます。
今回も弟くんの熱演素晴らしかったです。
要さん、いい塩梅の課長さんだと思います!
今まで見てきた役柄で一番好きかも。
さかのぼって3回目の内容についてですが、あの親子が一緒に暮らすことが、必ず子供の将来にとっての幸せになるんでしょうか。あの子供の母親の死にしても、有名政治家か絡んでいるのではないか?というのは推測であり、あげられても情況証拠くらいで、具体的な物的証拠などがあがらないまま、過去の事件で終わっているのが現状。むしろ、ここで再び捜査の手が伸びることで、相手を刺激してまた子供の命を悪戯に危険にさらすことになってしまうかもしれません。また、汚い政治の力で警察の捜査を押さえ込むこともありえる。そういうことを考えてみると、私はこの親子がいったん離れて、子供を政治家の目から完全に隔離させ、子供に真新しい戸籍を与えて人生を歩ませることが、あの時点から見た子供の将来にとっては、一番良いと思われる選択であったと捉えています。しかし、この処置がイコール希望につながるのか?は今の時点では分からないでしょう。あの子が大人になった時、その答えが出てくるのではないでしょうか。
また正義についてのお話ですが、この世の中、本当の正義なんて某弁護士ドラマのセリフじゃないですが、少年漫画と戦隊ヒーローものの中ぐらいにしかありませんよ。現実、警察の非力さのせいで人が死に至った事件は山のようにあり、絶えることがありません。そういうなかで、せめてドラマのなかくらいは、将来の希望につながるんじゃないかなぁ、つながっていって欲しいなぁというラストが提供されたのは良かったんじゃないかなと思います。
ヤバい!今回は一番泣けた。
いつも犯人の動機が切なすぎて本当に他の刑事ものとは違う。
ゲストも毎回地味だけど演技力ある人ばかりで大満足。
1話1話丁寧な作りで、あっという間の一時間だ。
確かに2時間枠くらいで観たいくらい内容が濃い。
また視聴率上がってくれると嬉しいな。
刑事ものって元々男社会だから、女性が入って女性目線で事件を別の方向から見るっていうのは良くみるけど、このドラマは男社会でありながら一人独身女性を入れることで、父親目線から事件を見ることができるようになってるのが新しいなと思います。
ピストルのおもちゃは男親が与えるものだって意見になるほどと思いました。
今回は吹越さんに泣かされました。子供がそんな人知らないって言った後の表情、警察を出た後泣き崩れる姿、血のつながりだけが親子じゃないって思わされる姿でした。
このドラマは脇も素晴らしいです。
少ししか出てこない夏目の奥さん、板谷さん、半沢の時とは別人の小木曽さん、子供を預かっていた女性、みんながぞれぞれ自分の役を的確に演じられていて安定感抜群です。
視聴率が少し上向いてきていますが、もっとたくさんの人に見てほしい良質ドラマだと思います。
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